目元の小じわやほうれい線対策に！自宅で簡単シワ伸ばしクリームおすすめ3選！

顔のシワ伸ばしをするには、しわ取りテープなどで引っ張って伸ばせばいいのではと考えている人がいるかもしれませんが、それは間違いです。

しわをむやみに引っ張ると、皮膚がゆるんでハリがなくなるので、顔のしわがさらに増えてしまいます。

意外と思うかもしれませんが、顔のシワ伸ばしで大切なのは、肌にうるおいやエイジングケア成分を届けてハリのある肌にすることです。

ここでは顔のシワ伸ばしにオススメの化粧品の選び方や使い方などを解説していきます。

先に顔のシワ伸ばしにオススメ化粧品を知りたい方はこちらへ

顔のシワ伸ばしで取り入れたいのは「クリーム」

日々のスキンケアにぜひとも取り入れたいのは「クリーム」です。

クリームは、マッサージやシワ伸ばしテープとは違って、直接皮膚を引っ張ってシワを深くする心配がありません。

さらに、シワをケアする有効成分が含まれているので、シワの原因から対策できます。

顔のシワ伸ばしにクリームがおすすめな理由

顔のシワ伸ばしにクリームがおすすめな理由は2つあります。



クリームにはしわをケアする成分が配合されている商品が多く、しわを目立たなくしてくれます。

顔のしわをとりたいならば、まずはクリームから試してみましょう。

顔のシワ伸ばしクリームにできること・できないこと

顔のシワ伸ばしクリームに期待できる効果は以下のとおりです。


シワ伸ばしクリームを使うと、肌にハリが出てシワが目立たなくなる効果が期待できます。

ただし、シワ伸ばしクリームを使っても、古い肌はすぐに生まれ変わらないため、即効性はなく、3ヶ月以上は時間がかかると考えてください。

シワ伸ばしクリームと聞いて、即効性のあるクリームをイメージする人もいると思いますが、かえってシワを深くしてしまうのでおすすめできません。

即効性のあるクリームは、皮膚の水分を蒸発させて皮脂膜を皮膚の上に作って、一時的に肌をピンと引き伸ばします。

水分が蒸発すると肌が乾燥し、肌のハリが失われて、かえってシワを深くてしまうのです。

すぐに効果が出ると書いてあるクリームは、肌へのダメージを与えてしまうので、使わないようにしましょう。

クリームを選ぶポイントで注目するのは配合成分

クリームを選ぶときに気をつけるポイントは、大きく2つに分けられます。


それぞれについて、詳しく解説します。

加齢によってできたしわには、エイジングケア成分が配合されたクリームを使うと効果的です。

エイジングケア成分は、コラーゲン生成をサポートしてくれ、ハリのある肌へ導いてくれます。


肌が乾燥し水分量が減ると、肌の細胞の体積が縮んでしまい、今までピンと張っていた肌の表面がしぼんで余り、しわの原因になります。

肌をうるおしてくれる保湿成分を使うことで、しわのないハリのある肌にケアしてくれるのです。


クリームを使ったスキンケアで、肌の調子が整ったと感じるまで最低でも3ヶ月はかかります。

そのため、クリームを選ぶときはしばらく使い続けられる価格帯かどうかも大切なポイントです。

顔のシワ伸ばしにおすすめのクリーム３選！全部使って試してみた

数あるクリームの中でも、筆者が使ってよかったシワ伸ばしクリームを3つ紹介します。

顔のシワ伸ばしクリームを選ぶときに重視したポイントは、以下の2点です。



顔のシワ伸ばしにおすすめのクリームランキングは下のとおりです。


※値段は税抜き

クリームの保湿力については、筆者が実際に水分量を測定して判断しました。

その結果が下のグラフで、リンクルクリームが保水力が一番高いことがわかりました。


1位のリンクルクリームから順に、どんな人におすすめか見ていきましょう。


資生堂のリンクルクリームに入っているレチノールは肌へ浸透するときに壊れにくいのが特徴で、肌にしわをケアする成分がしっかり届きます。

しわケア成分のレチノールは熱や空気に弱く不安定なので、ただ化粧品に配合するだけでは最大限のしわケア力を発揮することができません。

資生堂のリンクルクリームに配合されているレチノールは、肌に届きにくいレチノールの不安定さを改善した「純粋レチノール」です。

通常のレチノールに比べて成分が肌にしっかり届き、肌にハリを与えてくれます。

純粋レチノールは肌の中にあるヒアルロン酸の生成をサポートする働きもあり、ハリのあるもちもちした肌にしてくれます。

