健康面・子育てに不安…女性100人に聞いた「サマータイム賛成ですか?」

[公開日]2018/09/14


サマータイムとは、夏の間だけ時計の針を2時間先に進め、お昼の太陽が出ている時間を有効に活用しようという試みのことです。

明るい時間帯に家族で外出したり、友人と外食に出かけたり、自分磨きしたりと余暇を有効に使え、経済効果もあるとされています。

そこで「アンチエイジングの神様」では20代~50代の女性にアンケートを実施し、サマータイムの賛否やサマータイム中の生活について尋ねてみました。

すると、女性の約7割はサマータイムに反対しており、66%はサマータイムが実施されると健康面が不安であると答えたのです。アンケート結果を詳しく見ていきましょう。

【調査方法・調査概要】
・調査方法 :WEBアンケート
・調査エリア :全国
・調査対象者 :20歳~59歳の女性100人
・年齢分布:20代(25人) 30代(41人) 40代(28人) 50代(6人)
・有効回答数 :100
・調査期間 : 2018年9月6日


サマータイムは年齢層が上がるほど反対の声が大きくなる


※1つ選択で各項目を選んだ人の割合を%で示しています。

サマータイムに賛成か反対かどうか尋ねてみたところ、全体で7割程度の女性が「反対」を選びました。

また、年齢層が上がるにつれて反対する人が多くなることがわかります。特に50代は6人中6人が反対という答えで、100%反対という結果です。

サマータイムになっても夜は「何もしない」人が多い


※1つ選択で各項目を選んだ人の割合を%で示しています。

サマータイムになると、明るい時間のうちに余裕ができるので、その間に経済活動が発生し、経済効果があるとの話がありました。しかし、実際には「何もしない」「家族で過ごす」という声が多数派のようです。

「買い物をする」と答えた人は18%存在しますが、日頃必要な買い物に時間を当てるだけなのであれば、経済効果はあまり期待できません。

買い物の内容の変化まではわかりませんが、「友人と食事をする」「習い事をする」と答えた人のように、サマータイムによってこれまでなかった動きが増えれば、経済効果が望めそうですね。

サマータイムになると残業が増えると思う人は41%


※1つ選択で各項目を選んだ人の割合を%で示しています。

サマータイムが日本人に向かない理由は「残業」にあります。

朝に出社する時間は決められているが、残業が終わる時間は決められていないため、単に早く出社して帰る時間は変わらないのではないかという声があるのです。

実際に調べてみたところ、サマータイムになれば「残業が減る」と答えたのはたったの3%で、41%は「残業が増える」と答えました。

これでは、朝の勤務時間が追加されてより労働環境が悪くなってしまうだけなので、サマータイムにする意味がありませんね。

66%の女性はサマータイムになったときの健康面が不安



サマータイムはこれまでの暮らしから時間を2時間早めなければならないので「身体に悪影響があるのではないか」という声も多くあります。

そのため、アンケート結果でも66%の女性がサマータイムを行った場合は健康面に不安があると回答しました。

2時間早く起きなければならなくなるので「睡眠時間が維持できるか不安」という声が多いのです。

このように、サマータイムは職場環境を悪化させ、健康状態も悪化させることが不安視され、反対意見が多い結果となりました。

女性のサマータイムへの不安は残業・睡眠・子ども



サマータイムによって、女性がどのような不安を抱えることになるのか調査した所、大きく以下の3つの不安があることがわかりました。

残業が増えてしまう
睡眠時間が減ってしまう
子どもの生活リズムが狂う

それでは、それぞれの不安について主な意見を見ていきましょう。

残業が増えてしまう

まずは先述した残業が増えてしまうのではないか、という声です。

口コミ_女性1残業が増え弊害が多く出る(30代女性)
結局は残業時間が増えることになり、家族で過ごす時間が減るのと、健康面で弊害が出てしまうこと。これから子供が生まれるので生活時間がその時期だけ変わってしまうことも不安。

口コミ_女性1労働時間が長くなるだけでは?(20代女性)
サマータイムを導入しても結局残業になると思うので、労働時間が長くなるだけなような気がして体調面が心配です。


睡眠時間が減ってしまう

朝は早く起きることになるが、就寝時間は変わらないので、睡眠時間が短くなってしまうのではないかという心配も多く聞かれました。

口コミ_女性1早起はできても早寝が難しい(40代女性)
起床時間が早くなるが、早寝が出来ず、常に睡眠不足状態になってしまうのではと不安。

口コミ_女性1洗濯物を干す時間は一緒(30代女性)
主婦は人より早くに起きて人より遅く眠る事になるので、睡眠不足が不安。子供も早くに帰ってくるから、日中の自分の時間は無くなる。洗濯物も日が上らないので、二時間早くに干せる訳ではない。


子どもの生活リズムが狂う

サマータイムによって、子供の生活リズムが崩れてしまうのではないかという心配の声も多くありました。

口コミ_女性1子供の生活リズムが崩れる(20代女性)
子供がまだ小さいので就寝時間がズレたり、昼寝の時間がズレるので今までの生活リズムが崩れます。

口コミ_女性1習慣化した生活習慣が崩れる(30代女性)
せっかく習慣化された子どもたちのデイリースケジュールが狂って子育てが大変になる。

口コミ_女性1子どもがてんかんなので心配(30代女性)
こどもがてんかんという病気です。睡眠不足などが発作を引き起こすことがあり、生活時間が変わることで体調を崩しやすくなることが不安です。


サマータイムはデメリットが多く実施は難しそう


サマータイムは職場環境や子育て環境、健康状況など様々な面でデメリットが多くありました。

このアンケート結果を見る限りであれば、実施しても良い成果を得られることはできなさそうだと思います。

サマータイムの今後の議論の動きに注目ですね。

※記事中の商品「アヤナストライアルセット」は販売終了し、「ディセンシア」にリニューアルされています。


◇参考文献・WEBサイト一覧
厚生労働省 統合医療情報発信サイト
日本化粧品技術者会
日本抗加齢学会
公益社団法人 日本皮膚科学会
※本サイトの薬事法に対する考え方、商品ランキング・点数付けの根拠は「アンチエイジングの神様とは」をご確認ください。


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