【厚労省通知を解説】妊活中こそ重要な葉酸サプリを比較！葉酸不足で妊娠すると赤ちゃんに高リスク

先日、各社の葉酸サプリを調べ尽くし、オススメのサプリを妻にプレゼントしました。

葉酸サプリは奥が深くて…男性の私が調査するのは結構大変だったんです。メーカーと何度も電話のやりとりをしたり、厚生労働省の方と一時間ほど電話したり…。筆者の質問に丁寧に答えてくれた担当者の方々には本当に感謝です。ありがとうございました。そんな葉酸サプリについての調査の中で、筆者はとても重要なことを知りました。

なんと、葉酸は妊娠中よりも妊娠前の女性の方がたくさん必要だというのです。

しかも、これは赤ちゃんを産むためにはとても大切なことで、厚生労働省からも特別に通知が出ています。この記事では妊活と葉酸の関わりについて、サプリメントアドバイザーの意見を交えながら説明します。

厚労省が摂取を推奨する葉酸の効果

ここから、詳しい部分はサプリメントアドバイザーの広沢さんに解説をいただきます。

葉酸の胎児への影響

葉酸は緑黄色野菜などに多く含まれるビタミンの一種です。ビタミンB12と協力して造血を行うので、葉酸が不足すると貧血になることもあります。ビタミンCとも相性が良く、一緒に摂るとより効果的に働きます。

葉酸は胎児の発育のために重要な栄養素であるため、妊婦さんは普通の人よりも葉酸を多く消費します。妊婦の方は葉酸を意識して多く摂る必要があるのです。

しかし、それ以上に妊娠を計画している女性や、妊娠の可能性のある女性といった、妊娠を直前に控えた女性の方が葉酸が必要とされています。





胎児の脳や脊髄などの神経管が作られる妊娠初期の４〜５週に起こる先天性異常のことです。日本では１万人に対しておよそ6人の割合で起きると言われています。

神経管の下部で閉鎖障害が起こる「二分脊椎」と、上部で閉鎖障害が起こる「無脳症」とがありますが、日本では「二分脊椎」の発生する割合が高めでした。

母子手帳にも掲載されている

不妊治療中など妊活中の女性が最も重要

葉酸はいつからどのくらい多く摂取すべき？

葉酸の推奨摂取量については、厚生労働省より明確な基準が発表されています。

女性の年齢(歳)	推奨量
18~29	240μg
30~49	240μg
妊婦(付加量)	+240μg
授乳婦(付加量)	+100μg
妊娠を計画している女性 妊娠の可能性のある女性 （付加量）	+400μg

この「（付加量）」というのは、通常の摂取量にプラスした摂取量という意味ですので、妊娠を計画している妊娠希望の女性と妊娠の可能性のある女性に関しては、240μg+400μgを摂取する必要があるという意味です。

+400μgは健康食品等での摂取が推奨されている

健康食品等での摂取が推奨される理由

実は、ほうれん草などの食事に含まれる葉酸よりも健康食品（葉酸サプリなど）に含まれる添加された葉酸の方が吸収率が良いんです。厚生労働省が発表している文書には以下のように記載されています。

妊娠を計画している妊娠希望の女性、または、妊娠の可能性がある女性は、神経管閉鎖障害のリスクを減らすために葉酸不足でない状態で妊娠する必要があります。そのため、かなり多くの葉酸の摂取を推奨量として設定されています。

その量が、吸収効率の低い食事性葉酸に換算すると800μgに相当するほどの量で、食事での摂取が困難です。

また、食事性の葉酸は熱に弱く、水に溶けやすい性質があり、調理法によって摂取できる葉酸の量が変動するので、どれくらい葉酸が摂取できたか計算しにくいデメリットもあります。

そこで、神経管閉鎖障害のリスクを減らす目的で葉酸を摂取する、妊娠を計画している女性、または、妊娠の可能性がある女性に関しては、吸収効率の良い葉酸サプリなどの健康食品に含まれる添加された合成葉酸（プテロイルモノグルタミン酸）での摂取を推奨するようになったのです。

サプリメントアドバイザーが教える人気のオススメの葉酸サプリ

サプリの「天然が良い」というイメージ

あなたはサプリの成分は「合成化合物はダメ！天然由来成分が良い」と思っていませんか？

その発想自体は間違いではありませんが、葉酸の場合はそのイメージだけで選ぶと間違ってしまう可能性があります。本当に天然成分しか入っていない場合、厚労省が推奨しているプテロイルモノグルタミン酸が含有されていない可能性があるからです。

