首のしわを取る方法〜消せないしわを目立たなくさせる3つの対策〜
[公開日]2016/08/03
ふと首元を見ると、知らないうちに数本のしわが・・・!まるでおばあちゃん?!と首元だけで10歳くらい老けて見えるような気がしてしまいますよね。首のしわは年齢を問わずできる上に、一度できると完全になくすことは難しいんです。
ただ、顔のスキンケアと同じように毎日地道にケアをしてあげることで、これ以上しわを目立たなくさせることはできます。また、今は首にしわはできていないけど、今後できないように対策しておきたい、という方も今日からできる首のしわ対策として参考にしてみてください。
今回は以下の3つにポイントを絞って首のしわを取る方法について解説をしていきます。
首のしわ対策で大事な3つのポイント |
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首のしわができる3つの原因
こんにちは!「アンチエイジングの神様」管理人の安藤美和子です。
詳しい対策の前に、まずは首にしわができる原因を知っておきましょう。
詳しい対策の前に、まずは首にしわができる原因を知っておきましょう。
紫外線は肌老化の元!日焼け止めの塗り忘れがしわをできやすくする
顔や腕・脚には日焼け止めを塗るけど首はついつい塗り忘れたり、もしくは顔は塗り直すけど首はそのまま、なんてことを繰り返していませんか?肌老化の原因の約65%は紫外線です。コラーゲンやエラスチンなどの繊維が土台となって肌を作っていますが、正しい紫外線対策を行わずに紫外線を浴びてダメージを受け続け真皮にまで達するとたるみができ、結果的にしわができてしまうのです。
また、首の皮膚はもともと顔の皮膚よりも薄いため、ハリも失われやすくしわができやすいです。顔にもしわはできるのに、そんな顔よりも薄い皮膚の首が紫外線を浴び続けると、しわができてしまうのは当然です。急にできるわけではないですが、あるレベルまで達すると急に目立ち出すようになってしまうのが紫外線ダメージの怖いところです。紫外線対策を怠ると、年齢に関係なくしわはできてしまいますよ。
間違った枕の高さや姿勢の悪さは首のしわの元
あなたが毎日使う枕に頭を乗せ、いつもの眠るときの状態をとってみてください。首の前方が縮まっていたら、その枕はあなたにとっては高さがあり、しわをできやすくしてしまう枕です。しわができている状態を長時間続けてしまうと、しわが定着しやすくなってしまいます。まずは低めの枕を使ってみましょう。
また、普段長時間猫背などの首が曲がっている状態が続くことも首にしわができる原因の一つです。猫背の姿勢が続くと肩が凝ったりしますよね。これは血のめぐりが悪くなっているからです。血のめぐりが悪くなると代謝も低下してしまうため、肌老化を進めてしまいます。
加齢による筋肉の衰え
年齢を重ねると共に顔の表情筋や胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)が衰えます。筋力が低下すると、首がたるみ肌のハリが失われ、今までは目立たなかった首のしわが目立つようになってしまいます。胸鎖乳突筋とは
首を回したり曲げたりする時に使う重要な筋肉です。この筋肉の周りにはリンパも集中しているので、周りのコリをほぐしてあげることが大切です。
首を回したり曲げたりする時に使う重要な筋肉です。この筋肉の周りにはリンパも集中しているので、周りのコリをほぐしてあげることが大切です。
また、加齢と共に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が徐々に減少していきます。エストロゲンが減る=肌のハリを維持するコラーゲンやエラスチンも減少するため、乾燥しやすくなったりしわができやすくなったりしてしまうんです。一度しわが刻まれると、なかなか元には戻りません。顔のしわだけに気をとられず、首のしわもしっかりとケアしてあげることが大事です。
アトピー持ちの方も首のしわに要注意!
