豆乳イソフラボンでスキンケアできる?実際に使ってみたら肌が乾燥…?!
[公開日]2017/09/20[更新日]2017/10/07
ドラッグストア化粧品の中でも人気がある、なめらか本舗の「豆乳イソフラボン」シリーズ。
豆乳そのものは肌に優しいイメージがありますが、実は、「豆乳イソフラボン」シリーズのアイテムは乾燥肌・敏感肌には向いていません。
今回は、元エステティシャンの筆者が「豆乳イソフラボンの全成分から分かった真実」をご紹介いたします。
目次
- 豆乳イソフラボンの販売元は医薬品も手がける常盤工業
- 豆乳イソフラボンをオススメできる人・オススメできない人
- 豆乳イソフラボンの化粧水・乳液は、ほとんどアルコール!?
- 豆乳イソフラボンの口コミは、乾燥を感じている人が多数!
- 豆乳イソフラボンの悪い口コミ「肌が乾燥する」は本当か?
- 豆乳イソフラボンの「大豆」には本当に美肌効果があるの?
- 豆乳イソフラボンを効果的に使うためにはコツがある!
- 元エステティシャンが答える!豆乳イソフラボンによくある質問
- 豆乳イソフラボンは他ブランドと組み合わせたほうが効果的!
- ドラッグストア?ドンキ?アマゾン?豆乳イソフラボンの最安値
- 豆乳イソフラボンの洗顔やオールインワンゲルは効果あり?
- まとめ:豆乳イソフラボンは敏感肌・乾燥肌に不向き!
《ガイド:川上麻里佳》
エステティシャン、スポーツインストラクターを経て、美容ダイエットの企画編集を担当。
エステティシャン、スポーツインストラクターを経て、美容ダイエットの企画編集を担当。
豆乳イソフラボンの販売元は医薬品も手がける常盤工業
豆乳イソフラボンは、「眠眠打破」や「NOV」で有名な「常磐薬品工業」が手がけている化粧品ブランド「なめらか本舗」から発売されています。
「豆乳発酵液」を配合しているのが特徴で、ドラッグストアで安く購入できる手軽さから、学生から主婦の方まで幅広い年代に支持されています。
オールインワンゲルやクレンジング洗顔など、人気商品は多数ありますが、その中でも特に「化粧水」と「乳液」が人気を集めています。
そんな低価格で人気の豆乳イソフラボンの化粧水・乳液ですが、実際のスキンケア効果はどれほどあるのでしょうか?
豆乳イソフラボンをオススメできる人・オススメできない人
テレビCMでもおなじみの豆乳イソフラボンの化粧水と乳液ですが、実は全ての人の肌に合うわけではありません。
豆乳イソフラボンがオススメできる人
・化粧品で肌が荒れることはめったにない
・アルコール配合の化粧品でも問題なく使える
・お風呂上がりに顔がテカる
・化粧が崩れやすい
・特別にケアしたい肌の悩みはない
豆乳イソフラボンがおすすめできない人
・顔が常に乾燥しており、かゆみや赤みがある
・化粧品で肌が荒れることが多い
・アルコール配合の化粧品で肌が荒れる
・顔が乾燥しており鼻周りなどの皮がむける
・シミ、シワなどケアしたい肌の悩みがある
・化粧品で肌が荒れることはめったにない
・アルコール配合の化粧品でも問題なく使える
・お風呂上がりに顔がテカる
・化粧が崩れやすい
・特別にケアしたい肌の悩みはない
豆乳イソフラボンがおすすめできない人
・顔が常に乾燥しており、かゆみや赤みがある
・化粧品で肌が荒れることが多い
・アルコール配合の化粧品で肌が荒れる
・顔が乾燥しており鼻周りなどの皮がむける
・シミ、シワなどケアしたい肌の悩みがある
豆乳イソフラボンは、乾燥肌や敏感肌にはおすすめできない化粧品です。
それは、豆乳イソフラボンの化粧水・乳液にはエタノール(アルコール)が使われているためです。
エタノールはサッパリとした清涼感を出してくれる一方で、肌の水分を蒸発させる成分です。
そのため、敏感肌や乾燥肌の人が豆乳イソフラボンを使うと乾燥が悪化して刺激を受けやすくなり、肌が荒れてしまう危険性が高いのです。
乾燥肌や敏感肌の人は刺激を感じやすくなっているので、肌に優しい化粧品を選びましょう。
肌に優しい化粧品については「オーガニックや無添加だから"肌に優しい化粧品"とは限らない!」で解説をしています。
豆乳は肌に優しいイメージがありますが、化粧品は「イメージ」ではなく、成分に注目して選ぶのが大切です。
豆乳イソフラボンの化粧水・乳液は、ほとんどアルコール!?
