首イボは加齢が原因!?自分で取る方法から皮膚科・市販薬・クリームの効果を比較
[公開日]2017/11/17
いつの間にかできていた首イボ。はじめは1個だったのに、どんどん増えていっていませんか?
首イボの原因はハッキリと解明されていないものの、「加齢」「遺伝」「体質(肥満)」と深い関係があるようです。
どうすればこの首イボが取れるのか、首イボの原因から皮膚科・市販薬・自宅ケアで首イボを取る方法とその費用について解説します。
首イボの特徴以下のとおりです。
老人性イボは、首・デコルテ以外にも皮膚が薄い脇の下や胸元にもできることがあります。
首にイボができる原因は解明されていませんが、遺伝(隔世遺伝の可能性もあり)、加齢、体質によってできるとされています。
これは、乾燥や紫外線、摩擦により肌のターンオーバーが滞り、皮膚表面の角質が溜まってしまうためです。
※クリックで詳細へ
下部でそれぞれ詳しく解説していきます。
皮膚科での首イボ治療は、「できたイボを切除する」方法が一般的です。
皮膚科・美容クリニックでは「治す」というよりも「除去する」以下のような治療方法がおこなわれています。
治療方法によって、保険適用されるものとされない場合があるので以下の表を参考にしてみてください。
※治療費用は、病院によって差があります
※いぼの大きさや個数によって変わるのであくまでも目安にしてください
首イボは一度取っても繰り返しできることもあるので、その都度治療してもらうとなると年間数万円の出費です。
保険適用可能な窒素治療はイボ治療の中でも比較的安く済みますが、イボ切除後シミのように色素沈着するため、別途ハイドロキノンの塗り薬費用も必要となり、費用がかさみます。
保険適用外の炭酸ガスレーザー治療の場合はさらに費用がかかるため、慎重に検討しましょう。
その原因はいまだ解明されておらず、対処療法しかできないため「できたらその都度、取る」もしくはイボができないように普段から飲み薬や肌のお手入れすることをおすすめします。
ヨクイニンはビタミンやアミノ酸が含有されており、肌のターンオーバーをサポートし古い角質を除去する効果があります。
また、ヨクイニンには保湿効果もあるため、肌をなめらかにしたり肌の免疫機能サポートにも役立つ成分です。
さらにヨクイニンに含まれる「コイクセノリド」という成分は、イボなどの「できものを予防する働きを持つ」と言われており、首イボだけでなく、ウイルス性のイボケアとしても使われています。
ヨクイニンは安全性の高い成分である一方、子宮を収縮させる働きもあるため妊娠中の方は服用を控えなければなりません。
体質によっては蕁麻疹が起きる可能性も
ハトムギ茶や麦ご飯、スープにも使われるハトムギ(=ヨクイニン)ですが、その副作用はほとんど報告されていません。
ただし、体質によっては蕁麻疹や下痢を引き起こす可能性もあります。服用する場合は、医師に相談してからにしましょう。
※妊娠中でも使えるイボケアクリームの詳細は下部で解説します。
首イボには薬局で購入できる市販薬でもケアできます。
ただし、一般的な「いぼ」は尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)といい、ウイルス性のいぼを指すため、非ウイルス性の首イボに使える市販薬を選ぶようにしましょう。
「イボコロリ」は、角質を溶かす「サリチル酸」により、硬くなったイボに効果を発揮する医薬品です。
「イボコロリ」はサリチル酸によって角質を溶かすため、イボ部分のみにつけないと健康な皮膚が肌荒れする可能性が高く、使用時は注意が必要です。
ウイルス性いぼに対して即効性は期待できますが、いぼ以外の正常な皮膚部分につけると肌荒れする可能性もあるので注意しましょう。
「ヨクイニンS コタロー」は首イボだけでなく、顔や全身のイボにも使えます。ただし、ヨクイニンエキスを高配合しているため、妊娠中の方は医師に相談することをおすすめします。
首イボを取る皮膚科治療や市販薬について解説してきましたが、次からは妊娠中の方でも使えるイボケア用クリームについて解説します。
イボケア用クリームは副作用の心配がなく、毎日使えます。小さすぎて皮膚科では取れない首イボケアも自宅でケアできますよ。
