乾燥肌ニキビはスキンケアに注意!高保湿+殺菌ができる化粧品の選び方
[公開日]2017/10/06
ニキビ用の化粧品は肌を乾燥させてしまうものが多いため、乾燥肌の人が使うと肌がヒリヒリしたり赤くなったりします。
というのも、ニキビ用の化粧品は皮脂を抑えるものが多く、皮脂が足りない乾燥肌の人が使うと余計に乾燥が悪化してしまうのです。
ニキビケアの方法は、脂性肌と乾燥肌では全く違うため、ニキビ用の化粧品は慎重に選ぶ必要があります。
そこで今回は、乾燥肌とニキビを同時にケアできる化粧品をご紹介します。
ニキビといえば過剰に分泌された皮脂が原因となるイメージが強いですが、実は、乾燥が原因でニキビができることも多くあります。
20代の後半以降は肌の皮脂量が減り始めるため、大人ニキビはほぼ乾燥が原因と言えるほどなのです。
バリア機能が低下した肌は、外の刺激から肌を守るために角質をどんどん分厚くしていきます。
すると、厚くなった角質で毛穴が埋もれてしまうのです。
毛穴が埋もれた結果、皮脂や汚れが毛穴にたまりやすくなり、その皮脂汚れをエサにニキビ菌が繁殖して乾燥肌ニキビ(=大人ニキビ)が発生します。
乾燥肌でもニキビができるのは、肌が乾燥することで角質が厚くなり、皮脂が毛穴につまることだとお伝えしてきました。
つまり、乾燥肌のニキビケアでは、「保湿」を重視したスキンケアが何よりも大切になります。
うるおっている肌は柔らかく、古い角質をためこまないため、毛穴がふさがる心配もありません。また、肌がうるおっていると皮脂の分泌も正常なので、ニキビのない肌を保つことができます。
肌がうるおうことのメリットは、ニキビ悩みが解消するだけに留まりません。肌をきちんと保湿することはキメが整ったり、肌のトーンが上がったりするなど、ニキビケア以外にも様々な美肌効果をもたらしてくれるのです。
乾燥肌のニキビに効果的な化粧品は様々ありますが、以下3つのポイントが押さえられているものを選びましょう。効率的にニキビケアをすることができますよ。
そこで重要な役割を果たすのが「保湿成分」です。ただし、保湿成分にはいくつかの種類があるので、まずはその違いをしっかり理解しましょう。
保湿力がもっとも高い成分は「セラミド」です。
しかし、セラミドは原価が高いため価格の安い化粧品にはほとんど配合されていません。
安価でも効果的な化粧品でニキビケアをするなら、セラミドにこだわりすぎず「ヒアルロン酸・コラーゲン・グリセリン」のうち2つ以上の成分を配合している化粧品が候補になります。
乾燥肌におすすめのニキビケア成分が配合されている化粧品を選びましょう。
とはいっても、洗浄成分は成分の記載方法が様々あり、どのような表示の成分を避けるべきかを見抜くのはとても困難です。
そこで、以下のような避けるべき成分をチェックしておいて、それらが配合されていないものを選ぶと、簡単に見極めることができます。
これらの成分は洗顔料やクレンジング剤によくに使われている成分ですが、高い洗浄力がある一方で、肌に必要なうるおい成分まで奪ってしまうというデメリットがあります。
一般的によく使われる洗浄成分ですが、乾燥肌のニキビケアでは避けてください。
乾燥肌のニキビを効果的にケアする化粧品を選ぶ上で、以下の3ポイントは重要です。
①保湿力の高い成分を配合しているか
②ニキビケア成分を配合しているか
③クレンジングと洗顔は「ラウリル系」成分を避ける
人気のニキビケア化粧品がこの3ポイントをクリアしているか調査し、ランキングづけしました。
「オルビスクリア」は、ニキビケアとして有用な化粧品ですが、ラウリン酸など刺激が強い成分が多く配合されているので、刺激に敏感になっている乾燥肌のニキビケアには向いていません。
「ルナメアAC」に配合されている成分はいずれも肌への優しさがあります。しかし、保湿成分の配合量が物足りないので乾燥肌のケアとしては不十分です。
「ノブAC」は皮膚科でも取り扱いのある化粧品です。セラミドといった高保湿成分やビタミンEなどのニキビケア成分がバランス良く肌に優しいものを中心に配合されています。
ニキビはもちろん、乾燥肌もケアできるため、ノブACは乾燥が原因のニキビを根本から解決するのにぴったりの化粧品です。
ニキビ用の化粧品にセラミドが配合されることはあまりないため、セラミドが配合されている点は高く評価できます。
さらに、ヒアルロン酸やリピジュアなどセラミド以外の保湿成分もたっぷり配合されています。肌を柔らかくすることで、角質が厚くなって小さくなった毛穴を元の状態へと促し、ニキビができにくい肌をつくってくれるのです。
また、ビタミンC誘導体は美白成分としても働くため、茶色く色素沈着したニキビ跡もケアしてくれるのです。
ノブACのトライアルセットは、「クレンジング・洗顔料・化粧水・乳液」の4アイテムが1週間分試せるセット内容です。
肌との相性を確かめてから本商品を検討できるので、「乾燥肌の自分でも使えるかな?」と心配な方でも、気軽に試すことができますよ。
特に、「ニキビができにくくなった」という内容が目立ち、手強い乾燥肌のニキビケアに適していることが伺えます。
他にも、「肌そのものがキレイになった」という口コミも多く、ニキビと乾燥肌の両方をスキンケアできる化粧品と言えます。
一方の悪い口コミでは「肌に合わない」「変化があまり感じられない」という内容がいくつか見受けられました。
「肌との相性」に関しては、化粧品と肌の相性は使ってみなければ分かりません。「合う」「合わない」はどの化粧品にもありうることなので、まずはトライアルセットで肌に合うかを確かめることをオススメします。
また、「肌に変化を感じられなかった」という口コミは、使用期間が短かった方の意見と推測できます。
肌は平均28日のサイクルで生まれ変わっています。今日からスキンケアをノブACに変えたとしても、その結果が分かるのは早くても28日後なのです。