アトピー持ちの方で、首のアトピーで悩んだことのない方はいないのではないでしょうか。夏は汗、冬は乾燥で1年中かゆいったりゃありゃしない。悪化すると首を動かすのも億劫ですよね。筆者もアトピー持ちなので、首のアトピーの辛さには随分と悩まされてきました。そもそも首は毒素が溜まりやすい場所で、甘い飲み物や揚げ物など、糖分や脂肪の摂り過ぎが毒素を溜める原因だと言われています。また、髪や衣服が首に触れることによる刺激や寝具の汚れなどもアトピーが悪化する原因の一つです。アトピー持ちで首のしわが気になっている人は、薬だけでなく、食事や日常生活の改善も必要になってきます。
首のしわ対策には・・・
首のしわができやすくなる原因はわかりましたよね。では、具体的に何をすれば首のしわを目立ちにくくすることができるのか、答えは以下の3つのポイントです。正しい紫外線対策をする
首のマッサージをする
しわ対策向けの化粧品でスキンケアをする
首のマッサージをする
しわ対策向けの化粧品でスキンケアをする
ここからは、この3つに重点を置いた対策法を紹介していきます。
首は後ろも忘れずに!今日からできる紫外線対策!
実は首は顔よりも焼けやすい、とも言われているほど。まずは顔と同じように日焼け止めをきちんと塗ることを心がけましょう。顔用の日焼け止めで首やデコルテまで塗ってOKのものも多いので、顔と同時に塗ってしまいましょう。また、首の後ろにも日焼け止めを塗るのを忘れがちな方も多いです。首の前後が違う色に?!なんてことにならないよう忘れず塗りましょう。
首の後ろ・・・?油断してた!!!
自分では見えない部分ですが、意外と焼けていますよ。
ここで一つおすすめしたい日焼け止めがポーラのホワイティシモ UVブロック シールドホワイトです。
保湿美白まで!SPF50、PA++++の日焼け止め美容液ホワイティシモ UVブロック ホワイトシールド / ポーラ日焼け止め:
紫外線カットレベル最高値のSPF50、PA++++の日焼け止め
美白有効成分や保湿成分を配合し、ベタつきの少ない使い心地
顔や体に使用でき、専用クレンジング不要
価格 種類 内容 3,800円(税抜) 本商品
50ml日焼け止め美容液
「SPF50・PA++++」とSPF・PA値が高いだけでなく、日焼け止め美容液とうたっているだけあって有効成分も美容液並なんです。下に主な有効成分をまとめていますが、見ていただくとわかるように保湿成分も多く配合されているので、日焼け止めの役割に加え、つけている時に肌もしっかり守ってくれるので、肌への刺激を気にせず使うことができます。
ホワイティシモ UVブロック シールドホワイトに含まれている有効成分
美白成分:ビタミンC誘導体
保湿成分:ヒアルロン酸、メリッサエキス、アキレアエキス、クジンエキスクリア
美白成分:ビタミンC誘導体
保湿成分:ヒアルロン酸、メリッサエキス、アキレアエキス、クジンエキスクリア
それから、オリジナル複合保湿成分であるブライトカプセルやローヤルフォースエキスも配合されていますよ。
筆者が使用してみた感想
液自体は真っ白なのですが、伸びがとても良くベタベタもせず、白くなりませんでした。ハーブの香りとなっていますが、特に鼻にくるような匂いではなく、どなたにでも使いやすそうだと感じました。伸びが良いので、首の後ろなど見えにくい所もサッと塗れます。
液自体は真っ白なのですが、伸びがとても良くベタベタもせず、白くなりませんでした。ハーブの香りとなっていますが、特に鼻にくるような匂いではなく、どなたにでも使いやすそうだと感じました。伸びが良いので、首の後ろなど見えにくい所もサッと塗れます。
ウォータープルーフでありながらもボディーソープで洗い流せるので、落としやすさも◎ですね。首の皮膚を守りながら紫外線対策をしたい方は、良ければ参考にされてみてくださいね。
公式サイトはこちら
日焼け止め以外の紫外線対策
・首にシフォン生地のストールやシルクのスカーフ、ネックカバーを巻く・衿つきなど首が隠れる服を着る
・帽子、日傘を使用
首をガードしても日焼け止めは忘れずに。顔と同じように外出30分前には塗っておき、2〜3時間置きに塗り直しましょう。首は顔よりも汗腺が多く特に汗をかきやすいので、塗り直しは必須です。ストールはUV加工されているものだとより良いですね。
マッサージや体操で首のしわケア!
