米のとぎ汁の裏技23選を完全網羅してみた!美白・料理・掃除にも驚きの活用術
[公開日]2018/05/02
SNSやテレビなどでもたまに目にする「米のとぎ汁」を使った美容方法や掃除方法ですが、調べていくと他にも色々な活用方法があるようです。
米のとぎ汁を捨ててしまっている人も多いようですが、どれもタダで手軽にできるため、活用しない手はありません。
今回は巷で噂になっている米のとぎ汁の活用術を23個まとめました。
その効果や実際に活用するときのポイントなど、筆者が体(顔?)をはって確認してきたので、是非参考にしてくださいね。
米のとぎ汁をスキンケアに使う場合は肌に合うか試してから
ご飯が主食の日本では、お米に耐性のある人のほうが多いのは事実ですが、必ず肌にあうとも言い切れません。米のとぎ汁をスキンケアとして使う場合は、必ず肌に刺激がないかをパッチテストなどで確かめてからにしてください。
ご飯が主食の日本では、お米に耐性のある人のほうが多いのは事実ですが、必ず肌にあうとも言い切れません。米のとぎ汁をスキンケアとして使う場合は、必ず肌に刺激がないかをパッチテストなどで確かめてからにしてください。
目次
- 米のとぎ汁にはどんなに効果があるの?効果や活用術とは
- 基本!米のとぎ汁を化粧水や洗顔に使う方法
- 米のとぎ汁洗顔✕小麦粉パックで0円美白パック
- 話題の「米のとぎ汁パック」のやり方は?
- パックと同じ作り方で米のとぎ汁でハンドオイルが作れる
- 「米のとぎ汁乳酸菌」は美容にも掃除にもマルチに活躍
- 米のとぎ汁がお風呂の入浴剤になる
- 米のとぎ汁で髪の毛を洗うとコシが出る
- 米のとぎ汁に食器をつけ置きすると汚れがぐんぐん落ちる
- 米のとぎ汁を床のワックス代わりに
- 米のとぎ汁で靴や衣類の予洗いができる
- シンクやシンク周りの掃除も米のとぎ汁があればすぐに終わる
- コンロの周りの油汚れや焦げ付きの掃除にも
- 弁当箱の臭いもスッキリ!米のとぎ汁の消臭効果とは
- 魚の干物を戻すときの水代わりに使うと美味しくなる
- 魚を焼くときの受け皿に米のとぎ汁を使うと掃除が楽になる
- 米のとぎ汁で鍋のコゲが取れやすくなる
- 大根やたけのこは米のとぎ汁で下茹ですると甘みが出る
- 米のとぎ汁は土鍋の目止めやアク抜きに使う
- 米のとぎ汁は肥料にもなる
- 米のとぎ汁を活用する前に!美味しく炊けるお米の洗い方も知っておこう
- 米のとぎ汁の裏ワザを全部駆使して節約できる金額は…◯円!
- 米のとぎ汁はタダで美容・掃除・料理まで使える万能アイテムだった
《ガイド:役所菜々》
ホワイトボックス図書館の美容書籍担当。化粧品・コスメの企画編集を行う。アトピー持ち。乾燥肌。お米のとぎ汁の美白効果にかなり期待している。
ホワイトボックス図書館の美容書籍担当。化粧品・コスメの企画編集を行う。アトピー持ち。乾燥肌。お米のとぎ汁の美白効果にかなり期待している。
米のとぎ汁にはどんなに効果があるの?効果や活用術とは
米のとぎ汁の正体は栄養あふれる「米ぬか」だった
米のとぎ汁の正体は、「米ぬか」です。お米を研ぐときに精米時に取り切れなかった胚芽や果皮、種皮、こふん層を洗い落としています。
そうすることで、ふっくらおいしい白米が炊き上がるのです。
米のとぎ汁にはどんな効果があるの?
