3つの施術比較で見えてくる!AGA植毛のおすすめクリニック(病院)
[公開日]2016/08/04[更新日]2016/08/30
同じ植毛でも、クリニックによって50万円もの違いがあること、知っていますか?
植毛治療は保険適用外の領域。クリニックによって価格を自由に設定できる、熾烈な世界です。
患者側からしてみれば不自由でしかないこの自由診療ですが、植毛の知識やクリニック業界をしっかりリサーチすることで、賢く選び抜いていくことは可能です。
ということで今回は、植毛のクリニック選びについて、植毛にまつわる知識をしっかり得ながら考えていきたいと思います。目次に沿って見ていきましょう!
植毛は医療行為にあたるため、クリニックで施術を受けることになります。
ただ、植毛は一般的な診療・手術とは異なる部分があるため、事前に知識をつけておく必要があります。
また、植毛の具体的な内容についても詳しく知っておくことで賢く治療を選択していきましょう。
ポイントは3つです。
自由診療とは患者側が治療費を全て負担するという意味ですが、自由ってそもそも何が自由なのか、知っていますか?
実は、治療の価格についてクリニック側が"自由"に設定することが許されている、って意味の"自由"なのです。
自由に値段を決められるということは、つまり価格競争が起きるということで、クリニックによって価格が大きく開いてしまいます。
場合によってはクリニック側のその自由が、患者に不自由をもたらすことがあります。植毛の質と金額が釣り合っていない場合です。
それを見極めていくために事前の調査や植毛の知識が必要というわけなのです。
自毛とはその名の通り自分の毛髪のことを指します。そして毛髪にも二つのパターンが存在していて、
に種類分けできます。
AGAの影響を受ける毛とは、すでに薄毛になってしまっているエリアの毛です。
この毛にはAGAの原因である男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)を感知する受容体というものを持っているため、ジヒドロテストステロンを感知することで抜け毛が進行してしまいます。
その一方、受容体を持ってない毛というのがAGAの影響を受けない毛のことで、側頭部や後頭部エリアの毛を指します。
その毛を毛根から採取し薄毛部分に植え付けることで植毛を行っていきます。
人工植毛とは、人の体になじみやすい人工毛を頭皮に植え付ける施術のことを言います。
人工毛の素材には体になじみやすいものが使用されている、とは言っても所詮は異物です。図にあるようにだんだんと体へのダメージが蓄積されていきます。
人工毛が原因で細菌による炎症が起こったり、中には肉芽種といわれるデキモノができてしまったりと、体の拒絶反応が起きるのが人工毛最大のデメリットです。
この表は、日本皮膚科学会と毛髪科学研究会の両団体が策定した、AGA治療に関するガイドラインの一部です。
表中の「B」や「D」は治療推奨度を表していて、評価の高い順からA.B.C1.C2.Dと分類されています。
自毛植毛はBの推奨できるレベルである一方、人工植毛はD評価の「使用しないよう勧告」されているのが現状です。
増毛できるメリットよりも体にかかるデメリットの方が大きく上回っている、というのがその理由です。
また、自毛植毛がA評価でないのは、AGA治療として最初に取りかかるべきはフィナステリドやミノキシジルといった薬が勧められているためであって、発毛に対する効果が低いからという訳ではありません。
発毛効果は正しく立証されています。
という人もいると思います。
実は、そんな人にこそ自毛植毛にチャレンジして欲しい、と筆者は考えています。それぞれの項目について詳しく見てみましょう。
飲み薬は、AGAの原因となる男性ホルモンのジヒドロテストステロン生成を抑え込むことで薄毛への対策をしています。
また、塗り薬については毛の毛母細胞に働きかけることで細胞を活性化させ、健康な毛を発毛させようとする方法です。
その一方植毛(自毛植毛)は、双方の治療アプローチとは全く異なります。
植毛用の自毛には後頭部や側頭部のものを使いますが、そもそもそのエリアに生える毛は脱毛因子ジヒドロテストステロンの影響を受けません。ジヒドロテストステロンを感知する受容体が存在しないのです。
それに加え、細胞本来の健康な状態であるため、塗り薬を使用しなくても十分自力で発毛し続けることが可能です。
つまり、治療薬で発毛を実感できなかった人にも、自毛植毛では発毛が期待出来る、ということなのです。
治療薬には様々な副作用が報告されています。
中でも内服薬は、男性ホルモンの生成を抑制する効果からか、男性機能に関する副作用が取りざたされがちです。
植毛の場合を見てみると、男子ホルモンを作用して治療していくものではないので、性機能の副作用に悩まされることはありません。
