自転車マニアのオレが教えるスポーツバイク初心者にオススメなクロスバイク6選
[公開日]2016/10/11[更新日]2016/10/18
街中で颯爽と駆け抜けていく自転車を見ることが多くなりました。その姿を見て「自分もスポーツバイクを始めたい」と思っている人は多いようです。
しかし、今までシティサイクル(世間一般で言われるママチャリ)しか乗ったことがない人にとってスポーツバイクは2倍、3倍、…ものによっては10倍以上もする高価なものです。さらに、スポーツバイクと一口に言っても数々のブランドがあり、それぞれのブランドが出しているスポーツバイクの種類も多いです。
スポーツバイクに関して右も左もわからない人にとって自転車選びは慎重になるもので、なかなか購入まで進まないかもしれません。そんな人に向けて、お店に実際に行ってスポーツバイクを見てみる前に、「スポーツバイク1台目の選び方」をこの記事でお伝えします。
まず、スポーツバイクには主にロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイクの3種類があります。まずはそれぞれの特徴を見てみましょう。
幅広い使用目的で活躍できるので、スポーツバイク初心者に非常に人気があります。
クロスバイクを出しているブランドは無名のブランドも入れると膨大にあるため、ここでは主要な6ブランドとそのブランドで定番として出しているクロスバイクを紹介します。
なお、以下に記載しているようにクロスバイクを購入する場合は1台目であっても50000円〜80000円は予算として必要になります。ホームセンターやシティサイクル専門店で20000円ほどの価格でクロスバイクとして販売されているものもありますが、スポーツバイクとしての性能は疑わしく、今回は検討車種から除外させていただきます。
GIANTは台湾発祥のブランド。価格と性能のバランスがよく、街でもGIANTの自転車をよく見かけます。「Escape R3」はカラーバリエーションも豊富で、通勤用クロスバイクの代名詞となっています。
比較的新しいカナダ発祥のブランド。シンプルで飽きの来ないデザインは女性に人気があります。「LGS-RSR4」は美しいフォルムが特徴で、スポーツバイクの入門としてブランドも推薦しています。
1885年からの伝統を持つイタリアンバイクの老舗ブランド。チェレステと呼ばれる鮮やかな空色がシンボルカラーで、お洒落なイメージも手伝って初心者からも人気があります。「CAMALEONTE 1 ALU」はスポーティなクロスバイクでありながら優れたデザイン性のため、見た目重視で自転車を選ばれる方に需要があります。
幅広くスポーツバイクを手がけるアメリカのブランド。アルミ素材が有名ですが、近年はカーボン素材にも取り組んでいます。「QUICK4」はロードバイクの開発で得たノウハウが投入され、高度な走行性能と軽い車体の両立を実現したアルミクロスバイクです。
アメリカのブランド。自転車のみならず、ウェアやヘルメットなども開発しています。「SIRRUS」は安全・安定志向でつくられており、フィットネスとしてスポーツバイクに乗りたい人をターゲットにしています。
次にクロスバイクの性能に関わる大きな要素として、
一方でタイヤの幅が細くなれば、路面抵抗が少なくスピードを出しやすくなります。ただし、細いタイヤは常に空気圧を高くしておかないとちょっとした衝撃でパンクすることもあるので段差を越える時などに注意が必要です。さらに走行安定性も低く、濡れた床面ではスリップする可能性も高くなります。タイヤの情報として例えば「28c」と記載されていることがありますが、「28mm」という意味です。
クロスバイクはお伝えしたように用途が広いスポーツバイクですが、タイヤの幅によって「ロードバイク寄りのクロスバイク」と「マウンテンバイク寄りのクロスバイク」に分類できます。
ロードバイク寄りのクロスバイク
さらにその中でも軽さやスピード重視であれば、フレーム全体にアルミニウムを使用し、タイヤも25cで非常に細いLOUIS GARNEAUの「LGS-RSR4」をお勧めします。
