話題のボタニカル化粧水は刺激になるかも？本当に肌に優しいおすすめ12選と注意点

最近「ボタニカル」という言葉が流行っていますね。ボタニカル化粧水は「植物由来成分を配合した化粧水」のことです。

肌に優しいイメージがあるかと思いますが、肌荒れする可能性のある商品もあり、一概に安全・安心とはいい切れません。

そこで、おすすめのボタニカル化粧水とあわせて、ボタニカル化粧水がどんなものかを紹介します。

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話題のボタニカル化粧水の落とし穴！肌に優しいものではない？

植物成分が使われていて、肌に良さそうなボタニカル化粧水ですが、実はすべてのボタニカル化粧水が低刺激で安全というわけではありません。

まずは、ボタニカル化粧水とはどんな効果がある化粧水なのかを解説していきます。

植物原料が1滴でも入っていれば「ボタニカル化粧水」

ボタニカル化粧水とは、植物由来原料が入っている化粧水のことで、植物の力によって肌のコンディションを整える効果があります。

ただし、「植物エキス◯％以上配合されていないとボタニカル化粧水とは言えない」といった、ルールがないため、メーカー側は植物由来原料が一滴でも入っていれば、ボタニカル化粧水として販売できるのです。

たとえば、プチプラでおなじみの「ハトムギ化粧水」もハトムギエキスが配合されているので"ボタニカル化粧水"になります。

ボタニカル化粧水と似たようなワードに「オーガニック化粧水」や「自然派（ナチュラル）化粧水」というジャンルがあります。

オーガニック化粧水とは、有機栽培の植物エキスを使用しているもので、「植物由来原料」を使っているので、ボタニカル化粧水のひとつです。

また、自然派やナチュラル化粧水も植物由来原料が入っているので、ボタニカル化粧水と同じ分類になります。

ボタニカル化粧水のすべてが肌に優しいとは限らない

植物由来の化粧水は肌に良さそう、と思われがちですが、どんな肌質の人でも刺激がないわけではありません。

また、植物エキス以外の成分で肌が荒れてしまうこともあるため、配合されている成分をきちんと確認して選ぶことが大切です。

失敗しないボタニカル化粧水の選び方とは

ボタニカル化粧水選びで心がけたいのは、以下の3つのポイントです。

保湿力の高い成分が入っているか

ボタニカル化粧水の中でも、良質な化粧水を選ぶには保湿効果の高い植物エキスが配合されているかを確認しましょう。

以下のような植物由来の高保湿成分がおすすめです。

肌に刺激が少ない処方になっているか

ボタニカル化粧水の中には、価格をおさえるために安価な防腐剤や酸化防止剤などを配合しているものもあります。

どんなに肌によい植物エキスが配合されていても、それ以外の成分で肌荒れを起こす場合もあります。全成分のうち、表示名の1〜5個目までに「エタノール」と表記されていたり、全成分表示の末尾に香料やパラベン、赤201などの着色料が書かれている場合はさけることをおすすめします。

肌に低刺激な化粧水か確認する指標として、以下のようなものがあります。これらは化粧水にのパッケージやホームページで確認することが可能です。

信頼のおけるメーカーが販売しているか

ボタニカル化粧水の中には、極端に安価な商品もあります。先述のとおり、1滴だけ植物エキスを配合していてもメーカーの独自判断で「ボタニカル化粧水」という名前をつけて販売することができます。

そのため、販売しているメーカーに信頼が置けるかどうかも、ボタニカル化粧水を選ぶ上で大切な基準になります。

植物の原産地や化粧水の生成過程、品質管理を明らかにしているかなど、自分が購入する上で納得できる説明があるメーカーの商品を選ぶようにしましょう。


ここではおすすめのボタニカル化粧水をランキング形式で紹介していきます。

実際に使ってみたときの特徴や使い心地なども併せて紹介していくので、自分にぴったりのボタニカル化粧水を選ぶ参考にしてください。

12位　明白化粧品　ボタニカルモイスチャーローション 1，000円（税抜き）／200ml（本商品）

※画像は公式サイトより引用

Tゾーンのテカリが気になる人におすすめ

明白化粧品の「ボタニカルモイスチャーローション」は、毛穴をキュッと引き締める「ツボクサエキス」や皮脂ケアに役立つ「チョウジエキス」など20種類のボタニカル成分と3種類の植物オイルが配合されています。

保湿・毛穴・皮脂・抗炎症効果のある植物エキスが多く配合されているので、混合肌〜脂性肌でテカリが気になる方におすすめです。

レモンやローズマリーなどすっきりとした植物エキスの香りがするので、夏や朝のスキンケアにぴったりですよ。


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11位 ドウシシャ　プラチナレーベル　ボタニカル化粧水　1,200円（税抜き）／1000ml（本商品）

※画像は楽天より引用

半年以上使える！保湿力の高いボタニカル化粧水

プラチナレーベルの「ボタニカル化粧水」は、ビタミンCを豊富に含む「カニナバラ果実エキス(=ローズヒップ油)」や保湿・肌荒れ防止効果のある「カミツレ花エキス」など12種類の植物エキスを配合しています。

