１日に水２リットル飲むと肌の代謝を悪くする

アンチエイジングと飲み物についてのお話です。

水を２リットル飲むのが良い、と聞いたことがありませんか。汗をかいていないし、喉も乾いていないのに、飲むのは良くありません。

現代人は水分を摂りすぎる傾向にあります。のどが乾いていなくてもお茶を飲んだり、いつもペットボトルを置いていたり。汗の量や季節、運動量によって必要な水分量は個人差があるので一概には言えませんが、喉が乾いていないのに水分を摂るというのは、おなかが空いていないのに食べるのと同様によくありません。

飲んだ水は大腸で吸収されて、腎臓から尿になって外に出ます。水を飲むと「からだを浄化するイメージがある」方もいるかもしれませんが、そのぶん尿が増えるだけです。胃腸や腎臓の機能にも限界があるので、飲み過ぎると水を処理しきれなくて胃腸を壊したりむくみを起こしたりします。このむくみが肌の代謝を悪くしてしまうので、結果肌に悪影響があります。

また、カフェインが含まれる飲み物も、肌にはよくありません。寝る前のカフェインは睡眠に影響を与えることは、皆さんもご存知でしょう。肌の再生には「成長ホルモン」が重要であることを以前述べました。

そして「成長ホルモン」が活発に働く時間帯は午後１０時〜午前２時であるため、カフェインによって睡眠が妨害されると肌回復のゴールデンタイムである時間に影響を与える可能性があるのです。

カフェインの含まれる栄養ドリンクにも要注意です。ブドウ糖のエネルギーとカフェインの眠気覚ましで元気になった錯覚を与えますが、本当に身体を回復させるのは睡眠です。このことを忘れないでください。

美肌を作るためには、寝る前は特にカフェインを含まない暖かい飲み物が良いでしょう。
リラックスしながら心地良い眠りで美肌を目指してください。飲み物を変えるのは、食事を変えるよりも取り組みやすいかと思います。できることから、始めましょう。