245人が選んだ葉酸サプリはどれ？独自アンケート結果発表

葉酸サプリを探そうとなると「あれが良い」「これが良い」という情報だらけで「結局、どれを買えばいいの！？」とお困りの方も多いのではないでしょうか。

そんな状況を見て、アンチエイジングの神様チームが立ち上がりました。各メーカーの葉酸サプリを取り寄せ、実物を使用して商品実験を行った上に、葉酸サプリを飲んでいる245名の方にアンケート調査を敢行。

この記事では実験・調査結果も踏まえ、サプリメントアドバイザーの資格を持つ筆者が正しい情報を正しくお伝えいたします。





葉酸サプリの利用経験者に葉酸サプリについてのアンケートを実施しました。

葉酸サプリを選ぶとき、どんなことを重視しているのか参考にしてみてください。

自分で選んだ葉酸サプリに不満を持っている人は少ない

葉酸サプリを使っている方はどんな不満を持っているのか尋ねてみたところ、最も多かったのは「不満点がない」という回答でした。皆さん、お買い物が上手ですね。

ただ「不満はない」という方を除くと「価格が高い」という声が最多でした。

自分で選んだ葉酸サプリで満足している点は「価格の安さ」

自分で選んだ葉酸サプリを実際に使ってみて、最も満足している点はどこなのか尋ねてみたところ、１位は「続けやすい価格」でした。

葉酸サプリで重視すべきポイントは「原材料と添加物」

不満ポイントと満足ポイントを聞いて「葉酸選びに重要なポイントはやっぱり価格か…」と思っていたところ、意外な答えが出ました。葉酸サプリを購入した方が考える「葉酸サプリ選びで重視すべき点」で、確かに「価格」も56%の方が選んだのですが、「原材料・添加物」が57%と価格を選んだ人の数を上回ったのです。

葉酸サプリを飲んでいる方の口コミを踏まえ、サプリメントアドバイザーが葉酸サプリを選ぶ7つのポイントを解説します。

「天然葉酸」とばかり謳っていて、モノグルタミン酸を使用していないサプリメントは無意味です。

ただ、合成の葉酸をきちんと使用していても「天然葉酸」と大きく謳っているケースが多々あります。「天然」の方が一般消費者にはウケが良いからです。合成の葉酸とは別に野菜の粉末を入れていたり、合成の葉酸が天然由来の成分であったりと工夫をして「天然葉酸」と謳っているので確認が必要なケースもあります。

メーカーに「モノグルタミン酸を配合していますか？」と問い合わせて確認するのもアリです。



妊娠中に必要な栄養素は葉酸だけではありません。せっかく葉酸サプリを選ぶのであれば、葉酸以外にも妊婦をサポートしてくれる栄養素が入っているものを選んだ方が良いですよね。

例えば、ビタミンB6やビタミンB12の栄養素が入っていれば、葉酸の働きをサポートしますので、サプリの中に入っているとありがたい成分ですね。

先ほど栄養素の話をしましたが、やはりどうしても配合されている栄養成分のバリエーションが多い葉酸サプリの値段は高いです。

葉酸が特に必要な妊活中〜授乳中まで、大体２〜３年は飲み続ける葉酸サプリですから、長く続けられなければ意味がありません。本当にこの価格で、２〜３年の長期にわたり購入し続けることが可能なのか？と検討することも大切です。

必要な栄養素を摂るために飲むのがサプリですが、実際にサプリメントには栄養素だけが入っているわけではありません。タブレットを固めるため、コーティングをして飲みやすくするため…など様々な目的で添加物が使用されます。

この添加物があまりにも多く使用されたサプリですと、栄養素以外の物質を多く摂ってしまうことになります。

基本的には安全性が認められた添加物しか使用されていませんが、無添加にこだわったサプリが存在するのも事実です。

妊活中はどんなサプリでも楽に飲めるかもしれませんが、いざ妊娠してつわりが始まるとこれまで大丈夫だった臭いや味が急に気になり始めて、辛くなることがあります。

葉酸サプリは品物によっては、かなり臭いがするものもあります。また、タブレットやカプセルのサイズの大きさ、１日何粒飲むか、という目安も品物によって様々です。臭いが無臭に近く、すんなり飲みやすいサプリを選ぶことが大切です。

サプリメントを製造している工場も比較のポイントです。工場の情報を見る際の一つの基準となるのはGMP基準に準拠した医薬品レベルの管理体制が敷かれた工場で製造しているかどうか、という点です。

さらに深く知るのであれば、その工場が国内の工場なのか、自社工場なのかどうかもポイントでしょう。国内の自社所有の工場であれば、安全管理などの細部に至るまで目を配ることが容易で、細かく管理統制しやすいからです。