1,000mlもはいった大容量化粧水なので、半年以上使えます。1ヶ月あたり200円程度の超プチプラ化粧水なので、コットンパックやボディケアにも惜しみなく使えますよ。

植物エキスに加えて、肌なじみの良いコラーゲンやヒアルロン酸などの高保湿成分も配合されているので、乾燥や初期のエイジングケア化粧水におすすめです。

テクスチャーは、水よりも乳液に近くとろみがあり、肌にスーッと浸透していきます。


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10位 ウテナ　マジアボタニカ　スキンコンディショナー　750円（税抜き）／500ml（本商品）

※画像は公式サイトより引用

ニキビケアにおすすめのボタニカル化粧水

マジアボタニカの「スキンコンディショナー」は、ハーブの香りが心地よいさっぱりしたつけ心地のボタニカル化粧水です。

ハトムギエキスには、肌の老廃物を排出するサポートをする働きがあるため、ニキビなどの肌荒れが気になっている人にもおすすめです。

「スキンコンディショナー」は、コットンパックとして使うのもおすすめです。ハーブの香りに包まれながら、じんわり浸透していく感じがとても心地よいですよ。

百円均一などに売っているスプレーボトルに入れて冷蔵庫に保管しておくと、吹きかけるときに手でつけるよりもさっぱりした気分になるのでおすすめです。


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9位 ダリヤ　グリーンボトル　ボタニカル化粧水　1,300円（税抜き）／300ml（本商品）

※画像は公式サイトより引用

メンズ用には珍しいしっとりタイプのボタニカル化粧水

グリーンボトルの「ボタニカル化粧水」は、ボタニカル化粧水の中では珍しいメンズ用です。

メンズ用ではあまりないしっとりまろやかなテクスチャーで、ビルベリーを始めとする植物エキスが肌に潤いを与えます。

主張しすぎない柑橘系の香りなので、男女関係なく使いやすいのが嬉しいボタニカル化粧水です。

おしゃれな緑色のパッケージが、ドラッグストアでも目を引き、女性でも愛用している人がたくさんいます。


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8位　無印良品　オーガニック保湿化粧液　1,658円（税抜き）／200ml（本商品)

※画像は公式サイトより引用

シミやニキビ対策にも使えるボタニカル化粧水

「オーガニック保湿化粧液」は、天然水やオーガニックのアロエエキスを使用した保湿化粧水です。

アロエには「アロエジン」という美白成分が含まれているため、しみやソバカス対策にも効果的です。アロエには殺菌効果もあるため、ニキビケアにもぴったりといえます。

サッパリとした使用感でシンプルなパッケージなので、男性にもおすすめなボタニカル化粧水です。

大容量や携帯サイズなどのサイズ展開があるので、使用頻度や使い方で選ぶことができるのも、嬉しいポイントですね。


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7位　ボーテ・ド・モード　ナイス＆クイック　ボタニカル高保湿化粧水　900円（税抜き）／500ml（本商品）

化粧水や美容液などを1つで5役をこなす

ナイス＆クイックの「ボタニカル高保湿化粧水」は、美容液やボディローションとしても活用できる保湿化粧水です。

大容量でコスパが良いので、全身にも気兼ねなく使うことができますね。

無添加で8つの刺激成分不使用という敏感肌用の化粧水なので、今までケミカルコスメが合わなかった人でも試してみる価値アリです。

ポンプ式で出す量を調整できるようになっているところも、使いやすくてうれしいですね。


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6位 長寿の里　然　発酵化粧水　2,286円（税抜き）／150ml（本商品）

※画像は公式サイトより引用

発酵させたハトムギエキスが毛穴を引き締める

然（しかり）の「発酵化粧水」は、ハトムギ種子やはちみつなどを発酵させたエキスを90％以上配合している、オーガニック化粧水です。

「発酵化粧水」にはシリカというハリを出す成分が入っているため、肌や毛穴をキュッと引き締める効果があります。

シワやたるみなどのエイジングケアを考えている人には、おすすめのボタニカル化粧水です。

黄色の化粧水からは、ほのかに酸っぱい香りがしますが、植物を発酵させているためなので、品質に問題はありません。


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5位　HANAオーガニック フローラルドロップ　1,370円（税抜き）／7日間（トライアルセット）

100％天然原料で作られたナチュラル化粧水

HANAオーガニックの「フローラルドロップ」は、植物原料が100％オーガニック原料なのが特徴の化粧水です。

化粧水には水を使わず、バラの花びら3，000枚相当のダマスクバラエキスを使用しています。ダマスクバラエキスは保湿力が高く、シミやくすみの原因にも働きかけます。

そのため、バラの香りがやや強めな化粧水です。気になったら、1,370円（税抜き）のトライアルセットで香りを確認してみましょう。

「フローラルドロップ」は、化粧水の中でも珍しいスプレータイプです。自分の使いたい分だけ調整しやすいのは嬉しいポイントですね。


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4位 ピコモンテ　ナチュラフ　ボタニカル化粧水 2,900円（税抜き）／150ml（本商品）

