ザガーロ・プロペシア徹底比較!効果・副作用の追求と多角的AGA治療のススメ

[公開日]2018/08/03

ザガーロ AGA治療薬の世代交代がついにやってきた。

2005年。プロペシアの登場により薄毛が治療できるようになった日本。まさに革命であったであろうその年から、早11年。

さらにバージョンアップされた新薬「ザガーロ」が、ついに解禁されました。
第二のAGA治療薬どころかメインの薬となっていくであろうザガーロの、実力やマイナス面を、古株プロペシアと対比させていくことで精緻に見ていきたいと思います。

ということで今回は、ザガーロについて・クリニックを選ぶポイント・AGAの様々な治療法・よくある疑問の4本柱で解説していきます。
つ、つ、つ、ついに新薬ザガーロを入手できる日が来たんだね…!
こんにちは!「アンチエイジングの神様」管理人の安藤美和子です。そうなの、販売延期のトラブルもあったみたいだけど、2016年6月にようやく販売できることになったわ。
待ちに待ったって感じよね。私もなんだか興味あるわ〜。
マミちゃんって肉食っぽいから
男にしか効かないザガーロがグイグイ効きそうだね。
頭のそのちぢれ毛、刈るわよ

ザガーロ・プロペシアの徹底比較!数字から分かるザガーロの威力


ザガーロについて ザガーロVSプロペシア これまでのAGA治療薬市場はプロペシアが独占状態でしたが、2016年の6月に、新薬「ザガーロ」が販売開始となりました。

ザガーロはプロペシアと同じく5α-リダクターゼ阻害薬としての効果を発揮しますが、プロペシアとどこがどう違うのでしょうか。

互いを照らし合わせながら違いをあぶり出していきたいと思います。
商品比較
商品名
ザガーロ
プロペシア
種類
ザガーロカプセル0.1mg
プロペシア錠0.2mg
ザガーロカプセル0.5mg
プロペシア錠1mg
有効成分
デュタステリド
フィナステリド
効果効能
男性における男性型脱毛症
男性における男性型脱毛症の遅延
具体的な効果の違い
特徴
リダクターゼⅠ型Ⅱ型を阻害。2016年6月販売開始。
5リダクターゼⅡ型を阻害。AGA治療薬として初認可。
飲み方
・1日1回経口投与
・食前食後食間どのタイミングでも可
(ただし24時間おきが望ましい)
併用禁忌薬
特になし
服用できない人
・女性(特に妊婦)
・20歳未満の人
・重度の肝機能障害がある人
・5α-リダクターゼ過敏症の既往歴がある人
副作用
・勃起不全
・リビドー減退
・胃腸障害 など
詳細はザガーロの副作用(ページ下部)
価格
9,000円〜
(約1か月分/全額負担)
7,000円〜
(約1か月分/全額負担)

まず第一に、プロペシアの効果効能が「男性における男性型脱毛症の遅延」となっているのに対し、ザガーロは「男性における男性型脱毛症」との表記になっています。

ザガーロは遅延だけにとどまらない効果が見込める(より強力に働きかける)という意味が汲み取れます。
またその理由が、5α-リダクターゼⅠ型Ⅱ型の双方を阻害するという特徴から導き出されていると考えられます。

その他の特徴としてはプロペシアと類似するところが多く、つまり、ザガーロはプロペシアの強化版であることが読み取れます。
確かにザガーロの方が強力っぽい感じする
ではここで、本当にザガーロはプロペシアの強化版なのかどうか、数値データを用いながら紐解いてみたいと思います。

データから見る効果の違い

 
デュタステリド
フィナステリド
用量
0.1mg
0.5mg
0.2mg
1mg
ジヒドロテストステロン濃度
-85.8%
-91.2%
-69%
-71%
《医薬品インタビューフォーム「ザガーロ」「プロペシア」より抜粋》
これは、テストステロンと5α-リダクターゼが結びつくことでできる、AGAの原因「ジヒドロテストステロン」が薬によってどこまで抑えられているか、を示した数字です。

デュタステリドはザガーロを、そしてフィナステリドはプロペシアの成分を指しているのですが、デュタステリドの方が少ない用量であるにもかかわらずジヒドロテストステロン値を下げていることが分かります。