豆乳イソフラボンの化粧水や乳液にはアルコールが配合されていると伝えましたが、化粧水・乳液は、悩み別に4つのシリーズがあります。
それぞれどのような成分が配合されているのでしょうか?調査してみました。
今回は豆乳イソフラボンの化粧水と乳液を、各4種類づつ調査しました。
化粧水の成分を分析した結果
ラインナップ | 総合評価 | ケア成分 | 刺激となる成分 |
---|---|---|---|
しっとり化粧水 | 保湿力は低め。エタノール配合もマイナス評価。 | 豆乳発酵液/ダイズエキス/ダイズタンパク | エタノール |
美白化粧水 | 美白力はあるが、肌への刺激が強い | アルブチン/豆乳発酵液/ダイズエキス | エタノール DPG |
リンクル化粧水 | 保湿力はあるがエイジングケア成分が無配合 | セラミド2/豆乳発酵液/ダイズエキス/ダイズタンパク/ダイズイソフラボン | エタノール |
ハリつや化粧水 | 普通タイプの化粧水と変わらない。ハリツヤは期待できない。 | 豆乳発酵液/ダイズエキス/ダイズタンパク/ダイズイソフラボン | エタノール |
成分を調査すると、化粧水はどのシリーズも保湿力が低いことが分かりました。
さらに、エタノールやDPGなど、肌に刺激を与える成分がたっぷり配合されています。
化粧品の成分表には、配合している量が多い成分から順に記載されているのですが、エタノールはどの化粧水も5番目までに記載されていました。
「肌に優しい化粧品」や「低刺激で高い保湿力」などとは言い難い結果です。
乳液の成分を分析した結果
ラインナップ | 総合評価 | ケア成分 | 刺となる成分 |
---|---|---|---|
しっとり乳液 | 保湿力はイマイチ。乾燥肌には向いていない。 | スクワラン/ミツロウ/豆乳発酵液/ダイズエキス/ダイズタンパク | エタノール |
美白乳液 | 美白力はそこそこあるが、保湿力がないため評価は低め | アルブチン/豆乳発酵液 ダイズエキス/シア脂/甘草エキス | エアタノール |
リンクル乳液 | エイジングケアではなく保湿ケアとして効果あり。ただ肌への刺激が△ | セラミド2/スクワラン/豆乳発酵液/ダイズエキス/ダイズタンパク/ダイズイソフラボン | エタノール |
ハリつや乳液 | ハリツヤを出す成分は配合されておらず、保湿力も低め | 豆乳発酵液/ダイズエキス/ダイズタンパク/ダイズイソフラボン | エタノール |
化粧水と同様に、乳液も保湿成分があまり配合されておらず、うるおい力に欠けていることが分かりました。
また、美白用の「美白乳液」や、エイジングケア用の「リンクル乳液」が豆乳イソフラボンシリーズにはありますが、どちらもシミやシワなどの肌悩みを本格的にケアできるほどのスキンケア成分は配合されていません。
ハリつや乳液に関しては、しっとり乳液と配合成分がほとんど変わらず、ハリツヤをケアするための十分な成分は配合されていませんでした。
さらに、乳液も肌の刺激になるエタノールの配合量が多いため、敏感肌・乾燥肌の人が使うと乾燥が悪化したり肌が荒れたりするので要注意です。
結果:豆乳イソフラボンの化粧水・乳液は保湿力が低く、刺激が強い
豆乳イソフラボンの化粧水と乳液は、肌の刺激になるエタノールの配合量が多いのが何よりのマイナスポイントです。「豆乳発酵液」などの美肌成分をいくら配合していたとしても、エタノールがたっぷり配合されている時点で敏感肌・乾燥肌の人は候補にあげるべきではありません。
保湿成分そのものも少ないので、化粧水・乳液の基本機能である「保湿」に関しても十分な効果は得られないでしょう。
また、エタノールは肌の水分を奪う作用もあるため、普通肌の人でもエタノール配合の化粧品を使い続けると乾燥肌に変わってしまう可能性があるので注意してください。
豆乳イソフラボンの口コミは、乾燥を感じている人が多数!