米のとぎ汁には、以下のような成分が含まれていて、それぞれ優れた効果を持っています。
米のとぎ汁に含まれる成分の活用方法は、大きく「スキンケア」「掃除」「料理」に分けられるので、それぞれ紹介していきますね。
米のとぎ汁に含まれる成分
スキンケアに効果的な成分
・米セラミド…肌を保湿し、外部の刺激に負けない肌にする
・ビタミンC…美白効果や肌のターンオーバーをサポートする
・ビタミンE…肌にハリを出し、キメの整った肌にする
・ナイアシン…肌の弾力を引き出す
掃除に効果的な成分
・オリザオイル…天然のワックスになる油性成分
・デンプン…油汚れを浮かせてくれる
料理に効果的な成分
・脂肪分・アミノ酸…野菜をアク抜きし、旨味を引き出す
スキンケアに効果的な成分
・米セラミド…肌を保湿し、外部の刺激に負けない肌にする
・ビタミンC…美白効果や肌のターンオーバーをサポートする
・ビタミンE…肌にハリを出し、キメの整った肌にする
・ナイアシン…肌の弾力を引き出す
掃除に効果的な成分
・オリザオイル…天然のワックスになる油性成分
・デンプン…油汚れを浮かせてくれる
料理に効果的な成分
・脂肪分・アミノ酸…野菜をアク抜きし、旨味を引き出す
米のとぎ汁は半日以内を目安に使い切る
米のとぎ汁は生物なので、常温であれば5時間程度しか日持ちしません。冷蔵庫で保存するとしても、その日中には使い切るようにしましょう。
米のとぎ汁は生物なので、常温であれば5時間程度しか日持ちしません。冷蔵庫で保存するとしても、その日中には使い切るようにしましょう。
基本!米のとぎ汁を化粧水や洗顔に使う方法
まずは、米のとぎ汁を使ったスキンケア方法を紹介します。
米のとぎ汁でスキンケアをしたあとは、肌がしっとりもちもちしてくるんですよ。
洗顔に米のとぎ汁を使うとしっとりモチモチ肌になる
米のとぎ汁を使った洗顔方法
1:普段通りにクレンジング・洗顔料で洗顔をする
2:2回目以降の米のとぎ汁とぬるま湯を2:1になるように薄める
3:顔に米のとぎ汁を優しくなじませながら洗顔する
1:普段通りにクレンジング・洗顔料で洗顔をする
2:2回目以降の米のとぎ汁とぬるま湯を2:1になるように薄める
3:顔に米のとぎ汁を優しくなじませながら洗顔する
米のとぎ汁には細かい粒子が含まれていて、この粒子がピーリング効果をもたらしてくれます。
肌を柔らかくし、この後のスキンケア化粧品の浸透が良くなる美肌効果もあるのです。
ただし、米のとぎ汁にはメイクを落とす効果はないため、先にクレンジングは済ませておきましょう。
化粧水として使えば美白効果が期待できる
米のとぎ汁を化粧水として使う方法
1:洗顔用の米のとぎ汁は2回目以降のものを使用する
2:ボウルなどに米のとぎ汁を移し、普段の化粧水をつけるように肌になじませる
1:洗顔用の米のとぎ汁は2回目以降のものを使用する
2:ボウルなどに米のとぎ汁を移し、普段の化粧水をつけるように肌になじませる
米のとぎ汁洗顔は、日本で昔行われていた美容法です。おばあちゃんが化粧品を使わずとも色白肌なのは、米のとぎ汁効果だという説もあります。
米のとぎ汁にはセラミドなどの保湿成分や美肌効果のあるビタミンCが含まれ、肌のキメを整えてくれるのです。本格的に美白ケアをしたい方はシミに効く化粧品の選び方を参考にしてみてくださいね。
米のとぎ汁をタオルに浸してレンジでチンすると肌を美白&くすみケア
米のとぎ汁蒸しタオルをつくる方法
1:米のとぎ汁にタオルを浸す
2:タオルをギュッと絞る
3:電子レンジで30秒〜1分加熱(電子レンジの種類で時間も変わるので、適宜調整してください)
