薬治療の前に実践したい花粉症に効果のある対策１０選

花粉症は普段の生活の中でのちょっとした工夫で症状を軽減できます。効果の期待できる対策を１０紹介します。

アレルギー体質ではない、と安心していてもある時突然花粉症になった、という人も沢山います。そんなときのためにも、花粉症にはどんなものが効果があるのか知っておくと便利です。すぐにはなおらない花粉症ですが、時間をかけて改善していくことは可能ですので、色々な方法を試してみるもの良いかと思います。それぞれの体質により、効果の出方も違うと思いますので、花粉症を少しでも楽に出来るようにがんばってみましょう。

処方された薬を飲むことも必要ですが、薬なしでも春先を過ごせるように体質を改善したり、ちょっとした生活のコツで随分と楽になることが出来ます。花粉症の人が、やってよかったと思う効果的な対策をご紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。むずかしい事ではありませんので、ちょっとした心がけが必要なことです。つらい春先が気にならなくなるといいですね。

花粉をなるべく避ける

外出して帰ってきたときに、家の中に入る前に洋服についた花粉を玄関外で払います。髪の毛や服には目には見えませんが、沢山の花粉がついていることがありますし、特に風の強い日は注意してください。自分が何にアレルギーがあるのかを知っておくことも大切です。杉などの樹木や、ブタクサなどの雑草類、それを知っておくと外出する際に気をつけることが出来ます。

花粉のシーズンだからといって、ずっと屋内にいるわけにもいきません。屋外に出たら、まず家の中に入る前に体についた花粉を払いましょう。これだけでもかなり効果がありますし、埃なども花粉の症状を悪化させる原因になりますので、きれいにしておくことが大切です。

花粉症に効く乳酸菌

乳酸菌は花粉症に効果があると最近は注目されています、乳酸菌の入った食べ物といえばヨーグルトです。このヨーグルトを毎日、カップ1杯分ぐらいを食べ続けてください。ヨーグルトで花粉症が治ったという人はかなりいますので、その効果も実証されています。ヨーグルトのほかに、同じ発酵食品として納豆も花粉症に良い食べ物です。納豆に入っているナットウキナーゼは血行を良くする作用がありますので、鼻の粘膜の修復など、花粉症で起きる鼻詰まりなどによる症状も軽くすることが出来ます。納豆、ヨーグルトは毎日の食生活に取り入れやすい食べ物ですので、継続して食べるにはオススメの食べ物です。

マスク、ゴーグルは効き目があります

季節の変わり目に多く見かけるマスク姿の人ですが、一番簡単に花粉を防ぐものとしては効果的です。マスクも一度使うと、花粉がついていますので、繰り返し使わないようにしてください。マスクもきちんとつけないと意味がありませんので、必ず鼻を完全に覆い、鼻の骨にそってマスクの形を合わせてください。花粉用のマスクは立体的に作られていて効果的ですが、値段も高めです。

普通のマスクを上手に使うことで効果はありますので、毎日使うことになるものですからなるべく安いほうがいいですね。あと花粉用のゴーグルも目に入る花粉を防ぐものとして効果的です。外出しないといけない時は、花粉を防ぐためのあらゆる対策は必要です。

目のかゆみには冷やすこと

目のかゆみは花粉症でもとても多い症状です。目がかゆくて掻いてしまうと、眼球についた埃などで傷をつけることになりますし、そのための炎症でさらにかゆみがひどくなります。そんなひどい目のかゆみには、冷やすことがオススメです。ハンドタオルを冷蔵庫でいつも冷やしておいても良いでしょう。小さな保冷剤を使ってタオルでくるんで目の上に置いても効果的です。

特に夜寝る時になると、かゆみが激しくなる人は目薬をさしてから保冷剤などで目を冷やすとかゆみはかなり落ち着きます。かゆみは我慢できないものですが、傷をつけないためにもなるべく目はこすらないようにしてください。

空気清浄機を部屋に置く

特に外気が入りやすい玄関先に、空気清浄機を置くと効果があります。花粉だけでなく家の中の埃も綺麗に清浄され、室内にある花粉は除去することができます。花粉症の人の多くには、花粉が飛んでいると思うだけで症状が起きてしまう人もいます。空気清浄機を置くことで、花粉がなくなる安心感がありますので精神的な癒しにもなると思います。

この空気清浄機ですが、特に春先、ほこりや花粉の多い時期にはフィルターの掃除も忘れずに行ってください。汚れたままのフィルターですと、かえって空気を汚していることになりますので、花粉症の症状も悪化してしまいます。