しかし、アットコスメでは豆乳イソフラボンの商品全体で5,000件以上の口コミを集める人気があることも事実です。
口コミの中でも注目度が高かった「豆乳イソフラボン乳液」で口コミのウソ・ホントを検証していきます。
「豆乳イソフラボン乳液」の口コミを調査
豆乳イソフラボン乳液の良い口コミ
・さっぱりしておりベタつかないのが良い
・肌が程よくうるおっているのを感じる
・安いのですが十分スキンケアできています
豆乳イソフラボン乳液の悪い口コミ
・乳液をつけても肌が乾燥する
・安いがやはり値段相応の効果でした
・20歳を境に肌に合わなくなりました
・さっぱりしておりベタつかないのが良い
・肌が程よくうるおっているのを感じる
・安いのですが十分スキンケアできています
豆乳イソフラボン乳液の悪い口コミ
・乳液をつけても肌が乾燥する
・安いがやはり値段相応の効果でした
・20歳を境に肌に合わなくなりました
口コミ分析結果:豆乳イソフラボンの乳液で肌が乾燥している人が多数
豆乳イソフラボンの良い口コミは「使い心地が良くて気に入っている」「価格が安いので助かる」など、スキンケア効果以外の部分で満足している人が目立ちました。一方の悪い口コミでは、「肌が乾燥する」といった内容が多く見られました。
成分を分析した結果からは「エタノール配合かつ保湿成分が少ないので乾燥しやすい」という結論でしたが、実際に使っている人も乾燥を感じることが多いという口コミ目立ちました。
豆乳イソフラボンの悪い口コミ「肌が乾燥する」は本当か?
悪い口コミでは「豆乳イソフラボンは乾燥する」といった内容が目立ちましたが、実際に使って検証してみました。
今回は、乳液の保湿力がどれほどかを調査します。
調査方法
①何も塗っていない手の甲の「うるおいと皮脂量」をスキンチェッカーで測る
②豆乳イソフラボン乳液を手の甲に塗る
③15分放置
④15分後、再び手の甲の「うるおいと皮脂量」をスキンチェッカーで測る
※肌の理想数値:うるおい40%以上、皮脂20%程度①何も塗っていない手の甲の「うるおいと皮脂量」をスキンチェッカーで測る
②豆乳イソフラボン乳液を手の甲に塗る
③15分放置
④15分後、再び手の甲の「うるおいと皮脂量」をスキンチェッカーで測る
何も塗っていない手の甲の「うるおいと皮脂量」をスキンチェッカーで測る
何も塗っていない手の甲は、うるおいが40%以下で少しだけ乾燥しています。豆乳イソフラボン乳液を手の甲に塗る
豆乳イソフラボンの乳液はさらっとしており、スーッと肌になじみました。エタノールが配合されているため、少しだけ清涼感を感じます。
15分放置
乳液を塗ったばかりの肌の数値を測ると、乳液に含まれる水分を測ってしまうため15分放置します。15分後、再び手の甲の「うるおいと皮脂量」をスキンチェッカーで測る
豆乳イソフラボンの乳液を塗って15分すると、なんと肌の水分量は減っていました。配合されているエタノールの揮発性で肌の水分も蒸発したのだと推測できます。
結論:豆乳イソフラボンの「肌が乾燥する」の口コミは本当!
実際に豆乳イソフラボンの乳液を使って調査しましたが、たった15分で肌が乾燥してしまうという残念な結果でした。豆乳イソフラボンは、安くて手軽に購入できるからなどの理由で選ばれがちですが、すでに肌の水分量が不足している敏感肌や乾燥肌の人が使うと、肌の乾燥が悪化してしまう恐れのある化粧品です。
敏感肌や乾燥肌の人は、エタノール不使用で保湿成分が豊富なものを選ぶようにしてください。
おすすめしたい保湿成分は、ずば抜けて高い保湿力がある成分の「セラミド」です。
セラミド配合の化粧品については「エステ員おすすめのセラミド化粧水5選!偽セラミドに注意」で解説しています。
豆乳イソフラボンの「大豆」には本当に美肌効果があるの?
