3種のニキビ跡に使える美容液、元メーカー社員がホントに使えるか検証

ニキビ跡は厄介な肌悩みですよね。私もずっと顎にニキビ跡があり、そこそこ高い化粧品を使ったりしたのですが、一向に良くなりませんでした。

「さすがにもう無理だわ」と思っていたのですが、化粧品メーカーに勤めたことで皮膚科学を学び、「頑固なニキビ跡に対してどんな方法が効果的なのか？」が分かったのです。

ここでは、凸凹肌だった私が化粧品メーカーに５年勤め、お客様に肌を見せても恥ずかしくないくらいになれた秘訣「ニキビ跡に効果的な美容液の選び方とおすすめ美容液」をご紹介します。

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色素沈着、クレーター、どんなニキビ跡でも美容液でケアできるの？

実はニキビ跡には種類があります。

①赤みが残るタイプ
②シミのように色素沈着するタイプ
③クレータータイプ

今回はこの３タイプともケアできるような万能美容液について紹介します。

「美容液でニキビ跡のケアはできますか？」と聞かれたら、多くの女性達の事例を拝見してきた立場から、「できる」とお答えします。

なぜなら、ニキビ跡ケアには、「炎症を抑え、ニキビ跡を美白ケア、十分に保湿する」という三つの条件が欠かせず、それにはニキビ跡専用コスメがぴったりだからです。

ただし、ニキビ跡は肌がとても弱っている状態ですので、一瞬で消すことはできません。
美容液にはできることと、できないことがあるのです。


私がこれまでお会いしたお客様でも、「できるだけ早くキレイにしたいのよね…」という方がとても多くいました。

ですが、残念ながら肌には「ターンオーバー」という生まれ変わりのサイクルが決まっており、どんなに早くても約28日かかってしまいます。

そのため、効果的な美容液で毎日のスキンケアを継続することが何よりも大切になるのです。

だからこそ、美容液の選び方を間違うと、悩み解消の道が遠くなってしまいます。

生活習慣でニキビ跡を改善するための最低限の基礎をつくりながら、カバーしきれない範囲は、


という三つの条件を満たす美容液で、改善の効率を高めることが近道になるのです。

ニキビ跡に効果的な美容液の正しい選び方

ニキビ跡解消に導く美容液を選ぶポイントは以下の３つです。


では１つずつ解説していきます。

ニキビ跡を悪化させないために、ニキビの原因「アクネ菌の異常発生」を抑制できる美容液を選ぶようにしましょう。

ニキビになると、真っ先にアクネ菌を悪者にしてしまいがちですが、アクネ菌は通常は肌を健康に保つうえで欠かせない常在菌です。

このアクネ菌は皮脂を好んで増殖する性質があるので、皮脂の過剰分泌によって異常発生するとニキビの原因にります。

そのため、皮脂の過剰分泌を抑制する事と同時に、アクネ菌の異常発生を防ぐためにも、異常繁殖が起こらないような肌の状態(＝炎症の抑制)にすることが不可欠となります。


ニキビ跡の中でも、色素沈着を起こすことで茶色く残るケースは、美白成分は必須の成分です。

美白成分の中でも、すでに沈着した色素に働きかけてくれるものが配合されているかどうか見極めることが最大のポイントです。


ニキビ跡のケアには、アクネ菌がある程度発生しても「肌を守るバリア機能」を整える事でニキビの発生を最小限に留める事は出来ます。

そして、この「バリア機能」を高めるのが、肌のうるおいなのです。また、しっかり保湿が出来ると、美白成分やニキビ跡ケア成分が浸透しやすくなりくなります。

保湿成分のおすすめはセラミドやヒアルロン酸です。