1〜3mmほどの小さな首イボは皮膚科で除去する方法もありますが、小さくて取れない場合があります。
その場合、首イボ用のクリームでのケアできます。
首イボクリームを選ぶときは、肌をうるおす保湿成分とイボケア成分「ヨクイニン」両方を高配合したクリームがおすすめです。
以下は、人気の首イボクリームを配合成分と価格を重視してランキングにしたものです。首イボクリーム選びの参考にしてみてください。
※価格は税抜き、初回限定価格で比較
※一部画像を公式サイト・アットコスメより引用しています。
保湿成分とイボケア成分によって、肌の代謝サポートができます。180日間(約半年)返金保障があり初回は1,900円で購入できるので、気軽に試しやすいでしょう。
皮膚科に行かず自分でイボケアしたい方、市販薬が飲めない妊娠中のイボケアにもおすすめです。
クリアポロンを実際に使った結果は「クリアポロンVS艶つや習慣!首イボに使えるのはどっち?」をご覧ください。
ソンバーユは肌表面の皮脂と似ているため、刺激性が少なく肌への浸透力も高いと評判ですが、肌内部をうるおす保湿効果までは期待できません。
また、イボケア成分を含んでいないため、肌を保湿するには適していますが首イボのケアまではできないので注意しましょう。
ハサミや爪切りで取ることもできますが、出血や痛みを伴います。さらに、細菌が入って炎症が起きる可能性もあるため自己判断でイボを取らないようにしましょう。
皮膚科でハサミを使って切除する方法は一般的ですが、安全面や衛生面を考えると、リスクが大きく自分でイボを切除する方法はおすすめできません。
低温やけどをさせて皮膚の再生をはかるというものですが、ドライアイスほどの低温では皮膚組織は破壊できません。
イボが取れない上に激痛・いぼ周辺の皮膚にもダメージを与えてしまうというデメリットが多い方法です。痕が残る恐れもあるため、おすすめできません。
大きないぼであれば、縛って壊死させることもできるかもしれませんが首イボのような1〜3mmほどの大きさでは縛ることもできません。
さらに、この方法も痛みを伴います。出血するリスクや細菌が侵入する可能性もあるため、やめておきましょう。
しかし、肌を柔らかくするだけでは首イボはとれません。オレイン酸を豊富に含む高純度なエキストラバージンオイルオリーブオイルは酸化しやすく、酸化したオイルは肌に良くないため安易にオリーブオイルをイボにつけないようにしましょう。
オリーブオイルはお金をかけずにケアできる方法ですが、首イボケアをする場合は保湿成分やヨクイニンエキス両方を配合したスキンケア用品を使う方が効果的にケアできますよ。
皮膚科や形成外科に行けば首イボ切除できますが、切除した痕がシミになったり、しばらくは絆創膏を貼っておく必要があるなどデメリットもあります。
首イボは、自分で引っ張ってとれるものもありますが、根本的な首イボの解決になっていないので、再びポツポツできます。
さらに、上記にあげた「自分でイボを取る方法」は細菌が侵入したり、出血する可能性が高く、自分でするには危険な方法ばかりです。
首やデコルテは傷跡が目立つため、間違った方法で首イボを取らないようにしましょう。
首イボができてしまうのは、加齢や遺伝だけでなく普段の生活においてイボができやすい状況をつくっている可能性があります。
普段の生活では、以下の4つに気をつけましょう。
ハトムギ(ヨクイニン)には、アミノ酸やビタミン・ミネラルが含有されているため、肌のターンオーバーサポートに効果が期待できます。人によってはハトムギ茶を飲み始めてからイボがなくなったという口コミもあります。
ただし、お茶として飲む場合どれくらいハトムギ(ヨクイニン)を摂れるのかわかっていません。市販薬として販売されるヨクイニン錠剤であっても1日分でたった2.0gほどです。(ヨクイニンSコタローの場合)
そのため、効果的にイボ対策するのであれば別の方法がよいでしょう。
首イボは増えることはあっても遺伝や加齢、体質による影響が大きく、人から人に伝染することはありません。