ここまで「豆乳イソフラボンのアイテムは乾燥しやすい」と解説してきましたが、豆乳イソフラボンに配合されている「大豆成分」に美肌効果があるのは事実です。
豆乳イソフラボンに配合されている3つの大豆成分
豆乳発酵液
豆乳発酵に期待できる効果
・ターンオーバーの正常化
・皮脂の抑制
・肌のキメを整える
・ターンオーバーの正常化
・皮脂の抑制
・肌のキメを整える
ダイズエキス
ダイズエキスに期待できる効果
・老化防止(アンチエイジング)
・肌荒れ防止
・肌細胞の活性化
・老化防止(アンチエイジング)
・肌荒れ防止
・肌細胞の活性化
ダイズタンパク
ダイズタンパクに期待できる効果
・肌荒れ防止
・保湿効果
・肌荒れ防止
・保湿効果
大豆成分は効果的にスキンケアできる成分!ただし、保湿成分はもっと大切
豆乳イソフラボンに使われる「大豆成分」は、さまざまな美肌効果があります。ただ、化粧水や乳液といったアイテムは、基本機能の「保湿」を果たしてこそプラスの効果が発揮されますし、スキンケアとしても「保湿」は何よりも大切なものです。
肌は乾燥すると外からの刺激に弱くなって紫外線ダメージを受けやすくなったり、肌のターンオーバーが乱れて新しい肌細胞が作られなくなってしまいます。
つまり、化粧水や乳液で保湿がしっかりできなければ「シミ・シワ・たるみ・くすみ・ニキビ・毛穴の開き」など、多くの肌悩みが引き起こされてしまうのです。
美肌を作るためには、「大豆成分」といった美容成分よりも、「保湿成分」をより重視すべきだと知っておきましょう。
もちろん、保湿が十分できた上で大豆成分を使うのは効果的ですが、豆乳イソフラボンの化粧水・乳液には保湿成分が少ないので、乾燥肌の人はまず徹底して保湿できる化粧品を使うべきです。
乾燥肌の人におすすめなのが、セラミド配合の化粧品です。セラミドは保湿成分の中で最もうるおい力が高く、乾燥肌をしっかりケアしてくれます。
セラミド配合の化粧水については「エステ員おすすめのセラミド化粧水5選!偽セラミドに注意」で解説しています。
豆乳イソフラボンを効果的に使うためにはコツがある!
豆乳イソフラボンは乾燥肌・敏感肌の人には不向きですが、普通肌や脂性肌の人が安くスキンケアするのには向いています。
しかし、正しく使わないと肌荒れの原因になることがあるので気をつけましょう。
初めて使うときは体調が良いときに
新しい化粧品にはこれまで使ったことのない成分が含まれています。そのため、体調が悪いときに使うと小さな刺激や違和感に激しく反応することもあるので気をつけましょう。
肌を丁寧に洗顔してから使う
スキンケアの基本は洗顔です。肌が汚れていると肌トラブルを引き起こす上に、肌の汚れは美容成分が肌に浸透するのを妨げてしまいます。
洗顔のポイント
簡単に泡立てるには、泡立てネットを使うのがオススメです。
泡立てネットに洗顔料を2cmほど出して、水分と空気を取り込みながらもみこむとモコモコの泡ができます。
簡単に泡立てるには、泡立てネットを使うのがオススメです。
泡立てネットに洗顔料を2cmほど出して、水分と空気を取り込みながらもみこむとモコモコの泡ができます。
乾燥が気になるときは二度塗り
豆乳イソフラボンは保湿成分が少ないので、冬場など乾燥が気になる時期は保湿力の低さをより感じやすくなります。そんな時は、豆乳イソフラボン化粧水・乳液を二度塗りしてください。重ねて塗ることで保湿力を高めることができます。
豆乳イソフラボンには美肌効果があるものの、保湿力の低さはデメリットです。肌の状態に合わせて保湿クリームを足したり、美容液を足したりする必要があります。
元エステティシャンが答える!豆乳イソフラボンによくある質問
ここからは、豆乳イソフラボンに関する疑問について、元エステティシャンの筆者が調査結果をふまえて回答します。
保湿効果はどのくらいありますか?
ドラッグストアで買える2,000円以内のプチプラ化粧品の中では、平均的な保湿力です。ただ、プチプラ以外の化粧品と比べると保湿力は圧倒的に劣っています。乾燥肌の人や、乾燥が原因の敏感肌の人にはおすすめできません。
敏感肌でも使うことができますか?