4:手にとって熱すぎないか確かめたあと、顔にのせる
1:米のとぎ汁にタオルを浸す
2:タオルをギュッと絞る
3:電子レンジで30秒〜1分加熱(電子レンジの種類で時間も変わるので、適宜調整してください)
4:手にとって熱すぎないか確かめたあと、顔にのせる
蒸しタオルには顔のむくみ・くすみをケアする効果があり、水の代わりに米のとぎ汁を使うことで美白効果も期待できます。
米のとぎ汁洗顔✕小麦粉パックで0円美白パック
米のとぎ汁洗顔✕小麦粉パックをやる方法
1:小麦粉をお皿に大さじ2杯入れる
2:少しずつ普通の水を入れながらねる
3:ペースト状になったら小麦粉パックは完成
4:米のとぎ汁で洗顔する
5:小麦粉パックを顔に塗る(ただし唇・目元・眉には塗らない)
6:20分程度して小麦粉が固まったら、水で洗い流す
1:小麦粉をお皿に大さじ2杯入れる
2:少しずつ普通の水を入れながらねる
3:ペースト状になったら小麦粉パックは完成
4:米のとぎ汁で洗顔する
5:小麦粉パックを顔に塗る(ただし唇・目元・眉には塗らない)
6:20分程度して小麦粉が固まったら、水で洗い流す
小麦粉には毛穴の汚れを取り除く効果や、「ビタミンB」などの美白成分が含まれています。
米のとぎ汁だけでも美白効果があるのですから、これは最強のタッグではないでしょうか?
家にあるものだけで簡単にできるのがいいところですね。
話題の「米のとぎ汁パック」のやり方は?
先程は小麦粉のパックでしたが、実は米のとぎ汁だけで天然の顔パックを作ることもできます。
米のとぎ汁パックには、ビタミンBやオリザノールが含まれていて、美白効果や肌のキメを整える効果もあるんですよ。
サラサラの米のとぎ汁から、濃厚な顔パックを作る方法は以下のとおりです。
米のとぎ汁パックをつくる方法
1:米のとぎ汁を容器に取り分ける
2:容器にラップまたはフタをして冷蔵庫へ入れる
3:5時間〜一晩放置する
4:冷蔵庫から取り出し、上澄み部分を取り除く
5:残りのクリーム状の沈殿物を顔に塗る
6:3〜5分経ったらぬるま湯ですすぐ
1:米のとぎ汁を容器に取り分ける
2:容器にラップまたはフタをして冷蔵庫へ入れる
3:5時間〜一晩放置する
4:冷蔵庫から取り出し、上澄み部分を取り除く
5:残りのクリーム状の沈殿物を顔に塗る
6:3〜5分経ったらぬるま湯ですすぐ
洗い流すと肌のモッチリを実感
米のとぎ汁パックは、お菓子作りしているときのホットケーキミックスのような見た目ととろみがあります。
肌につけると少しずつ水っぽさがなくなり、肌に吸い付くような触感です。米っぽい匂いはほとんどせず、肌も痒くなりませんでした。
ぬるま湯ですすぎ終わった後、しばらくすると肌が痒くなってきたので慌てて鏡の前で確認してみると…すすぎ残しでした。
ぬるま湯で流れやすいとは言え、結構肌に残りやすいのでしっかり落とすのをおすすめします。
終わった後は肌がもっちりしたのが嬉しかったですが、そのまましていると乾燥には耐えきれなかったので、乳液・クリームなどでしっかり水分を閉じ込めましょう。
パックと同じ作り方で米のとぎ汁でハンドオイルが作れる
米のとぎ汁ハンドオイルをつくる方法
1:米のとぎ汁を容器に取り分ける
2:ラップまたは容器にフタをして冷蔵庫へ入れる
3:5時間から一晩放置する
4:冷蔵庫から取り出し、上澄み部分を取り除く
5:残りのクリーム状の沈殿物をにオリーブオイルを混ぜる
1:米のとぎ汁を容器に取り分ける
2:ラップまたは容器にフタをして冷蔵庫へ入れる
3:5時間から一晩放置する
4:冷蔵庫から取り出し、上澄み部分を取り除く