ただし、乾燥肌は、その肌が生まれ変わるサイクルが30日や40日と遅くなっているため、実感するまでにはより多くの時間が必要な場合もあります。
乾燥肌のニキビを本格的にケアするには1〜3ヶ月の期間が必要だと知っておきましょう。
長期にわたって使うアイテムだからこそ、肌との相性が重要です。まずはトライアルセットで肌に合うかを確認してから通常サイズの購入を検討してくださいね。
楽天市場:1,320円(税抜)+送料別
アマゾン:1,620円(税抜)+送料別
最安値は公式ページでした。送料無料や最短で翌日に届くサービスは公式ページ限定の特典です。
また、乾燥肌は刺激に弱い敏感な肌なので、品質管理をきちんと行っている販売元からの購入を強くオススメします。
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※楽天市場やアマゾンは第三者による転売です。割高なだけでなく、化粧品そのものの品質が劣化していることもあるのでご注意ください。
ノブACの「クレンジング・洗顔・化粧水・乳液」を購入し、1ヶ月スキンケアを行った肌の変化を公開します。
筆者の肌:乾燥肌で大きなニキビではなく、プツプツと小さなニキビががある
まず、各アイテムを使った様子からご紹介します。
ノブACのクレンジングはリキッド状でメイクにするっとなじみます。
リキッドやオイルタイプはニキビとの相性が悪いイメージを持っている人も多くいますが、実はそうではありません。
ミルクやクリームタイプのクレンジングは、肌に優しいからもののメイクが落ちにくかったり、メイクを落とす時の摩擦が強くなり肌に大きな負担をかけるデメリットがあります。
その点、リキッドやオイル状のクレンジングだと素早くなじんでメイクを落とせるので、肌に余分な負担をかけることもありません。
さらに、ノブACのクレンジングはピーリング成分が配合されています。毛穴に詰まった汚れや、肌表面に溜まった古い角質、ニキビ菌も一緒に洗い流してくれます。
ニキビ肌にぴったりのクレンジングでしょう。
モコモコはしていますが、気泡が荒くて弾力がない泡です。
実際に洗ってみると、吸着力はあるのか洗顔後は肌がパッと明るくなりました。ただし、泡の弾力がイマイチなので、肌に刺激を与えないよう優しく洗顔するのがポイントです。
なじませた後は、肌がしっとりともちもちするほどのうるおい効果があります。
肌がカサカサ乾燥している人でも十分に保湿できる化粧水です。
肌に密着して保湿されているのを感じました。
また、ベタついたりヌルついたりはしないので、「保湿後にメイクがヨレる」といったこともありません。
水分・油分の量の理想値は、水分40%以上・油分20%前後です。
ノブACでスキンケアした肌は一時間後も理想値に近い肌バランスを保っていました。(皮脂が若干多く出ていますが、もともとの皮脂量50%と比較すると約20%も減少しているため有用と判断できます。)
また、一ヶ月ノブACでのスキンケアを続けたところ、乾燥していた肌がしっとり潤ったことを実感できました。
気になっていた頬周辺のブツブツや、肌のくすみが解消されて、理想の肌に近づきました。
結論:ノブACは乾燥肌とニキビを同時にケアできる!
ノブACを一ヶ月使ったところ、肌のブツブツは徐々に目立たなくなり、肌もしだいにうるおってきました。
また、アゴにあった小さなニキビも、いつものように大きな白ニキビになることはありませんでした。
しかも、肌がうるおって乾燥肌もケアできたので、くすんでいた肌に透明感が出て、ニキビケア以上の効果を感じています。
乾燥肌でニキビに悩んでいる人は、ノブACを一度試す価値がある化粧品でしょう。
ノブACの公式ページへ
「乾燥肌のニキビにはニベアやオロナインが良い」などの情報を見かけることがありますが、ニベアやオロナインではニキビも乾燥肌も改善できません。
乾燥肌のニキビケアで重要なのは、
①肌の内側をうるおすこと
②ニキビケア成分で炎症を抑えること
の2点です。
ニベアの全成分を確認すると、保湿成分として「ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン」などが配合されていました。
これらには肌の表面に膜を張る働きがあるものの、肌の内側にうるおいを届ける働きはありません。
また、肌の刺激となる防腐剤や乳化剤である「ラノリンアルコール、水添ポリイソブテン」などが配合されているため、乾燥によって肌のバリア機能が低下した肌には不向きです。
一方、オロナインには「クロルヘキシジングルコン酸塩液」が配合されており、ニキビ菌の殺菌に有用です。
ただし、オロナインには保湿成分は配合されていないため、乾燥が原因のニキビの予防や根本的な解決はできません。
あくまでもニキビができた時の一時的な対処法として使いましょう。
どんなに効果的な化粧品でも、正しく使わなければその効果は半減します。
実は…
「化粧水は冷やして使うと毛穴が引きしまる」
「洗顔は時間をかけると汚れがよく落とせる」
「ニキビがあるときは乳液やクリームを使わない」
などの情報は間違いです。
この機会に正しいスキンケア方法をマスターしておきましょう。
洗う順番:「Tゾーン→Uゾーン→目元・口元」の順で洗う
コツ:こするのではなく汚れを浮かせるイメージで優しくなじませる
注意点:1分以内に肌全体になじませる
洗う順番:「Tゾーン→Uゾーン→目元・口元」の順で洗う
コツ:手と顔の間で泡を転がすように洗う
注意点:洗顔料がモコモコと濃密になるまで泡立てから洗う
塗る順番:「Uゾーン→Tゾーン→目元・口元」の順に塗る
コツ:規定量を2回に分けて塗る
注意点:コットンではなく手で塗る
塗る順番:「Uゾーン→Tゾーン→目元・口元」の順に塗る
コツ:気になる部分へは2度塗り
注意点:ニキビが赤く炎症を起こしているときは使わない