※画像は公式サイトより引用

しわをケアするりんご幹細胞入りのボタニカル化粧水

ナチュラフの「ボタニカル化粧水」は、りんご幹細胞やハトムギ種子エキスなどの保湿成分が豊富で、しっとり肌が続く化粧水です。

りんご幹細胞エキスは肌にうるおいを出すだけではなく、ハリを出してしわをケアする効果も期待できますよ。

ボタニカル化粧水でエイジングケアをしたいと考えている人にはおすすめです。

「ボタニカル化粧水」を手に取ると、モモのような優しい香りが広がります。さっぱりしたテクスチャーで、べたつかないのもうれしいですね。


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※画像は公式サイトより引用

敏感肌OKで肌に優しいのオーガニック化粧水

アンレーベルの「モイストボタニカル化粧水」は、9種の無添加処方で敏感肌でも安心して使えるのが特徴です。

全成分の98％が天然由来成分で、それ以外の余分な成分を省いているため、お手頃な価格で手に入れることが可能です。

ベタベタしなくてしっかりうるおうので、夏場でも使いやすく、乾燥しがちなクーラーの部屋でも潤いをキープしてくれます。

「モイストボタニカル化粧水」は500mlと大容量ですが、プッシュ式の容器なので一回分の量も取りやすいですよ。


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保湿力抜群！乾燥肌におすすめなボタニカル化粧水

ラブユアスキンの「ボタニカルウォーターモイストⅡリッチ」は、植物など天然由来成分が全成分の99％を占めるボタニカル化粧水です。

保湿力のあるタンカン果実成分を始めとする植物由来成分と、高級コスメにも配合されている高保湿成分ヒト型セラミドなどを使っているため、しっとり肌が続きます。

「ボタニカルウォーターモイストⅡリッチ」は、とろみのある化粧水で、肌に吸い込まれるように浸透するのも魅力ですよ。

唯一気になるのはゼラニウムなどのローズ系の香りです。香りをきつく感じてしまう人もいるようなので、購入前にテスターなどで確認することをおすすめします。


ラブユアスキン公式サイトへ

米セラミドが保湿・美白・エイジングなど複数の悩みに応える

エトヴォスのモイスチャライジングローションは、米セラミドやローズマリーエキスなど、多くの植物性保湿成分が含まれています。

特に注目すべきは米セラミドで、優れた保湿効果やメラニンをできにくくする美白効果などが期待できる優秀な天然由来成分です。

化粧水を手に取るとフローラルのような香りが広がって、リラックス気分にさせてくれます。

エトヴォスには1,900円（税抜き）で試せるトライアルセットもあるので、迷ったらコチラから使ってみると良いでしょう。


エトヴォス公式サイトへ

ボタニカル化粧水を使うときに気をつけるポイントとは

自分にぴったりのボタニカル化粧水を見つけられたところで、気をつけてもらいたい注意点を2つ紹介します。

ボタニカル化粧水は1ヶ月以内に使い切る

ボタニカル化粧水は、品質の劣化を防ぐ防腐剤やパラベンを使用していないものや、天然由来成分を防腐剤の代わりに用いています。

天然由来成分は化学成分の防腐剤に比べると、防腐作用が弱いため、普通の化粧水と比べると劣化が早いのが特徴です。

そのため、普通の化粧水とは違って使用期限や管理方法はきちんと守るようにしましょう。

ボタニカル化粧水によって使用期限が違いますが、ボタニカル化粧水は一度開封したら1〜2ヶ月を目安に使い切るようにしてください。

また、メーカーによっては保存方法を指定している場合もあるため、使用説明書を必ず読んで確認しましょう。

使う前には必ずパッチテストをする

ボタニカル化粧水の商品によっては、肌に刺激の強い成分が含まれている場合もあります。また、配合されている植物自体にアレルギー反応が起きる場合もあるからです。

無添加やアルコールフリーと記載されていても、肌に合うかはつけてみないとわかりません。

ボタニカル化粧水を使うときは、必ずパッチテストをして肌に異常が出ないかを確認して使いましょう。

ボタニカル化粧水は「良さそう」だけで選ばない！自分の目で成分を確認して

ボタニカル化粧水は、いかにも肌に優しそうに聞こえ、パッケージも可愛いものがたくさん揃えられています。

しかし、ブームだから・良さそうだからという理由だけで選ぶと、自分の肌に合わずかえって肌荒れを起こしてしまう可能性もあるのでおすすめできません。

ボタニカル化粧水を選ぶときは、保湿成分や刺激になる成分がないかなどをしっかり確認して選びましょう。

◇参考文献
吉木伸子・岡部美代治・小野真規子『正しいスキンケア事典』
朝田康夫『美容の医学　美容皮膚科学辞典』
鈴木 一成『化粧品成分用語事典2012』