5:残りのクリーム状の沈殿物をにオリーブオイルを混ぜる
米のとぎ汁ハンドオイルは、スペシャルケアとして使えばしっとりもちもち肌にしてくれます。
オリーブオイルの代わりにココナッツオイルを使って作ることも可能です。
ただしナマモノなので、使用後は必ずお湯で洗い流してくださいね。
「米のとぎ汁乳酸菌」は美容にも掃除にもマルチに活躍
米のとぎ汁をそのまま使う方法以外にも、「米のとぎ汁乳酸菌」を作って活用する方法が、巷では有名になっています。
「米のとぎ汁乳酸菌」とは、米のとぎ汁に乳酸菌の餌になる砂糖と塩を入れて数日発酵させたもののことをいいます。
米のとぎ汁から培養した乳酸菌は、他の乳酸菌よりも生命力が強く、これを体内に取り入れることで美容効果が高まるのです。
特別な道具もいらず簡単に、家にあるものだけでできてしまうのがいいところですね。
ここでは米のとぎ汁乳酸菌の作り方を紹介します。
米のとぎ汁乳酸菌の作り方
材料
・2回目以降の米のとぎ汁:500ml
・塩:小さじ1
・砂糖:小さじ2
・ペットボトル(500ml)などの容器
・2回目以降の米のとぎ汁:500ml
・塩:小さじ1
・砂糖:小さじ2
・ペットボトル(500ml)などの容器
米のとぎ汁乳酸菌を作る手順
1:米のとぎ汁を用意する
2:ペットボトルに米のとぎ汁、砂糖、塩を入れて、フタをしてよく混ぜる
3:ペットボトルのフタをしめて、常温で3日〜1週間ほど置いておく
4:一日一回、ペットボトルのフタを開けてガスを抜く。フタをして、ペットボトルを振る
5:蓋を開けて「プシュ」という炭酸水のような音と甘酸っぱい香りがしたら完成
6:冷蔵庫に入れて保管する。2〜3日で使い切る
1:米のとぎ汁を用意する
2:ペットボトルに米のとぎ汁、砂糖、塩を入れて、フタをしてよく混ぜる
3:ペットボトルのフタをしめて、常温で3日〜1週間ほど置いておく
4:一日一回、ペットボトルのフタを開けてガスを抜く。フタをして、ペットボトルを振る
5:蓋を開けて「プシュ」という炭酸水のような音と甘酸っぱい香りがしたら完成
6:冷蔵庫に入れて保管する。2〜3日で使い切る
「米のとぎ汁乳酸菌」は、新しく米のとぎ汁を継ぎ足していけば無限に作れると言われていますが、衛生上早めに使い切るようにしましょう。数日置いて中にカビが生えていたり変な臭いがしたときは失敗です…残念ですが新しいコメのとぎ汁で作り直してください。
米のとぎ汁乳酸菌の活用法1:飲む
完成した「米のとぎ汁乳酸菌」は、そのまま飲むことができます。数ある乳酸菌の中でも植物性乳酸菌はしっかり届きやすいという特徴があり、これまでスッキリできなかった人は試し価値がありますよ。
「米のとぎ汁乳酸菌」は乳酸菌飲料の代わりにもなります。
米のとぎ汁乳酸菌は、お米の風味が残った炭酸水のような味です。ジンジャーシロップなどを加えると更に美味しく飲めますよ。
米のとぎ汁乳酸菌の活用法2:豆乳ヨーグルトを作る
豆乳ヨーグルトの作り方
1:容器に、豆乳500mlと米のとぎ汁乳酸菌50mlを入れて混ぜる
2:はちみつを小さじ2加える
3:常温で一晩放置したら完成
1:容器に、豆乳500mlと米のとぎ汁乳酸菌50mlを入れて混ぜる
2:はちみつを小さじ2加える
3:常温で一晩放置したら完成
この「米のとぎ汁乳酸菌」があれば、簡単に豆乳ヨーグルトが作れてしまいます。
豆乳ヨーグルトは、このまま食べてもいいですし、何かトッピングをして食べても美味しいですよ。
はちみつやバナナなどと合わせて朝食にすると、腸内環境も整えられ、腹持ちします。ダイエット中の食事にもおすすめです。