美容液には化粧水や乳液よりも美肌成分がたっぷり配合されているので、乾燥してニキビができやすくなった肌と相性がよく効果的にケアします。
乾燥肌には保湿力が高くて肌への刺激が少ない「セラミド配合」の美容液をがオススメです。
セラミド配合の美容液の詳しい情報については「セラミド美容液の選び方」で解説をしています。
塗る順番:「Uゾーン→Tゾーン→目元・口元」の順で塗る
コツ:乾燥が気になる部分には重ね塗りをする
注意点:Tゾーンに塗りすぎないようにしましょう
ニキビをケアできたとしても乾燥肌ニキビが繰り返しできるのは、ニキビができる根本の原因を解決できていないからです。
原因をしっかり理解して、ニキビに悩まない肌を作りましょう。
「ニキビ菌を殺菌する」
「肌に角質を溜めないようにする」
「毛穴を清潔に保つ」
などの対策が定番ですが、実は、これだけでは乾燥肌のニキビを根本から解決することはできません。
なぜなら、乾燥肌のニキビケアには保湿が重要だからです。
ニキビは
①肌が乾燥して角質が厚くなる
②厚くなった角質が毛穴の入り口を塞いで小さくする
③毛穴に皮脂や汚れが溜まりやすくなり、ニキビ菌が繁殖しだす
④ニキビ菌が活発になりニキビが大きくなる
の①〜④の過程を経て、目立つ大きさにまでなってしまいます。
つまり、初期の「①肌が乾燥して角質が厚くなる」への対策ができていなければ、何度でも繰り返しニキビができてしまうのです。
乾燥肌でニキビに悩んでいる方は、肌の内側と外側のどちらもしっかり保湿することが大切です。
しかし、ニキビ用の化粧品はさっぱり系のものが多く、肌の内側と外側の両方に必要な保湿成分を補えないアイテムばかりです。
そこで大切なのが、ニキビケア成分だけでなく、高保湿な成分もしっかり配合された化粧品でスキンケアすることです。
乾燥肌には保湿ケアが大切なのは多くの人が知っていますが、重要性を理解していても十分な保湿ケアができている人はほとんどいません。
この記事内でも紹介している「ニキビも乾燥肌もケアできる化粧品」を見極めてスキンケアをすることが、繰り返しできるニキビを効果的に予防する方法だといえます。
一般的なニキビケアにはオイルフリーのスキンケアが適していますが、乾燥肌のニキビでも同じことが言えます。
というのも、ニキビができている原因は「乾燥」だったとしても、一般的なニキビも乾燥肌のニキビもオイル(皮脂)を餌にしてニキビ菌の繁殖が活発化することは同じです。
ニキビのある肌にオイル系の化粧品は使わないようにしましょう。
ニキビがあるとファンデーションなどのベースメイクがしにくいですよね。
また、肌が乾燥しているとファンデーションが粉状に浮いてしまいがちです。
そこで、ニキビがあっても使えるファンデーションと、肌との密着をあげるコツをご紹介いたします。
②粉タイプ
③タール色素や合成界面活性剤が不使用
これらのポイントを押さえているファンデーションは肌に優しくてオススメです。一方で、カバー力が低いとのデメリットがあるため、3つのポイントを押さえていながらも、しっかりカバーできるファンデーションを選びましょう。
オススメはエトヴォスのミネラルファンデーションです。
3つのポイントを押さえているだけでなく、高いカバー力もあるためニキビ肌でも安心して使えます。
②清潔なパフやブラシを使う
③化粧直しには乳液を使う
化粧をする前は必ず肌を保湿しましょう。
化粧の前に肌にうるおいを与えると肌の表面がなめらかになり化粧ノリがよくなります。
また、ファンデーションを塗るときに使うパフやブラシの汚れも化粧ノリを悪くする原因です。
週に1度は洗って清潔な状態を保ちましょう。
化粧直しをするときにファンデーションがうまく肌と密着しない時は乳液を使うのがオススメです。
化粧がよれた部分を軽く拭き取り、乳液を塗ったあとに化粧を直します。
そうするだけで、ファンデーションのノリが格段によくなりますよ。
肌が乾燥してニキビができている人は「食事」が大きく関係していることがあります。
乾燥した肌に皮脂が増えるとどんどんニキビができやすくなるので要注意です。
肌に必要な栄養が足りなくなるとニキビができやすくなってしまうので、甘いものを食べ過ぎないように気をつけましょう。
さらに、胃腸が弱るとホルモンバランスが乱れやすくなります。ニキビとホルモンバランスは密接な関係にあるため、偏った食事でホルモンバランスを崩すのは避けましょう。
食事は栄養のバランスが大切なので美肌食材ばかりを食べるのもダメですが、毎日の食事の参考にしてみてください。
たんぱく質をきちんと食べることで、元気な新しい肌をつくることができます。
食材:肉、魚、たまご、豆類など
肌の代謝がよくなると、ニキビがある肌はどんどん剝がれ落ち、ニキビのないキレイな肌と入れ替わります。
食材:ナッツ類、緑黄色野菜など
乾燥肌が原因でできているニキビは皮膚科での治療が可能です。
治療内容は、一般的なニキビ治療と同じ場合が多く、塗り薬や内服薬の処方がほとんどです。
費用はクリニックにより異なりますが、だいたい2,000円〜5,000円ほどと言われています。(レーザーなどの特別な治療を受ける場合は5,000円以上必要になるケースもあります。)
ニキビが爆発して血がでている場合や、膿が出ている場合は皮膚科での治療をオススメします。
ただ、ニキビは繰り返しできるため、ニキビ治療後も普段のスキンケアでニキビを予防したり、乾燥肌をケアしたりすることは必要不可欠です。
今回紹介した、乾燥肌のニキビを効果的にケアする化粧品でニキビができにくい肌を目指しましょう。
ニキビと乾燥は関係がないように見えて、実はとても近い関係です。
しかし、ニキビと乾燥の対策方法は異なるため、一緒にケアするのが難しいのも事実です。
そこで、乾燥肌を優先的にケアすることでニキビの根本的な原因の対策ができます。
3つのポイントを押さえた化粧品でスキンケアをして、乾燥にもニキビにも悩まない肌を目指しましょう!