ヒアルロン酸を選ぶなら、ヒアルロン酸をさらに小さくした加水分解ヒアルロン酸や、ヒアルロン酸の2倍の保水力があるスーパーヒアルロン酸などを選びましょう。

ニキビ跡におすすめ！美容液比較ランキングベスト３

成分と検証結果からニキビ跡におすすめの美容液を紹介します。

抗炎症効果、美白効果、保湿効果があるニキビ跡美容液から、肌に優しくて低刺激なものを厳選しています。

順位	総合評価	抗炎症成分	保湿成分
1位 ビーグレン	高濃度ビタミンCと保湿成分配合、色素沈着・赤み、凸凹どのニキビ跡ケアにも◎！	アッケシソウエキス、アクアエクストリーム	アセチルテトラペプチド-2、乳酸桿菌／ハイビスカス花発酵液、オリゴペプチド‐24
2位 アクレケア	配合成分は評価できるが、浸透力と価格がネック	グリチルリチン酸２K・カモミラエキス・茶エキス	ヒアルロン酸Na・月光花(チュベローズ)
3位 ベルブラン	赤みニキビ跡には◯、ただし、実感までには時間がかかる配合成分	ラネキサム酸、美白作用 グリチルリチン酸2K	スーパーヒアルロン酸・加水分解ヒアルロン酸・ヒアルロン酸
4位 メコゾーム	海洋酵素がターンオーバーをサポート。ゆるやかな働きなので△	マリンプロテインエキストラクト、オレンジエキス	アロエベラエキス

ビーグレンは、今あるニキビ跡・ニキビ・ニキビ予防どれにも対応するビタミンCを高濃度配合しています。ビタミンC誘導体の配合は1〜2％が多いなか、7，5％の配合率です。肌への負担も日本の安全基準をクリアしているので安心です。

ビーグレン独自の技術で、浸透したビタミンCや保湿成分が長時間肌に留まることができるようになっています。

肌に留まる時間が長いとで美容効果を発揮できる時間も長くなるので、これは嬉しいですね。

ビーグレンでは肌に合わない場合やイメージと違った場合に365日の返金対応があります。

CセラムはビタミンCを高濃度に配合しているため、肌状態によっては刺激を感じる場合もあるようなので、返金対応があると安心して試すことができます。通常は1か月程度の返金保障が多いなか、365日というのは買う側としては嬉しいポイントです。


Cセラム美容液は高濃度のピュアビタミンCを使用しているため、肌状態によってはヒリヒリを感じたり、肌に合わないと感じる方がチラホラいます。

そのため、化粧品で肌があれやすい敏感肌の方へはあまりおすすめできません。

逆に、普通肌や乾燥肌、混合肌、脂性肌などであれば刺激を感じずに使えている方が多くいました。多機能な働きをもつビタミンCなので、赤み・色素沈着・肌のターンオーバーサポートどれもケアできることは評価できます。

実際の使用者の方も肌のなめらかさ、化粧ノリの良さを感じられています。

ただし、じんわり温かくなる使用感など使ってみないとわからないこともあるので、まずは返品可能なトライアルセットから使ってみることをおすすめします。

Cセラム美容液を最安値で試す方法
ビーグレンはネットでの広告も多く見かけますが、第三者の転売は品質が保証されていなかったり、返金保証などのサービスに対応していない場合があります。

アマゾンや楽天での販売も第三者の転売で割高になっているので、最安値かつ安心なのは公式ページからの購入です。
ビーグレン公式ページへ
※定期ルール・割引は変更になる可能性がありますので、上記の公式ページより最新情報をご確認ください。

新美肌成分卵殻膜は、"コラーゲン生成のカギを握る繊維芽細胞"を活性化させる力を持っています。
皮膚を整える働きもあり、ニキビ跡のケアには非常に有用な成分と言えるでしょう。