しかし、ジヒドロテストステロン値が大幅に下がっているとはいえ、毛髪量にどのような影響を及ぼしているのかを確かめないことには本当に効果があるとは言えないわけです。

それを示しているのが下のグラフです。
「プラセボ薬」とは治療成分を含まない薬のことで、薬の効果実験の際に使用されるフェイクです。

このグラフからも分かるように、ザガーロ服用時の発毛効果の方が高いことが示されています。

つまり、プロペシアよりもジヒドロテストステロン値を抑える効果のあるザガーロは、発毛という観点でもしっかりと成果を上げている、ということです。
ザガーロの方がAGA治療に効果があることは
実験で証明されてるんだね

精神的な負担も!?ザガーロの副作用


副作用 ここまではザガーロの良い面を見てきましたが、副作用もしっかり押さえておく必要があります。

ザガーロの副作用にはプロペシアとほぼ同様のものが認められています。それらの種類とその発現率を詳しく見ていきましょう。
 
デュタステリド0.1mg
デュタステリド0.5mg
勃起不全
3%
5%
射精不能
1%
1%
射精障害
2%
1%
リビドー減退
5%
2%
リビドー消失
1%
0%
胃腸障害
3%
2%
精神障害
7%
2%
《医薬品インタビューフォーム「ザガーロ」より抜粋》
AGA治療薬では、男性機能に関する副作用が取りざたされることが多い傾向にあります。
というのも、男性ホルモンであるジヒドロテストステロンの生成を阻害する作用が影響しているからだと考えられます。

ザガーロの副作用を実際に見ても分かるように、確かに男性機能への副作用が確認できます。

その中でも最も値が高いのは、デュタステリド0.5mgの勃起不全(ED)。
5%ということは20人に1人の割合で発現する計算になりますが、この数字が多いか少ないかの判断は個々によるところが大きいところです。

しかし実際に副作用が起きている事実を考慮すると、妊活中などの服用は極力避けるべきだと感じます。

また、リビドーというのはいわゆる性欲のことで、リビドー減退・消失は性欲の減退・消失と置き換えられるのですが、不思議なことに用量の少ないデュタステリド0.1mgの方が高い値を弾き出しています。
量と副作用は比例しない、ということなのでしょうか。

続いて、意外だったのが、精神障害の副作用が出ている点です。

確かに、男性ホルモンは気力にも作用すると考えられていますので、その値が下がってしまうことで憂鬱感ややる気の消失が起きるのかもしれません。

メンタル治療を受けている方は服用に注意する必要がありそうです。
精神的な副作用があるなんてビックリだなぁ
僕メンタル弱いからどうしよ…

リスクアドバイザーは大切!ザガーロのクリニックを選ぶポイント


クリニックのポイント ザガーロはAGA治療にとても有効な手段であることが分かってきました。

しかしその一方で、男性機能の低下や精神的な副作用があることも事実です。
適切に、そして効果的にザガーロを活用するためにも第三者のアドバイスを受けることは重要な要素です。

そこでここでは、AGA治療を専門的に行っていて、かつ、新薬ザガーロ導入済みのおすすめのクリニックを紹介します。

テレビ電話でザガーロを処方してもらえるAGAヘアクリニック
AGAヘアクリニックは、テレビ電話で診察を受けることができ、通院すること無くザガーロを処方してもらうことができます。

診察費は無料で、支払いはザガーロの薬代(9,259円:税抜)だけなので、ムダなお金が発生せず安心です。

また、ザガーロと同じ有効成分デュタステリドを配合している「DUTA」(7,407円:税抜)というオリジナルの薬もあります。
AGAヘアクリニックの公式サイトへ

直接相談したい人はAGAスキンクリニック
医師に直接会って相談するほうが安心、という人は全国に50か所以上のクリニックがあるAGAスキンクリニックがおすすめです。

AGAスキンクリニックの場合、AGAヘアクリニックと違い、診察にもお金がかかるので治療費は少し高くなります。

個室も豊富にあるので、プライバシーの面も安心です。
AGAスキンクリニックの公式サイトへ

AGAクリニックを選ぶポイント

AGAを治療するにあたって、どのクリニックを選べばいいのか悩む人は多いと思います。選ぶポイントとしては
無料で相談ができる
強引なローン勧誘がない
ザガーロだけの単剤処方で終わらない
薬以外での発毛指導や経過観察を丁寧に行ってくれる
上記をクリアしているクリニックは優良だと言えます。

その点、ライカやAGAスキンクリニックはこの4つのポイントをクリアしているのでおすすめできるクリニックだと考えています。

クリニック選びの一つの参考にしてみてください。

ザガーロは働き者!ジヒドロテストステロンの阻害方法


AGAは「Androgenetic Alopecia」の略で、「男性型脱毛症」と訳されます。
この"男性型"が指し示す意味は"男性ホルモン"のことで、つまり、男性ホルモンによる脱毛症をAGAと呼んでいるのです。