◆参考文献
吉木伸子『スキンケア美容医学辞典』
朝田 康夫『美容の医学 美容皮膚科学辞典』
というのも、ニキビ用の化粧品は皮脂を抑えるものが多く、皮脂が足りない乾燥肌の人が使うと余計に乾燥が悪化してしまうのです。
ニキビケアの方法は、脂性肌と乾燥肌では全く違うため、ニキビ用の化粧品は慎重に選ぶ必要があります。
そこで今回は、乾燥肌とニキビを同時にケアできる化粧品をご紹介します。
目次
《ガイド:川上麻里佳》
エステティシャン、スポーツインストラクターを経て、美容ダイエットの企画編集を担当。
エステティシャン、スポーツインストラクターを経て、美容ダイエットの企画編集を担当。
大人のニキビは「乾燥肌」が原因
ニキビといえば過剰に分泌された皮脂が原因となるイメージが強いですが、実は、乾燥が原因でニキビができることも多くあります。
20代の後半以降は肌の皮脂量が減り始めるため、大人ニキビはほぼ乾燥が原因と言えるほどなのです。
10代〜20代前半のニキビは皮脂が原因
10代〜20代前半に多いニキビは、過剰に分泌された皮脂を栄養にニキビ菌が繁殖するのが原因です。
20代後半からのニキビは乾燥が原因
20代後半のニキビ、いわゆる「大人ニキビ」は、肌が乾燥することで角質が厚くなった結果、毛穴が角質で塞がれることで発生します。
頬にポツポツと小さくニキビができやすいのも特徴です。
10代〜20代前半に多いニキビは、過剰に分泌された皮脂を栄養にニキビ菌が繁殖するのが原因です。
20代後半からのニキビは乾燥が原因
20代後半のニキビ、いわゆる「大人ニキビ」は、肌が乾燥することで角質が厚くなった結果、毛穴が角質で塞がれることで発生します。
頬にポツポツと小さくニキビができやすいのも特徴です。
肌が乾燥していると、どうしてニキビができるの?
皮脂量が低下した肌は乾燥し、バリア機能が低下します。バリア機能が低下した肌は、外の刺激から肌を守るために角質をどんどん分厚くしていきます。
すると、厚くなった角質で毛穴が埋もれてしまうのです。
毛穴が埋もれた結果、皮脂や汚れが毛穴にたまりやすくなり、その皮脂汚れをエサにニキビ菌が繁殖して乾燥肌ニキビ(=大人ニキビ)が発生します。
乾燥肌のニキビは保湿スキンケアが大切!
乾燥肌でもニキビができるのは、肌が乾燥することで角質が厚くなり、皮脂が毛穴につまることだとお伝えしてきました。
つまり、乾燥肌のニキビケアでは、「保湿」を重視したスキンケアが何よりも大切になります。
うるおっている肌は柔らかく、古い角質をためこまないため、毛穴がふさがる心配もありません。また、肌がうるおっていると皮脂の分泌も正常なので、ニキビのない肌を保つことができます。
肌がうるおうことのメリットは、ニキビ悩みが解消するだけに留まりません。肌をきちんと保湿することはキメが整ったり、肌のトーンが上がったりするなど、ニキビケア以外にも様々な美肌効果をもたらしてくれるのです。
乾燥肌向け!効果的なニキビケア化粧品の選び方
乾燥肌のニキビに効果的な化粧品は様々ありますが、以下3つのポイントが押さえられているものを選びましょう。効率的にニキビケアをすることができますよ。
乾燥肌ニキビをケアする化粧品の選び方
①保湿力の高い成分が配合されているか
②ニキビケア成分が配合されているか
③クレンジングと洗顔料は「ラウリル系」成分を避ける
①保湿力の高い成分が配合されているか
②ニキビケア成分が配合されているか
③クレンジングと洗顔料は「ラウリル系」成分を避ける
保湿力の高い成分が配合されているか
乾燥肌のニキビをケアするためには、その原因である「乾燥による毛穴のつまり」をケアすることがポイントです。そこで重要な役割を果たすのが「保湿成分」です。ただし、保湿成分にはいくつかの種類があるので、まずはその違いをしっかり理解しましょう。
保湿力がもっとも高い成分
・セラミド一定の保湿力ある成分
・ヒアルロン酸やコラーゲンなど保湿力がイマイチな成分
・グリセリンやNMFなど保湿力がもっとも高い成分は「セラミド」です。
しかし、セラミドは原価が高いため価格の安い化粧品にはほとんど配合されていません。
安価でも効果的な化粧品でニキビケアをするなら、セラミドにこだわりすぎず「ヒアルロン酸・コラーゲン・グリセリン」のうち2つ以上の成分を配合している化粧品が候補になります。
「ヒアルロン酸・コラーゲン・グリセリン」は、一種類だと保湿力が物足りないため、複数配合されているかを確認しましょう。
ニキビケア成分が配合されているか
単にニキビケア成分といっても、乾燥肌に使えるもの、乾燥肌に使えないものに分かれます。乾燥肌におすすめのニキビケア成分が配合されている化粧品を選びましょう。
乾燥肌ニキビにオススメのケア成分
・グリチルリチン酸2K
・アラントイン
・サリチル酸
これらの成分はニキビによる肌の炎症を抑えたり、ニキビ菌を殺菌したりしてくれます。
乾燥肌ニキビに不向きな成分
・イオウ
・アルコール
これらの成分も皮脂を抑えたり、ニキビ菌を殺菌したりする働きがある反面、同時に肌を乾燥させる特性があるので乾燥肌のニキビには向いていません。
・グリチルリチン酸2K
・アラントイン
・サリチル酸
これらの成分はニキビによる肌の炎症を抑えたり、ニキビ菌を殺菌したりしてくれます。
乾燥肌ニキビに不向きな成分
・イオウ
・アルコール
これらの成分も皮脂を抑えたり、ニキビ菌を殺菌したりする働きがある反面、同時に肌を乾燥させる特性があるので乾燥肌のニキビには向いていません。