ニキビ跡の補修には、肌の再生を促すためのビタミンCが必須です。
アクレケアでは、ビタミンCの含有量が世界一の植物カムカムでニキビ跡補修を強力サポートしています。

通常価格は8000円ですが、定期購入コースでは44％オフの4400円。４ヶ月の最低継続回数を超えての定期購入の解約は可能です。

ニキビ跡のきれいな改善のためには、「少なくても３月は必要」と考えられますので、その上で定期購入を選ぶのもよいでしょう。

通常価格で都度購入し、毎日のスキンケアに不可欠と感じたら定期購入にする方法もあります。

アクレケアの公式ぺージはこらち

アクレケアはどんな人に向いている？

アクレケアの良い口コミと悪い口コミから、「ニキビ跡を着実に改善して行きたい」と考える方にお勧めできます。

頑固だったニキビ跡のある肌を着実に改善していくという性質のコスメですので、よくありがちな「短期間でどうしても結果が出るものじゃなきゃダメ」という場合は向いていません。

ですがニキビ跡の改善のための美容液は、本来私たちにもともと備わった肌の生まれ変わり(ターンオーバー)の機能をサポートするものですので、短期決戦という考えはそもそもニキビ跡改善には成り立たないというべきでしょう。

急がずじっくり肌を創り上げることが大切です。

アクレケアの最安値は？
アクレケアは公式ページなら通常8,000円が4,400円で購入できて1番お得です。割引条件は定期コースに加入になりますが、ニキビ跡の改善は、3～4月は必要と考えます。

肌の生まれ変わりのサイクルに合わせて、最安値となる定期コースを活用し、しっかりニキビ跡ケアに取り組んでみてはいかがでしょうか。

アクレケア公式ページへ
※定期ルール・割引は変更になる可能性がありますので公式ページより最新情報をご確認ください。


ニキビ跡改善には、デコボコした肌質改善の他に、色素沈着が進んで余計にニキビ跡が目立ってしまうという点を含めて改善に取り組むのがベターです。

ベルブランは強力な美白成分「トラネキサム酸」でニキビ跡の美白化をサポートします。

ニキビ跡の肌といっても、肌内部では炎症がまだ続いている場合も多く、肌は想像以上に水分が奪われている状態です。

ベルブランは三つのヒアルロン酸で水分が失われがちなニキビ跡の肌を保湿し、肌のバリア機能も高める役割をします。

ベルブランでは、4~12月の継続を前提とした３種類の定期コースがあり、それぞれ40％近くの割引が適用されています。

60日の返金保証制度があるのが心強く、万一かゆみやかぶれが出たときなど肌に合わない場合に対応してくれます。

ベルブランの公式ぺージはこちら

ベルブランはどんな人に向いている？

ベルブランは、自然の恵みを最大限に活用することで、肌の生まれ変わりをじっくりサポートすニキビ跡用美容液です。

よってその作用の仕方は穏やかですので、ほんの数週間で結果を出したいと思う人には向いていません。

カモミールなどのやさしいハーブの香りが、炎症も抑え、肌ストレスに悩む女性を心理的にサポートしますので、ニキビケアしながら香のラグジュアリ感も楽しめたらと思う女性には向いているのではないでしょうか。

自然の恵みを活用している、と言っても、「最新の美容が駆使された、ハイクオリティコスメ」ということができるでしょう。

タレントさんなどが活用することが多くなっているというベルブラン。彼女たちのように人前に出る仕事をする"身も心もストレスを負いやすい女性"は、ラグジュアリ感漂うベルブランがピッタリです。

ベルブランの最安値は？
Amazonや楽天でも売られていますが、公式ぺージの特別価格より2倍近く高い値段で売られていました。公式ぺージ以外は転売目的で割高になっているの気をつけてください。また、公式ぺージでは定期コースが推されていますが、1回購入すればいつでも解約できるの安心です。


ベルブラン公式ページへ
※定期ルール・割引は変更になる可能性がありますので公式ページより最新情報をご確認ください。


ニキビ跡でデコボコしたり、色素沈着を起こしている部分は正常なターンオーバーができていません。

ブライトニングフォーミュラは、傷ついて機能が落ちた肌の部分を、集中的にアプローチする「スカベン時機能」があります。これにより、海洋酵素マリンプロテインエクストラクトがニキビ跡をしっかりとケアします。