身体への負担を軽減した乗り心地重視であれば、車体の一部にクロモリを使用したGIANTの「Escape R3」です。安価でもあるので、予算を抑えたい方にも適しています。「ロードバイク寄りのクロスバイク」の中でも、軽くスピード感を求めつつも安定した乗り心地を希望される方はBIANCHIの「CAMALEONTE」です。
マウンテンバイク寄りのクロスバイク
車体が重くてスピードが出なくても、とにかく予算を抑えたいという方にはSPECIALIZED「SIRRUS」をお勧めします。軽い車体でスピードを出し、さらに乗り心地も追求するために予算を惜しまない、という方にはTREK「7.4FX」が適しています。クロスバイク1台目ということで、安定した乗り心地を求めつつも価格もある程度で抑えたい方はCannondale「QUICK 4」です。
以下の表に上記主要6ブランドがそれぞれ出している定番のクロスバイクの性能と価格をまとめました。
自転車は日常的に乗るものであり、人から見られるものです。当然、見た目やデザインが好きだからという理由で選ぶのも1つの方法です。性能や価格だけでスポーツバイクを選べませんが、以上の判断方法は1つの基準になります。
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しかし、今までシティサイクル(世間一般で言われるママチャリ)しか乗ったことがない人にとってスポーツバイクは2倍、3倍、…ものによっては10倍以上もする高価なものです。さらに、スポーツバイクと一口に言っても数々のブランドがあり、それぞれのブランドが出しているスポーツバイクの種類も多いです。
スポーツバイクに関して右も左もわからない人にとって自転車選びは慎重になるもので、なかなか購入まで進まないかもしれません。そんな人に向けて、お店に実際に行ってスポーツバイクを見てみる前に、「スポーツバイク1台目の選び方」をこの記事でお伝えします。
こんにちは!「アンチエイジングの神様」管理人の安藤美和子です。老若男女問わず人気を集めている自転車。健康的な趣味として始めたいという方も多いでしょうが、肝心の自転車選びが難しいと感じていませんか?
この記事ではスポーツバイク初心者が自転車を選ぶポイントを解説しました。
この記事ではスポーツバイク初心者が自転車を選ぶポイントを解説しました。
スポーツバイクは3種に分かれる
まず、スポーツバイクには主にロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイクの3種類があります。まずはそれぞれの特徴を見てみましょう。
ロードバイク
ロードバイクの特徴は細いタイヤとドロップハンドルです。タイヤが細く軽量なのでスピードが出ますが、段差や悪路ではパンクやスリップする可能性もあり、舗装された道路でなければ向いていません。さらに、ドロップハンドルによって走行中は前傾姿勢になるため、初めて乗る人は慣れるまでに時間がかかりそうです。スポーツバイクのプロ選手がスピードを競うレースに出場する際にも使用されます。マウンテンバイク
マウンテンバイクはその名の通り、野山を駆け巡って遊ぶためにつくられた自転車です。衝撃を吸収するサスペンションや太いタイヤにより、未塗装路や登山道などの悪路でも難なく走行できます。街中でも段差を気にすることなく、階段さえも下ることができます。ただ、サスペンションのために車体が重く、スピードが出にくいのが難点です。長距離の走行には向いていません。クロスバイク
そしてロードバイクとマウンテンバイクの中間に位置するのがクロスバイク。ハンドルはドロップハンドルではなくフラットハンドルなので見た目もシティサイクルに近く、タイヤもマウンテンバイクほど太くありません。ロードバイクのように舗装道路しか走らないわけでもなく、マウンテンバイクのように悪路を走るわけでもない、という人に適しています。幅広い使用目的で活躍できるので、スポーツバイク初心者に非常に人気があります。
入門に最適なのはクロスバイク
今回はスポーツバイクの入門として、上記のようにシティサイクルから最も移行しやすいクロスバイクに絞って選び方をお伝えします。クロスバイク1つを取ってもブランドによって価格やスペックは様々です。それらを比較検討し、最適なブランドを提案します。ロードバイクの良さとマウンテンバイクの良さの両方を持ったクロスバイクが最初はいいみたいね!