手足の甲・指・爪まわりにできる尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)や表面が扁平になっている青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)、水イボは人から人に伝染したり、他の部位にうつることがあります。
ウイルス性のイボは早めに治療が必要ですが、首にできる非ウイルス性のイボは放置していても健康に影響が出ることはありません。
首や脇の下にできるイボであっても、直径7mm以上で出血のあるイボ(黒色・茶色)はウイルス性イボの可能性があるため、皮膚科を受診することをおすすめします。
「突然イボができるようになった」方もいれば、「ひとつイボができてから増えていった」「妊娠を機にイボができるようになった」など、首イボができるようになった原因はさまざまです。
首イボは皮膚科で除去できますが治療方法によっては色素沈着したり、傷跡になる可能性もあります。
また、首イボは繰り返しできることもあるため、すべて皮膚科でイボを取る場合費用もかさむため、日頃のスキンケアも実践していきましょう。
首イボは加齢とともにポツポツとできる傾向にあるため、自分にあったイボ取り方法をみつけて早めに対策を始めてみてください。
コンプレックスだった首元がキレイになると、自信を持てるようになりますよ。
首イボの原因はハッキリと解明されていないものの、「加齢」「遺伝」「体質(肥満)」と深い関係があるようです。
どうすればこの首イボが取れるのか、首イボの原因から皮膚科・市販薬・自宅ケアで首イボを取る方法とその費用について解説します。
目次
《管理人:安藤美和子》
サプリメントアドバイザー、化粧品検定一級、薬事法管理者の有資格者チームの管理人。化粧品開発・プロモーションの実務経験を活かし、雑誌・WEBメディアの執筆/ディレクションを行う。
サプリメントアドバイザー、化粧品検定一級、薬事法管理者の有資格者チームの管理人。化粧品開発・プロモーションの実務経験を活かし、雑誌・WEBメディアの執筆/ディレクションを行う。
首にできる小さなイボは皮膚がやわらかいところにできる
首にできるイボの特徴
イボにはいくつか種類がありますが、首イボは「老人性イボ(=老人性疣贅:ろうじんせいゆうぜい)」と呼ばれており、人にはうつらない非ウイルス性のいぼです。首にできるイボは、アクロコルドンやスキンタッグとも言われています。首イボの特徴以下のとおりです。
◆首イボの特徴
・1~3mmの小さなポツポツ(イボの中では小さい)
・非ウイルス性で感染することはない
・やわらかい
・肌色・褐色・黒色
・痛みやかゆみはない
・首〜デコルテ、脇の下にも同じようなイボができる
・1~3mmの小さなポツポツ(イボの中では小さい)
・非ウイルス性で感染することはない
・やわらかい
・肌色・褐色・黒色
・痛みやかゆみはない
・首〜デコルテ、脇の下にも同じようなイボができる
老人性イボは、首・デコルテ以外にも皮膚が薄い脇の下や胸元にもできることがあります。
首イボ(老人性イボ)は、そのままにしておいても健康に影響はありませんが、首がザラザラしていたり、見た目もキレイとは言えません。
首イボができる人の共通点とイボを取る4つの方法
首イボができやすい人の特徴
・女性に多く、人によっては20歳頃からポツポツできる
・男性は30歳を過ぎたあたりからポツポツできる
・細身の人よりも肥満体質の人に多い
・親、祖父母も首イボがある
・男性は30歳を過ぎたあたりからポツポツできる
・細身の人よりも肥満体質の人に多い
・親、祖父母も首イボがある
首にイボができる原因は解明されていませんが、遺伝(隔世遺伝の可能性もあり)、加齢、体質によってできるとされています。
首イボができやすい人にはさらなる共通点がある
さらに、首イボは肌の乾燥や紫外線、摩擦によって発生しやすくなります。これは、乾燥や紫外線、摩擦により肌のターンオーバーが滞り、皮膚表面の角質が溜まってしまうためです。
20歳くらいの若い人でもこれらの原因によって首にイボができることがあるので、年齡による影響だけとはいえないところがあります。
首イボを取る4つの方法
首イボを取るには、大きく分けて4つあります。※クリックで詳細へ
