加齢に伴う腰痛の原因と改善対策7選

[公開日]2014/02/10[更新日]2015/04/01

腰痛を引き起こす原因は大きく分けて「加齢性疾患」、「外傷性疾患」、「腫瘍性疾患」、「代謝性疾患」等に分けられます。中でも「加齢性疾患」は腰痛の最も多い原因となっています。加齢によって生じる腰痛のメカニズムを知って、少しでも軽減できる対策を探りたいと思います。

腰痛の症状を治療改善


加齢による腰痛とは


加齢でまずダメージを受けるのは、骨と骨とを繋いでクッションの役割を担っているとされる「椎間板」です。椎間板の中心には水分をたくさん含んだゼラチン状の「髄核」があり、その周りを「線維輪」という軟骨が取り囲んでいます。歳を重ねるとこの髄核の水分が減ってぱさぱさになり、線維輪にも裂け目ができて、ついには髄核が裂け目から出てきてしまうといいます。すると近くの神経を刺激し、腰痛を引き起こします。

水分の減少だけでなく、40歳を過ぎたあたりから軟骨が磨り減り、椎間板の機能が失われることでも腰痛が起きます。また加齢によるカルシウムの不足や筋力の衰えも腰痛の原因となるのです。その他、やはり40歳を境に減少する骨密度も関係してきます。骨密度とは、骨に必要な「カルシウム」や「マグネシウム」等のミネラルがどのくらい骨に含まれているかその密度を表すものです。骨密度が低下すると、少しの圧力でも骨が潰れたり、ひびが入るようになります。

腰痛になってしまったら


腰痛になったら絶対安静というのが一般的な対策と思われがちですが、激しい痛みが治まった後は、安静にしているだけでは症状を改善させることはできないという指摘があります。動作に気を配りつつも、普段通りの生活をすることが改善につながるというのです。コルセットをつけながらでも、ストレッチや筋力を鍛える運動を徐々にでも行い、毎日続けることが大切です。

コルセットも、つけているだけで治療効果があるわけではないので、まるっきり頼ってしまうのではなく、自己の腹筋や背筋を鍛えるまでの補助と考えて使うようにしたほうがよいです。また、食生活でも骨に良い食材を摂ることも忘れてはなりません。カルシウムの摂取に加え、イワシ、ウナギ、キノコ類、鶏卵等をバランスよく摂り、日光に当たるようにしてください。カルシウムの吸収を促してくれます。

・カルシウムの摂取について紹介しているサイトです
http://www.morinagamilk.co.jp/products/brand/karutatsu/daily.html

・骨密度対策を紹介しています。
http://www.morinagamilk.co.jp/products/brand/karutatsu/daily.html

痛いのは腰の右側?左側?


腰痛には、腰全体が痛むものから右側だけ痛む、左だけ痛むという「片側腰痛」もあるといいます。それぞれの症状をご紹介します。

右側が痛む
多くは「椎間板ヘルニア」で、右側にヘルニアがあり、右の神経を圧迫していることが原因になります。その他、痩せている人に多く見られるのが「遊走腎」という疾患です。腎臓が10cmほど下垂して腰痛を引き起こします。

左側が痛む
「椎間板ヘルニア」が左側の場合に症状として現れます。その他は、内臓の疾患が原因となっている場合があります。内臓の疾患は安静時にも痛みがあるか否かがチェックのポイントとなるといいます。横になっていても痛みがあったら要注意です。
        
腰の中心が痛む
この場合は腰の骨に問題がある場合が殆どで、深刻なケースも多いので、早めの受診が必要です。

・腰痛と疾患について紹介しているサイトです。
http://www.do16.com/disease/
 

腰痛の応急処置


散歩途中や旅先など、思わぬところでギックリ腰や激痛に見舞われてしまったら本当に困ってしまいますよね。突然の腰痛に対しての応急処置をいくつか挙げておきます。
 
かなり派手なギックリ腰をおこしてしまったとき
腰の筋肉を冷やして痛みを緩和させます。身体を軽く曲げて座り、じっとしていましょう。横になれそうなら、横向きに寝て、股関節と膝を軽く曲げ、ひざ下にクッションを挟みます。外出先で処置ができない時は、その場を動かず、イスなどに浅く腰掛け(または仰向けになり)筋肉の緊張が収まるのを待ってください。動けるようになってから冷やすなどの対応をしましょう。

腰痛が起きたら冷やすのか温めるのか
この判断は腰を痛めてからどのくらい期間が経過しているかで決まってきます。一般には痛めてから1日~3日は冷やし、それ以降の慢性状態では温めます。冷やす場合は氷を入れたビニール袋をあてがいます。温める時はお湯にひたしたタオルなどで42度くらいまで温めるのが理想です。
 
歩けないほどの腰痛がおきてしまったとき
パターン1)
体を反らすと腰や足が痛む場合は、体を軽く曲げた状態にすると動けます。押し車を押して歩くと楽です。
パターン2)
体を曲げると腰や足が痛む場合は、コルセットで腰を固定させます。痛みがひどいときはアイスパックで一時的にでも患部を冷やします。

