口コミで評判の「セザンヌ化粧下地」と「無印ブルーベース」の相性を検証実験
[公開日]2016/11/02[更新日]2017/08/03
セザンヌのテカリ防止下地+無印良品のブルーベース
=透明肌が長時間崩れ知らずで最強
と、SNSで話題です。どちらもプチプラ高品質の定番品ですが、何が今までと違うのでしょうか。
筆者も朝8時に化粧すると12時にはドロドロになってしまう上に、くすみが気になる肌質のためこのコラボ・・・・気になります。
ということで、実際に購入して、試すしかない!とドラッグストアと無印良品に買い付けに行きました。
・・・!!!!
セザンヌ下地の在庫はゲットできましたが、無印良品のブルーカラー在庫切れ!更には、入荷未定!?!?仕方ないと思い、違う店舗へ・・・
そこでも品切れ!「どんだけ人気なんだよ」
とイラッしましたが、余計そそられて定価950円のブルーカラーをAmazonで1,500円でついに手に入れました。
さぁ、ということで何店舗回っても手に入らなかった人気商品の評判は本当なのか、検証です。
セザンヌ+無印がいいのはナゼ?
この2つを組み合わせたら最高のコンビ!という情報がSNSに出回り注目を集めています。
セザンヌのテカリ防止下地口コミ総評価
600円という価格とは思えないヨレにくさが人気です。サラサラとしたテクスチャーでべたつかずサラッと仕上がってくれると口コミでも高評価です。しかし、600円の割にということを頭に置いておきましょう。やはり、脂性肌の方や汗をかきやすい環境で使用する場合はヨレます。無印良品のコントロールカラー口コミ総評価
肌色を整えてファンデーションの仕上がりをよくしてくれると人気です。950円とこちらもコスパ◎です。伸びもよく扱いやすいと話題ですが、一方で「単品使いは無理」や「良いのは仕上がりだけ」という口コミもちらほら・・・理論的には・・・
透明感を出しながら綺麗に整えてくれて、コントロールカラーと下地のダブルパワーで化粧崩れを防いでくれる。ということになります。
セザンヌの下地はピンクで、無印良品のコントロールカラーはブルーなので、この2色が組み合わさることでパープルのベースが完成します。パープルは肌に透明感を出してくれるカラーです。
単色のパープルのコントロールカラーには出せない、血色の良さをセザンヌ下地のピンクが演出してくれます。プチプラ×プチプラがハイブランドに負けない優秀さという噂ですが、悪い口コミもちらほら・・・検証していきましょう。
本当に崩れない?噂を検証!
実際に無印良品のコントロールカラーとセザンヌのテカリ防止下地を購入して、キレイな状態をどこまでキープできるのかを検証していきます。
透明感のあるキレイな肌質が仕上げられるのか検証
セザンヌを1円玉大手に取る
セザンヌの下地は伸びが良いため、あまり量を出しすぎると余ります。1円玉くらいの量がベストです。※写真は手を斜めにしているためタラ〜ンとしています。
無印良品ブルーベースを数滴たらす
ブルーの量が多くなればなるほど白っぽさが出ます。日本人の肌なら2〜3滴が適量です。均等になるまで混ぜる
色むらが出ないように均等になるように混ぜましょう。今回は撮影のために手のひらでしていますが、手の甲でする方が汚れが付くことがなくおすすめです。上記の手順で準備したカスタム下地を塗っていきましょう。
塗ってみた
写真越しの見た目にすっぴん肌と比較しても大きな差はありません。しかし、鏡で確認すると透明感が出ていました。全体がいつもより顔色の悪い感じです。ファンデーションやお粉をのせて、チークで色付けてあげるとキレイに仕上がるような肌色が仕上がります。
触った感じはサラサラしており、皮脂がキュッと抑えられたのが実感できます。これには驚きました。口コミの使用感は本当でした。
全体像はこんな感じです。ブルーベースはクマが隠せる!という口コミの検証結果は×です。クマレベルが低い方には良いですが、筆者のような頑固クマには薄付きすぎました。コンシーラーの方がキレイに隠せます。
使用感はほとんどセザンヌの下地のテクスチャーですが、非常に扱いやすく、大満足でした。
「これが600円!?筆者の下地はデポートで数千円したのに、負けていない。むしろ上かも。」
という感想です。これで本当に崩れなかったら最強です。ということで、検証を続けていきましょう。
キープ力の検証
続いてはキープ力を検証していきます。化粧がよれる原因は、脂で化粧品が浮いてしまうことです。脂が出る原因は様々ですが、大きな原因の一つが乾燥です。
肌は乾燥すると外部からのダメージを受けやすくなります。これを防ぐために水分の代わりに脂を大量に出てしまうのです。
ということは、肌が潤っていて、皮脂が過剰に出なければ化粧は長時間キレイな状態をキープすることが可能です。
スタート時
左:下地塗布前 右:下地塗布後(上:水分・下:皮脂)
ここから水分量はキープされ、皮脂量が増えなければ化粧は崩れにくいといえます。1時間ごとに測定していきますね。(※乾燥の目安は水分量40%以下です。)
セザンヌ×無印良品
上記のグラフを見て分かるのは、皮脂が出ていない!これには驚きました。
以前化粧崩れの記事を執筆した際には皮脂量が15%から45%にまでアップしたのにも関わらず、今回は26.3%から26.3%!プラスマイナスゼロに収まったのです。
水分量は42%から29%まで低下し乾燥気味なのが伺えます。これは残念な結果です。
いつも使用している下地と比較
これは筆者がいつも使用している下地と皮脂量を比較したグラフです。
普段使用している化粧品は皮脂量がグンッと伸びています。比較すると一目瞭然です。
セザンヌ×無印良品の崩れない!!の口コミは本当でした。
これは凄いですね。