首イボは良性腫瘍なので、そのままにしておいても問題ありません。だたし、首イボがあると見た目だけでなく、ネックレスが引っかかったり、汗が溜まり痒くなることもあります。
下部でそれぞれ詳しく解説していきます。
保険適用ができる皮膚科治療は?価格・デメリット比較
皮膚科での首イボ治療は、「できたイボを切除する」方法が一般的です。
皮膚科・美容クリニックでは「治す」というよりも「除去する」以下のような治療方法がおこなわれています。
治療方法によって、保険適用されるものとされない場合があるので以下の表を参考にしてみてください。
費用 | メリット | デメリット |
|
---|---|---|---|
凍結療法 (窒素治療) | 1,000~1,500円 / 1回 保険適用あり | ・費用が比較的安い ・数分で終わる ・1~2回の治療で済む | ・ヒリヒリと痛みを感じる ・かさぶたが治まるまで2~3週間かかる ・シミができる |
ハサミ切除 | 1,000~5,000円 保険適用あり | ・跡が残りにくい ・痛みがなく数分で終わる | ・イボ切除はできるが、再発の可能性あり ・小さなイボは切除できない |
電気焼灼法 | 1,000~8,000円 / イボの量による 保険適用あり | ・1回の治療で済む | ・焼いて除去するため痛みを伴う ・黒いかさぶたが1~2週間残る ・傷跡が残る |
レーザー治療 | 2,000~5,000円 / イボ直径1mm 保険適用外 | ・ほぼ1回の治療で済む ・跡が残りにくい | 治療後1週間は擦り傷のような跡がある |
※いぼの大きさや個数によって変わるのであくまでも目安にしてください
◆皮膚科での首イボ治療方法
・ハサミで切除
消毒後、ハサミでイボを切除する方法。首イボ切除の一般的な治療方法。アクロコルドンよりも平べったいスキンタッグや少し大きなイボも切除可能。
・凍結凝固療法(窒素治療)
マイナス196度の窒素で低温やけどをさせて皮膚組織を壊し回復させる方法。シミになる可能性が高く、治療後はハイドロキノンなどの塗り薬を併用することが多い。
・炭酸ガスレーザー治療
レーザーで皮膚を削る方法。やけどした肌のようになり、1〜2週間はテープを貼らなければならないが1回の治療で済む。保険適用外。
・電気焼灼治療(でんきしょうしゃくちりょう)
電気メスを使ってイボを切除する方法。炭酸ガスレーザー同様、やけどした肌のようになる。治療時は局所麻酔。
・ハサミで切除
消毒後、ハサミでイボを切除する方法。首イボ切除の一般的な治療方法。アクロコルドンよりも平べったいスキンタッグや少し大きなイボも切除可能。
・凍結凝固療法(窒素治療)
マイナス196度の窒素で低温やけどをさせて皮膚組織を壊し回復させる方法。シミになる可能性が高く、治療後はハイドロキノンなどの塗り薬を併用することが多い。
・炭酸ガスレーザー治療
レーザーで皮膚を削る方法。やけどした肌のようになり、1〜2週間はテープを貼らなければならないが1回の治療で済む。保険適用外。
・電気焼灼治療(でんきしょうしゃくちりょう)
電気メスを使ってイボを切除する方法。炭酸ガスレーザー同様、やけどした肌のようになる。治療時は局所麻酔。
首イボ治療は年間で数万円に
皮膚科で窒素治療してもらうと1回あたり2,000円+診察代(月の初めは初診料もかかる)かかります。首イボは一度取っても繰り返しできることもあるので、その都度治療してもらうとなると年間数万円の出費です。
保険適用可能な窒素治療はイボ治療の中でも比較的安く済みますが、イボ切除後シミのように色素沈着するため、別途ハイドロキノンの塗り薬費用も必要となり、費用がかさみます。
保険適用外の炭酸ガスレーザー治療の場合はさらに費用がかかるため、慎重に検討しましょう。
皮膚科治療をしても再発する可能性あり
イボは、皮膚科で切除しても再びできる可能性があります。その原因はいまだ解明されておらず、対処療法しかできないため「できたらその都度、取る」もしくはイボができないように普段から飲み薬や肌のお手入れすることをおすすめします。
首イボにヨクイニン漢方薬は効果的!ただし妊娠中はNG
ヨクイニンは首イボに効果的?