生物学者で医師でもあるリンドブロム博士による研究により、海洋性の酵素からスカベンジ機能が発見され、その技術がコスメに応用されました。

洗練と格調高いコスメは、リンドブロム博士によるプロデュースのならではの信頼があります。

定期コースは、お届けを１月に１回、２月に１回、３月に１回、というようにいずれかを決められるようになっており、毎月の発送ではなく自分のペースで行きたいと考える人にはよさそうです。

初回のお届けが1980円、2回目、3回目もキャンペーン価格が適用されるようです。

ブライトニングフォーミュラの公式ぺージはこちら

ブライトニングフォーミュラが向いている人は？

口コミを拝見していますと、賛否両論の評価があるようです。良い口コミを見ると、ニキビ跡の中でも茶色い「色素沈着跡」への実感が多くありました。

ニキビ跡の中でもシミタイプのものがある方にはぴったりでしょう。また、傷付いた部分を選んで集中ケアしていくので、シミにも使うことができます。ニキビ跡ケアもシミケアもしたい人にはオススメです。

悪い口コミの中には、ピリピリとした感じがあって使う事が恐くなったというものも多かったので、いままでコスメを使って炎症を起こした経験のある方などは使用を控えた方がいいかもしれません。

ブライトニングフォーミュラの最安値は？
最安値は公式ページからの定期便で、通常4,752円が1,980円になります。定期便といえど、1回だけ頼んですぐに解約することもできるので、合わなければ解約するという方法をとることもできます。楽天やAmazonは転売出品のためか、公式ぺージより安い価格のものがありませんでした。

ブライトニングフォーミュラ公式ページへ
※定期ルール・割引は変更になる可能性がありますので公式ページより最新情報をご確認ください。

ニキビ跡をケアする人気の化粧水・クリーム

美容液は他のアイテムより美容成分を凝縮できるので、いち早いニキビ跡ケアにはマストアイテムです。

ただし、だからと言って美容液以外のアイテムをないがしろにしてはいけません。

化粧水・クリームにもしっかりこだわることで、ニキビ跡をより徹底してケアできます。

そこで、アンチエイジングの神様チームで厳選したニキビ跡に効果的なスキンケアライン１つご紹介します。



ピュアビタミンCが赤み跡、色素沈着跡、クレーター跡に働きかける処方です。また、カプセルの中に成分を閉じ込めるQusome技術によって、長時間のケアを可能にしています。