米のとぎ汁乳酸菌の活用法3:掃除に使う
「米のとぎ汁乳酸菌は」、掃除に使うことも可能です。
「米のとぎ汁乳酸菌」を霧吹きスプレーにいれて、カーペットなどに吹きかければ、消臭効果があります。
お風呂のカビ掃除やシンク周りには、洗剤:米のとぎ汁乳酸菌=1:1で混ぜたものを洗剤として使えば、汚れを落としやすくしてくれます。
米のとぎ汁乳酸菌の注意するポイント
「米のとぎ汁乳酸菌」を作るときには、以下の三点に気をつけましょう。1:ガラス容器を使わない
ガラス容器を使うと、中のガスが膨張して、容器が破裂する場合があります。必ずペットボトルを使いましょう。
2:ミネラルウォーターを使う
水道水には塩素が含まれており、乳酸菌が繁殖しづらい環境になってしまいます。ミネラルウォーターや煮沸した水を使うようにしましょう。
3:こまめに作り直す
家庭で長期保存するのは難しく、どうしても雑菌が繁殖してしまいます。作ったら冷蔵庫で保管し、2〜3日で使い切りましょう。
ガラス容器を使うと、中のガスが膨張して、容器が破裂する場合があります。必ずペットボトルを使いましょう。
2:ミネラルウォーターを使う
水道水には塩素が含まれており、乳酸菌が繁殖しづらい環境になってしまいます。ミネラルウォーターや煮沸した水を使うようにしましょう。
3:こまめに作り直す
家庭で長期保存するのは難しく、どうしても雑菌が繁殖してしまいます。作ったら冷蔵庫で保管し、2〜3日で使い切りましょう。
米のとぎ汁がお風呂の入浴剤になる
米のとぎ汁を入浴剤として使う方法
米のとぎ汁(2回目以降)をお風呂に入れてかき混ぜる(だけ)
米のとぎ汁(2回目以降)をお風呂に入れてかき混ぜる(だけ)
米のとぎ汁をお風呂に入れるとお湯がなめらかになり、入浴剤の役割を果たしてくれます。
米のとぎ汁に含まれるセラミドなどの保湿成分が、肌をしっとりさせてくれ、乾燥対策になるのです。
また、米のとぎ汁の消臭効果でワキガや加齢臭対策にも効果的です。
米のとぎ汁を入れる量は特に決まりがないため、お好みの量を入れてください。
米のとぎ汁で髪の毛を洗うとコシが出る
米のとぎ汁は、平安時代には実際に洗髪に使われていたそうです。
米のとぎ汁(2回目以降)で髪の毛を洗うことで、頭皮の汚れを落とすと同時に、髪にコシが出すことができます。
米のとぎ汁をヘアケアに使う方法
1:シャンプーやコンディショナーで髪を洗う
2:米のとぎ汁で髪をすすぐ
3:シャワーですすぐ
1:シャンプーやコンディショナーで髪を洗う
2:米のとぎ汁で髪をすすぐ
3:シャワーですすぐ
米のとぎ汁風呂のお湯をすすぎとして使うとちょうど良さそうですね。
米のとぎ汁に食器をつけ置きすると汚れがぐんぐん落ちる
つけおき効果を比較実験
実験方法
1:水、米のとぎ汁に汚れた食器をつけ置きする
2:30分後、つけおきだけでどれだけきれいになっているかを確認する
1:水、米のとぎ汁に汚れた食器をつけ置きする
2:30分後、つけおきだけでどれだけきれいになっているかを確認する
結果は米のとぎ汁につけ置きしたほうが油が浮くという結果になりました。
食器を水に浸けただけでは油と水が完全に分離していますが、米のとぎ汁につけた食器は米のとぎ汁に油が溶け出してが浮いていますね。
この後いつも通り洗剤で食器を洗いましたが、米のとぎ汁につけ置きした食器はすぐに汚れが取れました。
米のとぎ汁を床のワックス代わりに
米のとぎ汁で床掃除する方法
1:バケツに米のとぎ汁を入れる
2:雑巾を米のとぎ汁に浸す
3:床の木目に沿って、雑巾がけする
1:バケツに米のとぎ汁を入れる
2:雑巾を米のとぎ汁に浸す