出産前後というとてもデリケートな時期に飲むサプリメントです。何かトラブルがあっては遅いのです。きちんと信頼できる会社の製品を選ぶことが大切です。

正直、無名な会社も多く、何も手がかりがなく信頼できる会社を選ぶのは難しいかもしれません。しかし、企業姿勢を伺い知れる方法があります。それは、企業の公式サイトを読むことです。

社長が顔、あるいは名前を出し、企業理念などお客様に対して、会社の考えをきちんと発することができているのか。そうした点からこだわりが滲み出ます。一つのお客様への姿勢の現れです。



安藤さんの「選び方」のアドバイスと245人のアンケートで「葉酸サプリを選ぶ際に重視すべき点」から、「価格」と「原材料・添加物」に焦点を当ておすすめの葉酸サプリランキングをつくりました。

原材料だけでは差がわかりにくいので、特に差が出た「原材料内の添加物の種類」に注目しています。

この評価に実験で確認した評価を加えた総合ランキングがこちらです。

	総合評価	添加物	飲み易さ	溶け方	月価格
ベルタ 葉酸サプリ	1位 添加物が 少なくて 臭い無し	１種類	無臭で 飲める	即溶け	定期時 ¥3,686 (税抜)
ママニック 葉酸サプリ	2位 月価格が お手頃で 飲み易い	５種類	臭い強 粒薄い	溶ける	定期時 ¥3,500 (税抜)
AFC 葉酸サプリ	3位 格安だが 添加物が 少々多い	７種類	臭い有 小さい	遅い	¥1,800 (税抜)

画像出典：ベルタ葉酸サプリ公式ページ

満足点の口コミ

不満点の口コミ

ベルタ葉酸サプリの原材料・成分

画像出典：ママニック葉酸サプリ公式ページ

満足点の口コミ

不満点の口コミ


ママニック葉酸サプリの原材料・成分

画像出典：AFC葉酸サプリ公式ページ

満足点の口コミ

不満点の口コミ

女性100人の声から生まれた葉酸サプリの原材料・成分


サプリメントアドバイザーのアドバイスに加え、大勢の葉酸サプリの利用者の皆さんのアンケート結果から選び方をお伝えしてきましたが、肝心なのは結局どれが良いのか？というところです。葉酸サプリと一口に言ってもたくさんの商品が販売されています。

そこで今回、安藤さんや妊活・妊娠経験者の皆様に教えてもらった選び方に沿って、特にオススメの３商品をピックアップしました。

おすすめ葉酸サプリランキングTOP3

¥1,800(税抜)/１ヶ月分

¥3,500(税抜)/１ヶ月分（定期購入時）


¥3,686(税抜)/１ヶ月分（定期購入時）

比較実験スタート！サプリの大きさが最も小さいのは？

実はどのメーカーも公式サイトにサプリメント１粒のサイズの小ささや飲みやすさが、広告に謳っていました。


まずはこの３種を並べて、直径を比較してみましょう。

直径で比較すると、最も直径が小さいのはAFCの女性100人の声から生まれた葉酸サプリでした。ベルタ葉酸サプリとママニック葉酸サプリは直径が0.8cm程度あるのに対し、AFCの女性100人の声から生まれた葉酸サプリは0.7cm程度でした。

続けて、厚みを比較してみます。

厚みで比較すると、最も薄いのはママニック葉酸サプリでした。ただ、これは写真で見ても分かる通りわずかな差ですね。

３種類とも実際に飲んで試してみました！

まずはボトルの中に鼻を突っ込んで臭いを嗅いでみます。

ほのかに香ばしい香りを感じますが、ほとんど臭いはありません。無臭と言って良いかと思います。

それでは実際に飲んでみたいと思います。

こちらもまずは臭いからチェックしていきたいと思います。

これは先ほどのAFCと比べると、少し強い香ばしい香りを感じました。ただ、別に嫌な臭いではありません。

タブレットはAFCの物と比較すると、ちょっと緑がかった色をしているように見えますね。

ベルタ葉酸サプリも臭いを嗅いでみましょう。

３種類の中で最も臭いを感じませんでした。臭いを嗅ぐ限りは飲みやすそうです。

サプリの表面が粉っぽく、触ると指が白くなりました。過度なコーティングがされていない証とも言えます。

早く溶けるのはどれ？

サプリは体内で溶けてから吸収されます。それでは、この３種類の中で最も溶けやすいのがどれなのかが分かれば、吸収しやすいサプリがどれなのかがわかるのではないかと思い、実験してみました。