ビーグレン公式ページへ


①赤みが残るタイプ
②シミのように色素沈着するタイプ
③クレータータイプ

ニキビ跡はこの３つに分けることができますが、自分のニキビ跡はどのタイプなのか見極めた上で対策する事が重要になります。

なぜなら、それぞれのニキビ跡の肌状態、原因は異なるからです。

では３種類のニキビ跡はどんな原因で起こり、どんな特徴があるのでしょうか？


このうち、化粧品でケアできるのは「赤み」と「シミ」タイプです。

クレータータイプをスキンケアのみで対策するには、皮膚が一部無くなってしまっているということもあり、基礎化粧品だけで解消するには限界もがあります。

おすすめニキビ跡美容液ランキングを見る（ページ上部へ）

体の内側からニキビ跡を解消する方法

ニキビ跡解消法は美容液だけではありません。ここでは、

ニキビ跡解消のために、
①生活の中で気をつけたいポイント
②食事で摂りたい栄養
③コスメ以外の肌ケアする裏技

をご紹介します！

生活の中で気をつけたいポイント

ニキビ跡を治すために生活の中で気をつけたいポイントは、
①最低6時間は寝る②ホルモンバランスを整えるの２点です。

入眠後３時間で成長ホルモン分泌が高まり、肌の生まれ変わりが促されるので、健康的で美しい肌を創ることに睡眠は不可欠です。

ですから、眠りが浅いと肌の生まれ変わりのシステムも上手く作動しませんし、睡眠時間が短いと十分なメンテナンス時間が割り当てられず、肌荒れを起こしやすくなります。

肌や内臓の修復にはトータルで6時間くらいはかkると言われているので、最低でも6時間寝るようにしましょう。

ニキビの犯人として、女性ホルモンのひとつプロゲステロンと、男性ホルモンがあります(女性にも男性ホルモンはあります)。

ホルモンバランスを整えることで、これら2つのニキビの犯人も悪さしなくなります。ホルモンバランスを整えるためには、自律神経を整えることが大切です。

規則正しい生活をしたり、自分なりのリフレッシュ方法を見つけて実践していくことが大切になります。

ニキビ跡に効く食事・栄養素

肌は食べたもので作られます。バランス良く栄養をとることはもちろん、特に摂りたい栄養をご紹介します。

◆食物繊維
ニキビ肌に大敵の便秘には、食物繊維を積極的に摂って１日１度の排便を心がけましょう。

また、肌のバリア機能が低下しがちなニキビ肌には、免疫力を低下させないライフスタイルを維持することが大切です。

乳酸菌サプリなどを効果的に活用することで、便通と腸内環境を改善する事もお薦めです。

便秘がちな人の食生活は、便の量を増すだけの十分な食物繊維が圧倒的に足りていません。

忙しい人は、「1日にりんごを１個食べる」など、わかりやすい目標設定をして便通改善に取り組んでみてください。


◆ビタミンC
肌の生まれ変わりをサポートする欠かせない栄養素
食材：赤ピーマン(パプリカ)、パセリ、レモン、ローズヒップ(ハーブティ)

◆ビタミンA
ニキビ跡の改善に欠かせないバリア機能の役割を担う保湿成分(NFM)の生成をサポート
食材：モロヘイヤ、ニンジン、豆苗

◆ビタミンB群
肌のターンオーバーをサポート
食材：豚肉、ゴマ、海苔、ピーナッツ

コスメ以外でニキビ跡を改善する方法

化粧品を使わなくてもちょっとしたワザでスキンケア効果を上げることができます。

蒸しタオルは、ニキビ跡の毛穴を開かせて、毛穴に詰まった汚れや皮脂を浮き上がらせることに繋がります。

また、肌の血流が上がり、活性も高まるため、ターンオーバーの正常化が促される事も期待できます。



お顔の活性を上げるための「美人スポット」と言ったら、耳下腺リンパです。

この部分を、入浴時など親指の腹で詰まりを取るマッサージがお薦めです。

耳たぶの下あたりに、お顔の活性のカギを握るリンパが存在していますが、ここが疲れや、冷え、ストレスなどで血行不良になっていると、心臓から昇ってくる血液が十分に肌へ供給されません。

この耳下腺リンパを常に流れをよくすることで、ニキビ跡改善だけでなく、美肌への道に繋がります。

簡単ですのでぜひお試しになってみて下さい。

生活のポイント＋美容液でニキビ跡を解消しよう！

肌の基礎を創るのは、睡眠・食事・ホルモンバランスです。

忙しい女性が前述の項目を一つ一つ行っていくのは、「ちょっと大変」かもしれませんが、まずはできる所から１つだけでも習慣化するようにし、「当たり前」になるまで取り組みましょう。

三原則で肌の土台を創り、ライフスタイルを改善する事など美容液以外で着実に肌を解決する方法もありますが、あれこれするのもやはり大変かもしれません。

ですので、改善のために効率のよい方法に導いてくれる「ニキビ肌改善のためのコスメ」も上手く活用するようにしましょう。





これまでお伝えしてきたように、ニキビ跡は
①赤みが残るタイプ
②色素沈着でシミになるタイプ
③クレータータイプの3種類
に分けることができます。１つずつ解説していきますね。