3:床の木目に沿って、雑巾がけする
米のとぎ汁で床掃除すれば、ワックスの代わりになって床がピカピカになります。
床がきれいになるのは、米のとぎ汁に含まれる「オリザオイル」という成分が、油の役割を果たしてくれるからなのです。
床掃除に使う米のとぎ汁は、一番最初に米を洗って出た濃いとぎ汁を使うようにしましょう。
自宅に赤ちゃんやペットが居る家庭の場合は、米のとぎ汁ならば舐めても体に害がないため安心ですね。
ただしペットがいる場合は、米のとぎ汁の匂いに誘われて床をペロペロ舐めてしまうかも。掃除中はゲージに入れてあげてくださいね。
米のとぎ汁で靴や衣類の予洗いができる
米のとぎ汁で衣類や靴を予洗いする方法
1:バケツに米のとぎ汁を入れる
2:汚れた靴や衣類を米のとぎ汁に浸す
3:3時間位放置する
4:米のとぎ汁から靴や衣類を取り出す
1:バケツに米のとぎ汁を入れる
2:汚れた靴や衣類を米のとぎ汁に浸す
3:3時間位放置する
4:米のとぎ汁から靴や衣類を取り出す
米のとぎ汁を使えば、汚れてしまった靴や衣類の予洗いが簡単にできます。
米のとぎ汁はアルカリ性なので、石鹸の役割を果たして汚れをきれいに落としてくれるのです。
シンクやシンク周りの掃除も米のとぎ汁があればすぐに終わる
米のとぎ汁でシンクを掃除する方法
1:スポンジや雑巾に米のとぎ汁を染み込ませる
2:スポンジや雑巾でシンクを磨く
1:スポンジや雑巾に米のとぎ汁を染み込ませる
2:スポンジや雑巾でシンクを磨く
シンクには食器を洗うときに出る油分がこびりついています。
米のとぎ汁にはデンプンという油分をきれいにする成分が入っているため、こびりついた油分を浮かせてきれいにしてくれるのです。
実際にやってみると、水垢や油汚れが酷かったシンクもピカピカになりました。
お米のとぎ汁はシンクに流していると思うので、毎日米を炊くついでに掃除してしまいましょう。
スポンジは100円均一にも売っている「メラミンスポンジ」を使うとさらに効果的だと思います。
コンロの周りの油汚れや焦げ付きの掃除にも
米のとぎ汁でコンロ周りを掃除する方法
1:霧吹きスプレー容器に米のとぎ汁を入れる
2:コンロに米のとぎ汁を吹きかける
3:布で汚れを拭き取る
1:霧吹きスプレー容器に米のとぎ汁を入れる
2:コンロに米のとぎ汁を吹きかける
3:布で汚れを拭き取る
毎日料理をしていると、コンロ周りには油が飛び散ったり焦げ付きができてしまいますが、米のとぎ汁があればきれいに落とすことができます。
米のとぎ汁には油やコゲを浮かせる石鹸のような効果があるからです。
この時、米のとぎ汁を少し温めてぬるま湯くらいの温度にすると、汚れの落ち方が良くなります。
洗剤を使うと換気も必要になる作業ですが、その手間もなくすぐに掃除が終わります。
弁当箱の臭いもスッキリ!米のとぎ汁の消臭効果とは
米のとぎ汁でプラスチック容器を消臭する方法
1:プラスチック容器に米のとぎ汁を入れる
2:30分放置する
3:水ですすぐ
1:プラスチック容器に米のとぎ汁を入れる
2:30分放置する
3:水ですすぐ
プラスチック容器に米のとぎ汁を入れると、残っていたカレーなどの匂いがスッキリ落ちます。
プラスチック容器の表面は一見ツルツルに見えますが、実はデコボコしているため、匂いの元が入り込んでしまいます。
ハイターなどの洗剤を使えばプラスチック容器の臭いはとれるのですが、食べ物を入れる容器なので抵抗がありますよね。
その点、米のとぎ汁であれば体への影響もなく安心して掃除に使えます。
ちなみに、洗い終わった後に日干しをすると完全に匂いが消えますよ。
