元開発者のレチノール配合化粧品おすすめ３選、しわ・たるみ対策と副作用について

レチノールは肌のターンオーバーをサポートすることで、ニキビ跡から毛穴のゆるみ、くすみ小じわまでケアできる美容成分です。

ただし、レチノール配合化粧品は肌への刺激が強いため選び方を知らないと肌荒れする場合もあります。

そこで、化粧品開発をしていた筆者がレチノール化粧品の選び方からおすすめ3選、レチノールの危険性について解説します。

巷には、極端に良い情報・悪い情報が溢れているのでフラットに見ていきましょう。

すぐに、しわやたるみにおすすめのレチノール化粧品が知りたい方は「レチノール配合化粧品ランキング」をご確認ください。

レチノールとは？シワやたるみケアに効果的

レチノール成分に期待できる効果は3つあります。

レチノール成分(ビタミンA誘導体)は角層内の細胞の入れ替わり(ターンオーバー)をサポートするため、肌のメラニン色素が排出されやすくなります。

肌のくすみやシミ、色素沈着してしまったニキビ跡を目立たなくする効果のある美容成分です。

肌内部の線維芽細胞が活性化されると、真皮層にもともと存在する肌のハリや弾力を支えているコラーゲンやエラスチンも活性化されます。

気になるシワやたるみケアに効果的なエイジングケア成分です。

年齢を重ねていくと真皮層のコラーゲン生産は、ほぼゼロになると言われています。肌の土台部分が衰えると、毛穴がたるんだり、目の下に黒々しいクマができやすくなります。

しかし、レチノール成分によって肌の土台をケアできるため、肌がふっくらして見えるようになります。

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レチノール化粧品を買わないほうがいい人と効果的な選び方

レチノール(ビタミンA誘導体)はピーリングに似た働きがあり、ターンオーバーを整えるサポートを強力にするため、成分の配合が高濃度な化粧品だと、ヒリヒリ、かゆみ、赤みといった症状が出る場合があります。

化粧品に配合されるのは0.1%以下と定められていますが、肌が弱い方や肌荒れが心配な人は、化粧品を肌につける前に腕などでパッチテストを行うようにしましょう。

肌の真皮層と表皮（特に角質層）は深く関係しているので、真皮層にダメージがあるときは肌表面の角質層もなんらかのダメージを抱えている場合が多くなります。

そのため、レチノール成分が配合されていることだけで選ぶのではなく、一緒に配合されている化粧品成分が何であるかもチェックしましょう。

レチノール成分は肌表面の毛穴のつまりを除去するため、皮脂の過剰分泌が原因によるニキビよりも、角層が毛穴を塞いでしまうことでできる大人ニキビのケア予防に効果的です。（10代によく見られる思春期ニキビには不向きな成分）

レチノールの危険性・副作用は？高濃度、使いすぎは肌荒れの原因に

レチノール化粧品については、少ないサンプルで偏った悪い意見を見かけるので危険性・副作用についても正しく理解して活用しましょう。

配合濃度が高いと肌荒れする可能性も

化粧品に対するレチノール配合量は、0.01〜0.1％と定められており、配合濃度は非常に低い成分です。

さらに、レチノール(ビタミンA)はクリニックで処方されるレチノイン酸よりも肌に対する効果は緩やかな成分です。それでもレチノールには、緩やかに肌表面の角質をはがすような効果があるため、化粧品の使い始めはヒリつきやカサつき、赤みなど肌への刺激を感じることもあります。

それは、単純にレチノールが肌にとって刺激が強すぎる場合と、化粧品に配合されるレチノールの配合濃度が高すぎる場合があります。まずは、肌の目立たない箇所で試してみましょう。

レチノール使用中はしっかりと紫外線対策を

皮膚に塗布することで起こりうるレチノールの副作用は、肌のヒリヒリ、乾燥、赤みなどです。

レチノール配合化粧品を使い続けるうちに、このような症状は治まることがほとんどですが、気になるようであれば配合濃度が低い化粧品から使ってみたり、日にちをあけて使用すると肌への負担を軽減できます。