クレンジングと洗顔は「ラウリル系」成分を避ける
クレンジングや洗顔料はメイクや皮脂汚れを落とす重要な役割がありますが、洗浄力が高すぎると肌を刺激し、肌荒れの原因につながってしまいます。とはいっても、洗浄成分は成分の記載方法が様々あり、どのような表示の成分を避けるべきかを見抜くのはとても困難です。
そこで、以下のような避けるべき成分をチェックしておいて、それらが配合されていないものを選ぶと、簡単に見極めることができます。
乾燥肌ニキビに不向きな洗浄成分
・ラウリル硫酸Na
・ラウリル硫酸TEA
・オルフィン(C14-C16)スルホン酸Na
・パレス-3硫酸Na
・ラウリル硫酸Na
・ラウリル硫酸TEA
・オルフィン(C14-C16)スルホン酸Na
・パレス-3硫酸Na
これらの成分は洗顔料やクレンジング剤によくに使われている成分ですが、高い洗浄力がある一方で、肌に必要なうるおい成分まで奪ってしまうというデメリットがあります。
一般的によく使われる洗浄成分ですが、乾燥肌のニキビケアでは避けてください。
乾燥肌へのニキビに!おすすめ化粧品ランキング
乾燥肌のニキビを効果的にケアする化粧品を選ぶ上で、以下の3ポイントは重要です。
①保湿力の高い成分を配合しているか
②ニキビケア成分を配合しているか
③クレンジングと洗顔は「ラウリル系」成分を避ける
人気のニキビケア化粧品がこの3ポイントをクリアしているか調査し、ランキングづけしました。
乾燥肌ニキビ化粧品の比較ランキング
商品名・価格(税抜) | 総合評価 | 保湿成分 | ニキビケア成分 | 洗浄成分 |
---|---|---|---|---|
1位 ノブ AC 1,500円 | 成分のバランスが良く保湿とニキビケアができる | セラミド/ヒアルロン酸/リピジュアなど | サリチル酸/ビタミンEなど | N-ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム |
ニキビケア力が高いが保湿力はやや低い | ビルベリー葉エキス/スクワランなど | グリチルリチン酸ステアリル/トコフェロール酢酸エステル | ミリスチン酸/ココイルメチルタウリンNa |
|
3位 オルビス 1,200円 | ニキビケア成分は十分だが刺激的な成分が含まれている | コラーゲン・トリペプチド/シロキクラゲ多糖体など | グリチルリチン酸ジカリウム/紫根エキス | ステアリン酸/パルミチン酸/ミリスチン酸/ラウリン酸 |
「オルビスクリア」は、ニキビケアとして有用な化粧品ですが、ラウリン酸など刺激が強い成分が多く配合されているので、刺激に敏感になっている乾燥肌のニキビケアには向いていません。
「ルナメアAC」に配合されている成分はいずれも肌への優しさがあります。しかし、保湿成分の配合量が物足りないので乾燥肌のケアとしては不十分です。
「ノブAC」は皮膚科でも取り扱いのある化粧品です。セラミドといった高保湿成分やビタミンEなどのニキビケア成分がバランス良く肌に優しいものを中心に配合されています。
ニキビはもちろん、乾燥肌もケアできるため、ノブACは乾燥が原因のニキビを根本から解決するのにぴったりの化粧品です。
オススメ1位はNOV AC
セラミド配合で乾燥した肌を内側からうるおす
セラミドは保湿成分の中で最もうるおい力の高い成分です。ニキビ用の化粧品にセラミドが配合されることはあまりないため、セラミドが配合されている点は高く評価できます。
さらに、ヒアルロン酸やリピジュアなどセラミド以外の保湿成分もたっぷり配合されています。肌を柔らかくすることで、角質が厚くなって小さくなった毛穴を元の状態へと促し、ニキビができにくい肌をつくってくれるのです。
ビタミンC誘導体配合でニキビ跡までケアできる
ノブACの化粧水と乳液には、ニキビの炎症を押さえてくれるビタミンC誘導体が配合されているので、今あるニキビをケアしてなめらかな肌へ整えてくれます。また、ビタミンC誘導体は美白成分としても働くため、茶色く色素沈着したニキビ跡もケアしてくれるのです。
初回は1,500円で試せる
肌に合わない化粧品でスキンケアを続けてしまうと、乾燥肌やニキビが悪化する原因となるため、初めて使う化粧品はトライアルセットから試すことをおすすめします。ノブACのトライアルセットは、「クレンジング・洗顔料・化粧水・乳液」の4アイテムが1週間分試せるセット内容です。
肌との相性を確かめてから本商品を検討できるので、「乾燥肌の自分でも使えるかな?」と心配な方でも、気軽に試すことができますよ。
公式ページでトライアルセットの情報を確認する
良い口コミ
・新しいニキビがほとんどできなくなりました
・季節の変わり目や生理前後にできていたニキビができなくなりました
・ニキビのケアはもちろん、肌自体もキレイになって嬉しい
悪い口コミ
・使い心地は好きでしたが、肌に合わなくて残念です
・あまり大きな変化は感じられませんでした
・新しいニキビがほとんどできなくなりました
・季節の変わり目や生理前後にできていたニキビができなくなりました
・ニキビのケアはもちろん、肌自体もキレイになって嬉しい
悪い口コミ
・使い心地は好きでしたが、肌に合わなくて残念です
・あまり大きな変化は感じられませんでした
ノブACは乾燥肌のニキビを本格的にケアできる化粧品