魚の干物を戻すときの水代わりに使うと美味しくなる
米のとぎ汁で魚の干物を元に戻す方法
1:容器に魚の干物と米のとぎ汁(2回目以降)を入れる
2:冷暗所で一晩以上放置する
3:水洗いする
1:容器に魚の干物と米のとぎ汁(2回目以降)を入れる
2:冷暗所で一晩以上放置する
3:水洗いする
米のとぎ汁を使うと、魚の干物を美味しくもとに戻すことができます。
米のとぎ汁で干物を戻すと美味しくなる理由は2つあります。
1つ目は、米のとぎ汁は水に比べて旨味成分が溶け出しにくいことです。
2つ目は、日干しした魚にできる「遊離脂肪酸」という渋み成分や匂いを取り除いてくれることがあげられます。
米のとぎ汁に浸すときは、魚の干物全体がひたひたになるまで浸けましょう。
魚を焼くときの受け皿に米のとぎ汁を使うと掃除が楽になる
魚を焼くときに、水の代わりに米のとぎ汁を受け皿入れておくと掃除が楽になります。
アルカリ性の米のとぎ汁は石鹸の代わりになり、魚からしたたり落ちる油分をキャッチして浮かしやすくしてくれるのです。
料理に使うものなので、米のとぎ汁はホコリが混ざっている1回目のものではなく、2回目以降に出たものを使用してください。
米のとぎ汁を入れ忘れたときは、掃除に米のとぎ汁を使えば、汚れが落ちやすくなるのでおすすめです。
米のとぎ汁で鍋のコゲが取れやすくなる
米のとぎ汁で鍋のコゲをとる方法
1:鍋のコゲが浸かるくらいまで米のとぎ汁を入れる
2:一晩放置する
3:翌日、固めのスポンジで洗い流す
1:鍋のコゲが浸かるくらいまで米のとぎ汁を入れる
2:一晩放置する
3:翌日、固めのスポンジで洗い流す
ステンレス製鍋・アルミ製鍋・ほうろう鍋にが焦げ付いてしまった場合は、米のとぎ汁で簡単にコゲを落とすことができます。
米のとぎ汁はアルカリ性で石鹸の代わりになるので、コゲを浮かせる力があるのです。
大根やたけのこは米のとぎ汁で下茹ですると甘みが出る
米のとぎ汁で大根を下茹でする方法
1:大根を水洗いして、内側にある筋まで皮をむく
2:大根を食べやすい大きさに切る
3:大根がひたひたになるくらいに米のとぎ汁につけて煮る
4:米の匂いが残るため、水で洗う
1:大根を水洗いして、内側にある筋まで皮をむく
2:大根を食べやすい大きさに切る
3:大根がひたひたになるくらいに米のとぎ汁につけて煮る
4:米の匂いが残るため、水で洗う
おでん用の大根は、米のとぎ汁で煮ると、アクが抜けて甘みが強くなり美味しく出来上がります。
甘くなる理由は、米のとぎ汁に含まれるデンプンが、大根の表面をコーティングし、甘みを閉じ込めるからなのです。
大根の他に、たけのこや豚バラ肉などの下茹でとして、米のとぎ汁を使うことができます。
大根の下茹でに使う米のとぎ汁は、2回目以降のものを使ってください。
1回目の米のとぎ汁には、ホコリや汚れなども含まれているためです。
煮物に使う大根は、端っこではなく真ん中部分が適していると言われています。
米のとぎ汁は土鍋の目止めやアク抜きに使う
米のとぎ汁で陶器をアク抜きする方法
1:買ってきた土鍋の半分〜8分目くらいまで米のとぎ汁をいれる
2:弱火で20分〜30分加熱する
3:火を止めて土鍋を放置して冷ます
4:冷めたらとぎ汁を捨て、水で洗う
1:買ってきた土鍋の半分〜8分目くらいまで米のとぎ汁をいれる
2:弱火で20分〜30分加熱する
3:火を止めて土鍋を放置して冷ます
4:冷めたらとぎ汁を捨て、水で洗う
おろしたての土鍋などの土器や陶器を使うときは、使う前に表面をコーティングする「目止め」を行います。
目止めをするときに、米のとぎ汁を使うと効果的です。