気になった点が一つ
皮脂が抑えられたまま、水分量は減っているため、肌が結構乾燥します。肌表面はサラサラモチッしているのですが、中が乾いてるなぁと実感がありました。少しピリつくような感覚です。
プチプラで手が届きやすい反面、保湿成分が少ないために起こる現象です。長時間メイクをキープしたい方は、正しいBBクリームの選び方や、ファンデーションの選び方のポイントを押さえましょう。
化粧崩れを防げる化粧品で皮脂を抑え続けるのはリスクがあることもおさえておきましょう。普段のスキンケアで保湿対策をすることで化粧は崩れにくくなります。
更に、スキンケアで美白対策を行うことでファンデいらずの肌を作ることも可能です。コスメだけに頼らず、スキンケアを見直すのも大切だということをお伝えしておきますね。
この組み合わせでないとダメな理由
無印良品のコントロールカラー(ブルー・ピンク・ブルー)の全3色です。
セザンヌのテカリ防止下地がピンクなので組み合わせるならブルーが一番透明感が出てどの肌色にも合う色です。ピンクやイエローは悩みに合わせせて選べば良さが発揮できますが、間違った色選びをしてしまうと残念な結果になりがちです。
セザンヌ×無印ピンクカラー
ピンクのコントロールカラーを混ぜることでよりピンク味が強くなります。血色が悪い方にはオススメの組み合わせですが、普段から赤ら顔の方がこの組み合わせをすると悩みに拍車をかけることになります。
セザンヌ×無印イエロー
イエローのコントロールカラーを組み合わせることでオレンジを作り出せます。オレンジも肌色が整えられると人気のカラーです。しかし、加齢によるたるみ、黒くまが悩みの方が使用するとより悩みを強調させてしまいます。
その点、パープルは万人ウケなのも、この組み合わせが人気の理由です。
セザンヌを単品使いすると
セザンヌの単品利用はダメではあります。充分良さを発揮してくれます。しかし、透明感のある肌を演出したいのであれば無印のブルーを混ぜてあげるのがおすすめです。無印良品を単品使いすると
単品使いは100%と言っていいほど白浮きします。元々肌が白い白人さんのようなは肌色の方には浮かずに使用頂けるかもしれませんが、日本人には向いていません。ほどよく透明感を出すためのアイテムと思っておきましょう。実践したけどダメだったのはこれが原因!!
最後はこの最強下地裏技を試したけどうまくいかなかった・・・。という口コミを元に原因を探っていきますね。
白浮きしてしまう人
白浮きしてしまう方はブルーの割合が多いです。セザンヌ下地を多めにし、ブルーは2〜3滴に抑えて肌色とのバランスを見ながらカスタムしましょう。また、薄すらつける程度で下地とコントロールカラーの効果はあるので、ベタ付きにならないように注意しましょう。
色黒だから色味があっていないような気がする・・・
色黒さんもブルーが多いと白浮きしてしまいます。また下地自体の量が多いのもNGです。薄く薄く肌色とのバランスを見ながらつけましょう。また、最後にスポンジでポンポン馴染ませると浮いている感じがしません。
また、下地はあくまで下地です。肌に色をつけるのはファンデーションの役目です。肌に合ったファンデーションを重ねてみてください。
普段から美白ケアを取り入れたい方は「肌を白くする方法」を参考にご覧ください。
肌が荒れてしまった人
肌が荒れる原因は様々です。どんなに良い成分が配合されていたとしても、生理前や免疫が低下しているタイミングで使用すれば刺激になります。
また、セザンヌのトリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸はクレンジングでも落ちにくい成分です。
洗い残しが肌への刺激になり、荒れることがあるのでクレンジングは丁寧に行いましょう。また、フルオロ変性シリコーンレジンは吸着力が優れているため肌への刺激に感じる方がいる場合があります。
しかし、セザンヌ・無印良品の成分を調べたところ、良く化粧品に配合されている成分がメインで特別悪い成分は見受けられませんでした。
肌に合わない場合は使用を中止していただきたいですが、このコスパでここまで成分にこだわりを見せてくれる化粧品が少ないのもです。
化粧が落としにくくなった
これは上記でも解説したようにセザンヌのトリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸が原因です。
ウォータープルーフの化粧品によく使用される成分で、シリコーン油にしか溶けないように加工されたフッ素樹脂です。
そのため、汗や皮脂に強く下地としての機能は充分発揮してくれますが、クレンジングが難しくなるのも事実です。クレンジング剤をたっぷり使い、丁寧に落としましょう。
コントロールカラーの役割理解してる??
コントロールカラーの役割を理解している方が少ない印象なので、最後に改めて説明しますね。
コントロールカラーの役割
肌悩みをカバーコンシーラーよりもナチュラルにカバー
ファンデの発色アップ
化粧くずれの防止
の4つが大きな役割です。肌色をナチュラルに整えてくれ、化粧のノリもアップしてくれる優れものです。普段化粧に取り入れていなかった方々が、セザンヌと無印良品の組み合わせでコントロールカラーをプラスすることで、肌に透明感が出て仕上がりが綺麗に見えていたというのも一理ありますね。
結論!この組み合わせは最強!しかしスキンケアも忘れずに♪
セザンヌのテカリ防止下地の威力に便乗して無印良品のコントロールカラーを取り入れる方法はオススメです◎
今回の検証で化粧が崩れにくいことが証明されましたが、乾燥が気になることも証明されました。
普段のスキンケアを正しく行うことで、日中のダメージを最小限に抑えていきましょうね♪