AGAの進行度合いによっては、薬での治療が難しい場合があります。毛の細胞自体が消失してしまっている可能性があるからです。
植毛では毛根から採取した健康な毛を植えることになるので、毛を生み出す細胞がきちんと引き継がれることで発毛することが可能なのです。
ここからは、自毛植毛を受けるにあたって押さえておきたい施術ポイントを見ていきます。
FUT法とは直訳すると毛包単位移植を意味し、毛を毛包というくくりで取り出すことからこう呼ばれています。
クリニックによってはストリップ法と言い換えられているところもあります。
FUTの植毛で最大の特徴は、メスで頭皮を帯状にカットしていく点です。
帯状に取り出された頭皮は再び丁寧に小分けされていくため、毛根を傷つける可能性を極力抑えながら移植することが可能で、定着率の高さの所以でもあります。
ただ、痛みが出やすかったり傷跡が残る可能性があったりする点がマイナスポイントです。
FUE法とはFUT法と同じく毛包単位で移植する技術ですが、毛の取り出し方に特徴があるためExtraction(抽出)に焦点が当てられた名称になっています。
直径1ミリほどのパンチと呼ばれる機械を用いて毛をくり抜いていきます。その際、皮下の毛根位置をうまく見極めるスキルが必要となるため、技術が未熟な医師の場合だと毛根を傷つける可能性があり定着率低下につながってしまいます。
また広範囲の植毛になるとドナー(自毛)の数が多く必要になるため、ドナー採取のために丸刈りをしなければならなかったり、同一エリアから採取しすぎることで周辺の頭髪が脱毛してしまうデメリットがあります。
ということで一度に大量の植毛を行うのに適した施術法ではありません。
一方、傷口が限定されるため痛みや傷跡は出にくく、完治が早いのが特徴です。
(※実物の機材はとても大きく、高性能な佇まいです!)
FUE法を機械の技術を取り入れなが行う方法です。
CCDカメラのスキャニングによって皮下の毛根位置を特定しながらパンチングすることで、FUEのデメリットである毛根切断を回避し定着率の向上を実現しています。
それ以外の特徴はFUE法と同じなのですが、機械を導入することになるのでその分コストがかかりがちに。
この定着率を上げるための施術としてFUT・FUE・機械植毛に共通しているのが「毛包単位」と呼ばれる移植です。
毛は同じ場所に1本しか生えているワケではなく、2〜4本が束になっています。それらを1本づつ取り出して植毛するのではなく、束=毛包を1単位として植毛する方が定着率が向上することが分かり、この毛包単位での施術が基本となりました。
ちなみに、1毛包のことを1グラフトと呼びます。
その一方FUE法・機械植毛はパンチと呼ばれる機材で小さな穴を開けるだけなので、傷口を目立たせなくすることが可能です。
しかし、皮下の毛包位置を予測しなければならず、途中で切断してしまうことで定着率が下がる可能性があります。
傷跡に毛が生えないことで傷跡が目立ってしまっていた点に着目して、傷口の上皮どうしを削り合わせ重ねて縫合することで自然な傷跡にする、という技術です。
FUT法を検討している人は、このトリコフィティック縫合を取り入れているクリニックを検討してみてください。
自毛植毛の方法には、FTU法・FTE法・機械植毛の3つが大きな流れであり、自分の希望や状況によって選んでいく必要があることを解説してきました。
ここからは、それぞれの施術でおすすめできるクリニックについて取り上げてみたいと思います。
▼比較表の詳細はページ下部へ
中でも傷跡を目立たなくさせる「トリコフィティック縫合」を行っている数少ないクリニックのため、FUT法で広範囲の植毛を希望している人におすすめです。
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また、刈り上げ不要のオリジナルFUE法を持ち合わせており、通常のFUE法(MIRAI法)と刈り上げないFUE法(NC-MIRAI法)を組み合わせることでコストと見た目の両立を図っています。
FUE法で治療を検討している方には間違いなくおすすめのクリニックです。
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そして何よりも、安定した技術を持ち合わせながら他院を圧倒する価格の安さが魅力的で、費用を抑えて自毛植毛に取り組みたい方におすすめできるクリニックです。
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FUT・FUE・機械…それぞれのメリットデメリットを知ることで、興味のある治療法がだんだんと見え始めてきたのではないでしょうか?