赤みが残るニキビ跡の原因・対策

原因
皮脂を栄養源にしてアクネ菌が繁殖し、炎症が起こることで見た目にもはっきりわかるような赤ニキビとなります。
このとき毛細血管が拡張したり、増殖したりすることでしばらく赤みが残ることになります。

ニキビの腫れが治ったにもかかわらず、色味・赤みが引かないことによって目立ち、ニキビ跡として残ります
。治ったにも関わらず赤みが残っているので治ったように見えないニキビ跡です。

対策
色素沈着ではないので、美白化粧品は効果がありません。炎症を抑えたり、肌の修復を促すものとしてビタミンC入りのコスメ・食事を心がけるようにします。

赤ニキビの場合は、「急激な温度変化を起こさない」ように心がけましょう。運動をするときには、運動前のならしの準備運動と、フェードダウンするように急な温度変化を緩和します。

シミが残るタイプ詳細

原因
ニキビが出来た後に黒くなって残り、炎症による色素が沈着したニキビ跡です。

放っておいても時間が経過すれば薄くなる傾向にありますが、人によって何年もかかるケースもあります。

また、紫外線に当たるなどすると濃くなり、色素沈着して消えにくくなります。

あごや口の周りにできたシミが残るニキビ跡は皮膚が厚く血行も悪いために、色素沈着しやすいようです。

対策
できてしまった黒く残ったニキビ跡のシミに、美白コスメはそれなりの効果があります。

春先など肌活性が一気に上がるタイミングに美白コスメを継続して使い続けることで跡を目立たなくさせることができるでしょう。

並行して行うとよいのが、低刺激で効果のある皮膚科でのピーリングです。皮膚科の先生でも美容皮膚科を選んで相談の上受診するとよいでしょう。

クレーターが残るタイプ詳細

原因
月の表面のようにデコボコした状態で、ニキビ跡の改善で一番手ごわいタイプです。

炎症の際に周りの皮膚までが溶けるようにしてなくなってしまったために起こります。若いうちは目立たなくても、加齢とともに目立っていくパターンもあります。

コラーゲンが加齢とともに減り、陥没部分が余計に凹んで、凹みが連なってシワを形成することもあります。ですので早めの処置が必要なニキビ跡です。

対策
炎症の際に皮膚の一部が失われて皮膚が溶けるために、完全に改善する事は不可能ですが、陥没部分を浅くすることで目立たなくさせることはできます。

美容皮膚科などで安全なピーリング治療を受けると、真皮のコラーゲンが増えて下から皮膚が持ち上がるので、陥没を浅くすることができます。

深い陥没に関しては、美容皮膚科で炭酸ガスレーザーをかけることも有効と言われます。

ニキビ跡をケアするなら美容液がもっとも効率的！

美容液でニキビ跡のケアができるのは、ニキビ跡の改善に欠かせない、
①炎症の抑制
②美白効果
③保湿
という3つの機能が効率よく活用できる点にあります。

抗炎症作用のある美容液で、ニキビの原因「アクネ菌の異常発生」を抑制できます。

アクネ菌が好物とする皮脂が増えると、皮脂を餌にしてアクネ菌が異常発生します。

アクネ菌の異常発生を防ぐためにも、異常繁殖が起こらないような肌の状態にする＝炎症を起こさせないことが不可欠です。

ニキビが炎症したことによって真皮細胞までダメージを受け、色素沈着を起こすことでシミが残るタイプは、私が担当していたお客様の事例でも美白効果のある美容液で目立たなくなるケースが多くありました。

シミに対する多くのアプローチの中でも、シミを生成する情報伝達物質を遮断する成分、メラニン生成を抑制する成分を活用することで、シミのようなニキビ跡を目立たなくさせていきます。

