サーチュイン遺伝子を活性化するスイッチ!最新のエイジングケア
[公開日]2013/12/29[更新日]2017/10/19
サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)とは
私たちの体の中には、長寿遺伝子があります。この長寿遺伝子はサーチュインと呼ばれ、生物の老化を防止し、寿命を延ばすと言われています。このサーチュイン遺伝子は、特別な人でなくても誰もが持っており、活性化することで人類の平均寿命は百歳を超えるという説もあります。すべてが解明されたわけではありませんが、国内でも国立遺伝学研究所などを中心に研究が進めれられています。
サーチュインとは
体内で重要な役割を担っているタンパク質のことで、このサーチュイン遺伝子がONになると細胞内で指揮者のような働きをし、およそ百にも及ぶ老化要因を抑える効果があると考えられています。つまり、サーチュイン遺伝子を活性化することができれば最強のアンチエイジングと言うことができるでしょう。
サーチュイン遺伝子が活性化すると期待できる効果
サーチュイン遺伝子の効果に関しては、肯定的なものから否定的な情報まで、様々なものが存在します。ここでは、肯定派の情報を紹介しています。
(参考:「レスベラトロールの秘密」植物栄養素DBフィトス(著))
女性の肌のエイジングケア
サーチュイン遺伝子がオンになると、エイジングの原因に細胞レベルで働きかけます。皮膚細胞のターンオーバーを整えるため、しわ・たるみ・くすみ・しみなどすべての肌のトラブルに働きかけると言われています。男性の身体のエイジングケア
男性特有の加齢に伴う疾患であるEDや薄毛などにおいても、サーチュイン遺伝子がオンになることで影響を与えることがあると米機関で発表されています。健康維持の効果
加齢とともに弱ってしまう身体に対して、様々な方面で健康維持をサポートすると言われています。サーチュイン遺伝子を活性化させる2つの方法
サーチュイン遺伝子を活性化させるスイッチは、いまのところ大きく2つだと言われています。
カロリーを制限する(空腹状態を保つ)
サーチュインを活性化するには、摂取するカロリーを、必要とされる適切なカロリー摂取量の約70%に制限し、その状態を7週間以上続けなければなりません。つまり、空腹状態を保つのです。カロリー制限を継続的に行えば、微生物から哺乳類まですべての種において寿命を伸ばすと言われています。カロリーを制限し、空腹状態を保つと老化原因の要素であるミトコンドリアの弱体化を防ぎ、健康維持を邪魔する免疫細胞の活発化を抑えることができるのです。
早い年代から始めるほどエイジングケアに効果的です。
ただし、70%のカロリー制限をやめるとサーチュインの活性化もオフになってしまいます。継続的に行わなくてはなりません。
また、必要とされる適切なカロリー摂取量を50%以下(いわゆる飢餓状態)にまで減らすと、かえって寿命は縮むという研究結果があります。少食の方は注意して行う必要があり、現実的には70%という量の厳密さと空腹状態を常に保つ困難さから、実践は難しいと思われます。
そこで、サーチュイン遺伝子活性化のためにオススメしたいのが2番目の方法です。
レスベラトロールを摂取する
レスベラトロールとは、強力な抗酸化力を持ち、サーチュインに直接作用し、活性化を促すポリフェノールの一種です。カロリー制限をしなくても、レスベラトロールをとるだけでサーチュイン遺伝子が活性化すると言われています。レスベラトロールの効果
レスベラトロールは、分裂を繰り返す皮膚細胞のテロメアDNAを活性化する酵素に作用し、細胞分裂の寿命を延ばす働きがあります。つまり、肌は加齢とともに潤いやみずみずしさを失っていきますが、皮膚細胞の新陳代謝(ターンオーバー)を促すため美肌作用があるとの報告があります。また、毛髪への影響の報告もあることから、エイジングケア成分として注目されています。
レスベラトロールの期待効果はさまざま
レスベラトロールの強力な抗酸化力は、健康維持にも期待されており今注目の栄養素です。※効果・効能が保証されているものではありません。《おすすめ記事》
レスベラトロールサプリメントの選び方
※本記事が、レスベラトロールの医学的な効果・効能を保証するものではありません。