ノブACを使っている人の多くは満足している傾向にありました。特に、「ニキビができにくくなった」という内容が目立ち、手強い乾燥肌のニキビケアに適していることが伺えます。
他にも、「肌そのものがキレイになった」という口コミも多く、ニキビと乾燥肌の両方をスキンケアできる化粧品と言えます。
一方の悪い口コミでは「肌に合わない」「変化があまり感じられない」という内容がいくつか見受けられました。
「肌との相性」に関しては、化粧品と肌の相性は使ってみなければ分かりません。「合う」「合わない」はどの化粧品にもありうることなので、まずはトライアルセットで肌に合うかを確かめることをオススメします。
公式ページでトライアルセットの情報を確認する
また、「肌に変化を感じられなかった」という口コミは、使用期間が短かった方の意見と推測できます。
肌は平均28日のサイクルで生まれ変わっています。今日からスキンケアをノブACに変えたとしても、その結果が分かるのは早くても28日後なのです。
ただし、乾燥肌は、その肌が生まれ変わるサイクルが30日や40日と遅くなっているため、実感するまでにはより多くの時間が必要な場合もあります。
乾燥肌のニキビを本格的にケアするには1〜3ヶ月の期間が必要だと知っておきましょう。
長期にわたって使うアイテムだからこそ、肌との相性が重要です。まずはトライアルセットで肌に合うかを確認してから通常サイズの購入を検討してくださいね。
最安値情報
公式ページ:1,500円(税抜)+送料無料楽天市場:1,320円(税抜)+送料別
アマゾン:1,620円(税抜)+送料別
最安値は公式ページでした。送料無料や最短で翌日に届くサービスは公式ページ限定の特典です。
また、乾燥肌は刺激に弱い敏感な肌なので、品質管理をきちんと行っている販売元からの購入を強くオススメします。
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※楽天市場やアマゾンは第三者による転売です。割高なだけでなく、化粧品そのものの品質が劣化していることもあるのでご注意ください。
乾燥肌のニキビにオススメのノブACは本当にニキビケアできる?1ヶ月使ってみた
配合されている成分の内容からは乾燥肌のニキビにおすすめできるノブACですが、実際に使った時の効果はどうなのか気になりますよね。ノブACの「クレンジング・洗顔・化粧水・乳液」を購入し、1ヶ月スキンケアを行った肌の変化を公開します。
筆者の肌:乾燥肌で大きなニキビではなく、プツプツと小さなニキビががある
まず、各アイテムを使った様子からご紹介します。
クレンジング
ノブACのクレンジングはリキッド状でメイクにするっとなじみます。
リキッドやオイルタイプはニキビとの相性が悪いイメージを持っている人も多くいますが、実はそうではありません。
ミルクやクリームタイプのクレンジングは、肌に優しいからもののメイクが落ちにくかったり、メイクを落とす時の摩擦が強くなり肌に大きな負担をかけるデメリットがあります。
その点、リキッドやオイル状のクレンジングだと素早くなじんでメイクを落とせるので、肌に余分な負担をかけることもありません。
さらに、ノブACのクレンジングはピーリング成分が配合されています。毛穴に詰まった汚れや、肌表面に溜まった古い角質、ニキビ菌も一緒に洗い流してくれます。
ニキビ肌にぴったりのクレンジングでしょう。
洗顔
洗顔料の泡立ちは良いのですが、泡の質がイマイチでした。モコモコはしていますが、気泡が荒くて弾力がない泡です。
実際に洗ってみると、吸着力はあるのか洗顔後は肌がパッと明るくなりました。ただし、泡の弾力がイマイチなので、肌に刺激を与えないよう優しく洗顔するのがポイントです。
化粧水
とろみのあるテクスチャーですが、肌にスッとなじむためベタつきを感じることはありません。なじませた後は、肌がしっとりともちもちするほどのうるおい効果があります。
肌がカサカサ乾燥している人でも十分に保湿できる化粧水です。
乳液
乳液も化粧水と同じように、しっとり系の使用感です。肌に密着して保湿されているのを感じました。
また、ベタついたりヌルついたりはしないので、「保湿後にメイクがヨレる」といったこともありません。
肌のビフォーアフター
ノブACのスキンケアアイテム「クレンジング・洗顔・化粧水・乳液」を一通り使った手の甲の水分量・油分量を測定しました。水分・油分の量の理想値は、水分40%以上・油分20%前後です。
ノブACでスキンケアした肌は一時間後も理想値に近い肌バランスを保っていました。(皮脂が若干多く出ていますが、もともとの皮脂量50%と比較すると約20%も減少しているため有用と判断できます。)
また、一ヶ月ノブACでのスキンケアを続けたところ、乾燥していた肌がしっとり潤ったことを実感できました。
気になっていた頬周辺のブツブツや、肌のくすみが解消されて、理想の肌に近づきました。
結論:ノブACは乾燥肌とニキビを同時にケアできる!
ノブACを一ヶ月使ったところ、肌のブツブツは徐々に目立たなくなり、肌もしだいにうるおってきました。
また、アゴにあった小さなニキビも、いつものように大きな白ニキビになることはありませんでした。
しかも、肌がうるおって乾燥肌もケアできたので、くすんでいた肌に透明感が出て、ニキビケア以上の効果を感じています。
乾燥肌でニキビに悩んでいる人は、ノブACを一度試す価値がある化粧品でしょう。
ノブACの公式ページへ
ニベアやオロナインは乾燥肌のニキビに効果がない?
