【美容師が教える】ツヤツヤ髪をつくる方法とシャンプー選び

[公開日]2016/10/07[更新日]2017/04/30

つや髪
自宅ケアを頑張っているのに髪がいつもパサパサ。

美容室でトリートメントをしてもパサパサ・・・。

もう嫌気がさしますよね。分かります。筆者もパサパサに長年悩まされてきました。

しかし、美容師になり、ほんの少しのポイントで"ツヤ髪が手に入る"ことを知りました。

今回はパサパサに悩む皆様に"裏技"紹介していきますね。参考にご覧下さい。

髪がパサつきやすい原因は髪の構造にある?


そもそも、どうして髪がパサつくのでしょう?それは髪の構造にあります。

髪はキューティクルという薄い膜によって守られているのは聞いたことがある方も多いはず。髪全体の細さは太くて1ミリなので、キューティクルの厚みはとてもとても薄いものです。そのためちょっとした刺激でも剥がれ落ちてしまいます。これがパサつきの原因です。

キューティクル
キューティクル
キューティクルより内にある部分はとても脆いため、キューティクルが剥がれてしまうとそこからだんだんと髪の細胞が剥がれてしまい、最終的には枝毛や切れ毛の原因に。

更にに恐ろしいのは、髪のキューティクルは再生不可能。ダメージを受ける一方で、1度傷んだ髪を元の健康な状態に戻すことはできないのです。

美容室でのトリートメントは逆効果!?


ダメージ
「じゃあ、トリートメントはしても意味がないの?」

と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、トリートメントの役割は傷の修復ではなく、補修です。

無意味なわけではありませんが、傷が治ることはないことを頭においておきましょう。

髪を傷つけるトリートメントがある!?

bea66ab9a2b5a634527907bc14326f6e_sしかし、トリートメントをするタイミングによっては髪を傷つけてしまう場合があるので要注意です。

それがカラーやパーマをした直後です。

トリートメントの良さを習うことはあっても悪さはあまり習うことがないので美容師の中にも知らない人がいます。
トリートメントがダメージを閉じ込める!?
カラーやパーマをした髪には、髪にダメージとなる成分が残ったままの状態が1カ月ほど続くと言われています。その上にトリートメントをしてしまうと、この髪に良くない成分がトリートメントの成分に押し込まれて髪から出られなくなってしまいます。

トリートメント
結果、トリートメントで手触りは良くなっても、髪の中はダメージでボロボロの状態になるのです。

カラー・パーマ後のケアはどうすればいいの?
1番良いのはカラーやパーマをしてから1ヶ月ほどたってからトリートメントをしてあげることです。全部1度に済ませてしまいたい気持ちもありますが、「カット+トリートメントをする日」と「カラーやパーマだけの日」に分けることで、行く回数が増える分、一度にかかる時間は短くなりますよ。

どうしても全部1度に済ませたい!という方には、美容室によってはカラーやパーマをする前にトリートメントをして受けるダメージを軽くするトリートメントコースのある所もあるのでそちらを選ぶのがオススメです。

せっかくの美容室でのトリートメント。より効果的なトリートメントをしてあげて髪を綺麗に保ちましょう。



ツヤツヤ髪をつくるには!基本が大切


うるツヤ髪
ここからは美容師が自分のヘアケアで気をつけているポイントを紹介していきます。

髪は思っている以上に傷つきやすいことはお分かり頂けたと思います。この意識にプラスして、ポイントを押さえていけばツヤ髪はゲットできるので参考にしてみてくださいね。

髪をしっかりと乾かす
濡れた髪はキューティクルが広がっているので乾いている状態よりもかなりダメージを受けやすいので、お風呂上がりなどはできるだけ早く髪を乾かすことが大切です。

さらに濡れたままだと変なクセのまま乾いてしまってうねりの原因になることも。

1度ファッション雑誌でモデルさんが髪のケアで自然乾燥をしてサラサラに保っています!と言っているのを見て美容院のスタッフ皆で衝撃を受けた経験があります。

濡れた髪を放置して綺麗になることはありません!ドライヤーで根本から風を通してあげましょう。

基本の乾かし方

⓵ドライヤー前に水気を絞る
⓶タオルダライで水気を取る
⓷ドライヤーは髪から10cm程度離して乾かす
⓸根元をしっかり乾かす
⓹根元が乾いたら、根元から毛先に向かって乾かしていく
※1点に集中して乾かさずに、風を散らすように動かしながら乾かしましょう

