赤ら顔には保湿と無添加!効果的なおすすめ化粧水4選
[公開日]2018/10/02[更新日]2018/11/16

「赤ら顔で皮膚が薄くて血管が透けて見える」
「敏感肌で化粧水選びにいつも苦労する」
何もしていないのに顔だけが真っ赤で恥ずかしい思いをしたことはありませんか?
赤ら顔には2つの原因がありますが、化粧水で気をつけるべきは「保湿力」と「肌へ優しい」化粧水を選ぶことです。
これを読んで赤ら顔に効果的な化粧水を見つけてみてくださいね。
1位 エトヴォス
刺激成分がないので安心して使える化粧水
《皮膚が薄い方に》 しろ彩 ラメラローション
さっぱりしてるのに冬でもしっとりする化粧水
2位 アヤナス
とろみ系なのに浸透力の高い保湿化粧水
3位 ルナメアAC
ニキビができやすいタイプ向けの化粧水
おすすめの赤ら顔対策化粧水ランキングへ
目次 [非表示]

スキンケアコンシェルジュ
化粧品開発の実務経験を活かし、執筆/編集を行う。
◆保有資格◆
日本化粧品検定1級、薬学美容検定1級、薬事法管理者、化粧品成分上級スペシャリスト、サプリメントアドバイザー、参照:日本抗加齢学会
赤ら顔の原因と効果的な対策は?
顔がりんごのように赤みくなる「赤ら顔」には大きく分けて2種類あります。
原因2:皮膚自体が赤くなっている
それぞれの赤ら顔について、どんな化粧水を選べばよいか解説していきます。
皮膚が薄く、緊張や気温の変化で毛細血管が広がると顔が一瞬で真っ赤になってしまうのです。
外的要因を受けやすい肌状態なので、肌のバリア機能をサポートする高保湿ケアが効果的です。
・アトピー性皮膚炎
・顔に残った余分な皮脂が炎症を起こしている(脂漏性皮膚炎)
・乾燥肌によるもの
アトピー性皮膚炎以外で赤ら顔の人は、保湿と抗炎症を重視したスキンケアを優先することで対策できます。
赤ら顔対策に効果的な化粧水の選び方

①セラミド、ヒアルロン酸入りの化粧水
②抗炎症成分入りの化粧水(グリチルリチン酸2Kなど)
③浸透力の高い化粧水
この3つをクリアした化粧水には、
・ヒリヒリしなくなる
・肌がふっくらするので透けて見えにくくなる
・ニキビができにくくなる
・テカリやベタつきが抑えられる
といった効果が期待できますよ。
・ハマメリス水
・DPG
・PG
しろ彩 ラメラローション

通常の化粧水は肌の保湿ケアで赤みを抑えますが、しろ彩のラメラローションは赤みの原因である「血管の広がり」に働きかける化粧水です。
ハトムギ化粧水のようにサラッとしていますが、すーっと浸透していくので時間が経っても肌の乾燥が気になりませんでした。
無添加なので皮膚が薄くヒリヒリしやすい人でも使いやすい化粧水です。30日間の返金保証もあるので、何を使っても赤ら顔対策できなかった方には有力候補になります。
白漢しろ彩 ラメラローション / エクラ
価格:5,600円 / 100ml
初回価格:4,480円(20%OFF)※30日間返金あり
赤ら顔に効くおすすめ化粧水ランキング
赤ら顔対策に効果的な化粧水は保湿成分配合と肌への優しさを基準に選びました。

総合評価 | 価格 |
|
---|---|---|
保湿力◯無添加で肌に優しい | トライアル 1,900円/ 14日分 |
|
赤みの原因に直接働きかける専用化粧水 | 初回(現品) 4480円/ 100ml(約1ヶ月) |
|
浸透力+保湿力が高く、赤み和らぐ | トライアル1,370円/ 10日分 |
|
繰り返すニキビケアに◎ | トライアル1,000円/ 7日分 |
総合評価:
価格:4.0 赤ら顔対策:4.3 口コミ:4.5