ということで次のステップ、治療の流れはどうなるのか?を知ることで、植毛手術に向けてのイメージを掴んでおきましょう。
自毛植毛にも幾つかの処置法があり、それぞれに得意とするクリニックがあることが理解できたと思います。最後にまとめておきましょう。
植毛治療は金額が高く、かなりの心理的ハードルがあることでしょう。
ただ、AGAの根本治療として植毛治療が有効な点は間違いなく、コストさえクリアできれば強力な味方になってくれます。
まずはクリニックで医師に話を聞いてみることから、スタートしてみませんか?
《おすすめ関連記事》
植毛治療は保険適用外の領域。クリニックによって価格を自由に設定できる、熾烈な世界です。
患者側からしてみれば不自由でしかないこの自由診療ですが、植毛の知識やクリニック業界をしっかりリサーチすることで、賢く選び抜いていくことは可能です。
ということで今回は、植毛のクリニック選びについて、植毛にまつわる知識をしっかり得ながら考えていきたいと思います。目次に沿って見ていきましょう!
基礎編!クリニックに行く前に知っておきたいこと
植毛は医療行為にあたるため、クリニックで施術を受けることになります。
ただ、植毛は一般的な診療・手術とは異なる部分があるため、事前に知識をつけておく必要があります。
また、植毛の具体的な内容についても詳しく知っておくことで賢く治療を選択していきましょう。
ポイントは3つです。
❶ 植毛は保険適応外の手術
❷ 植毛の種類
❸ 植毛をおすすめできる人
❷ 植毛の種類
❸ 植毛をおすすめできる人
自由診療によるクリニック間の価格差
植毛は自由診療です。風邪などとは違って病気を治療する類のものではないため、保険が適用されません。自由診療とは患者側が治療費を全て負担するという意味ですが、自由ってそもそも何が自由なのか、知っていますか?
実は、治療の価格についてクリニック側が"自由"に設定することが許されている、って意味の"自由"なのです。
自由に値段を決められるということは、つまり価格競争が起きるということで、クリニックによって価格が大きく開いてしまいます。
場合によってはクリニック側のその自由が、患者に不自由をもたらすことがあります。植毛の質と金額が釣り合っていない場合です。
それを見極めていくために事前の調査や植毛の知識が必要というわけなのです。
植毛の種類
植毛には、自毛植毛と人工植毛の二種類に分けられます。自毛植毛
自毛とはその名の通り自分の毛髪のことを指します。そして毛髪にも二つのパターンが存在していて、
AGAの影響を受ける毛
AGAの影響を受けない毛
に種類分けできます。
AGAの影響を受ける毛とは、すでに薄毛になってしまっているエリアの毛です。
この毛にはAGAの原因である男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)を感知する受容体というものを持っているため、ジヒドロテストステロンを感知することで抜け毛が進行してしまいます。
その一方、受容体を持ってない毛というのがAGAの影響を受けない毛のことで、側頭部や後頭部エリアの毛を指します。
その毛を毛根から採取し薄毛部分に植え付けることで植毛を行っていきます。
人工植毛
人工植毛とは、人の体になじみやすい人工毛を頭皮に植え付ける施術のことを言います。
人工毛の素材には体になじみやすいものが使用されている、とは言っても所詮は異物です。図にあるようにだんだんと体へのダメージが蓄積されていきます。
人工毛が原因で細菌による炎症が起こったり、中には肉芽種といわれるデキモノができてしまったりと、体の拒絶反応が起きるのが人工毛最大のデメリットです。
この表は、日本皮膚科学会と毛髪科学研究会の両団体が策定した、AGA治療に関するガイドラインの一部です。
表中の「B」や「D」は治療推奨度を表していて、評価の高い順からA.B.C1.C2.Dと分類されています。
自毛植毛はBの推奨できるレベルである一方、人工植毛はD評価の「使用しないよう勧告」されているのが現状です。
増毛できるメリットよりも体にかかるデメリットの方が大きく上回っている、というのがその理由です。
また、自毛植毛がA評価でないのは、AGA治療として最初に取りかかるべきはフィナステリドやミノキシジルといった薬が勧められているためであって、発毛に対する効果が低いからという訳ではありません。