ボリュームアップ編

下を向いてドライヤーをおこなうことで自然にボリュームをもたせながら乾いてくれます。

トップのみのボリュームアップ編

トップの髪を鷲掴みにしながら乾かし、鷲掴みにした状態で冷風を当てるとふんわりします。

ボリュームダウン編

毛を下に引っ張りながら乾かし、最後髪を押さえながら冷風を当てるとボリュームが抑えられます。

本場で技を盗もう
美容室で乾かすだけでサラサラな髪になるのは、実は乾かし方が上手だからというのもあるんです。そのくらい乾かし方は重要なポイントです。美容室に行くと実際の美容師の乾かし方を見ることができるので、参考にチェックしてみてください。

ダメージ毛専用シャンプーを使う
毎日使うシャンプーは、髪に大きな影響を与えます。ダメージ毛専用の髪に優しいシャンプーを使うことで、髪のダメージをケアしてパサつきにくくまとまりやすい髪へと近づけることができます。

「トリートメントが大事なのは分かるけどシャンプーは汚れを落とすだけだしなんでも良いでしょ?」

と言われたことがあるのですが、そんなことはありません。むしろ美容師はみんなシャンプーを重要視しています。

筆者も働く前はそう思っていましたが、美容室のシャンプーを使って驚きました・・・!

美容室だと絶対にトリートメントをつけるので、効果は分かりにくいのですが、本当に良いシャンプーだとトリートメントがいらないくらい手触りが良くなるんです!

これをぜひ実感してほしいですが、美容室では必ずトリートメントをおこないます。ですので、自宅で実感する方法を紹介しますね。

「これ・・・シャンプーだけ?」と驚くこと間違いなしですよ。

ダメージ毛の人におすすめのシャンプーは、アミノ酸シャンプーという種類のものです。

アミノ酸シャンプーとは
名前の通りアミノ酸系の成分が使われています。その成分が髪に吸収されることで髪のダメージを軽くしてくれます。
髪への負担
市販のシャンプーだと、どうしても汚れを洗い落とす力の強い「合成界面活性剤」という成分が多く使われています。これが髪に刺激となってしまい、キシキシしたりゴワゴワしたりしてしまうのです。

中には「◯◯オイル配合」や「ノンシリコン」など髪に良い表記のものもありますが、髪に良い成分は全体に対して少しの量しか入ってなかったり、シリコン以外の髪に良くない成分が使われていたりと、手触りは良くなっていても美容室で使われるシャンプーに品質はかないません。

アミノ酸系のデメリットとして、泡立ちが悪い為洗浄力が低いというのが挙げられます。

アミノ酸系を使用する場合は、充分に髪に水気を与え、泡をたっぷり立てて洗いましょう。

美容室でオススメするシャンプー
美容室でシャンプーをすすめられたりしたことがある人も多いと思います。

あれって意外と皆に言ってるわけではなく(中には全員に言ってる人ももちろんいますが…)、その人に合ったシャンプーをすすめていることが多いのでダメージが気になる人は、試してみるのもオススメです。

美容室で買うのが苦手な方は、ネットでも買うことができるので美容室で名前を聞いてチェックしてみましょう!

ネットの場合は偽物の可能性もあるので、公式サイトからの購入がオススメです。

美容室のシャンプーは、少し値段は高いです。しかし、シャンプーを買えるだけで仕上がりは全く違うので「本当にシャンプーを変えて髪が変わるの?」と思う方も騙されたと思って1度試してみてください。

ヘアトリートメント
トリートメントにはシャンプーの後に使うインバストリートメントと、乾かす前に使うアウトバストリートメントがあります。どちらも綺麗な髪をつくるには欠かせないアイテムです。
トリートメント
洗い流すタイプのインバストリートメントはしっかりと髪に栄養成分を与え、洗い流さないタイプのアウトバストリートメントは髪を熱や摩擦から守ってくれます。それぞれ注意するポイントがあるので、しっかりとポイントをおさえて使いましょう!

インバストリートメント

まずインバストリートメントは、カラーやパーマなどのダメージで壊れてしまった成分を髪にしっかりと補ってくれます。内側から傷を治していく、飲み薬のようなイメージです。
インバス
しかし、中にはシリコンが多く使われているものやコンディショナー・リンスに近いものがあります。

それらは髪の周りをコーティングするもので、髪の内部には影響がないので手触りは良くなるもののダメージが軽くなることはありません。

髪の中を少しでも健康に近づけたい方は栄養成分たっぷりのトリートメントを選びましょう。

そして使うときは絶対に頭皮につけないことがポイントです。

「頭皮につけた方が良いと思っていた!」というお客さまが意外と多いのですが、皆さんはどうですか?