どの水も同じ温度（常温）、同じ水量です。３種のサプリを同じ温度の水の中に入れて、コップを軽く揺すると、明らかにベルタ葉酸サプリだけ溶け方が違います。

薬局などで買えるピジョンやDHCの葉酸サプリはどうなの？

薬局やドラッグストアではピジョンやDHCから販売されている葉酸サプリを購入することができます。しかし、手軽に安い値段で買える市販の商品はこれまで紹介した商品よりも劣る部分があります。それは葉酸サプリの購入者が重視すべきポイントで１位だった「原材料・添加物」の部分です。

葉酸 / DHC

ドラッグストアなどで販売されているDHCの葉酸サプリです。

先ほどamazonで価格をチェックしたところ、１か月分が¥446で販売されていました。めちゃくちゃ安いですね！！原材料と成分をチェックしてみましょう。（画像引用:amazon）

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DHC「葉酸」の原材料・成分

これまで紹介してきた３種類のサプリメントと比べて、明らかに配合されている成分が少ないのがお分かりいただけるでしょうか。天然の成分や美容成分などはもちろんゼロ。カルシウムや鉄といった、妊娠中の女性に大切な成分すら全く入っていません。

また、原材料表示も栄養素と添加物の表示を分けて掲載しているため、添加物配合量の推測がしにくいようになっています。こうした姿勢には疑問を感じます。

葉酸カルシウムプラス / ピジョン

ピジョンは赤ちゃん用品で有名で、赤ちゃんとママ専門の会社ですね。企業の信頼性としてはバッチリですよね。

amazonでは１か月分が¥982で販売されていました。これもまた安いですね〜！それではこちらも原材料と成分をチェックしてみましょう。（画像引用元:amazon）

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ピジョン「葉酸カルシウムプラス」の原材料・成分

DHCよりは栄養素は充実していますね。

ただ、この商品は「カルシウムプラス」という商品名ですが、１日分のサプリのカルシウム含有量は160mgです。この記事で紹介したベスト３の葉酸サプリメントの中で、妊婦にも大切な栄養素であるカルシウムの１日分の配合量が200mgを切っているものは存在しません。

安いことは良いことですが、その分、成分が劣るということはよく理解しておく必要があります。

葉酸サプリの飲み方・付き合い方

いつからいつまで飲むべきなのか？

厚生労働省から出されている「日本人の食事摂取基準」の葉酸のページを見ると、妊活をスタートさせた時から出産後の授乳が終わるまでの間は「付加量」として、モノグルタミン酸型の葉酸を摂る基準が掲載されています。

その期間が葉酸サプリが特にオススメの期間ですね。

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１日何粒飲めば良いのか？まとめ飲みはOK?

葉酸サプリを購入すると、パッケージに「召し上がり方」などの表示があり、１日にどれくらい飲むのが良いのか目安が書かれています。その目安をしっかり守って飲むようにしましょう。

葉酸は厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」の中で１日1000μgが耐容上限量に設定されています。その量を超えると葉酸過剰になってしまいますので注意してください。

もちろん昨日忘れたからといって、まとめ飲みをするのもやめましょう。それよりも１日の飲む量をしっかりと守ってくださいね。

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男性も飲んだ方が良いのか？

「妊活中は男性も葉酸サプリを飲んだ方が良い」という宣伝を見かけることがあるかもしれませんが、そう言った宣伝は「少しでも売りたいんだな」という感じに冷めたスタンスで捉えてOKです。男性が飲む必要はありません。

この記事上で何度も出している「日本人の食事摂取基準」では男性がモノグルタミン酸型の葉酸の「付加量」は明示されていません。男性は妊活中であろうとも、特別に葉酸を摂る必要がないと判断されているからです。

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葉酸サプリは健康食品なので安心してOK

葉酸サプリは薬ではなく健康食品です。身体に対しての影響はそこまで大きくありません。

人によって何か大きなマイナスな影響があったりすることもありません。そうした心配をする必要はありません。

これはどの健康食品・サプリメントでも同じです。

厚生労働省があえて健康食品での葉酸摂取を推奨している理由

葉酸には２種類ある

実は葉酸には２種類あります。野菜などの普段の食事から取れる食事性葉酸（ポリグルタミン酸）と、健康食品などに加工されて添加されている合成の葉酸（モノグルタミン酸）です。

厚生労働省でも、出産前後の女性が摂るべき「付加量」分についてはサプリなどの健康食品等に含まれる「モノグルタミン酸（合成葉酸と呼ばれる）」での摂取を前提に基準値が設定されています。