原材料名に「ほうれんそう」など野菜しか書かれていない場合は「食事性葉酸」、ダイレクトに「葉酸」と書かれている場合は「合成葉酸」です。

葉酸サプリを比較してみました！

サプリメントアドバイザーの広沢さんに協力してもらい、葉酸サプリの添加物の量を比較し、純粋に葉酸が摂取できる良質なサプリを選んでもらいました。

調査した各サプリの原材料表を出力し・・・


添加物（葉酸摂取以外の目的で入っている物質）に印を付けてもらいました。

	総合評価	添加物	ニオイ	月価格
ベルタ 葉酸サプリ	1位 添加物が 少なくて 臭い無し	１種類	ほぼ無臭	定期購入時 ¥3,686 (税抜)
ママニック 葉酸サプリ	2位 月価格が お手頃で 飲み易い	５種類	香り強め	定期購入時 ¥3,500 (税抜)
AFC mitete葉酸サプリ	3位 格安だが 添加物が 少々多い	７種類	香りあり	¥1,800 (税抜)

ベルタの葉酸サプリは添加物が少ないことが魅力です。広沢さんにチェックしてもらったシートでも１種類だけでした。その１種類もにんじん等に含まれる「β-カロテン」を着色料として使用しているものですので、心配はありません。

葉酸のほか、ビタミン・ミネラルを２７種類配合しています。国内GMP工場製造で放射能検査ほか１８項目以上の検査が行われ、安全管理もしっかりとなされています。


飲んでみたところ、無臭でとても飲みやすかったです！


これなら、妊娠後に飲むときも、つわりの心配なく使えそうですね。



ママニックは「妊娠」「出産」という、女性の一大事をサポートしたいということで立ち上げられたブランドです。（同ブランドでマタニティクリームの取り扱いもあります）


この葉酸サプリも２００人の先輩ママの声から生まれたサプリなのだそうです。

ボトル内の臭いを嗅いでみると、ベルタに比べて、香りが少々強いように感じました。


とはいえ、麦茶のような香ばしい香りです。嫌な匂いではないので、心配はいらないかと思います。（個人的には良い香りだと思いました）




AFCの葉酸サプリは１か月当たり¥1,800(税抜)と安いのが魅力です。長く飲むものですから、なるべく安いに越したことはありませんよね。

「健康は幸福の第一条件」という企業理念のAFCは健康食品の販売に40年以上携わってきた実績があります。

妊娠中の女性にとって、安全が約束されている成分は限られていることを考え、大切な成分を必要な分だけ配合するという方針のもと開発されております。GMP準拠工場で生産され、放射線検査も行われており、安心して飲めるサプリです。


手に取ってみると、錠剤がとても小さく、表面がツルツルしています。


香ばしい香りが少々しますが、気になるレベルではありません。

葉酸サプリを始めるのは妊活中の今でないと遅い

実際のところ、葉酸の重要性は妊婦にとっては母子手帳等に掲載されていることからも「常識」となりつつありますが、妊活中の女性には重要性があまり知られていないのが実情です。

しかし、妊娠初期に起こる、お腹の中の赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすためには、妊活中の葉酸摂取が極めて大切です。

いつ妊娠してもおかしくないのですから、なるべく早めに葉酸サプリを賢く活用する必要があります。厚労省基準の「+400μg」を摂取し、葉酸摂取状況が万全の状態で赤ちゃんを授かりましょう。

妊活中の食事にも注意！

食事量の不足や偏食には注意

まず注意したいのが偏った食事や量の不足による栄養不足です。

例えカロリーは十分でも外食やコンビニ食、栄養バランスの整わない食習慣は栄養不足状態を作ります。この時まずダメージを受けるのは脳です。ホルモン分泌の最高司令等、「脳下垂体」「視床下部」といった部位の働きも低下します。

更に栄養不足が深刻化すると、身体は生命維持には関係ない生殖機能の働きを低下させます。ダイエットで生理が止まるのはこのためです。

また食事は自律神経にも影響します。食べる事は交感神経を優位にする働きがあります。深夜の食事は自律神経の乱れと睡眠の質悪化を招くので注意してください。

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妊娠しやすい食生活とは？

食事の質は冷えとも関わっています。必要な栄養素が少ない、カロリーが少ない、という場合当然身体の熱も作られません。

また食材によって身体を冷やすものと温めるものがあります。根菜など身体を温める食材、夏野菜など冷やす食材、気候や身体の状態に合わせて食べる事で食事から温かい身体を作る事ができます。