発毛効果は正しく立証されています。
こんにちは!「アンチエイジングの神様」管理人の安藤美和子です。効果や体の影響から見て、植毛するなら人工植毛じゃなくて自毛植毛を検討したいところね。
植毛をおすすめしたいAGAの人
AGAの治療に取り組んでいる人の中には飲み薬や塗り薬をしているが回復の兆しが見えない
治療薬の副作用が気になるのでやめたい
AGAの進行が進みすぎて治療薬ではイマイチ効きが悪い
治療薬の副作用が気になるのでやめたい
AGAの進行が進みすぎて治療薬ではイマイチ効きが悪い
という人もいると思います。
実は、そんな人にこそ自毛植毛にチャレンジして欲しい、と筆者は考えています。それぞれの項目について詳しく見てみましょう。
飲み薬や塗り薬をしているが回復の兆しが見えない
飲み薬は、AGAの原因となる男性ホルモンのジヒドロテストステロン生成を抑え込むことで薄毛への対策をしています。
また、塗り薬については毛の毛母細胞に働きかけることで細胞を活性化させ、健康な毛を発毛させようとする方法です。
その一方植毛(自毛植毛)は、双方の治療アプローチとは全く異なります。
植毛用の自毛には後頭部や側頭部のものを使いますが、そもそもそのエリアに生える毛は脱毛因子ジヒドロテストステロンの影響を受けません。ジヒドロテストステロンを感知する受容体が存在しないのです。
それに加え、細胞本来の健康な状態であるため、塗り薬を使用しなくても十分自力で発毛し続けることが可能です。
つまり、治療薬で発毛を実感できなかった人にも、自毛植毛では発毛が期待出来る、ということなのです。
治療薬の副作用が気になるのでやめたい
治療薬には様々な副作用が報告されています。
中でも内服薬は、男性ホルモンの生成を抑制する効果からか、男性機能に関する副作用が取りざたされがちです。
植毛の場合を見てみると、男子ホルモンを作用して治療していくものではないので、性機能の副作用に悩まされることはありません。
AGAの進行が進みすぎて治療薬ではイマイチ効きが悪い
AGAの進行度合いによっては、薬での治療が難しい場合があります。毛の細胞自体が消失してしまっている可能性があるからです。
植毛では毛根から採取した健康な毛を植えることになるので、毛を生み出す細胞がきちんと引き継がれることで発毛することが可能なのです。
主流は3つだけ!自毛植毛の施術について
ここからは、自毛植毛を受けるにあたって押さえておきたい施術ポイントを見ていきます。
施術方法
自毛植毛の施術は技術の進歩とともに進化し続けていますが、中でもメインとして行なわれている施術方法を見ていくことでメリットや注意点を確認していきましょう。施術名 | FUT法 | FUE法 | 機械植毛 |
---|---|---|---|
おすすめ度 | |||
特徴 | メスで帯状にドナー採取する方法 | メスを使わずパンチでくり抜く方法 | CCDカメラ付きパンチでくり抜く方法 |
注意点 | ・傷跡が残る ・費用が高い | ・広範囲植毛× ・痕が白く残る ・坊主は× ・髪の刈上げ有 | ・広範囲植毛× ・痕が白く残る ・坊主は× ・髪の刈上げ有 ・導入数限定的 |
定着率 | 定着率は高い | 医師の技術に左右されがち | 医師の技術に左右されることが少ない |
他にも施術法はあるけど、今はこの3つが主流で定着率も高い植毛技術よ。
FUT法(Follicular Unit Transplantation)
広範囲で定着率の高い植毛を希望している人におすすめ
クリニックによってはストリップ法と言い換えられているところもあります。
FUTの植毛で最大の特徴は、メスで頭皮を帯状にカットしていく点です。
帯状に取り出された頭皮は再び丁寧に小分けされていくため、毛根を傷つける可能性を極力抑えながら移植することが可能で、定着率の高さの所以でもあります。
ただ、痛みが出やすかったり傷跡が残る可能性があったりする点がマイナスポイントです。
FUE法(Follicular Unit Extraction)
植毛エリアがピンポイントであり、痛み・傷跡を抑えながら植毛したい人におすすめ