自然と赤みが抑えられていく化粧水
エトヴォスの化粧水は保水力に定評のある「セラミド」入りです。ただ潤すだけでなく、肌が水分を蓄えられるようになるので、自然と赤みが和らいできます。
トロミのある化粧水なので、使い始めはなじみにくいかもしれませんが、パタパタ叩き込むのではなく顔を包み込むようにハンドプレスするといいですよ。
ようやく見つけた化粧水です!(34歳/敏感肌)
エトヴォスの化粧水は、ようやくたどり着いた赤ら顔の私でも使える化粧水です。ヒリヒリしないし、乾燥する季節でも赤みは和らいできた感じがします。
期待以上に肌が変わった!(34歳/アトピー)
鼻周りと頬が赤く、しかも脂っぽいタイプの赤ら顔で、さっぱりタイプの化粧水だと余計に赤くなっていました。この化粧水はとろみがありますが、ベタベタしたりテカったりせず使えます。コンディションが整ってきたのか少しずつ皮脂と水分のバランスが整ってきたのか、期待以上に肌が変わってきました。無添加なので安心して使い続けられそうです!
エトヴォス モイスチャライジングローション
価格:3,200円 / 150ml
トライアルセット:1,900円(税抜)14日分
※洗顔石鹸、化粧水、保湿美容液、保湿クリーム
保湿成分:POs-Ca®、ヒアルロン酸、リピジュア、グルコシルセラミドなど
購入場所:公式サイト
総合評価:
価格:4.0 赤ら顔対策:4.1 口コミ:4.1
ヒリヒリなし、化粧水だけでもハリが出てくる
アヤナスは敏感肌の人に使ってもらい、製品化していることが決め手で使い始めました。
とろみがありますが、肌につけると水っぽく乾燥でしぼんでいた肌に入っていく感じがわかります。保湿だけでなく、エイジングケアとしても効果を発揮するので30代以上の赤ら顔に悩む方におすすめです。
ニキビもできなくなった(31歳/敏感肌)
生まれつき赤ら顔で、常に化粧水や化粧品選びには苦労しますが、アヤナスは唯一3本目をリピートしている化粧水で安心感があります。ニキビもできなくなったし良いものに出会えました。もう少し安くなれば文句なしですが…
肌の状態が落ち着いてきた(37歳/敏感肌)
敏感肌の化粧水の中でもダントツで赤ら顔向けだと思います。肌の奥までしっかり保湿してくれている感じがするのと、少しずつ赤みが落ち着いてきます。
アヤナス ローションコンセントレート / Decencia
価格:5,000円 / 125ml
トライアルセット:1370円(10日分、30日間返金OK)
販売:公式サイト、Amazon、楽天
総合評価:
価格:4.0 赤ら顔対策:4.2 口コミ:4.1
ヒリヒリなし、化粧水だけでもハリが出てくる
ルナメアACは、繰り返しできる大人ニキビケア用の化粧水です。
通常のニキビケア化粧品は赤ら顔だと刺激が強すぎますが、ルナメアACは肌に優しい成分だけでつくられているので、ピリピリするのが怖い方でも使いやすい化粧水です。
2週間分のトライアルセットで肌に合うか確かめてから本商品を買うといいかもしれません。
ニキビが落ち着いてきた(28歳/敏感肌)
赤ら顔でニキビができやすく皮脂も多いタイプやっかいな肌で、皮膚科に行っても良くなるわけではなく…ただ、ルナメアACを使いだしてからニキビができても早くおさまる感じがします。一番は朝起きたときのベタベタ感がなくなったことが嬉しかったです。
ルナメアに救われた(32歳/敏感肌)
乾燥するし、顔は赤いし、ニキビもできるし、、、。ルナメアは安いし安心して使える唯一の化粧水です。赤みも完全ではありませんがちょっとおさまった感じがして、ルナメアを使っていると希望が見えてきます。笑
ルナメアACスキンコンディショナー / 富士フイルム
価格:2,200円 / 120ml
トライアルセット:10000円(14日分)
販売:公式サイト、ドラッグストア、Amazon、楽天など
プチプラ化粧水は赤ら顔ケアに使える?
ドラッグストアやコンビニでは、安値で手に入るプチプラの化粧水も多く販売されていますが、赤ら顔に効果はあるのでしょうか。
今回は、ドラッグストアで買える化粧水の中でも人気のある「ハトムギ化粧水」と「無印良品化粧水」の成分を比較し、赤ら顔の人におすすめできるかどうかを調べました。
ナチュリエ ハトムギ化粧水 650円

