リコピンの効果やサプリメントに関するQ&A

[公開日]2015/04/22[更新日]2015/06/16

「リコピンが身体に良さそう」というイメージを持たれている方へ、リコピンにはどんな働きがあり、どのように摂取すべきなのか、リコピンに関するよくあるQ&Aをまとめます。

リコピンの効果とサプリメント

リコピンとは


リコピンとは、カロテノイドのひとつで赤色の果物や野菜に含まれる有機化合物です。植物中に存在するカロテノイドは約500種類あると言われており,そのうち約50種類が食用の野菜や果物に含まれていると言われています。
カロテノイドの働き
カロテノイドは紫外線の遮断フィルターとして働くと言われており、植物細胞の中では様々なダメージから植物を守る作用をもたらすと言われています。
リコピンはカロテノイドのひとつ
リコピンは多数あるカロテノイドのひとつで、他にはβ-カロテンなどがあります。β-カロテンは緑黄色野菜に多く含まれていて、体内でビタミンAに変換される事から長年、栄養学的に注目されておりました。

リコピンはβ-カロテンのようにビタミンAに変換される事はありませんが、近年カロテノイド自体の身体に及ぼす力がビタミンEの100倍以上にもなるという事で急激に注目度がアップしました。
リコピンの活用方法
リコピンの特徴は油と一緒に調理する事で、身体に吸収されやすくなります。また、鮮やかな発色であるが、毒性が無い事から食品の着色原料に利用される事が多いのも特徴です。

リコピンは身体にどのような影響があるのか


急激に注目されるようになったリコピンは、生活習慣と関わる身体の影響について研究がすすめられています。リコピンのパワーは身体のめぐりを良くする働きや、若々しさと関係があると言われています。また、リコピンは体内で作り出す事ができない成分であるため、食品などから摂取する必要があります。

リコピンが多く含まれている食材は何か


リコピンを多く含む食品と言えば、有名なのはトマトです。トマトの中でもミニトマトがリコピンを多量に含んでいます。トマトの他にもスイカやグレープフルーツ、柿、さんらんぼ、ピーマンやナス、パパイヤなどにも含まれています。

リコピンの摂取量の目安はどれぐらいですか


リコピンは、1日に15㎎以上摂取するのが望ましいと言われています。リコピンを15㎎摂取するには約500gの大きめのトマト2個分、プチトマトで約17個分を食べる必要があります。しかし、トマトが好きな方でも毎日この量を食べるのは大変ではないでしょうか。そのため、トマトの加工品を積極的に摂取することで補うことができます。

トマトケチャップなどの加工品は、特に赤い色素が含まれているトマトを使用している事が多いため、リコピンの量が一般的なトマトよりも多いというデータがあります。トマトケチャップでは大さじ4~5杯、トマトジュースでは約160gにリコピン15㎎を含んでいます。

また、喫煙者の場合、体内のリコピンの濃度が40%も減少してしまうというデータもあります。そのため、喫煙者の場合より多くのリコピン摂取が必要です。

トマトジュースでリコピンは摂取できますか


トマトジュース1本(約200ml)には20㎎のリコピンが含まれています。トマトジュースを飲む事で、大きめのトマトを食べるよりもたくさんのリコピンを摂取することができ、先に述べた1日のリコピン目安摂取量を上回ることができます。

トマトジュースが苦手だという方は、トマトソースなど料理にうまく取り入れて摂取する事をおすすめします。ただ、それも手間ではあるので、サプリメントなどでリコピンを摂取するのもひとつの方法です。


濃縮還元のトマトジュースでもリコピンは摂取できるか


トマトジュースにはストレートタイプの他に濃縮還元タイプのものがあります。濃縮還元とはジュースの製法のひとつで、原料となる野菜や果実からジュースを搾汁した後に水分を除いて濃縮原料にします。その後、再度水分を加えて元の濃度に戻す製法を濃縮還元と呼んでいます。