直径1ミリほどのパンチと呼ばれる機械を用いて毛をくり抜いていきます。その際、皮下の毛根位置をうまく見極めるスキルが必要となるため、技術が未熟な医師の場合だと毛根を傷つける可能性があり定着率低下につながってしまいます。
また広範囲の植毛になるとドナー(自毛)の数が多く必要になるため、ドナー採取のために丸刈りをしなければならなかったり、同一エリアから採取しすぎることで周辺の頭髪が脱毛してしまうデメリットがあります。
ということで一度に大量の植毛を行うのに適した施術法ではありません。
一方、傷口が限定されるため痛みや傷跡は出にくく、完治が早いのが特徴です。
機械植毛(FUE系)
植毛エリアがピンポイントであり、定着率を大切にしつつ痛みや傷跡も抑えていきたい人におすすめ
FUE法を機械の技術を取り入れなが行う方法です。
CCDカメラのスキャニングによって皮下の毛根位置を特定しながらパンチングすることで、FUEのデメリットである毛根切断を回避し定着率の向上を実現しています。
それ以外の特徴はFUE法と同じなのですが、機械を導入することになるのでその分コストがかかりがちに。
施術の着眼点
植毛の成否は定着率にあり
定着率とは、取り出した自毛が移植先で根付き、発毛しだすかどうかの確率のことです。つまり、植毛の質を決定する一番大切な数値なのです。この定着率を上げるための施術としてFUT・FUE・機械植毛に共通しているのが「毛包単位」と呼ばれる移植です。
毛は同じ場所に1本しか生えているワケではなく、2〜4本が束になっています。それらを1本づつ取り出して植毛するのではなく、束=毛包を1単位として植毛する方が定着率が向上することが分かり、この毛包単位での施術が基本となりました。
ちなみに、1毛包のことを1グラフトと呼びます。
切るのか切らないのか
FUT法ではメスで頭皮を帯状に切る必要があり、どうしても傷跡が残ってしまいます。ただ、毛包を取り出す際に傷つける可能性は減るので、定着率が向上したり広範囲の植毛が可能です。その一方FUE法・機械植毛はパンチと呼ばれる機材で小さな穴を開けるだけなので、傷口を目立たせなくすることが可能です。
しかし、皮下の毛包位置を予測しなければならず、途中で切断してしまうことで定着率が下がる可能性があります。
縫合方法
FUT法ではメスでの傷が大きなネックとなっていましたが、そのデメリットをカバーする「トリコフィティック縫合」と呼ばれる技術が登場してきました。傷跡に毛が生えないことで傷跡が目立ってしまっていた点に着目して、傷口の上皮どうしを削り合わせ重ねて縫合することで自然な傷跡にする、という技術です。
FUT法を検討している人は、このトリコフィティック縫合を取り入れているクリニックを検討してみてください。
3大主流で見る おすすめクリニック
自毛植毛の方法には、FTU法・FTE法・機械植毛の3つが大きな流れであり、自分の希望や状況によって選んでいく必要があることを解説してきました。
ここからは、それぞれの施術でおすすめできるクリニックについて取り上げてみたいと思います。
FUT法 | FUE法 | 機械植毛 |
|
---|---|---|---|
クリニック | |||
総合評価 | 数少ないトリコフィティック縫合を行う実績あるクリニック | スピードと技術を兼ね備えた実力院 | 他院を圧倒する価格の安さ |
FUT法 | 毛包単位植毛 1000グラフト 80万〜90万 (表下で解説) | FUSS ※院としては勧めていない (表下で解説) | ドナーストリップ法 1000グラフト 81万4,814円 (表下で解説) |
FUE法 | 切らない自毛植毛 1000グラフト 140万円 (表下で解説) | MIRAI法 1000グラフト 140万円 (表下で解説) | ARTAS 1000グラフト 81万4,814円 (表下で解説) |
▼比較表の詳細はページ下部へ
どのクリニックも、治療を受ける前に無料カウンセリングをしているみたい。一度クリニックの雰囲気を確かめるためにも無料カウンセリングを受けてみるのもいいかもね。
《FUT法》おすすめクリニック
紀尾井町クリニック
紀尾井町クリニックは植毛治療に定評のある専門外来です。中でも傷跡を目立たなくさせる「トリコフィティック縫合」を行っている数少ないクリニックのため、FUT法で広範囲の植毛を希望している人におすすめです。