クロスバイク主要6ブランド
クロスバイクを出しているブランドは無名のブランドも入れると膨大にあるため、ここでは主要な6ブランドとそのブランドで定番として出しているクロスバイクを紹介します。
なお、以下に記載しているようにクロスバイクを購入する場合は1台目であっても50000円〜80000円は予算として必要になります。ホームセンターやシティサイクル専門店で20000円ほどの価格でクロスバイクとして販売されているものもありますが、スポーツバイクとしての性能は疑わしく、今回は検討車種から除外させていただきます。
GIANT「Escape R3」¥55,000
画像引用:GIANT公式サイトGIANTは台湾発祥のブランド。価格と性能のバランスがよく、街でもGIANTの自転車をよく見かけます。「Escape R3」はカラーバリエーションも豊富で、通勤用クロスバイクの代名詞となっています。
LOUIS GARNEAU 「LGS-RSR4」¥69,000
画像引用:LOUIS GARNEAU公式サイト比較的新しいカナダ発祥のブランド。シンプルで飽きの来ないデザインは女性に人気があります。「LGS-RSR4」は美しいフォルムが特徴で、スポーツバイクの入門としてブランドも推薦しています。
BIANCHI「CAMALEONTE 1 ALU」¥68,000
画像引用:Bianchi公式サイト1885年からの伝統を持つイタリアンバイクの老舗ブランド。チェレステと呼ばれる鮮やかな空色がシンボルカラーで、お洒落なイメージも手伝って初心者からも人気があります。「CAMALEONTE 1 ALU」はスポーティなクロスバイクでありながら優れたデザイン性のため、見た目重視で自転車を選ばれる方に需要があります。
CANNONDALE「QUICK4」¥77,000
画像引用:Bianchi公式サイト幅広くスポーツバイクを手がけるアメリカのブランド。アルミ素材が有名ですが、近年はカーボン素材にも取り組んでいます。「QUICK4」はロードバイクの開発で得たノウハウが投入され、高度な走行性能と軽い車体の両立を実現したアルミクロスバイクです。
TREK「7.4 FX」¥88,000
アメリカスポーツバイクにおいて最大手のブランド。高い技術力を持つ上に、商品のラインナップも豊富です。「7.4FX」は長時間の走行でも疲れにくいパーツを使用し、操作性に優れたフレーム設計を実現しています。SPECIALIZED 「SIRRUS」¥65000
画像引用:SPECIALIZED公式サイトアメリカのブランド。自転車のみならず、ウェアやヘルメットなども開発しています。「SIRRUS」は安全・安定志向でつくられており、フィットネスとしてスポーツバイクに乗りたい人をターゲットにしています。
どのクロスバイクも結構いい値段がするんだなあ。失敗することなく良いものを選びたいね!
クロスバイクの性能に関わる大きな要素
次にクロスバイクの性能に関わる大きな要素として、
1.「フレームの素材」
2.「タイヤの幅」
が挙げられます。2.「タイヤの幅」
フレームの素材
クロスバイクの素材としては主に「アルミニウム」「クロモリ」「カーボン」の3種類、さらに安価のモデルになると「スチール」を使用したものがあります。フレームは地面からの衝撃を乗っている人に伝えるパイプになるので、素材によって衝撃の度合いが変わります。アルミニウム
クロスバイクの素材の中でも最も多いのがアルミニウム合金です。素材自体に振動吸収性がないので乗り心地が悪く、長時間乗っていると疲れやすい印象があります。ただ、安価な割に丈夫で軽く、ペダルの踏み込みをロスなく伝えるのでスピードが出やすいです。クロモリ
アルミニウムよりも重量がありますが、衝撃吸収性が高く長時間乗っても疲れにくいしなやかな乗り心地です。衝撃を加えても折れることなく曲がります。また、クロモリフレームは細いため洗練された見た目にもなります。難点は鉄なので錆びやすいという点です。カーボン
非常に軽量であり、ペダルの力をロス無く伝える高い剛性をもち、さらに振動吸収性を併せ持っているので長時間乗っていても疲れません。ただし衝撃に弱く、大きな力を加えると折れてしまうこともあります。また、高価な素材なのでフレーム全体がカーボン素材になると数十万円もの価格になります。スチール
スチールは安価ですが非常に重い素材でスピードが出にくくなります。さらに、クロモリと同じように鉄であるため錆びやすい素材です。低価格のクロスバイクやホームセンターで販売されているシティサイクルでもよく用いられています。タイヤの幅
タイヤの幅はスピードの出しやすさと走行安定性に影響を与えます。タイヤ幅が広ければ地面と接する面積も広く、グリップ力が高いので急坂の上りでも楽に走れ、バランスがとりやすく安定します。また、ショックを吸収する能力も高くなります。しかし、タイヤがショックを吸収するために変形することで、エネルギーロスも発生し、スピードは出しにくくなります。一方でタイヤの幅が細くなれば、路面抵抗が少なくスピードを出しやすくなります。ただし、細いタイヤは常に空気圧を高くしておかないとちょっとした衝撃でパンクすることもあるので段差を越える時などに注意が必要です。さらに走行安定性も低く、濡れた床面ではスリップする可能性も高くなります。タイヤの情報として例えば「28c」と記載されていることがありますが、「28mm」という意味です。
素材やタイヤの幅によってこんなにも違うなんて!ちゃんと素材もしっかり確認して買わないとね!