花粉症に効くツボ

体には花粉症に効くいくつかのツボがあります。鼻詰まりや、鼻水に効く迎香（げいこう）というツボは小鼻のふくらみ下のへこんでいるところです。そして目のかゆみなどの症状に効き目があるツボがせいめい、と呼ばれるところで、目頭の下、鼻の骨をつまむようにツボをおさえます。

これらのツボを毎日気がついた時におさえてみてください。ツボには血行を良くする作用もありますので、花粉症の症状を軽くし、予防にもなります。精神的にも症状にイライラしてしまうことがあるともいますので、そんなときにはリラックスするためにもツボを試してください。

窓は開けない

花粉が多く飛んでいる時期には、窓を開けると花粉が室内にはいってきてしまいます。窓を開けるのはこの時期は避けましょう。布団を干したりすることもよくないので、もし布団を干したら、埃や花粉を良く払ってから室内にいれるか、もしくはこの時期には布団乾燥機を使うことも方法の一つです。

外で干した布団には思っている以上に花粉がついているものです。朝起きたときに目が腫れてしまったり、一晩中目がかゆくて眠れない、などの症状がでてしまいますので、ご注意ください。市販の花粉ブロックスプレーなどもありますので、カーテンや布団、家具にスプレーしておくことも効果的です。

運動や睡眠が重要

エクササイズをして、体力をつけると体の免疫力が高まります。免疫力の向上で花粉による症状は抑えることが出来ます。そして睡眠などが充分に取れていないと、その免疫力が低くなりますので、体は花粉に弱くなってしまい、症状がでてしまいます。健康のためにも必要な、運動ど充分な睡眠は、体の基本作りですので、心がけるようにしてください。

花粉症の症状がひどくて眠れないときは、アロマキャンドルやハーブティなども精神的にリラックスできますので、試してみて下さい。ペパーミントの香りはリラックスするとともに、鼻詰まりにも効果があります。

花粉症で肌が荒れる場合

敏感な肌の人は、花粉症のときに肌荒れを起すことがあります。花粉が飛ぶのは、乾燥している時が多いですから肌も保湿が必要になります。まずきちんと洗顔をして顔についている花粉を落としてください。目のかゆみの原因になりますので、洗顔は大切です。鼻のかみすぎで、赤くなったり、鼻の周りが、がさがさになることもよくあります。

これを防ぐためにも肌の保湿をきちんとしておくことが必要です。化粧水は炎症を抑えるものや、敏感肌用、アルコールフリーのものなど、低刺激の成分のものがよいです。顔全体に、とくに鼻の周りには化粧水などを多めにつけてください。

食生活でのコツ

花粉症に効く食べ物をまめにとることで、症状を軽くしていきます。そのためには花粉症に効く食べ物を多くとることが必要です。まず控えたほうがよいものとしては、肉類や、スナック菓子などです。悪玉コレステロールが増えることにより、体内の循環が悪くなり免疫力が下がってしまいます。食生活を野菜中心にすることが重要なポイントになります。

特にきのこ類には免疫力を高めるビタミンが豊富に入っています。そして花粉症に効くとされているしその葉ですが、これはアレルギーの症状を抑える効果がありますので、料理に加えて食べるようにしてください。しそのジュースなども市販されています。

必ず実践したい花粉症に効果のある対策１０選

以上のように、花粉症にはさまざまな方法により、症状を軽くしたり体質を変えたりすることができます。毎年花粉の量も違いますが、多少なりとも花粉症の人は苦労するものです。花粉が飛散する前から予防をすることが大切ですので、特に食べ物で花粉症を克服する場合には、この季節だけでなく年間を通して続けることが必要です。短期間では効果は出ないかもしれませんが、毎日のちょっとしたコツでつらい症状は和らげることが出来ます。

花粉を防ぐためのグッズも沢山市販されていますし、治療をしながら同時に花粉を避ける生活も必要になります。春先はお花見をしたり、旅行にも良い季節です。花粉症の方は残念ながら、樹木の多いところは避けるほうが無難ですね。その代わりに海岸沿いなどは花粉の心配がありませんから、花粉症でも春先にはまだ楽しめることはたくさんあります。

ストレスにならないように、上手に花粉症と付き合っていくことも生活のうえでは大切ですが、症状を軽くする方法はたくさんありますので、あきらめずに自分に合う対策を試してください。効果があるまでじっくり挑戦することが必要ですが、花粉症対策は健康にも良いことですから続けてみると効果的です。