実はトリートメントを頭皮につけてしまうと毛穴につまってしまい、健康な髪がはえにくくなります。頭皮用のトリートメントもありますが、一般的なトリートメントは毛先につけるものがほとんど。これを知ったお客さまはかなりショックを受けていました。

知らずにつけていた方は今日からつけないように、そして毛先にしっかりとつけてあげましょう。

髪にしっかりと成分をケアさせるのに効果的な方法
トリートメントをする前に1度タオルで髪の水分をとること。余分な水分があると、トリートメントが水分と一緒に流れてしまいます。なのでできるだけ水分のない状態でトリートメントをつけるのがオススメです。

めんどくさいと思う人がほとんどだと思うので、そんな時はできるだけ水をきるだけでもしてみてくださいね!

アウトバストリートメント

アウトバストリートメントは、髪の表面を守りながら補修してくれます。インバスクリームとは逆で、塗り薬のようばイメージです。
アウトバス
最近では種類が色々とあってどれを選んでいいのか分からないですよね?

筆者のオススメはオイルトリートメントです。オイルトリートメントは髪を熱のダメージから守る効果が高く、表面にオイルを塗るのでツヤも出やすくなります。

乳液タイプのトリートメントは髪に栄養を与える効果が高く作られていますが熱などのダメージから髪を守る効果が低いので、オイルタイプのものと合わせて使うのがオススメです。

「2つも同時につけたらベタベタするんじゃないの?」と思う方も多いですが、意外と大丈夫!その分トリートメントを使うのも少量ですむのでコスパもほとんど変わりません。

どうしても気になるという方は、濡れた髪にはオイルタイプを、乾かして髪がまとまりにくい時には乳液タイプを使うのをオススメします。

インバストリートメントとアウトバストリートメント、どちらも本当に髪に良いものを適切に使うことでツヤツヤ髪を手にいれることができますよ!

髪のダメージになる要素


髪にダメージを与えることってどんなことがあるのでしょう?意外と多くてびっくりする方も多いかもしれません。

ヘアカラー、パーマ
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1番大きなダメージはヘアカラーやパーマ、縮毛矯正です。

薬剤を使って髪の中の成分を壊し、カラーなら色を変える成分、パーマや縮毛矯正なら新しく形をつける成分を髪のなかに浸透させます。髪の成分を壊すなんて、ダメージになるのは当たり前ですよね。

ヘアアイロン、コテ
ヘアアイロン
次にダメージが大きいのがアイロンやコテなど、髪に熱を与えるのは大きなダメージになります。

使い方を守れば髪にツヤを出しそこまでのダメージは与えずにすむのですが、同じ場所を何度も何度もアイロンしたり巻いたりしてしまうと、だんだんと髪の水分が奪われてパサつきの原因に。

でも後ろ髪ってちゃんと巻けてるか心配で、何度も繰り返してしまいますよね。

最悪焼けてしまってチリチリに、なんてこともあるので注意が必要です。ブロッキングをしっかりとるなどして、1度でしっかり形付けることを意識してみましょう。

紫外線
紫外線
同じ熱のダメージに紫外線も含まれます。強い紫外線は肌だけでなく髪にもとてもダメージが大きいのです。髪用の日焼け止めを使ったり、帽子などで紫外線をカットしましょう。

スタイリング剤
スタイリング剤
髪をふわっとボリューミーにさせてくれたり、巻き髪をキープするためによく使うワックスやスプレーは髪に残るとダメージになってしまいます。市販の物には強力なものが多いので、美容院で売られているものを使ったり、シャンプーでしっかりと洗い落とすなどして髪に残らないように注意が必要です。

ドライヤー、タオルとの摩擦
ドライアー
ダメージが小さいものでは、ドライヤーの熱やタオルドライの摩擦などもダメージを受けます。ドライヤーはできるだけ遠くからあてることを心がけましょう。

タオルドライではおさえるように水分をとり、擦りすぎないようにおこなうことでダメージを最小限に抑えることが可能です。

本当に大切なのは毎日の積み重ね!


いかがでしたか?今回ご紹介したのは乾かし方、シャンプー、トリートメントといった普段皆さんがするものばかりだったと思います。

でもそんな毎日することだから、方法や使うものが間違ったままだとどんどん髪は傷んでパサパサゴワゴワになっていくばかり。

シャンプーやトリートメントを買うのは少しお金がかかってしまう…ので、まずは乾かし方から変えていきましょう!自然乾燥は楽チンですが、きちんと乾かしてあげた方が次の日出かける前に髪にかける時間は短くなります。

髪は女の命!肌と同じ、もしくはそれ以上に時間をかけてケアしてみてください。そうすれば皆が思わず振り向くようなツヤツヤ髪が手に入りますよ!

※記事中の商品「アヤナストライアルセット」は販売終了し、「ディセンシア」にリニューアルされています。


◇参考文献・WEBサイト一覧
厚生労働省 統合医療情報発信サイト
日本化粧品技術者会
日本抗加齢学会
公益社団法人 日本皮膚科学会
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