保湿成分 | ニキビケア成分 | 肌への優しさ |
---|---|---|
口コミでも大人気のハトムギ化粧水ですが、赤ら顔のケアにはあまりオススメできません。
保湿力は、セラミドなどの保湿力の高い成分があまり配合されていないため弱めです。
グリチルリチン酸2Kというニキビケア成分が比較的多めに配合されているのが特徴ですが、エタノール系の成分配合量も多いので、炎症を起こしている肌には刺激が強めです。
無印良品 化粧水敏感肌用 540円

保湿成分 | ニキビケア成分 | 肌への優しさ |
---|---|---|
保湿重視の化粧水ですが、セラミドなどの保湿力の高い成分は配合されていないため、他の化粧水に比べると効果が実感しにくいでしょう。
保湿成分は数種類配合されていますが、ニキビなどの炎症を抑える成分はほぼ配合されていないので、炎症を起こしている赤ら顔の人に効果はほぼありません。
アルコールを使用していないので、肌への刺激はありませんが、赤ら顔ケアには不向きです。
プチプラ化粧水を買うときは成分をよく確認して
プチプラ以外の化粧水と比べるとプチプラ化粧水は「成分数の少なさ」や「配合されている成分のグレードの低さ」といった特徴があげられます。そのため、プチプラ化粧水で赤ら顔をカバーするには力不足です。
プチプラ化粧水が力不足である原因を解説します。
ハトムギ化粧水とエトヴォスの配合成分の一覧を見てみましょう。

ハトムギ化粧水の保湿成分はDPGやBG、グリセリンなどの値段が比較的安くて保湿効果が低い成分の配合量が多いのが特徴です。
エトヴォスの化粧水はハトムギ化粧水で配合されている保湿成分に加え、グルコシルセラミドやヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸など効果的な成分が複数配合されています。
全成分の配合数も、ハトムギ化粧水に比べエトヴォスの化粧水は3倍以上の成分が配合され多くなっています。
例えば、配合成分名は同じ「セラミド」でも、配合されている純度は化粧水によって違うのです。
あまり純度が高くない化粧水には、多くの不純物が多く配合されているとおり、肌への刺激も大きくなります。
赤ら顔の人は肌へ刺激が強いものを選ぶと、かえって悪化する恐れもあるので、プチプラ商品を買うときは配合成分をきちんと確認して購入しましょう。
話題の化粧水「ウルウ」は赤ら顔に効果的?
ここでは、ウェブ上で話題になっている「ウルウ」が、赤ら顔対策に効果的なのかを調べました。
ウルウの化粧水は、赤ら顔ケアで大切な保湿成分の配合が多いので、赤ら顔の原因が乾燥や皮膚が薄いなどの場合は効果があります。
またウルウも皮膚が炎症を起こしている「ニキビ」「脂漏性皮膚炎」などをケアする成分はあまり配合されていないので、ニキビや脂漏性皮膚炎が赤ら顔の原因の人にも効果が薄くおすすめできません。
※画像は公式サイトから引用
※税抜き価格
赤ら顔を悪化させない!化粧水の使い方の基本
たかが化粧水のつけ方と思われるかもしれませんが、化粧水のつけ方を間違えると赤ら顔は悪化します。
正しい化粧水の付け方を確認し、日々のスキンケアを見直しましょう。
正しい化粧水の付け方