「乾燥肌のニキビにはニベアやオロナインが良い」などの情報を見かけることがありますが、ニベアやオロナインではニキビも乾燥肌も改善できません。
乾燥肌のニキビケアで重要なのは、
①肌の内側をうるおすこと
②ニキビケア成分で炎症を抑えること
の2点です。
ニベアの全成分を確認すると、保湿成分として「ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン」などが配合されていました。
これらには肌の表面に膜を張る働きがあるものの、肌の内側にうるおいを届ける働きはありません。
また、肌の刺激となる防腐剤や乳化剤である「ラノリンアルコール、水添ポリイソブテン」などが配合されているため、乾燥によって肌のバリア機能が低下した肌には不向きです。
一方、オロナインには「クロルヘキシジングルコン酸塩液」が配合されており、ニキビ菌の殺菌に有用です。
ただし、オロナインには保湿成分は配合されていないため、乾燥が原因のニキビの予防や根本的な解決はできません。
あくまでもニキビができた時の一時的な対処法として使いましょう。
乾燥肌のニキビにオススメの化粧品ランキングへ(ページ上部へ)
乾燥肌ニキビの正しいスキンケアの手順
どんなに効果的な化粧品でも、正しく使わなければその効果は半減します。
実は…
「化粧水は冷やして使うと毛穴が引きしまる」
「洗顔は時間をかけると汚れがよく落とせる」
「ニキビがあるときは乳液やクリームを使わない」
などの情報は間違いです。
この機会に正しいスキンケア方法をマスターしておきましょう。
正しいクレンジングの方法
使う量:規定量の2倍がオススメ洗う順番:「Tゾーン→Uゾーン→目元・口元」の順で洗う
コツ:こするのではなく汚れを浮かせるイメージで優しくなじませる
注意点:1分以内に肌全体になじませる
クレンジング剤は肌についているだけで刺激になるので、メイク落としは1分以内に終わらせましょう。
正しい洗顔の方法
使う量:規定量でOK。(フォームの場合1〜2cm程度)洗う順番:「Tゾーン→Uゾーン→目元・口元」の順で洗う
コツ:手と顔の間で泡を転がすように洗う
注意点:洗顔料がモコモコと濃密になるまで泡立てから洗う
泡立ちが悪いと、指で肌をこするように洗ってしまい、肌ダメージにつながります。弾力のある"濃密な泡"は必須です。
正しい化粧水の使い方
使う量:規定量でOK。(さくらんぼ大)塗る順番:「Uゾーン→Tゾーン→目元・口元」の順に塗る
コツ:規定量を2回に分けて塗る
注意点:コットンではなく手で塗る
2回に分けて塗ると肌への浸透が高まります。また、コットンは繊維が肌への刺激となるので必ず手を使いましょう。
正しい美容液の使い方
使う量:規定量〜少し多め塗る順番:「Uゾーン→Tゾーン→目元・口元」の順に塗る
コツ:気になる部分へは2度塗り
注意点:ニキビが赤く炎症を起こしているときは使わない
肌が炎症を起こしているときは美容成分で刺激を受けてしまうことがあります。ニキビが赤くなっているときはシンプルなスキンケアをしましょう。
乾燥肌のニキビケアに美容液は必要?
今回紹介したオススメの化粧品でケアしても肌に変化を感じられないときには、美容液を追加するのがオススメです。美容液には化粧水や乳液よりも美肌成分がたっぷり配合されているので、乾燥してニキビができやすくなった肌と相性がよく効果的にケアします。
乾燥肌には保湿力が高くて肌への刺激が少ない「セラミド配合」の美容液をがオススメです。
セラミド配合の美容液の詳しい情報については「セラミド美容液の選び方」で解説をしています。
保湿クリーム・乳液
使う量:規定量でOK。(さくらんぼ大)塗る順番:「Uゾーン→Tゾーン→目元・口元」の順で塗る
コツ:乾燥が気になる部分には重ね塗りをする
注意点:Tゾーンに塗りすぎないようにしましょう
顔の中でも皮脂が多いTゾーンに塗りすぎると、油分が増えすぎてニキビの原因につながる恐れがあります。Tゾーンのテカりを感じる時は量を調整しましょう。
繰り返す乾燥肌のニキビは初期段階の原因を取り除くことが大切
ニキビをケアできたとしても乾燥肌ニキビが繰り返しできるのは、ニキビができる根本の原因を解決できていないからです。
原因をしっかり理解して、ニキビに悩まない肌を作りましょう。
ここからは管理人の安藤さんから解説してもらいます。
こんにちは!「アンチエイジングの神様」管理人の安藤美和子です。乾燥肌ニキビを繰り返さないためにも、原因とその対策をしっかり理解しましょう。
乾燥肌はニキビが繰り返しできる原因
ニキビをケアしようとすると「ニキビ菌を殺菌する」
「肌に角質を溜めないようにする」
「毛穴を清潔に保つ」
などの対策が定番ですが、実は、これだけでは乾燥肌のニキビを根本から解決することはできません。
なぜなら、乾燥肌のニキビケアには保湿が重要だからです。
ニキビは
①肌が乾燥して角質が厚くなる
②厚くなった角質が毛穴の入り口を塞いで小さくする
③毛穴に皮脂や汚れが溜まりやすくなり、ニキビ菌が繁殖しだす
④ニキビ菌が活発になりニキビが大きくなる
の①〜④の過程を経て、目立つ大きさにまでなってしまいます。
つまり、初期の「①肌が乾燥して角質が厚くなる」への対策ができていなければ、何度でも繰り返しニキビができてしまうのです。
繰り返す乾燥肌のニキビの対策には「保湿ケア」
そこで大切なのが「保湿」です。乾燥肌でニキビに悩んでいる方は、肌の内側と外側のどちらもしっかり保湿することが大切です。
しかし、ニキビ用の化粧品はさっぱり系のものが多く、肌の内側と外側の両方に必要な保湿成分を補えないアイテムばかりです。
そこで大切なのが、ニキビケア成分だけでなく、高保湿な成分もしっかり配合された化粧品でスキンケアすることです。
乾燥肌には保湿ケアが大切なのは多くの人が知っていますが、重要性を理解していても十分な保湿ケアができている人はほとんどいません。
この記事内でも紹介している「ニキビも乾燥肌もケアできる化粧品」を見極めてスキンケアをすることが、繰り返しできるニキビを効果的に予防する方法だといえます。
乾燥肌のニキビでもオイルフリーのスキンケアが必要なの?