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《FUE法》でおすすめできるクリニック
親和クリニック
親和クリニックが得意とする施術は、メスの使わないFUE法。定着率の問題をカバーするだけのスピードと技術を備えた熟練した医師が在籍しているのが魅力です。また、刈り上げ不要のオリジナルFUE法を持ち合わせており、通常のFUE法(MIRAI法)と刈り上げないFUE法(NC-MIRAI法)を組み合わせることでコストと見た目の両立を図っています。
FUE法で治療を検討している方には間違いなくおすすめのクリニックです。
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費用を抑えたい方におすすめのクリニック
AGAルネッサンスクリニック
最新の機械植毛機「ARTAS」を導入しているAGAルネッサンスクリニック。ARTASがFUE法の弱点である定着率をカバーし、医師の技量に左右されずに安定した結果を出してくれるため評価できます。そして何よりも、安定した技術を持ち合わせながら他院を圧倒する価格の安さが魅力的で、費用を抑えて自毛植毛に取り組みたい方におすすめできるクリニックです。
公式サイトはこちら
事前カウンセリングが大事!治療の流れ
FUT・FUE・機械…それぞれのメリットデメリットを知ることで、興味のある治療法がだんだんと見え始めてきたのではないでしょうか?
ということで次のステップ、治療の流れはどうなるのか?を知ることで、植毛手術に向けてのイメージを掴んでおきましょう。
どのクリニックも無料でカウンセリングを行っているわよ。もちろん、そこで治療の契約をしなければならないなんてことはないから、納得できる手術に向けてどこかのタイミングで必ず受けておきたいわね。
自毛植毛のクリニック選び まとめ
自毛植毛にも幾つかの処置法があり、それぞれに得意とするクリニックがあることが理解できたと思います。最後にまとめておきましょう。
植毛治療は金額が高く、かなりの心理的ハードルがあることでしょう。
ただ、AGAの根本治療として植毛治療が有効な点は間違いなく、コストさえクリアできれば強力な味方になってくれます。
まずはクリニックで医師に話を聞いてみることから、スタートしてみませんか?
『FUE法』×『FUT法』×『機械植毛』
クリニック詳細比較表
クリニック詳細比較表
FUT法 | FUE法 | 機械植毛 |
|
---|---|---|---|
クリニック | |||
総合評価 | 数少ないトリコフィティック縫合を行う実績あるクリニック | スピードと技術を兼ね備えた実力院 | 他院を圧倒する価格の安さ |
実績 | 19年の実績と12,000件以上の症例数 | 1時間に2428グラフトを採取する世界最高速度 | ARTAS症例数世界No. 1 |
無料カウンセリング | あり | あり | あり |
FUT法 | 毛包単位植毛 1000グラフト 80万〜90万 (表下で解説) | FUSS ※院としては勧めていない (表下で解説) | ドナー ストリップ法 1000グラフト 81万4,814円 (表下で解説) |
トリコフィティック縫合 | あり | なし | なし |
FUE法 | 切らない 自毛植毛 1000グラフト 140万円 (表下で解説) | MIRAI法 1000グラフト 140万円 (表下で解説) | ARTAS 1000グラフト 81万4,814円 (表下で解説) |
営業時間 | 東京8:30-18:00 大阪8:30-17:30 休診:日祝 | 10:00-19:00 年中無休 | 10:00-19:00 不定休あり |
店舗数 | 2院 東京・大阪 | 4院 東京・愛知・大阪・福岡(2016年開院予定) | 4院 東京・大阪・宮城・福岡 |
支払い方法 | クレジット可 医療ローンあり | クレジット可 医療ローンあり | クレジット可 医療ローンあり |
予約方法 | web・電話 | web・電話 | web・電話 |
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