手のひらに500円玉くらいの大きさの化粧水の量が、顔につける化粧水の適量です。
水のようなテクスチャーの化粧水は、500円玉の2分の1の量を2回にわけて出して、肌へなじませます。
化粧水は多すぎても少なすぎてもその効果を十分に発揮することができないので、使用説明書をよく読んで使いましょう。

化粧水をつけるときは、顔の中央から外側に向かって化粧水をなじませていきます。
肌の中でも乾燥しやすい部分があれば、特にしっかりとつけるようにしましょう。
パッティングする時は、優しく丁寧に肌をこすらないようにすることを心がけてください。

コットンを使って化粧水を染み込ませるときは、コットン全体がひたひたになるくらいまで化粧水を染み込ませましょう。
少なすぎると、コットンでつけるときの摩擦が肌への刺激になる場合があり、赤ら顔の原因になります。
写真くらいの量を目安に化粧水を染み込ませ、優しく撫でるように肌へ化粧水をつけましょう。
赤ら顔の男性も選ぶ化粧水は同じ
男性の赤ら顔は「皮脂」の多さが原因であることが多い
男性は女性に比べ皮脂の分泌量が多いのが特徴です。そのため、男性の赤ら顔の人は皮膚自体が赤く炎症を起こしてしまっている場合が多くなります。
男性の赤ら顔対策も女性と同じ化粧水でできる
男性で赤ら顔に悩んでいる人も、原因や対策は女性と同じです。女性と同じくこの記事でおすすめした化粧水を使うことで、赤ら顔のケアをすることができます。
赤ら顔おすすめ化粧水へ
赤ら顔対策に効果的な栄養素は「ビタミンC・E・K」
赤ら顔は肌のターンオーバーをサポートする栄養素や血の巡りをよくするのに効果的な栄養素を取り入れることで対策することができます。
・ビタミンC
・ビタミンE
・ビタミンK
赤ら顔に特にオススメの栄養素は、肌のターンオーバーをサポートする「ビタミンC」や「ビタミンE」です。
血流を良くして血管が広がりにくくする「ビタミンK」も赤ら顔ケアに効果的です。
よく含まれる食べ物は下のとおりなので、普段の食生活から見直していきましょう。
赤ら顔対策に効果的な栄養素と食べ物
効果 | 栄養素 | 多く含まれる食べ物 |
---|---|---|
肌の炎症を抑え、ターンオーバーをサポートする | ビタミンC | 赤ピーマン、ブロッコリー、パセリ、いちご |
肌の炎症を抑え、血行を良くする役割がある | ビタミンE | アーモンド、卵、たらこ、かぼちゃ |
血行を良くする | ビタミンK | 抹茶、わかめ、納豆、モロヘイヤ、春菊 |
アルコールやカフェインは、体への刺激が強く、摂取すると血流を急激に増やすのが特徴です。
血流増加によって毛細血管が広がると、顔をいつもよりも赤く見せてしまいます。
赤ら顔が気になっている人は、摂取するのを控えたほうがいいでしょう。
他にも赤ら顔で悩んでいる人が心がけたほうがいいことをまとめたので、参考にしてください。
・タバコをやめる
・大量にアルコールを摂取するのをやめる
・カフェインを取りすぎない
化粧水で肌バリアを高めて赤ら顔対策を
化粧水を選ぶときは、自分に「保湿成分」が配合されているかや「肌への優しさ」を確認しましょう。
ニキビの炎症が原因の場合は、ニキビケア成分が配合されている化粧水を選んでくださいね。
赤ら顔の自分にあった化粧水を見つけましょう。
赤ら顔おすすめ化粧水へ
◇参考文献
吉木伸子・岡部美代治・小野真規子『正しいスキンケア事典』
朝田康夫『美容の医学 美容皮膚科学辞典』
高瀬聡子・細川モモ『いちばんわかるスキンケアの教科書』
小西さやか『コスメの教科書』
鈴木一成『化粧品成分用語事典2012』
小澤王春『自分で調べて採点できる化粧品毒性判定時点』