豆乳イソフラボンにはエタノールがたっぷり配合されているため、敏感肌の人へはオススメできません。敏感肌の人は、肌に刺激を与えずに高い保湿ケアができる化粧品を使いましょう。
肌に優しい化粧品については「オーガニックや無添加だから「肌に優しい化粧品」とは限らない!」で解説をしています。
白ふっくら肌 薬用美白化粧水でシミは消えますか?
美白成分として「アルブチン」が配合されていますが、アルブチンにはシミを予防する効果しかないので、シミを消すことはできません。豆乳イソフラボンの化粧水と乳液は一緒に使用したほうが良いのですか?
基本的に、各メーカーは「ライン使い」を想定して化粧品を開発しているので、同じブランドで揃えた方が相乗効果が期待できます。しかし、豆乳イソフラボンはそもそもの保湿力が低いので、ライン使いをしてもそれなりの効果しかないでしょう。
シミやくすみなど、解消したい肌悩みがある人は、豆乳イソフラボンの化粧水に他ブランドの高保湿なクリームを足したほうが効果的でしょう。
豆乳イソフラボンは他ブランドと組み合わせたほうが効果的!
豆乳イソフラボンは肌の水分を奪って刺激を与える「エタノール」が配合された化粧品です。
そのため、乾燥肌や敏感肌の人には向かないものの、肌細胞を活性化させる「豆乳発酵液」が配合されているので、今の肌を維持したい人や、肌が強い人にとっては使える化粧品です。
ただ、それでも気をつけていただきたいのは、「豆乳イソフラボンの保湿力のなさをどうカバーするか?」です。
肌は乾燥すると美容成分が浸透しにくいため、どんなに良い美肌成分を与えても、その通り道となる「肌の水分」がなければ意味がないのです。
美しい肌を作るためには、「まずは肌がしっかりうるおっていること」が大切なのです!
豆乳イソフラボンは保湿成分が少なくてうるおい効果が低いため、他ブランドの高保湿な化粧品と一緒に使った方が効果的でしょう。
おすすめは、「豆乳イソフラボン化粧水+他社のクリーム」の組み合わせです。
「豆乳イソフラボン化粧水+他社のクリーム」がおすすめな理由
「豆乳イソフラボン化粧水」と「豆乳イソフラボン乳液」は、どちらも同じくらいの保湿力ですが、化粧水の方がエタノールの配合量が少なく、優しい配合成分になっています。また、豆乳イソフラボンの化粧水は肌なじみがよいので、美容成分が浸透しやすい肌づくりをしてくれます。
そして、豆乳イソフラボン化粧水にはない「肌の奥までうるおし、水分を保つ保湿成分」を補う他ブランドのクリームを使うことで、効果的なスキンケアができるのです。
保湿力が高いおすすめの保湿クリームについては、「エステ員おすすめの保湿クリーム」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ドラッグストア?ドンキ?アマゾン?豆乳イソフラボンの最安値
ただでさえ安い豆乳イソフラボンですが、最も安く買えるのはどこでしょうか。
今回は、「豆乳イソフラボン化粧水」のしっとりタイプの価格を調査しました。
価格比較
アマゾン:612円(税込)
楽天:734円(税込)
イオン:860円(税込)
マツモトキヨシ:797円(税込)
ドン・キホーテ:678円(税込)
(ドン・キホーテは詰め替え用のみの取り扱い)
アマゾン:612円(税込)
楽天:734円(税込)
イオン:860円(税込)
マツモトキヨシ:797円(税込)
ドン・キホーテ:678円(税込)
(ドン・キホーテは詰め替え用のみの取り扱い)
最安値はアマゾンでしたが、アマゾンは第三者の転売で古い商品である可能性もあります。
品質に不安のある方は、マツモトキヨシやイオンなど実店舗で管理がされているところからの購入をオススメします。
また、マツモトキヨシやイオンは豆乳イソフラボンを安売りしていることがあるため、特売日を狙うとアマゾンより安く買えることもありますよ。
豆乳イソフラボンの洗顔やオールインワンゲルは効果あり?