また、レチノール配合化粧品を使用することでターンオーバーサポートにも効果が期待できますが、それにより使用中は肌が敏感になることもあるため、日中の紫外線対策は抜かりなく行うようにしましょう。

日焼け止め化粧品を使用するときは、こまめな塗り直しと低刺激成分の日焼け止めをおすすめします。

レチノールの過剰摂取は危険？

レチノールはビタミンAの一種です。ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、口から体内に摂取されると肝臓に蓄積されます。

ビタミンAは、ビタミンCやEと並ぶ美容ビタミンと呼ばれていて、不足すると細胞の増殖や分化がスムーズに行われなくなり、肌のバリア機能の低下や乾燥など肌の不調をもたらします。

だからといって、ビタミンAを過剰に摂取すると頭痛や吐き気を催してしまいます。特に妊娠中の過剰摂取には注意が必要です。

レチノールには、細胞の増殖や分化作用があるため、過剰摂取は胎児の奇形の可能性が高まります。女性の場合、1日の推奨摂取量は650〜700μgRE、多くても2700μgREまでの摂取に留めましょう。

ただし、皮膚に塗布する場合、レチノールよりも作用が高いレチノイン酸であっても血中にまで到達するのは口からの摂取するときと比較すると1/1000ほどと言われているので、レチノール配合化粧品による過剰摂取の心配はないでしょう。

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ここからは副作用が起きにくいおすすめのレチノール化粧品を紹介します。

しわ・たるみに効果的なレチノール化粧品おすすめ3選

商品名	価格	主な成分
リンクルクリーム 資生堂	本商品 5,800円 / 15g 約1ヶ月分	医薬部外品 シワ改善効果 純粋レチノール
QuSomeレチノA ビーグレン	トライアル商品 1,800円 / 7日間分	レチノール、レチノイン酸トコフェリル配合
アンプルール	トライアル商品 1,945円 / 7日分	純生レチノール、DMAEなど ※微量、目元用クリームのみ

※商品価格は税抜き

エリクシールシュペリエル エンリッチド リンクルクリームＳ(通称リンクルクリーム)は、3商品の中で、唯一抗シワ効果が認められている有効成分「純粋レチノール」を配合したエイジングケア化粧品です。

純粋レチノールのほかにもハリを与えるコラーゲンやビタミンEが配合されたエイジングケア化粧品なので、シワ・ハリのスキンケアに効果的ですよ。

また、リンクルクリームのチューブは化粧品成分の安定性を保つため、一度出したら戻らない特殊な構造になっています。

化粧品成分だけでなく、成分の安定性を保つために容器の細部にまでこだわってつくられている美容液クリームです。

資生堂のリンクルクリームはどこで買うのが一番お得？

資生堂のリンクルクリームは公式通販サイトだけでなく、Amazonや楽天でも購入できます。ただし、並行輸入商品で割高の場合もあるので注意が必要です。

リンクルクリームは、ドラッグストアや化粧品専門店など全国約15,000店で取扱いがありますが、万が一肌に合わなかった場合でも、公式サイトで買った人であれば商品到着後30日以内なら返品できます。

商品	商品価格	条件・特典
資生堂公式ページ：ワタシプラス	5,800円 送料無料	最短で翌日に商品が届く 使用済みでも30日以内なら返品可 資生堂パーラーのお菓子付き 他商品のサンプルプレゼント企画応募できる
楽天 アマゾン	並行輸入商品、割高の場合あり	使用後の返品ができない
ドラッグストア 量販店などの実店舗	5,800円	来店が必要 商品の返品ができない

※商品価格は税抜
※肌トラブルでの商品返品・交換は送料無料(公式サイトのみ)