但し、冷えが気になるからと言って温める食材だけを食べるべきかと言えばそうではありません。あくまでバランスが大切です。

最も危険なのは「良い」と言われる食材やサプリだけに頼るような食事の偏りです。これまでお話ししたホルモンや冷えといった問題の改善に役立つのは数種の栄養素だけではありません。多くの栄養素の総合力です。

1日30品目、たんぱく質、炭水化物、野菜類を「1：3：1」の割合で、などバランスの良い食事は労がかかります。

しかしこれまでの話でも感じられたかもしれませんが、妊娠しやすい生活とは結局人間の生理に合った非常に健康的な生活なのです。食事も例にもれません。妊娠を望んだ時から自分だけの身体じゃない、というのは食事もその通りです。

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妊活中に避けたい食材とは？

身体を冷やすといった点にも関わるところがありますが、妊娠しやすい身体作りの上で避けたい食材があります。その1つがカフェイン入りのものです。

妊娠に関するカフェインの有害性は特にアメリカで以前から言われています。身体を冷やす作用があり、また交感神経を活発にする作用もあります。妊娠力を下げ、ホルモンバランスにも影響します。

また機能性不妊の診断や高度生殖医療を受けている場合、お酒を辞めてみるというのも1つの方法だと言われています。少量のお酒は身体に良いとされますが、お酒の分解能力や飲酒習慣によって、飲酒を控える事で効果が出る場合があるようです。

マーガリンやスナック菓子、ファストフードに使われることがある「トランス脂肪酸」という油は避けたい食材です。女性ホルモンのエストロゲンを増やし、ホルモンバランスを狂わせると言われています。

その他冷えに繋がる水分や白い砂糖は摂り過ぎに注意した方が良いでしょう。

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妊活中に積極的に摂りたい食材とは？

全ての栄養素を積極的に摂るべきですが、特に気を付けて摂取したい栄養素には以下のようなものがあります。

その他良質な血液を作る鉄などのミネラルや、血行をスムーズにするEPAなども意識して積極的に摂りたい栄養素です。

ストレス、食生活、睡眠など普段よりもさまざまなことに注意をしなければいけないと、さらにストレスを感じてしまうかもしれません。そんな時、まずは、気持ちに余裕を持つことがとても大切です。

食生活をサポートするために、うまくサプリメントなどを利用し、心にゆとりを持ちましょう。

厳しい環境で育ち、強い生命力・ミネラルや必須脂肪酸が多く含まれ、高い栄養価をもっているサプリメントをご紹介します。

「マカ-junsui-(純粋）[ボトル入り]/ヤマノ」　5148円/155カプセル(1日5カプセル)

純度100%でJAS有機認定を取得したマカを使用したサプリメントです。特殊加工により超微粒子化を実現し、従来よりも吸収率に優れた身体に優しい作りになっています。中村学園大学の教授と共にマカ研究を行っています。

「ハグクミの恵み/hugkumi+（ハグクミプラス）」　7480円/120粒(1日4粒)

無農薬栽培の日本産のマカとアンデスの黒マカを使用しています。「ベンジルグルコシレート」などの成分を一般的なマカよりも多く含有する日本産のマカ生産に成功しました。また元気にする「アルギニン酸」を多く含む黒マカを使用しています。マカの摂取が1日4粒あたり800mg可能です。また女性に良いとされるザクロの種子エキスも含有しています。医薬品製造レベルであるGMPを取得した工場で製造されています。

妊娠前も妊娠後も健康的な食生活が基本

葉酸は確かに妊娠前も後も必要とされていますが「葉酸さえ摂ればOK」というものではありません。

とにかく基本となるのは、日々の食生活がいかに健康であるかどうかです。

日々の食事のバランスを十分意識した上で、この記事を参考にしていただければ幸いです。皆様の妊活が成功しますことを祈っております。

【参考】葉酸サプリにはどのようなものがあるか

ランキングで紹介したもの以外にもたくさんの葉酸サプリがあります。

実際に葉酸サプリにはどのようなものがあるか紹介いたします。以下、アンチエイジングの神様チームで評価した上位のサプリです。