男性ホルモンといってもたくさんの種類があるのですが、その中でも「ジヒドロテストステロン(DHT)」という男性ホルモンが、脱毛の最たる原因とされています。

そんなジヒドロテストステロンですが、もともと備わっているホルモンではなく、新たに生成されるという側面があります。

ジヒドロテストステロンの発生方法
男性の元気を健やかに保つために必要とされている、テストステロン。
この男性ホルモンが、皮脂腺や毛乳頭(栄養分やホルモンを受け取る部分)に存在している5α-リダクターゼと呼ばれる酵素と結びつくことで、ジヒドロテストステロンが生成されてしまうのです。

このジヒドロテストステロンですが、胎児(男児)の男性器を形成する役割やテストステロンの減少を補うといった、男性ホルモンの中でも強力に働きかける力があるのですが、こと頭髪に関しては脱毛という形でマイナスに働いてしまいます。

デュタステリドは両方阻害
そのジヒドロテストステロンの生成を阻害するのが、AGA治療薬のザガーロやプロペシアなのです。

プロペシアにはフィナステリドが含まれており、この作用でⅡ型の5αリダクターゼを阻害することができます。
一方ザガーロは、デュタステリドが配合されていることでⅠ・Ⅱ型の双方を阻害する力が備わっています。

つまり、ザガーロの方がより強力に脱毛原因のジヒドロテストステロンの生成を抑えることができる、というワケなのです。

ザガーロのニセモノ?輸入品の是非


輸入 現段階では、ザガーロ自体は個人輸入で購入することができません。
が、しかし、ザガーロの成分である「デュタステリド」を含む海外製品は出回っており、望めば手に入れることができる状況です。

クリニックでの購入にするのか、はたまた輸入品で安く抑えるのか。とても悩ましい問題ではありますが、口に入れるものであり副作用が生じるものであることを考慮すると、やはりどうしても輸入品を最初の足がかりとして提案してしまうことには抵抗を感じてしまいます。

ということでここでは、輸入品にはどんなリスクがあるのか、そして、個人で治療薬を服用するにはどんなリスクがあるのかを改めて検証してみることで、再度輸入品について考えるきっかけになればと思います。
輸入品のリスク
ニセモノを掴まされる可能性
輸入代行業者が行う成分鑑定。ホンモノの薬であることの証として示されることがありますが、それが本当に意味をなしているのかどうかを改めて考えてみたいと思います。

まずは、鑑定証明書について。
個人輸入代行業者の中には、HP上の商品欄横に成分鑑定所を添付している場合があります。クリックすることで内容を確かめることもできるのですが、理解することはできません。

なぜなら英語で書かれてあるからです。

専門的な内容である上に英語で記載されているとなると、素人目には判断できないのです。
なんとなく証拠をチラつかせているだけのようで、胡散臭さをどうしても感じてしまいます。

続いて、鑑定方法について。
仮に証明書自体が間違いないものだったとしても、仕入れごとに毎回鑑定しているのであれば正確度も高まります。

しかし、ある特定期間のうちで無作為の一つだけを選び出す方法であれば、ニセモノが紛れ込むスキは十分発生してしまうのではないのか。
となると、その鑑定方法が気になってくるところではありますが、その方法を確認する術がありません。

この二つの理由から、輸入品にはニセモノが多く出回っているのではないのか、という疑念がどうしても湧いてきてしまいます。
ニセモノと言うより、表記されてある成分量より少ない場合も
輸入品で一番考えられるのが、完全なニセモノではないけれど表記されてある成分量には満たないような、いわゆる粗悪品を掴まされてしまう場合です。

上でも触れましたが、鑑定方法を詳しく知ることができないため、記載の成分量のうちどの程度検出できれば正規品として認められるのか、判然としません。

これが50%程度の物であっても誤差の範囲内に含まれるのかどうか、服用者側からしてみるととても気になるところです。
技術の違いによる効果の出具合
薬剤の製法により、有効成分が本当に有効に働くのかどうか、という問題もあります。

海外製品の技術を疑うわけではありませんが、日本のものと海外のものとで錠剤の見た見が全然違う(日本で承認されてあるものは作り込みがしっかりしている)ことがあるため、不安に駆られます。