ここではマッサージや表情筋・胸鎖乳突筋を鍛える体操についてご紹介します。なお、マッサージは必ずクリームやオイルを塗ってからおこなってくださいね。
マッサージや体操の前に肩を上げ下げして肩の力を抜いたり、首の力を抜いて頭を左右に大きく振るなど準備運動をしてから始めましょう。
マッサージ
・手のひらや指先を使い、耳の後ろから首の下に向かって少し強めになでる(10回)
・首を伸ばして、鎖骨から顎に向かってゆっくりなでる
・首の前から後ろ側に向かって包み込むようになでる
体操
あいうえお体操
正面を向いて口を大きく開き、「あ・い・う・え・お」とゆっくり動かします。「あ〜お」まで1セットとして、5回行いましょう。体操②
正面を向いて口を「い」の形に開き首の横筋を浮き立たせる→脱力するを繰り返す。(10回)体操③
上を向いて首を伸ばし、下顎を少し出して(アイーンのポーズ)5秒キープします。(5回)マッサージはスキンケア時に、体操は覚えれば入浴時やトイレなど人目のないところでもできるので、ぜひ覚えて毎日おこないましょう。摩擦にだけは気をつけてくださいね。
首のしわは有効成分配合の化粧品でスキンケアでも対策を
首のしわの原因のところで「コラーゲンやエラスチンの減少によってしわができる」と述べましたが、コラーゲンが減少したならコラーゲン入りの化粧品を使えば良い、というわけではありません。コラーゲンは分子が大きく、塗っても真皮に浸透しません。ただ、化粧品に使われているコラーゲンは角質層の水分を保ってくれるので、「保湿」の面では良い成分といえます。
そうはいっても首にできてしまったしわは、保湿だけで目立ちにくくすることはできません。深く刻まれた「真皮のしわ」でお悩みの方におすすめの成分はビタミンC誘導体やレチノールです。これらの成分はコラーゲンやエラスチンを作り出す繊維芽細胞の働きをサポートしてくれます。ここで日々のスキンケアとしておすすめしたいのがアヤナスのASクリームです。
セラミド保湿&低刺激 シワとたるみケアアヤナス / ディセンシアしわ(たるみ):
このASクリームにはハリケアをサポートしてくれる「CVアルギネート」といわれるオリジナル成分が配合されています。CVアルギネートとはポーラ研究所が開発した海藻由来の成分でコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出す繊維芽細胞の働きをサポートしてくれます。
安藤さん、このクリームにはさっき言ってたビタミンC誘導体なんかは配合されているの?
まみちゃん、良い質問ですね。このクリームにビタミンC誘導体は配合されていません。そもそもビタミンC誘導体はクリームよりも水に配合した方が安定しやすいので、ビタミンC誘導体が配合されている化粧品を使いたいなら、「化粧水」や「美容液」がおすすめですね。今回は、スキンケア時にクリームをつけて同時にマッサージをやってほしいので、摩擦の少なさやマッサージのしやすという面で、ビタミンC誘導体は配合されていませんが、このクリームをおすすめしたいですね。
なるほど〜!確かにクリームの方が滑りが良いしマッサージしやすいもんね!
「CVアルギネート」もコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどを作り出す繊維芽細胞の働きをサポートしてくれるから、しわやハリケアにはおすすめですよ。
筆者が使用してみた感想
クリームの色は半透明です。手に取って肌に塗った瞬間に、「あ、これは保湿してくれそうだ」とすぐに感じるくらい少しこっくりめのテクスチャーでした。と言ってもベタベタするわけではなく、肌なじみも良くてとてもしっとりします。塗った後もつい触り続けていたくらい、心地の良いしっとり感でした。ただ、脂性肌の方には過保湿になるかもしれないなあという印象を少し受けましたが、乾燥が気になる方は季節を問わず使えそうですね。
クリームの色は半透明です。手に取って肌に塗った瞬間に、「あ、これは保湿してくれそうだ」とすぐに感じるくらい少しこっくりめのテクスチャーでした。と言ってもベタベタするわけではなく、肌なじみも良くてとてもしっとりします。塗った後もつい触り続けていたくらい、心地の良いしっとり感でした。ただ、脂性肌の方には過保湿になるかもしれないなあという印象を少し受けましたが、乾燥が気になる方は季節を問わず使えそうですね。
アルコールや香料不使用なので敏感肌や乾燥が気になる方にもおすすめですし、保湿成分「ヒト型ナノセラミド」や「ヒアルロン酸」も配合されているので、顔・首ともに使えます。
公式サイトはこちら
日常生活で首のしわを悪化させない注意点
その他、首のしわ対策として日常で気をつけるべき点についてお話ししていきます。ポイントは全部で3つです。簡単なことばかりなので、今日から意識して気をつけていきましょう。
首の汗は濡れタオルでこまめに拭く
首は顔よりも汗腺が多いので汗をかきやすい部分ですが、顔の皮膚に比べ、水分保持量が1.6倍も高いと言われています。ですが、皮膚はとても薄いので汗はきちんとふき取るようにしましょう。また、乾いたタオルよりも濡れたタオルで拭くことをおすすめします。濡れタオルで拭くメリット
・乾いたタオルよりも塩分を吸着しやすい
・肌への刺激が少ないので摩擦による乾燥や色素沈着を防ぐ
・乾いたタオルよりも塩分を吸着しやすい
・肌への刺激が少ないので摩擦による乾燥や色素沈着を防ぐ
おしぼりやウエットティッシュでもOKですよ。
枕は肩から当てて寝る!