最後は豆乳イソフラボンの化粧水と乳液以外のアイテムの特徴をご紹介します。
豆乳イソフラボンはクレンジング洗顔やオールインワンゲルも人気ですが、どんな効果が期待できるのでしょうか。
とろんと濃ジェル エンリッチ 1,080円(税込)
1つで「化粧水・美容液・乳液・クリーム・パック・化粧下地」の機能があるオールインワンゲルですが、全成分を見てみると敏感肌が刺激に感じる「DPG」が配合されています。また、肌に水分を与える「水溶性の成分」が多く、肌のうるおいが逃げないようにフタをする「油溶性の成分」は少ないので、うるおいを保つ力は期待できません。
とろんと濃ジェルだけでは十分な保湿ケアはできないでしょう。
おすすめ
ワンステップで手軽にスキンケアがしたい人
効果よりもラクさや安さを重視する人
不向き
敏感肌・乾燥肌・徹底的なスキンケアがしたい人
ワンステップで手軽にスキンケアがしたい人
効果よりもラクさや安さを重視する人
不向き
敏感肌・乾燥肌・徹底的なスキンケアがしたい人
クレンジング洗顔 NA 756円(税込)
洗浄成分には肌に優しいコカミドプロピルベタインが配合されており、刺激がないといった点では評価できます。他にも、保湿成分が多く配合されており、肌を優しく洗ってくれるクレンジング洗顔です。
一見すると肌に優しくて効果的なクレンジング洗顔ですが、クレンジングや洗顔に求めらえるのは汚れを落とす洗浄力があるかどうかです。
確かに肌に優しい成分配合ですが、メイクまで落とすほどの洗浄成分は配合されていないのでご注意ください。
おすすめ
肌があまり汚れていない朝の洗顔に使う
不向き
1日の汚れがたまった夜の洗顔で使う
メイク落としとして使う
肌があまり汚れていない朝の洗顔に使う
不向き
1日の汚れがたまった夜の洗顔で使う
メイク落としとして使う
リンクルクリーム 1,080円(税込)
リンクルクリームには油溶性の保湿成分がたくさん配合されています。肌表面にフタをして美容成分を逃さないために使うのが保湿クリームです。
保湿クリームには油溶性の成分が欠かせませんが、リンクルクリームにはこの油溶性の成分がしっかり配合されており高く評価できます。
さらに少量ですが「セラミド」が配合されていて、1,080円(税込)はうれしいポイントです。40代以上の乾燥が進んだ肌にはぴったりです。
ただし、油分が豊富ですので、皮脂が過剰な10代・20代が使うとニキビなどの肌トラブルを引き起こしかねませんのでご注意ください。
おすすめ
乾燥が進んだ大人の肌
不向き
皮脂の分泌が多い子供の肌
乾燥が進んだ大人の肌
不向き
皮脂の分泌が多い子供の肌
リンクルアイクリーム 1,080円(税込)
保湿成分がたっぷり配合されているので、目元の乾燥が気になる人には効果を発揮するでしょう。ただし、目元の深いシワやたるみを改善するようなエイジングケア成分は配合されていないので、あくまでも「乾燥小じわ」に効果的なアイクリームです。
おすすめ
目元が乾燥する人
乾燥小じわがきになる人
不向きな
目元のシワやたるみを改善したい人
目元が乾燥する人
乾燥小じわがきになる人
不向きな
目元のシワやたるみを改善したい人
まとめ:豆乳イソフラボンは敏感肌・乾燥肌に不向き!
豆乳イソフラボンはドラッグストアで人気の化粧品ですが、「人気」や「価格」だけで化粧品を選ぶと肌を荒らす可能性が高くなります。
自分の肌に必要な化粧品かは、配合されている成分を見なければ分かりません。
また、どのようなスキンケア効果を望むかで選ぶべき化粧品は異なります。
アンチエイジングの神様では、肌の悩みに合った化粧品の選び方を解説しています。
美白ケア
元開発者が教える、美白化粧水って本当に効果があるの?たった2つのポイントとおすすめ5選
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敏感肌ケア
安くても敏感肌に合う化粧水を探すコツ!ニセ低刺激アイテムに要注意!
乾燥肌ケア
乾燥肌ケアの基本!「保湿クリーム」の正しい選び方
ほうれい線ケア
元メーカー員が比較!ほうれい線クリームの選び方とおすすめランキング
などを参考に自分にぴったりの化粧品を見つけてくださいね。
※アットコスメより一部の画像を引用
◆参考文献
吉木伸子『スキンケア美容医学辞典』
朝田 康夫『美容の医学 美容皮膚科学辞典』