薬局やドラッグストアでは、ヨクイニンを配合したイボや肌荒れ対策向けの漢方薬を見かけませんか?ヨクイニンはビタミンやアミノ酸が含有されており、肌のターンオーバーをサポートし古い角質を除去する効果があります。
また、ヨクイニンには保湿効果もあるため、肌をなめらかにしたり肌の免疫機能サポートにも役立つ成分です。
さらにヨクイニンに含まれる「コイクセノリド」という成分は、イボなどの「できものを予防する働きを持つ」と言われており、首イボだけでなく、ウイルス性のイボケアとしても使われています。
妊婦はNG!ヨクイニンの副作用
妊娠中は控えるヨクイニンは安全性の高い成分である一方、子宮を収縮させる働きもあるため妊娠中の方は服用を控えなければなりません。
体質によっては蕁麻疹が起きる可能性も
ハトムギ茶や麦ご飯、スープにも使われるハトムギ(=ヨクイニン)ですが、その副作用はほとんど報告されていません。
ただし、体質によっては蕁麻疹や下痢を引き起こす可能性もあります。服用する場合は、医師に相談してからにしましょう。
※妊娠中でも使えるイボケアクリームの詳細は下部で解説します。
◆イボ治療で処方される塗り薬・飲み薬
・ヨクイニン内服薬
ハトムギエキスを配合した漢方薬。首イボ以外のウイルス性イボ治療にも使われる。皮膚科で処方されるヨクイニン内服薬は冷凍凝固治療と合わせて処方されることが多い。保険適用。副作用はほとんどないが、妊娠中は不可。
・ステリハイド液
消毒薬の原液でウイルス性いぼの治療に使われる。ヨクイニン内服薬と同じく、冷凍凝固治療と合わせて処方されることが多い。ヒリヒリすることもある。保険適用外。
・ヨクイニン内服薬
ハトムギエキスを配合した漢方薬。首イボ以外のウイルス性イボ治療にも使われる。皮膚科で処方されるヨクイニン内服薬は冷凍凝固治療と合わせて処方されることが多い。保険適用。副作用はほとんどないが、妊娠中は不可。
・ステリハイド液
消毒薬の原液でウイルス性いぼの治療に使われる。ヨクイニン内服薬と同じく、冷凍凝固治療と合わせて処方されることが多い。ヒリヒリすることもある。保険適用外。
イボコロリは使えない!首イボに効果的な市販薬は?
首イボには薬局で購入できる市販薬でもケアできます。
ただし、一般的な「いぼ」は尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)といい、ウイルス性のいぼを指すため、非ウイルス性の首イボに使える市販薬を選ぶようにしましょう。
市販薬「イボコロリ」はサリチル酸で角質を溶かして除去する
イボコロリ(第二医薬品) / 横山製薬※ウィルス性のイボのみ(=尋常性疣贅・青年性扁平イボ)、顔・首にできるいぼや水いぼには使えないので注意
価格:1200円(税抜)
容量:40ml
有効成分:サリチル酸(角質剥離剤)
使用目的:タコ・魚の目・ウイルス性のイボ
「イボコロリ」は、角質を溶かす「サリチル酸」により、硬くなったイボに効果を発揮する医薬品です。
「イボコロリ」はサリチル酸によって角質を溶かすため、イボ部分のみにつけないと健康な皮膚が肌荒れする可能性が高く、使用時は注意が必要です。
イボコロリは首イボに使えない
そもそも、「イボコロリ」はウイルス性イボにしか効果を発揮しません。また、皮膚を溶かす作用が強力なため、角質が薄い首や顔には使用不可となっています。ウイルス性いぼに対して即効性は期待できますが、いぼ以外の正常な皮膚部分につけると肌荒れする可能性もあるので注意しましょう。
市販薬「ヨクイニンS コタロー」は内側から首イボに働きかける
ヨクイニンS コタロー(第三医薬品) / 小太郎漢方製薬
価格:2,200円(税抜)
容量:240錠(1日15錠、16日分)
有効成分:ヨクイニン(ハトムギ種子エキス)
使用目的:イボ全般
ヨクイニンによるターンオーバー、肌荒れ・イボケア効果が期待できる市販薬です。1日15錠と摂取量が多めですが、イボ対策・予防に役立つでしょう。価格:2,200円(税抜)
容量:240錠(1日15錠、16日分)
有効成分:ヨクイニン(ハトムギ種子エキス)
使用目的:イボ全般
「ヨクイニンS コタロー」は首イボだけでなく、顔や全身のイボにも使えます。ただし、ヨクイニンエキスを高配合しているため、妊娠中の方は医師に相談することをおすすめします。
繰り返しになりますが、「いぼ用」と書かれている市販薬であっても首イボには使えない場合もあるので、確認してから購入するようにしましょう。
首イボを取る皮膚科治療や市販薬について解説してきましたが、次からは妊娠中の方でも使えるイボケア用クリームについて解説します。