濃縮還元を行う理由は、旬に収穫した野菜や果実を濃縮し保管することが可能となり、安定的な品質を提供することができるメリットがあるからです。ストレートタイプのジュースと濃縮還元タイプのジュースを比較しても、栄養成分は変わらないため、ストレートタイプのトマトジュースでも濃縮還元のトマトジュースでも、リコピンを摂取する事ができます。

野菜や果物をジュースにすると、ビタミンCや食物繊維など減少する成分もありますが、リコピンやβ-カロテンは生の野菜から摂るよりも、野菜ジュースなどの加工品で摂る方が吸収率の良い栄養素です。

トマト以外にリコピンが多く含まれている食材は


リコピンはトマト以外にも、スイカ、あんず、ピンクグレープフルーツなどに多く含まれています。リコピンと聞くとトマトを思い浮かべる方も多いと思いますが、可食部100gあたりのリコピンの含有量は、トマトが3.0㎎、ミニトマトが8.1㎎、スイカ、ピンクグレープフルーツは3.2gと、トマトよりも上回っています。

リコピンと美容健康の関係


毎日の生活で美容と健康を保つには、日々のメンテナンスが大切です。リコピンは内側から若々しさをサポートする働きがあるため、美しく健康的に過ごしたい方には、手軽で身近なおすすめの成分だと言えます。

リコピンの過剰摂取による身体への影響


同じカロテノイドのひとつであるβ-カロテンは過剰摂取すると、人によっては吐き気や頭痛、抜け毛、肌の乾燥などの副作用があると言われていますが、同じカロテノイドのひとつであるリコピンにはこのような副作用はほとんどなく、安全な栄養素であると言われています。

そのため、安心してリコピンを過剰摂取する方がいますが、リコピンを多く含むスイカやトマト、ピンクグレープフルーツなどは冷えた状態で食べる事が多いため、身体が冷えてお腹を壊す場合があります。

またトマトジュースは手軽に飲めるのでおすすめですが、飲みやすさのために塩分や糖分、その他の成分が意外と多く入っている事が多いため、塩分過多などにも注意する必要があります。リコピン自体に、副作用はありませんがリコピンを含む食材や加工品の過剰摂取によってお腹の調子が悪くなる場合もあります。

リコピンを効率良く摂取するサプリメントの選択肢


リコピンは比較的摂取しやすい成分ではありますが、できるなら効率良く手軽に摂取する事が継続のポイントとなります。そんな方には、上部で紹介したカゴメ リコピンVEなどのサプリメントがおすすめです。

「トマトジュースと言えばカゴメ」といえるほど、創業以来100年以上トマトを研究し続けてきたカゴメは40年前からリコピンに注目しており、リコピンへの強いこだわりがカゴメ リコピンVEには凝縮されています。

カゴメ リコピンVEはリコピンをサポートするビタミンEと、リコピンと相性が良いとされるオリーブオイルが配合でされ、リコピンの力をより発揮する組み合わせが1日2粒で手軽に摂取できます。

リコピンVE2粒で摂取できるリコピンは20㎎です。トマトジュース200mlを毎日飲み続けるのと同じだけのリコピンを摂取できます。リコピンVEはソフトカプセルなので、トマトジュースの味が苦手な方にもおすすめです。また、塩分が気になる方も心配なくリコピンを摂取できます。


リコピンの効果とQ&A まとめ


リコピンは、身近な食材であるトマトやスイカなどに多く含まれています。また、生の野菜や果物からの摂取でなく、加工品からの摂取も容易であるため、トマトジュースやサプリメントの活用も選択肢になります。

イキイキとした毎日のために、毎日の生活にリコピンを取り入れてみませんか。

※記事中の商品「アヤナストライアルセット」は販売終了し、「ディセンシア」にリニューアルされています。


◇参考文献・WEBサイト一覧
厚生労働省 統合医療情報発信サイト
日本化粧品技術者会
日本抗加齢学会
公益社団法人 日本皮膚科学会
※本サイトの薬事法に対する考え方、商品ランキング・点数付けの根拠は「アンチエイジングの神様とは」をご確認ください。


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