腰痛の具体的なケアとは


症状によって様々な治療や対策がありますが、広く行われている代表的な方法をご紹介します。

パッシブケア
受け身の治療全般をいい、薬物、物理療法、「カイロプラクティック」、「モビリゼーション」などがあります。「痛みの緩和」が目的となります。

アクティブケア
能動的に自分から行うケアで、慢性の腰痛に行われる療法です。「機能回復」が目的で、体操やストレッチ等の運動療法です。

生活改善
日常生活での行動、座り方・立ち方、寝かた、運転するとき、料理・洗い物・掃除の仕方等で、腰痛を起こさない動かし方を徹底して実践する療法です。「ひねる」動きを避ける、「反らす」動きを避けるなど、人それぞれの症状に合わせた動かし方が研究されています。

下記のサイトでは腰痛に対する体の動かし方を細かく紹介しています。
http://www.do16.com/backpain/lifestyle.html

温泉療法
温泉が腰痛にもたらす効果は「温熱による作用」と「温泉成分の効果」だと言われています。温熱により血行促進、筋肉の緊張緩和ができ、家庭の入浴でも得られる効果です。温泉成分の効果は温泉でしか得られないものですが、内容をよく確かめる必要があります。基本的に成分は源泉かけ流しでの段階で得られるもので、実際の入浴場では成分が異なってしまい、効果を得られない可能性もあるので要注意です。また、急性の炎症があるときは症状が悪化してしまうこともあるので、温泉医や主治医の奨励を得てからの入浴が安心です。


身近な椅子、マットレス、クッションの選び方・使い方


腰痛バンドやコルセットなど、様々な腰痛対策グッズが開発・市販されていますが、身近な椅子やクッションも腰痛解消につながるよう、適切なものを選ぶ必要があり、使い方にも工夫が必要です。腰痛に優しい椅子やクッションはどのようなものなのでしょうか。

椅子
腰痛になりやすいのは早朝や長く座っていた後であることが多いといいます。そもそも椅子に座り続けることが良くないのだそうです。実のところ、問題は座る時の「姿勢」にあるのです。「座ったときに正しい姿勢になれる椅子」が適した椅子ということになります。

正しい姿勢とは・・・
・ひざ下が垂直で股関節と膝関節が90度になる
・足裏が地面についている
・骨盤が立っている
・状態の重さを骨盤でしっかり支えている

座ったときにこの状態が作れれば、自分の腰に合う椅子ということになります。ただ、同じ姿勢が20分以上続くと腰痛が起きてしまうので、硬すぎず柔らかすぎない座面で、背もたれやリクライニング、ひじ掛けのあるものを選び、姿勢がつらくなったら適度にバランスを変化させられるようにできると良いのです。

骨盤を特に意識したい場合は「バランスチェア」というタイプのものを選んだり、座面にクッションを置く方法もあります。そして、うまく座れているかのチェックポイントがあります。まず立ったままで深呼吸をしてみます。次に座って深呼吸します。座ったときの方が呼吸が浅かったらうまく座れていません。その時は足裏の土踏まずを意識して地面を軽く踏みます。そしてもう一度深呼吸して、吸いやすくなっていればOKです。

マットレス
ベッドや布団は次第に腰の部分がへこんで戻ってこない状態になってきます。すると寝返りが打ちにくくなり、腰痛の原因になってしまいます。そうなると布団の打ち直しや、ベッドのスプリング修理が必要になってきます。その点、マットレスは布団やベッドに比べて変形しにくいので便利ではあります。

適したマットレスとしては、背骨が自然なカーブを保っているか、寝返りを打ちやすいか、全体にリラックスできているか、というところです。店舗で実際に横になることが一番です。値段の高い低いは関係ありません。「寝心地」で選んで下さい。

クッション
使い方次第で腰痛のサポートになったり、腰痛予防の手助けになってくれるのが身近にあるクッションです。クッションに体を預けることで、腰や骨盤の負担を軽くします。シーン別にクッションの活用法をまとめます。

・長時間のデスクワークなど、長い時間座っていなければならない時は、背もたれと背中の間にクッションを入れる
・痛めた直後など急性の腰痛では、仰向けに寝て折りたたんだクッションを膝の下に入れる
・横向きに寝る場合は股関節と膝関節を曲げ、両ひざの間にクッションを挟む


腰痛に良い漢方薬


最後に、体にやさしい漢方薬で腰痛に効くものをご紹介したいと思います。漢方でも慢性の腰痛と急性の腰痛とに分けて考えられています。また漢方では腰痛を「腎」の働きや、水分代謝、血流と関連付けて捉えているので、併せて改善していくことになります。

まず、ギックリ腰など急性の腰痛には「疎経活血湯」という漢方薬が良いそうです。血行を良くする処方で、冷えや肩こり、高血圧にも効果があります。次に、加齢による慢性の腰痛には、「八味丸」や「六味丸」という漢方薬が有効です。下半身を強化し、腎機能をサポートする処方です。耳鳴りや頭のふらつき、尿トラブルにも効果があります。

身体にやさしい漢方薬とは言っても、服用するときはやはり専門家に相談してからのほうが安心です。腰痛だけと思っていても、内臓の病気が隠れている場合もあります。自己判断は避けたほうがよさそうです。

※記事中の商品「アヤナストライアルセット」は販売終了し、「ディセンシア」にリニューアルされています。


◇参考文献・WEBサイト一覧
厚生労働省 統合医療情報発信サイト
日本化粧品技術者会
日本抗加齢学会
公益社団法人 日本皮膚科学会
※本サイトの薬事法に対する考え方、商品ランキング・点数付けの根拠は「アンチエイジングの神様とは」をご確認ください。


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