イボケア用クリームは副作用の心配がなく、毎日使えます。小さすぎて皮膚科では取れない首イボケアも自宅でケアできますよ。
副作用の心配なし!首イボ用クリームの効果的な選び方
1〜3mmほどの小さな首イボは皮膚科で除去する方法もありますが、小さくて取れない場合があります。
その場合、首イボ用のクリームでのケアできます。
首イボクリームを選ぶときは、肌をうるおす保湿成分とイボケア成分「ヨクイニン」両方を高配合したクリームがおすすめです。
以下は、人気の首イボクリームを配合成分と価格を重視してランキングにしたものです。首イボクリーム選びの参考にしてみてください。
順位 総合評価 価格 イボケア
保湿成分 1位
クリアポロン
ヨクイニン2種、保湿成分豊富で肌をなめらかに / 返金保証あり
初回限定
1,800円 / 60g
180日返金保証あり
ヨクイニンエキス、ヨクイニン種子オイル、杏仁エキスなど 2位
艶つや習慣
大容量で首・顔・全身のポツポツに使える
初回限定
1,900円 / 120g
2回目以降3,040円
あんずエキス、ヨクイニンエキス、アロエベラなど 3位
シルキースワン
ヨクイニン配合・少量でよく伸びるが、保湿力があと一歩
初回限定
2,980円 / 20g×2個
2回目以降5,400円
ヨクイニンエキス、ハトムギ種子エキス、オウバクエキスなど 4位
アンミオイル
保湿力◯、ほぼ杏仁オイルでヨクイニンの配合量が少ないため△
初回限定
907円 / 30ml
杏仁オイル、ヨクイニンエキスなど 5位
アプリアージュオイル
ヨクイニン配合だが、価格と肌内部への保湿力の低さがネック
初回限定
7,020円 / 40ml
ヨクイニンエキス、ヨクイニン種子オイル、スクワランなど 6位
首美人
保湿力は期待できるが、いぼケア成分であるヨクイニン配合量が少ない
初回限定
500円 / 100g
ヒアルロン酸、リンゴ果実培養細胞エキス、ホホバオイル、ヨクイニンエキス 7位
ぽっつるん
合成ポリマー中心のジェル。いぼケア、保湿成分少ない
通常価格のみ
3,800円 / 15g
グリセリン、オウゴンエキス、ヨクイニンエキス
※一部画像を公式サイト・アットコスメより引用しています。
クリアポロン
クリアポロン / メニーナ・ジュー
通常価格:6,800円
→初回限定1,800円(定期購入)
容量:60g(約1ヶ月分)
成分:Wヨクイニン、あんずエキス、ヒト型セラミド、プラセンタ、ビタミンC誘導体、オーガニック保湿成分など
※パラベン、香料、アルコール、鉱物油など無添加
クリアポロンはジェルタイプの保湿効果の高い成分と2種類のヨクイニンを配合したクリームです。通常価格:
→初回限定1,800円(定期購入)
容量:60g(約1ヶ月分)
成分:Wヨクイニン、あんずエキス、ヒト型セラミド、プラセンタ、ビタミンC誘導体、オーガニック保湿成分など
※パラベン、香料、アルコール、鉱物油など無添加
保湿成分とイボケア成分によって、肌の代謝サポートができます。180日間(約半年)返金保障があり初回は1,900円で購入できるので、気軽に試しやすいでしょう。
皮膚科に行かず自分でイボケアしたい方、市販薬が飲めない妊娠中のイボケアにもおすすめです。
クリアポロンはどこで買える?
クリアポロンは通販限定のイボケアクリームです。定期コースで申し込むと初回価格1,800円で購入できます。ただし、毎月500人限定になっており、通常価格で購入すると3倍以上高い6,800円かかるため、早めの申込みがおすすめです。
クリアポロンは通販限定のイボケアクリームです。定期コースで申し込むと初回価格1,800円で購入できます。ただし、毎月500人限定になっており、通常価格で購入すると3倍以上高い6,800円かかるため、早めの申込みがおすすめです。
クリアポロン公式サイトへ
クリアポロンを実際に使った結果は「クリアポロンVS艶つや習慣!首イボに使えるのはどっち?」をご覧ください。
※首イボクリームの「イボケア」とは肌にうるおいを与えて肌を滑らかにすること
イボに効果的と噂の「ソンバーユ」ではイボは取れない
ソンバーユ(尊馬油)は馬油だけでつくられた保湿クリームです。ドラッグストアや薬局で2,000円ほどで購入できます。ソンバーユは肌表面の皮脂と似ているため、刺激性が少なく肌への浸透力も高いと評判ですが、肌内部をうるおす保湿効果までは期待できません。
また、イボケア成分を含んでいないため、肌を保湿するには適していますが首イボのケアまではできないので注意しましょう。
自分で首イボを取る方法を調査!オリーブオイルの効果は?