この色素沈着の抑制と共に肌のターンオーバーを促す下の保湿作用を同時に活用します。

肌の乾燥はニキビ跡だけでなく、様々な肌悩みの大元です。「肌を守るバリア機能」を整える事で、ニキビに負けない状態にすることができるのです。

また、肌の代謝＝ターンオーバーを整えるサポートをしてくれます。

さらに、保湿はニキビ予防にもつながります。それは、ニキビの原因である過剰な皮脂は、乾燥で毛穴が小さくなり、詰まってしまうことが原因だからです。

ニキビ肌は十分な保湿が必要になるのです。

クレータータイプのニキビ跡改善なら美容液より「美容皮膚科」へ

日々のスキンケアをしてもよくならないニキビ跡は、美容皮膚科で治療することができます。特にクレーター肌の場合は、前述のとおりセルフケアで行う事が難しい場合が多く、ニキビ跡で一番手ごわいタイプになります。

美容皮膚科では改善しにくいクレーター肌を改善するための様々なアプローチがあり、大変有効です。

美容皮膚科で行うピーリング治療は月に一度１０回程度行うことで陥没の深さがだいぶ緩和されるようです。

また、ノンアレイティブ治療(非剥離治療)によって、一時的に肌にショックを与えてコラーゲン生成を促し、陥没を浅くすることもできます。

そしてかなり深い陥没の治療として、炭酸ガスレーザーが有用ですが、これも肌に一時的な火傷のような状態にして、上皮の生成を促すものです。

ニキビ跡が病気だと思われない事が多いので、病院で治療する、といったことに若干抵抗を感じる事もあるかもしれませんが、見た目がよりよくなって精神的な負担が減ることは間違いありません。

ニキビ跡は厄介だからこそ美容液でケアを！

さて、ニキビ跡の改善として、改善効率を高める「ニキビ跡用美容液」を上手に活用することのメリットをお伝えしてきました。

「ニキビ跡を清潔に保つことでアクネ菌の繁殖を抑える事、バリア機能を強化するための保湿、二キビ跡のシミに対して美白ケアする事」を同時に行える美容液は、やはり何といっても悩み解消の近道です。

その他、肌へのご褒美「睡眠」を十分に取り、美しい肌を創るために不可欠なホルモンバランス、腸内環境の改善も食事やサプリメントを上手く活用して改善して行きましょう。

ライフスタイルが肌改善の土台で、そして改善効率を上げるための美容液、この2つがニキビ跡改善のための欠かせない軸となりますよ。

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◇参考文献
吉木伸子『スキンケア美容医学辞典』
吉木伸子・岡部美代治・小野真規子『正しいスキンケア事典』
朝田康夫『美容の医学　美容皮膚科学辞典』

参考：効果的なニキビ美容液はどれか検証した結果は？

最後に、今回おこなった実験の詳細を紹介します。

ニキビ跡ケアの美容液は、美白成分、抗炎症作用を優先するあまり、保湿効果が落ちる傾向にあります。そこで、各商品どれほどの保湿力があるか検証してみます。


▼左からメコゾーム・アクレケア・ベルブランを与えます。

▼1時間後の水分量を測定しました

その結果がこちらです。

どの美容液も保湿力は高いのですが、特にアクレケア・ベルブランは水分キープ力も高いことが分かりました。

1番保湿力が高かったアクレケアですが、これはヒアルロン酸の10倍の保水力を持つ「月下草」の働きもあるのでしょう。

ベルブランも同じくらい高い保湿力がありますが、こちらは3種のヒアルロン酸の力によるものと考えられます。

一方、うるおいを与える力ものの、キープ力にやや欠けたのがメコゾームです。

これは、メコゾーム自体の処方が悩みが酷い部分にしっかり働き、その他の部分はじっくり肌本来の力を引い出すものだからと言えます。

とはいえ、成分はシンプルなものなので前後の化粧水などでしっかり保湿したいところですね。


ベルブランとアクレケアの保湿力と美白力は同じくらいですが、抗炎症成分を見るとややアクレケアの方が優位でした。

メコゾームの保湿力はごく一般的です。単体で見ると美白力は高いのですが、シミに特化した美容液なので、抗炎症作用が他より弱いようです。

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