目的によってオススメは違う!正しいクロスバイクの選び方
クロスバイクはお伝えしたように用途が広いスポーツバイクですが、タイヤの幅によって「ロードバイク寄りのクロスバイク」と「マウンテンバイク寄りのクロスバイク」に分類できます。
クロスバイクを選ぶ際の一番のポイントは「どんな用途で使用するのか」
どのクロスバイクが乗る人にとって最適かは用途によって様々です。レースや野山で走行するためにロードバイクやマウンテンバイクを選ぶのではなく、クロスバイクを選ぶ人の用途としては大きく「長距離の通勤用として(10km以内)」と「街中での移動手段として」の2つになるかと思います。長距離の通勤用としてオススメなクロスバイク3台
ここで「長距離の通勤用として」であれば、通勤で舗装された道路を長距離走るので細いタイヤを使用した「ロードバイク寄りのクロスバイク」を選びます。ロードバイク寄りのクロスバイク
・GIANT「Escape R3」
・LOUIS GARNEAU「LGS-RSR4」
・BIANCHI「CAMALEONTE 1 ALU」
・LOUIS GARNEAU「LGS-RSR4」
・BIANCHI「CAMALEONTE 1 ALU」
さらにその中でも軽さやスピード重視であれば、フレーム全体にアルミニウムを使用し、タイヤも25cで非常に細いLOUIS GARNEAUの「LGS-RSR4」をお勧めします。
身体への負担を軽減した乗り心地重視であれば、車体の一部にクロモリを使用したGIANTの「Escape R3」です。安価でもあるので、予算を抑えたい方にも適しています。「ロードバイク寄りのクロスバイク」の中でも、軽くスピード感を求めつつも安定した乗り心地を希望される方はBIANCHIの「CAMALEONTE」です。
街乗りにオススメなクロスバイク3台
「街中での移動手段として」であれば、街中での信号待ちや段差を乗り越える場面も出てくるので「マウンテンバイク寄りのクロスバイク」を選びます。マウンテンバイク寄りのクロスバイク
・Cannondale「QUICK 4」
・TREK「7.4FX」
・SPECIALIZED「SIRRUS」
・TREK「7.4FX」
・SPECIALIZED「SIRRUS」
車体が重くてスピードが出なくても、とにかく予算を抑えたいという方にはSPECIALIZED「SIRRUS」をお勧めします。軽い車体でスピードを出し、さらに乗り心地も追求するために予算を惜しまない、という方にはTREK「7.4FX」が適しています。クロスバイク1台目ということで、安定した乗り心地を求めつつも価格もある程度で抑えたい方はCannondale「QUICK 4」です。
自転車に乗るときの条件を整理して、体にあったものをちゃんと選ぶぞ!
クロスバイク定番6種の価格と特長まとめ表
以下の表に上記主要6ブランドがそれぞれ出している定番のクロスバイクの性能と価格をまとめました。
オススメクロスバイク6種スペック比較表
用途 | 重視するもの | 車種 |
---|---|---|
長距離の通勤用として | スピード | LOUIS GARNEAU「LGS-RSR4」 |
長距離の通勤用として | 中間 | BIANCHI「CAMALEONTE 1 ALU」 |
長距離の通勤用として | 乗り心地 | GIANT「Escape R3」 |
街中での移動手段として | 性能 | TREK「7.4FX」 |
街中での移動手段として | 中間 | Cannondale「QUICK 4」 |
街中での移動手段として | 価格 | SPECIALIZED「SIRRUS」 |
車種 | 価格 | フレーム | タイヤの幅 |
---|---|---|---|
GIANT「Escape R3」 | 55000 | アルミ(一部クロモリ) | 28c |
LOUIS GARNEAU「LGS-RSR4」 | 69000 | アルミ | 25c |
BIANCHI「CAMALEONTE」 | 68000 | アルミ | 28c |
Canondale「QUICK 4」 | 77000 | アルミ | 30c |
TREK「7.4FX」 | 88000 | アルミ(一部カーボン) | 32c |
SPECIALIZED「SIRRUS」 | 65000 | アルミ(一部スチール) | 32c |
「どんな風に乗りたいか」をイメージして自転車を決めよう
自転車は日常的に乗るものであり、人から見られるものです。当然、見た目やデザインが好きだからという理由で選ぶのも1つの方法です。性能や価格だけでスポーツバイクを選べませんが、以上の判断方法は1つの基準になります。
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