有効成分が最大限機能するのかどうか、もしくは働きすぎて副作用の影響が強く出過ぎないかどうかは、製剤の方法によっても異なってくるものです。
配合成分に無認可のものがある可能性
デュタステリドといったメインの成分とは別に配合されてあるものの中には、日本で承認されていないものが含まれている場合もあります。

過去に例として上がったのは、体に悪影響を与える着色料が輸入品に使われていた、というものです。

錠剤程度の服用であれば問題ないという意見もありましたが、日本では食品での使用を認められていない着色料です。摂取しないに越したことはありません。
個人で服薬するリスク
副作用のマネジメントができない
薬は多かれ少なかれ副作用が出るもの。

その副作用が持病や体質に左右されてしまうことはご存知の通りです。が、その副作用の処理を自分で行うことは難しく、医師の助言を仰がざるをえません。

個人輸入では安さというメリットがある一方で、第三者による適切なアドバイスを受けることのないまま服薬しなければならないというデメリットが考えられます。

長年AGA治療を経験されている人にとってみれば、輸入品だからこそ好都合な側面もあるとは思います。
しかし、これから治療を開始する人には、安さを求めることよりも先に、きちんとアドバイスしてもらえる人を見つけることが先決だと考えています。

薬は健康を取り戻すための手段です。体を壊してしまっては元も子もないことを改めて認識してほしいと思います。
結局損をしてしまう可能性
病院では、処方された薬がその人にとって効果があるものなのかどうかを検査してもらうことができます。

数ヶ月の服用で効果が見込めない場合(そもそもAGAが原因ではなかった等)は早期に別の治療へと取りかかることができますが、個人で服用している場合、こうはいきません。

「安くつくから」と思って輸入品を購入していたのにもかかわらず、その治療薬が自分に相応しくないとわかるタイミングが遅くなればなるほど、損をしてしまう結果になりかねないのです。
僕って
目先の利益に目がくらんで結局損しちゃう星の人な気がする…


ザガーロの欠点は持続性の無さ?複合的AGA治療のススメ


AGAの治療方法 複合的な治療が必要 ここまでは、AGA新薬であるザガーロの効果やその良さを解説してきました。

ザガーロはプロペシアよりも脱毛防止効果が高く、強力なミカタになってくれることは間違いなさそうです。が、しかし、決して万能でというワケではなかったのです。

AGA治療におけるザガーロといった内服薬は、脱毛原因であるジヒドロテストステロンの生成を抑えることにありました。

しかし、いったん内服を中断してしまうとジヒドロテストステロン生成が再開され、再度AGAが進行し始めるのです。そう、ザガーロは、脱毛を一時的に防ぐ働きしか担っていなかったのです。

では、完全にAGAを食い止めるにはどうすればいいのでしょうか。それには、ザガーロ服用とともに別の角度からAGAへアプローチしていく必要がありました。

AGA治療の特徴
HARG療法
HARG療法 HARG療法とは、幹細胞から取り出された細胞成長因子と呼ばれるものを、頭皮に注射することで健康な毛母細胞を取り戻す方法です。

再生治療の一つでもあり、発毛効果には期待ができます。
また、ザガーロやプロペシアといった内服薬とは違い、治療を終えた後でも発毛が持続するのが最大の特長です。

副作用は内服薬に比べあまり見受けられないですが、注射を頭皮に打つので腫れなどが出る場合があります。

価格としては一回あたり数十万から、治療期間によってはトータルで100万円以上かかってしまうことも。
しかし、AGAを根本から治療する方法なので、長い目で見ると内服薬を続けるよりもコストが抑えられるとも言えそうです。

自毛植毛
自毛植毛自分の頭皮にある健康な毛を移植することで発毛を再開させる方法。

最近の技術では定着率も上がっており、一度定着してしまえば発毛効果は大いに期待できます。

副作用としては、皮膚を切り取る手術のため、痛み・出血・しびれなどが出る可能性があります。
また、術後1ヶ月〜3ヶ月程度を目安として、植毛した周囲の毛が一時的に抜けてしまう「ショックロス」と呼ばれる現象が稀に起こります。

これは、毛が正常に成長するためのサイクルを取り戻すために起きる現象だとも言われており、再びきちんと生えくるので心配ありません。
費用につ
いてはかなりの高額で、1000株の自毛植毛で7,80万円は覚悟しておく必要がありそうです。