一般的なニキビケアにはオイルフリーのスキンケアが適していますが、乾燥肌のニキビでも同じことが言えます。
というのも、ニキビができている原因は「乾燥」だったとしても、一般的なニキビも乾燥肌のニキビもオイル(皮脂)を餌にしてニキビ菌の繁殖が活発化することは同じです。
ニキビのある肌にオイル系の化粧品は使わないようにしましょう。
乾燥肌ニキビでも使える!低刺激なファンデーション
ニキビがあるとファンデーションなどのベースメイクがしにくいですよね。
また、肌が乾燥しているとファンデーションが粉状に浮いてしまいがちです。
そこで、ニキビがあっても使えるファンデーションと、肌との密着をあげるコツをご紹介いたします。
ニキビを刺激しないファンデーション
①ミネラルファンデーション②粉タイプ
③タール色素や合成界面活性剤が不使用
これらのポイントを押さえているファンデーションは肌に優しくてオススメです。一方で、カバー力が低いとのデメリットがあるため、3つのポイントを押さえていながらも、しっかりカバーできるファンデーションを選びましょう。
オススメはエトヴォスのミネラルファンデーションです。
3つのポイントを押さえているだけでなく、高いカバー力もあるためニキビ肌でも安心して使えます。
エトヴォスの公式ページへ
ファンデーションと肌との密着をあげるコツ
①化粧の前に肌をうるおす②清潔なパフやブラシを使う
③化粧直しには乳液を使う
化粧をする前は必ず肌を保湿しましょう。
化粧の前に肌にうるおいを与えると肌の表面がなめらかになり化粧ノリがよくなります。
また、ファンデーションを塗るときに使うパフやブラシの汚れも化粧ノリを悪くする原因です。
週に1度は洗って清潔な状態を保ちましょう。
化粧直しをするときにファンデーションがうまく肌と密着しない時は乳液を使うのがオススメです。
化粧がよれた部分を軽く拭き取り、乳液を塗ったあとに化粧を直します。
そうするだけで、ファンデーションのノリが格段によくなりますよ。
乾燥肌のニキビは食事で改善できる!
肌が乾燥してニキビができている人は「食事」が大きく関係していることがあります。
ニキビを誘発する食べ物
肌は乾燥しているのに皮脂がたくさん出る時は普段の食事に問題がある場合もあります。乾燥した肌に皮脂が増えるとどんどんニキビができやすくなるので要注意です。
油っぽい食べ物
油っぽい食べ物ばかり食べていると、その油を体の外に出すために皮脂がたくさんでます。甘い食べ物
甘い食べ物ばかりを食べていると胃腸が弱ってしまいます。胃腸は肌に必要な栄養を吸収するための大切な臓器です。肌に必要な栄養が足りなくなるとニキビができやすくなってしまうので、甘いものを食べ過ぎないように気をつけましょう。
さらに、胃腸が弱るとホルモンバランスが乱れやすくなります。ニキビとホルモンバランスは密接な関係にあるため、偏った食事でホルモンバランスを崩すのは避けましょう。
ニキビを改善する食べ物
ニキビを悪化させてしまう食べ物がある一方で、ニキビをケアしてくれる食べ物もあります。食事は栄養のバランスが大切なので美肌食材ばかりを食べるのもダメですが、毎日の食事の参考にしてみてください。
たんぱく質
たんぱく質は肌の原料となる栄養素です。たんぱく質をきちんと食べることで、元気な新しい肌をつくることができます。
食材:肉、魚、たまご、豆類など
ビタミンE
ビタミンEは肌の代謝を向上させてくれる栄養素です。肌の代謝がよくなると、ニキビがある肌はどんどん剝がれ落ち、ニキビのないキレイな肌と入れ替わります。
食材:ナッツ類、緑黄色野菜など
乾燥肌のニキビは皮膚科で治療できる?
乾燥肌が原因でできているニキビは皮膚科での治療が可能です。
治療内容は、一般的なニキビ治療と同じ場合が多く、塗り薬や内服薬の処方がほとんどです。
費用はクリニックにより異なりますが、だいたい2,000円〜5,000円ほどと言われています。(レーザーなどの特別な治療を受ける場合は5,000円以上必要になるケースもあります。)
ニキビが爆発して血がでている場合や、膿が出ている場合は皮膚科での治療をオススメします。
ただ、ニキビは繰り返しできるため、ニキビ治療後も普段のスキンケアでニキビを予防したり、乾燥肌をケアしたりすることは必要不可欠です。
今回紹介した、乾燥肌のニキビを効果的にケアする化粧品でニキビができにくい肌を目指しましょう。
まとめ:乾燥肌ニキビの悩みは化粧品で解決!
ニキビと乾燥は関係がないように見えて、実はとても近い関係です。
しかし、ニキビと乾燥の対策方法は異なるため、一緒にケアするのが難しいのも事実です。
そこで、乾燥肌を優先的にケアすることでニキビの根本的な原因の対策ができます。
乾燥肌のニキビをケアする化粧品の選び方
①保湿力の高い成分が配合されているか
②ニキビケア成分が配合されているか
③クレンジングと洗顔は「ラウリル系」成分を避ける
①保湿力の高い成分が配合されているか
②ニキビケア成分が配合されているか
③クレンジングと洗顔は「ラウリル系」成分を避ける
3つのポイントを押さえた化粧品でスキンケアをして、乾燥にもニキビにも悩まない肌を目指しましょう!
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◆参考文献
吉木伸子『スキンケア美容医学辞典』
朝田 康夫『美容の医学 美容皮膚科学辞典』