3商品の中で、レチノールとレチノール誘導体という2種類のレチノールを配合しているのがビーグレン QuSomeレチノAです。

レチノール成分(ビタミンA誘導体)の安定性と浸透力に優れているため、シワ・ほうれい線・毛穴のたるみなど肌の根深い悩みケアにもおすすめできる商品です。

ビーグレンのレチノAには、レチノール成分以外にもトリフルオロアセチルトリペプチド－２やスクワラン、シアバターなど乾燥から皮膚をまもる化粧品成分が配合されています。

即効性とパワーを兼ね備えたビーグレン QuSomeレチノAは美容液という分類ながら、クリームのようなコクのあるテクスチャーです。

ビーグレン QuSomeレチノAはどこで買うのが一番お得？

商品	商品価格	条件
公式ページ QuSomeレチノA / ビーグレン	トライアル商品 1,800円 / 7日間 ※本商品6,000円	送料無料 365日返金保証あり 初回限定 次回1,000円割引 スキンケア相談可能
楽天 QuSomeレチノA / ビーグレン	該当商品なし	ー
Amazon QuSomeレチノA / ビーグレン	該当商品なし	ー

※商品価格は税抜

ビーグレン QuSomeレチノAは、上記の通り公式サイトのみ購入できる商品です。楽天やアマゾンには出店しておらず、あったとしても第三者の転売となり、割高・商品が古い場合もあるのでおすすめしません。

定期の割引などの優遇は公式ページのみになるので、公式ページからの購入が最もお得になります。

ビーグレンにはQuSomeレチノAを7日間試せる「エイジングケアトライアルセット」があります。(セット内容：洗顔・化粧水・ビタミンC美容液・レチノA・エイジングケアクリーム)

トライアル商品でも365日返品ができるので、気になる方は公式サイトをご確認ください。

QuSomeレチノAのトライアルを申し込む

アンプルールのラグジュアリー・デ・エイジは、年齢によるハリや弾力の低下が引き起こす肌のゆるみに着目したドクターズエイジングケア化粧品です。レチノール(ビタミンA誘導体)成分はその中でも目元用クリームに配合されています。

レチノール成分の他に、再生医療で注目を集めている再生因子GFや植物幹細胞、ペプチドやコラーゲンも配合されており、肌のターンオーバーサポートや年齢とともに増える肌悩みに効果的なエイジングケア化粧品です。

こってりとしたテクスチャーなのに、重すぎず伸びがいい商品なので、皮膚の薄い目元でも刺激を最小限に抑え、しっかりとケアできます。

アンプルール ラグジュアリー・デ・エイジ トライアルキットはどこで買うのが一番お得？

アンプルール ラグジュアリー・デ・エイジのトライアル商品を通販購入できる場所は、公式ページ・楽天・アマゾンです。

それぞれ商品の価格や条件が異なっており、一覧化すると以下のようになります。

商品	商品価格	条件
公式ページ ラグジュアリー・デ・エイジ/アンプルール	1,945円 / 5日分	送料無料 支払い手数料無料 初回限定 次回1,000円割引
楽天 ラグジュアリー・デ・エイジ/アンプルール	3,780円〜 割高 次回割引なし	《転売商品》
Amazon ラグジュアリー・デ・エイジ/アンプルール	2,480円 割高 次回割引なし	《転売商品》

※商品価格は税抜

表にある通り、公式サイト以外は第三者の転売商品になるため、商品の価格やサービスが異なります。

定期の割引などの優遇は公式サイトのみになるため、公式サイトからの購入が最もお得です。

レチノール配合化粧品は3ヶ月の継続が基本

肌の乾燥や紫外線、活性酸素などが原因で起きる真皮層のダメージは、シワやシミ・たるみを加速させます。

また、これまでのダメージの蓄積によってシワやたるみが肌に現れるため、エイジングケア化粧品を使用してもすぐに効果は実感できないでしょう。

それは、レチノイン酸治療ができるクリニックであってもすぐに肌の悩みを解決することは難しいのです。

レチノール成分を配合したエイジングケア化粧品は医薬品ではないため、「治す」ことはできませんが、その肌悩みを「目立ちにくく」して、肌を「キレイ」にみせることができます。