メソセラピー
メソセラピー 発毛に必要な成分(ビタミンやアミノ酸など)やフィナステリドなどを配合した専用薬剤を、頭皮に直接注射する方法です。

HARG治療と似ていますが、違いは幹細胞などから抽出されたタンパク質を含んでいるかどうか、です。

「毛包細胞自体の再生化」を進めることはできないので、発毛持続性の観点ではHARG療法からは大きく引き離されている印象です。

副作用は、内服薬と比較して発現率は低いとされています。
また、価格は1回数万円〜なので、HARG療法よりも取り組みやすい治療法と言えます。

プロペシア
プロペシア AGA治療の導入として頻繁に使用されるプロペシア。
役割としては、脱毛原因となるジヒドロテストステロンの生成を阻害し、脱毛の予防を行うこと。

しかし、決定的な欠点があります。それは、服用を中止すると再び脱毛が再開されてしまう点です。

つまり、服用中断後の発毛持続性は皆無ということなのです。
なので、プロペシアはあくまで治療の導入として使用し、根本的な解決にはHARG治療・自毛植毛・細胞成長因子成分(アミノ酸やビタミンなど)摂取による発毛促進・日常生活改善などを行っていく必要があります。

副作用として一番取りざたされるのは、男性機能の低下、です。といっても発現率は服用者の1割も満たないという報告もあります。

ただ、妊活中などの場合は休薬しておく方が好ましいと言えます。

価格は1ヶ月分で7,000円〜8,000円といったところです。

ザガーロ
ザガーロ 2016年6月に時販売開始となったAGA新薬、ザガーロ。

薄毛の原因となるジヒドロテストステロンの生成を阻害する、という原理はプロペシアと同じですが、阻害性能はプロペシアよりも上を行きます。
こちらもプロペシアと同じ原理を理由に発毛持続性はありません。

服薬を中断すると脱毛が再開されてしまいますので、別の治療法と組み合わせたAGA対策を練っていく必要があります。

副作用はこちら(ページ上記へ)に詳しく書きましたが、男性機能の低下に関することが挙げられます。
ただ、最高値である勃起不全でも5%という控えめな数値のため、深刻に捉えすぎる必要は無いようにも感じます。

一方で、意外だったのが精神的な副作用が生じていること。気分のムラや鬱っぽい症状が認められるので、メンタル治療を行っている人は医師に相談する必要がありそうです。

また、価格としては、プロペシアよりも少し高い9,000円〜1万円(約1ヶ月分)で推移しています。

ミノキシジル
ミノキシジル もともとは血管を広げることで血圧を下降させる薬でしたが、血行促進作用により発毛にも効果があることが分かり、AGA治療薬として使われだしました。

ミノキシジルは商品名ではなく成分名であり、市販薬のリアップといった外用剤などに使用されています。
ザガーロやプロペシアなどのジヒドロテストステロン生成阻害薬と併用することで、より一層の発毛効果が見込まれます。

しかし、これも内服薬と同様に一時的な処置であるため、発毛の持続性には期待できません。

また、AGA治療におけるミノキシジル使用は、外用薬(塗り薬)としてのみ承認されています。
中にはミノキシジルタブレット(ミノタブ)といった内服薬型を処方されることがありますが、今現在、AGA治療内服薬としてのミノキシジルは日本での承認が下りていない状況です。

ただし、医師の判断により例外的に処方できることがあり、その場合、患者側の同意が必要となるため薬の説明を確実に行ってくれるクリニックで処方してもらうことが大切です。

ミノキシジルの副作用としては、多毛症を引き起こしたり、血圧を下降する作用から心疾患への影響が認められます。

さらに、肝臓への負担がかかることも挙げられていますので、服用型を選ぶ際は医師からの説明や丁寧な経過観察が必要不可欠です。

価格は、外用・内服ともに5,000円前後になっています。
AGAの治療方法っていっぱいあるんだねー


現状の治療法で限りなくベストな選択は、
ザガーロとミノキシジル(塗り薬)の併用からスタートし、経過観察
症状が落ち着いてきたところを見計らってHARG治療
だと筆者は考えています。脱毛予防→発毛対策の流れに則ることで、一時的でなはく持続した発毛を再開させます。

また、上図の各治療方法を表にしてまとめました。自身に最適な選択肢を見つけ出すツールとして活用してみてください。
方法
名称
価格
内容
内服薬
ザガーロ
9,000円〜1万円
(1ヶ月分)
新内服薬。デュタステリドがジヒドロテストステロンの生成を阻害する
プロペシア
7,000円〜8,000円
(1ヶ月分)
フィナステリド成分が、ジヒドロテストステロンの生成を阻害する
ミノキシジル
タブレット
5,000円〜
細胞分裂因子を活性化させ発毛促進。タブレットは国内未承認
注射
メソセラピー
1回3万円〜
(要数回処置)
フィナステリドなど頭皮に直接注射する
HARG療法