寝るときは枕の下の部分に肩を当て、首がきちんと支えられる形にして眠りましょう。そうしないと、首がきちんと支えられず、しわを寄せたまま眠ることになります。また、今使っている枕が高いな、と感じる方は自分に合ったオーダーメイドの枕を買い直しても良いですが、バスタオルなどを使い、手作りの枕を作るのも一つの手です。バスタオルでオリジナル枕作り!
・バスタオルを2回ほど半分に折る・ぐるぐると丸めて首の下に置いて寝るだけ!
・崩れないよう両端を輪ゴムなどでとめるとより良し
猫背でスマホやPCの使用はしわの元!
今この記事を読んでいるあなた、猫背になっていませんか?猫背のような前傾姿勢で首がすくむと、首の筋肉が緩んでたるみやしわの原因となります。姿勢を正すだけでなく、スマホは自分の目の位置にスマホを持ってきて使用し、PCを使用する際も首がすくみすぎないよう画面の角度などにも気をつけてみましょう。【参考】美容医療での首のしわ対策について
首にできたしわは化粧品ですぐにどうかなるわけではないので、美容医療での対策を考えている方もいると思います。化粧品に比べると即効性はありますが、費用も高額だったりダウンタイムがあったり持続期間も治療法によって様々です。ここで2つピックアップして美容皮膚科治療について解説します。詳しく知りたい方は参考にされてみてください。
PRP療法
自分の血液から採取した血小板を皮膚に入れ、その血小板から放出される成長因子によって肌の再生を促す方法です。施術は1時間あれば済みます。ダウンタイムが約1週間は必要ですが、自然にしわを目立たなくすることができます。3回の施術で費用は40,000円〜が一般的で他の美容医療と比べると高額ですが、持続期間は約2年ほどと長めで、自然な仕上がりだと言われています。ヒアルロン酸注射
しわ部分にヒアルロン酸を注入して、凹みを目立たなくする方法です。硬いヒアルロン酸では凹凸が出てしまうため、柔らかいヒアルロン酸を使用します。肌に元々ある成分なので副作用のリスクは低く、約半年経つと体内に吸収されていきます。ただ、美容クリニックによって使用するヒアルロン酸の種類が異なり、安く低品質なヒアルロン酸注射である可能性もあるため、安すぎるヒアルロン酸注射には注意が必要です。ねえねえ安藤さん、美容医療って保険は適用されるの?
美容医療は美容を目的としたものなので、保険は適用されません。だからクリニックによって価格も違うんです。どの治療にしても、医師やクリニック選び複数を比較検討するなど、慎重におこないましょう。
首のしわを取る方法のまとめ
首のしわ対策で大切なのは、紫外線対策やマッサージ、首にしわを作らない姿勢を心がけてあげることです。特に紫外線はしみ・しわ・たるみの元凶なので、地道な紫外線対策が未来の首の美しさを左右しますよ。美容医療も手っ取り早い対策方法ですが、しわができやすい生活を続けていては意味がないですよね。まずは自分でできる対策も実践してみましょう。
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