米のとぎ汁を目止めに使うと、土器の凸凹した表面をふさぎ、傷みにくく匂いもつきにくくなります。
米のとぎ汁は肥料にもなる
米のとぎ汁を植物にあげるポイント
1:米のとぎ汁をあげる回数は月に1〜2回
2:大量に与えすぎない
3:根腐れするため、観葉植物や鉢植えの植物にはあげない
1:米のとぎ汁をあげる回数は月に1〜2回
2:大量に与えすぎない
3:根腐れするため、観葉植物や鉢植えの植物にはあげない
米のとぎ汁には多くのビタミンやミネラルなどの栄養が含まれているため、植物の肥料としても使えます。
注意するポイントは、米のとぎ汁を植物に「与えすぎないこと」です。
米のとぎ汁にはデンプンが含まれています。
デンプンを与えすぎると、土が固くなったり通気性が悪くなったりし、かえって植物が育ちにくくなってしまうのです。
また、栄養がありすぎて虫が湧いてしまうこともあります。
米のとぎ汁がいくら肥料として優れていても、与え過ぎには注意が必要です。
米のとぎ汁を活用する前に!美味しく炊けるお米の洗い方も知っておこう
米のとぎ汁を使った裏技を紹介してきましたが、みなさんはそもそもお米を正しい洗い方を知っていますか?
「お米のとぎ方」で調べてみてもたくさん出てきて、結局どれがいいのかよくわからなくなってしまいますよね。
そこで筆者の知り合いの料理人に、普段どうやってお米を洗っているかを聞いてきました。
ここではプロの料理人が実際にお米を洗っている方法を紹介します。
普段の食卓に並ぶご飯が、何倍も美味しく炊けるようになりますよ。
ご飯が美味しく炊けるお米の洗い方
1:米に水がかぶるくらい入れる
2:米をとがずにすぐ水を捨てる
3:水がない状態で、手を「グーパー」するようにお米をとぐ
4:水を入れる
5:米をとがずにすぐ水を捨てる
6:水を入れて2回かき回す
7:5・6を2回繰り返す
1:米に水がかぶるくらい入れる
2:米をとがずにすぐ水を捨てる
3:水がない状態で、手を「グーパー」するようにお米をとぐ
4:水を入れる
5:米をとがずにすぐ水を捨てる
6:水を入れて2回かき回す
7:5・6を2回繰り返す
米をとぐのは工程3のときのみで、後は水を入れてかき回すだけで大丈夫とのことです。
工程4で水を入れたときは、いつも以上に水が白く濁り、米ぬかが落ちているのがよくわかります。
工程6で水を入れたときには、水はほぼ濁りません。
実際にお米を炊いてみるといつも以上にふっくらと美味しいご飯が炊けました。
みなさんもぜひ試してみてくださいね。
米のとぎ汁の裏ワザを全部駆使して節約できる金額は…◯円!
お米のとぎ汁を使うことで、洗剤やスキンケアアイテムなど、使わなくて良くなる場合もあります。
そこで、これらの裏ワザをすべて駆使すると、一年間で何円節約できるかを計算してみました。
驚きの結果は…109,790円です!
日頃からちょっとしたことに米のとぎ汁を代用するだけで、かなり節約になることがわかりました。
筆者も調査前はここまで節約になるとは考えていませんでした。これからはお米のとぎ汁を日常生活で駆使していこうと思います。
米のとぎ汁はタダで美容・掃除・料理まで使える万能アイテムだった
ここまでたくさんの裏技を紹介してきましたが、0円でここまで万能に使えるアイテムは他になかなかありませんよね。
しかも、総節約額は109,790円です。これは使わない手はありません。
調べていくにつれてどんどん奥が深くなる米のとぎ汁には、まだまだ有効活用の可能性を秘めていることでしょう。
みなさんも賢く楽しく、米のとぎ汁を活用してみてくださいね。
この記事がみなさんの生活のお役に立てれば幸いです。