イボをハサミで取る
首にできるイボはやわらかいため、引っ張ったらポロンと取れることもあります。ハサミや爪切りで取ることもできますが、出血や痛みを伴います。さらに、細菌が入って炎症が起きる可能性もあるため自己判断でイボを取らないようにしましょう。
皮膚科でハサミを使って切除する方法は一般的ですが、安全面や衛生面を考えると、リスクが大きく自分でイボを切除する方法はおすすめできません。
ドライアイスでイボを取る
これは、皮膚科でおこなう「凍結療法」をまねしたもので、マイナス80℃ほどのドライアイスを首イボにあて除去する方法です。低温やけどをさせて皮膚の再生をはかるというものですが、ドライアイスほどの低温では皮膚組織は破壊できません。
イボが取れない上に激痛・いぼ周辺の皮膚にもダメージを与えてしまうというデメリットが多い方法です。痕が残る恐れもあるため、おすすめできません。
イボを糸でちぎる
イボ部分を糸でギュッと縛り、皮膚組織を壊死させポロッと取るという仕組みです。大きないぼであれば、縛って壊死させることもできるかもしれませんが首イボのような1〜3mmほどの大きさでは縛ることもできません。
さらに、この方法も痛みを伴います。出血するリスクや細菌が侵入する可能性もあるため、やめておきましょう。
オリーブオイルで首イボを取る
オリーブオイルに含まれるオレイン酸やビタミンE、パルミチン酸などの成分は肌を柔らかくしたり、ターンオーバーをサポートするため、イボにも良いとされています。しかし、肌を柔らかくするだけでは首イボはとれません。オレイン酸を豊富に含む高純度なエキストラバージンオイルオリーブオイルは酸化しやすく、酸化したオイルは肌に良くないため安易にオリーブオイルをイボにつけないようにしましょう。
オリーブオイルはお金をかけずにケアできる方法ですが、首イボケアをする場合は保湿成分やヨクイニンエキス両方を配合したスキンケア用品を使う方が効果的にケアできますよ。
結論 自分で首イボを取る方法は危険が多い
首・デコルテ周りのポツポツは気持ち悪く一刻も早く取りたいですよね。皮膚科や形成外科に行けば首イボ切除できますが、切除した痕がシミになったり、しばらくは絆創膏を貼っておく必要があるなどデメリットもあります。
首イボは、自分で引っ張ってとれるものもありますが、根本的な首イボの解決になっていないので、再びポツポツできます。
さらに、上記にあげた「自分でイボを取る方法」は細菌が侵入したり、出血する可能性が高く、自分でするには危険な方法ばかりです。
首やデコルテは傷跡が目立つため、間違った方法で首イボを取らないようにしましょう。
紫外線対策も必須!首イボが増える3つの原因
普段の生活では、以下の4つに気をつけましょう。
紫外線:
紫外線は、肌を乾燥させターンオーバーのサイクルを乱す原因です。
ターンオーバーのサイクルが遅くなると肌表面に古い角質が溜まり乾燥してしまうため、顔だけでなく首やデコルテにも日焼け止めを塗り紫外線対策をおこないましょう。
乾燥:
肌が乾燥していると、洋服やアクセサリーによるちょっとした摩擦も刺激に感じてしまいます。
すると、肌は刺激から身を守るため肌表面に古い角質を蓄積させます。この状態は、加齢による肌老化と同じような状態です。肌のターンオーバーがきちんとできなくなった結果、「できもの」としてイボがポツポツできるようになります。
摩擦:
ネックレス、ストール、タートルネックなどは皮膚との摩擦が起きやすく、その刺激により首イボができやすくなります。
また、運動や入浴時に首元をゴシゴシこすることも肌にとっては刺激です。肌は、うるおっていると刺激を受けてもダメージが最小限で済むため、日頃から保湿ケアを行うようにしましょう。
紫外線は、肌を乾燥させターンオーバーのサイクルを乱す原因です。
ターンオーバーのサイクルが遅くなると肌表面に古い角質が溜まり乾燥してしまうため、顔だけでなく首やデコルテにも日焼け止めを塗り紫外線対策をおこないましょう。
乾燥:
肌が乾燥していると、洋服やアクセサリーによるちょっとした摩擦も刺激に感じてしまいます。
すると、肌は刺激から身を守るため肌表面に古い角質を蓄積させます。この状態は、加齢による肌老化と同じような状態です。肌のターンオーバーがきちんとできなくなった結果、「できもの」としてイボがポツポツできるようになります。
摩擦:
ネックレス、ストール、タートルネックなどは皮膚との摩擦が起きやすく、その刺激により首イボができやすくなります。
また、運動や入浴時に首元をゴシゴシこすることも肌にとっては刺激です。肌は、うるおっていると刺激を受けてもダメージが最小限で済むため、日頃から保湿ケアを行うようにしましょう。
ハトムギ茶はイボケアに効果的?