3ヶ月という目安は、30〜40代肌の角質のターンオーバーがおおよそ2回行われる期間です。3ヶ月経つ頃には、肌表面のターンオーバーも整い始めているため、肌の変化がわかりやすくなっています。

皮膚の表皮と真皮層は繋がっていて、角層の状態が整ってくると、真皮層の働きも変わってきていると判断できるので、まずは3ヶ月を一つの目安として使用してみるといいでしょう。

レチノールはターンオーバーをサポートする美容成分

シワに効果的な美容成分「レチノール」はビタミンAの一種です。レチノール(ビタミンA誘導体)は化粧品や医薬部外品に配合されますが、レチノールよりも作用が強いレチノイン酸は、医薬品なのでクリニックでの医師の処方が必要になります。

化粧品に配合されるレチノールはレチノイン酸ほど強力なエイジングケア効果はありません。

しかし、レチノール(ビタミンA誘導体)は肌への浸透力に優れており、ターンオーバーのリズムを整えるサポートをしてくれます。

さらに、レチノールにはピーリングのような効果があるため、肌表面の角層だけでなくその下にある真皮層のコラーゲンのサポートにも効果的です。

それゆえに、シワやたるみといった年齢肌でもふっくら弾力のある肌を目指すことができます。

化粧品に配合されるレチノールは、成分を安定化・低刺激化させたビタミンA誘導体がほとんどです。表示成分としてはレチノールと表示されていたり、パルミチン酸レチノール、酢酸レチノールなどと表記されています。


レチノールを肌に塗布すると、その一部がレチノイン酸に変化しますが作用はレチノイン酸の1/20~30ほどなので、副作用の心配はほとんどありません。

皮膚科で処方されるレチノールのしわ・たるみ効果は？

医師による処方が必要になるレチノイン酸（トレチノイン）は、化粧品に配合されるレチノール成分(ビタミンA誘導体)よりも効き目は強力です。

レチノール配合化粧品の効果が緩やかであるのに対し、レチノイン酸の作用は強力なため肌に刺激を与える可能性が高くなります。（皮がむけたり、赤みが生じます。）

レチノイン酸によるこれらの副作用は、肌荒れというよりもターンオーバーにアプローチしているために起こる症状です。


ニキビ跡やくすみといった角層ケア、シワやたるみといった真皮層のダメージは美容クリニックで治療することができます。　
ヒアルロン酸注射は、所にもよりますがほうれい線のコラーゲン注射で7万円前後かかります。

このような美容成分を注入する治療法には持続期間があり、ヒアルロン酸注射の場合は半年〜1年ほどで効果が薄れていきます。




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レチノール化粧品は美容液がおすすめ！ニキビ跡からシワまで使える

レチノール(ビタミンA誘導体)は、自分でシワやたるみ対策をしたい、日常的なエイジングケアをはじめたい、という方におすすめの美容成分です。まずは、レチノール配合の美容液からはじめてみてください。

美容医療で使われるレチノイン酸は医薬品なので市販では手に入りませんが、レチノイン酸よりも肌への効果が緩やかなレチノール(ビタミンA誘導体)を配合したエイジングケア化粧品なら購入することができます。

作用が緩やかな分、肌への刺激や負担は軽減され毎日のスキンケアで使えるエイジングケア化粧品成分と言えるでしょう。

エイジングケア化粧品を選ぶ時は、レチノール成分だけに頼るのではなく、レチノール(ビタミンA誘導体)と共に配合されている化粧品成分や美容成分もしっかりチェックし、化粧品に配合される成分を総動員して肌の土台を良くしていくイメージでスキンケアをすると良いでしょう。

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※肌内部、肌の奥まで浸透とは、角質層のこと
※美白・美白ケアとは、メラニンの生成を抑えシミ・そばかすを防ぐこと
※しわ・たるみ対策とは、肌に潤い・ハリを与えること
※エイジングケアとは、年齢を重ねた肌へのお手入れのこと