これは出産前後の女性に必要とされている葉酸の量が多く、食事での葉酸の吸収率では十分な量での摂取が困難と考えられるからです。

葉酸の場合「天然＝良い」は間違い

サプリメントには「天然＝良いもの」というイメージがあります。事実、そのイメージを利用して多くの業者が「天然」というフレーズを使用して宣伝を行っています。

葉酸の場合は「とにかく天然が良い」というイメージを捨ててください。なぜなら、野菜などの食事から摂取できる食事性葉酸（ポリグルタミン酸）よりも健康食品等に添加されている合成の葉酸（モノグルタミン酸）の方が吸収率が良いからです。

葉酸サプリの広告はどれも「天然」という文字が躍っています。むしろ、合成の葉酸を使用しているメーカーでも、「天然由来の葉酸」だったり、わざわざ野菜の粉末を加えたりなどして、「天然」という文字を広告に踊らせています。消費者が「サプリは天然が良いもの」と考えているので、そのイメージに合わせた苦肉の策とも言えるでしょう。

厚生労働省の基準をチェックしてみよう

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準（2015）」には、どれくらいの量の葉酸を摂取すべきなのか明確に記されています。最後にこの基準を確認しておきましょう。

女性の年齢(歳)	推奨量
18~29	240μg
30~49	240μg
妊婦(付加量)	+240μg
授乳婦(付加量)	+100μg
妊娠を計画している女性 妊娠の可能性のある女性 （付加量）	+400μg

49歳までの成人女性は240μgの葉酸を日々の食事で摂ることが基準になっています。先ほども説明した通り、「付加量」はその240μgに追加で必要という意味です。

授乳中の女性は240μgの食事性葉酸に加えて、モノグルタミン酸を+100μg、妊婦には+240μg、妊活中の女性には+400μg摂取することが基準とされているのです。

基本摂取量の葉酸を食事で摂取するには

妊活中〜授乳中の女性でも240μgは食事での葉酸摂取が前提

葉酸サプリを飲む時期の女性でも、厚生労働省の基準で「240μg」は食事での葉酸摂取をしていることが前提条件にされています。

野菜嫌いで野菜をあまり食べない方や、コンビニ弁当や外食で済ますことが多い方は、1日240μgを満たすことは難しいかもしれません。

葉酸はほうれん草や小松菜、ブロッコリーなどの深い緑色の野菜や、豆腐などの大豆製品、イチゴやキウイ、柑橘類などの果物、牛乳や卵などに含まれています。レバーや海藻類にも多いです。

こういった食材を積極的に日々の食事に取り入れることで食事性葉酸の摂取基準を満たすことができるようになります。

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食事性葉酸は水に弱く、熱に弱い

食事性の葉酸には弱点があります。それは、熱に弱く、水に溶けやすいことです。生野菜やフルーツをうまく利用して摂る必要がありますね。

ちなみに、レバーは葉酸が非常に多く、50gで640μgも摂れますが、脂溶性ビタミンであるビタミンAも多いので注意が必要です。体内に蓄積されすぎるのは、お腹の中の赤ちゃんにとって良いことではないので気をつけてください。

葉酸サプリは正しい知識で冷静に選ぶことが大切

さて、葉酸について詳しく解説してまいりました。葉酸サプリは出産前後という、女性の人生の中でも非常に大切な期間に飲むサプリですので、後悔のないように質の良いサプリを選ぶことをオススメします。

また、長く続けてこそ価値が有るサプリですので、妊活中から授乳期間中までしっかりと葉酸をとって、元気な赤ちゃんを育んで下さい。皆様がこの記事を参考に、無事出産できることを心より祈っております。

葉酸が必要な理由は大きく２つある

そもそもなぜ、出産前後の女性には葉酸の摂取基準が別途設けられているのでしょうか？しかも、時期別に摂取量が分けられています。それぞれの理由を解説します。

「妊娠する前から葉酸を摂取すべき」とされているのには、明確な理由があります。それは、葉酸を十分に摂取することで、お腹の中の赤ちゃんが障害を持つリスクを減らす効果があるとされているからです。

厚生労働省の通知や母子手帳にも「二分脊椎などの神経管閉鎖障害の発生を減らすには、妊娠前から妊娠初期の葉酸摂取が重要」はっきりと書かれています。

先天性異常が起きるのは、妊娠初期までです。それでは、なぜ妊娠初期を過ぎてからも葉酸の摂取が必要なのでしょうか？

それは、先天性異常の心配がなくなった後でも、赤ちゃんの発育にとても必要な栄養素だからです。妊娠中のお母さんの身体の中では、通常の約２倍の葉酸が消費されると言われています。また、授乳中にも葉酸は消費されるので、妊娠中ほどではありませんが、授乳中も通常よりも葉酸を多く摂る必要があります。