ハトムギ(ヨクイニン)はイボに効果的ですが、ヨクイニンを含むハトムギ茶を飲むことでもイボケアできるのでしょうか?ハトムギ(ヨクイニン)には、アミノ酸やビタミン・ミネラルが含有されているため、肌のターンオーバーサポートに効果が期待できます。人によってはハトムギ茶を飲み始めてからイボがなくなったという口コミもあります。
ただし、お茶として飲む場合どれくらいハトムギ(ヨクイニン)を摂れるのかわかっていません。市販薬として販売されるヨクイニン錠剤であっても1日分でたった2.0gほどです。(ヨクイニンSコタローの場合)
そのため、効果的にイボ対策するのであれば別の方法がよいでしょう。
《参考》イボの種類 | ウイルス性イボは皮膚科へ
ウイルス性と非ウイルス性のイボがある
イボ(=疣贅)は、ウイルス性のイボ(尋常性疣贅)と非ウイルス性のイボがあります。首イボは非ウイルス性
首イボのほとんどは、非ウイルス性の「老人性イボ(アクロコルドン)」です。中年イボ、スキンタッグとも呼ばれています。首イボは増えることはあっても遺伝や加齢、体質による影響が大きく、人から人に伝染することはありません。
手足にできるイボはウイルス性
手足にできるイボは「ヒトパピローマウイルス」という細菌が傷口から侵入してできるイボです。手足の甲・指・爪まわりにできる尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)や表面が扁平になっている青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)、水イボは人から人に伝染したり、他の部位にうつることがあります。
ウイルス性のイボは早めに治療が必要ですが、首にできる非ウイルス性のイボは放置していても健康に影響が出ることはありません。
ウイルス性イボと非ウイルス性イボの見分け方
ウイルス性のイボも非ウイルス性のイボも痛みやかゆみはありません。自分のイボがウイルス性か非ウイルス性かどうかはイボの部位でおおよそ推測できます。ウイルス性いぼ①(尋常性疣贅):
手足の甲、肘・膝にできやすい
ウイルス性いぼ②青年性扁平疣贅:
顔(額、こめかみ、頬にできやすい)
ウイルス性いぼ③水イボ:真ん中がくぼんでいる
脇の下、膝の裏、陰部
非ウイルス性いぼ 老人性イボ(アクロコルドン、スキンタッグ):
ニワトリのとさかのようなイボ
首、耳、脇の下など皮膚が柔らかい部位
※非ウイルス性のいぼでも直径1cm以上の皮膚から垂れ下がる大きないぼは「懸垂性繊維腫(けんすいせいせんいしゅ)」と呼ばれ、外科的治療が必要な場合もあります。手足の甲、肘・膝にできやすい
ウイルス性いぼ②青年性扁平疣贅:
顔(額、こめかみ、頬にできやすい)
ウイルス性いぼ③水イボ:真ん中がくぼんでいる
脇の下、膝の裏、陰部
非ウイルス性いぼ 老人性イボ(アクロコルドン、スキンタッグ):
ニワトリのとさかのようなイボ
首、耳、脇の下など皮膚が柔らかい部位
首や脇の下にできるイボであっても、直径7mm以上で出血のあるイボ(黒色・茶色)はウイルス性イボの可能性があるため、皮膚科を受診することをおすすめします。
首イボは皮膚科で取れるが、副作用・費用がデメリット
「突然イボができるようになった」方もいれば、「ひとつイボができてから増えていった」「妊娠を機にイボができるようになった」など、首イボができるようになった原因はさまざまです。
首イボは皮膚科で除去できますが治療方法によっては色素沈着したり、傷跡になる可能性もあります。
また、首イボは繰り返しできることもあるため、すべて皮膚科でイボを取る場合費用もかさむため、日頃のスキンケアも実践していきましょう。
首イボは加齢とともにポツポツとできる傾向にあるため、自分にあったイボ取り方法をみつけて早めに対策を始めてみてください。
コンプレックスだった首元がキレイになると、自信を持てるようになりますよ。
◇参考文献
皮膚科Q&A / 日本皮膚科学会
吉木伸子・岡部美代治・小野真規子『正しいスキンケア事典』
朝田康夫『美容の医学 美容皮膚科学辞典』