1回15万円〜
(要数回処置)
細胞成長因子を頭皮に直接注射。メソセラピーよりも発毛持続
手術
自毛植毛
70万円〜
健康な自毛を植毛する手術。定着すると発毛持続率は高い
塗薬
ミノキシジル
5,000円〜
細胞分裂因子活性化で発毛促進

ザガーロでよくある質問を集めました


Q&A Q&A最後に、ザガーロについて良くある疑問を取り上げてみましたので、参考にしてみてください。
ザガーロの販売元はどこですか?
イギリスに本社を置く製薬会社のグラクソ・スミスクライン社です。
ザガーロはどんな薬ですか?
配合成分であるデュタステリドが、脱毛原因であるジヒドロテストステロンの生成を阻害することで脱毛を防ぐ、AGA治療に有効な薬です。
ザガーロとプロペシアの効果の違いは何ですか?
ジヒドロテストステロンの生成を助ける5α-リダクターゼと呼ばれる酵素をどれだけ阻害できるか、が大きく違います。プロペシアはⅡ型の5α-リダクターゼのみに働きかけますが、サガーロの場合Ⅰ型Ⅱ型双方に働きかけるので、その分脱毛予防効果が高いとされています。
プロペシアとの詳しい違いを教えてください。
ザガーロとプロペシアを比較した表がありますので、詳しくはこちら(ページ上部へ)をご覧ください。
ザガーロで発毛しますか?
ザガーロ自体は脱毛を防ぐためのものです。毛量を増やしたい場合は、ミノキシジルなどの塗り薬等を併用することが効果的とされています。
ザガーロを飲み始めてどのくらいで効果が出ますか?
個人差が大きいところではありますが、通常6ヶ月を目安として服用するように定められています。効果としては、3ヶ月目あたりから実感する人もいるようです。
ザガーロを飲むと毛はずっと生えるようになりますか?
ザガーロを休薬すると再びAGAが進行します。発毛の根本的な治療には
HARG療法自毛植毛といった方法や、日頃の生活の中でジヒドロテストステロンを生成させない生活習慣を目指していく必要があります。
副作用は出ますか?
プロペシアと同様の副作用が確認されています。詳しくはザガーロの副作用(ページ上部へ)
ザガーロの価格はいくらですか?
クリニックによってまちまちなのですが、おおよそ9,000円(保険適用外の価格)前後です。なお、自由診療のため、診察・処方箋ともに保険が適用されません。
どこで手に入りますか?
AGAの治療を行っているクリニックで処方してもらえます。なお、皮膚科等でも取り扱いがありますが、一部対応していないところもあるので事前に病院へお問い合わせください。
輸入品は手に入りますか?
ザガーロの輸入品は今のところありません。
ザガーロを飲めない人はどういう人ですか?
・女性(特に妊婦)
・20歳未満の人
・重度の肝機能障害がある人
・5α-リダクターゼ過敏症の既往歴がある人
多めに飲んでも大丈夫ですか?
飲む量を増やすことによるジヒドロテストステロン生成値には変化がほとんど見られないということなので、用量を守って服用してください。


新薬ザガーロと5つのポイント


AGA治療薬に新しい風を巻き起こしたザガーロ。
今後はプロペシアに変わって内服薬の主流となっていくことが見込まれています。

うまく活用することで、確実に薄毛対策をしていきたいところです。

それでは改めて今回の内容をまとめておきたいと思います。
❶ザガーロはプロペシアよりもAGA治療に効果的
❷しかしザガーロだけでは発毛は持続しない
❸AGAの根本治療には多角的な対策が必要
❹治療初心者は輸入品の安さよりも安全性を第一に
❺アドバイスがもらえる第三者の存在を作る
ザガーロは万能でなはいけど
うまく活用することでAGAを根っから解決していこう!


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※記事中の商品「アヤナストライアルセット」は販売終了し、「ディセンシア」にリニューアルされています。


◇参考文献・WEBサイト一覧
厚生労働省 統合医療情報発信サイト
日本化粧品技術者会
日本抗加齢学会
公益社団法人 日本皮膚科学会
※本サイトの薬事法に対する考え方、商品ランキング・点数付けの根拠は「アンチエイジングの神様とは」をご確認ください。


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