肌が内部からヒアルロン酸を生み出せるようになると、化粧品なしでも肌が潤い、しわができにくくなり顔のシワ伸ばしに効果的です。

顔のシワ伸ばししたい人の中でも「乾燥肌で悩んでいる」人におすすめ

高いしわをケアする力があり保湿力が高いのが特徴なので、しわを目立たなくしたい人の中でも乾燥肌で悩んでいる人におすすめです。

資生堂ののリンクルクリームは、今回比較したどのクリームよりも、長時間うるおいを保ちます。

ただし、悪い口コミの中には「敏感肌の人が使うと肌荒れしてしまう」という意見もあったので、心配な人は少量を肌へ試して問題なければ使うようにすることをおすすめします。

30日以内返金可能！資生堂のリンクルクリームは公式サイトで買うと◎

資生堂のリンクルクリームを購入するときは、最安値で買える公式サイトがおすすめです。

同じウェブ上で購入できる楽天やアマゾンと比較してみました。
※値段は税抜き

公式サイトで購入すると最安値で買える点以外に、肌に合わなかった場合に返品可能な点や最短で翌日に手元に届く点が魅力です。

さらに公式サイトで購入した場合は商品開封後でも返品できるので、リンクルクリームを初めて使う方にとっても安心です。



ビーグレンQuSomeレチノAに配合されているエイジングケア成分のレチノールは「レチノールプラス」と「レチノイン酸トコフェリル」の2種類です。

「レチノイン酸トコフェリル」は肌にハリを生み出すサポートしてくれるビタミンEを融合させているため、他のレチノールよりも顔のシワ伸ばしに効果的です。

レチノイン酸トコフェリルは肌への刺激も少ないため、他のレチノール入りのシワ伸ばしクリームよりも低刺激で安心して使えます。

ビーグレンQuSomeレチノAのしわケア成分は、肌への浸透力が高いQuSomeというカプセルにが入っているため、他のクリームよりも成分がしっかり肌へ届きます。

しわケア成分レチノールは不安定で肌に届きにくいという難点をカバーし、安定して届けることができるのです。

顔のシワ伸ばししたい人の中でも「べたつかないクリームを探している人」におすすめ

シワ伸ばしクリームの中でも、クリームの伸びがよくつけやすいので、べたつかないさっぱりしたつけ心地のクリームを探している人におすすめです。

さっぱりしたつけ心地のため、乾燥肌の人がつけると毛穴が開いたように感じたり突っ張ったように感じるようなので、乾燥肌の人にはおすすめしません。

また、今回のランキングの中でトライアルセットを試せるのはビーグレンだけです。

お財布に優しく試せるので、本格的に顔のシワ伸ばしをするのが初めてな人にもおすすめです。

365日返金OK！1,800円でトライアルセットが購入できる

ビーグレンQuSomeレチノAの入ったトライアルセットは、公式サイトで1,800円（税抜き）で購入することができます。

アマゾンや楽天などの他のウェブサイトで、ビーグレンのトライアルセットの取り扱いはありません。

さらに、ビーグレンが肌に合わなかった場合は、365日返金対応してくれます。

返金対応もしてくれるビーグレンの公式サイトで、トライアルセットを購入しましょう。



ポーラのリンクルショットに配合されている「ニールワン」は、しわを目立たなくする効果が期待できると認められた成分です。

ポーラのリンクルショットは、肌に刺激を与える成分を配合していません。

敏感肌の人や皮膚が薄い目元でも安心して使うことができるのが特徴です。

顔のシワ伸ばししたい人の中でも低刺激のクリームを探している人におすすめ

ポーラが独自に開発した低刺激のエイジングケア成分「ニールワン」を配合しているので、敏感肌の人におすすめです。

肌に刺激のあるしわケア成分であるレチノールの配合がランキングの中で唯一なく、肌に刺激なく安心して使うことができます。

また、今回行った水分量の実験では肌への保湿力はほぼ期待できないので、乾燥肌の人やしっとり潤いのあるクリームを探している人にはおすすめできません。

購入場所はポーラの店頭のみ

ポーラのリンクルショットは、ウェブサイト上で販売されていません。

ポーラのリンクルショットは「日本初のしわ改善の医薬部外品」ということで、ポーラ店頭で肌の状態を確認した上で販売されています。


引用：公式サイト

クリームを付けている間もずっとしわが伸びていると評判のクリーム「ジーニー」ですが、顔のシワ伸ばしにはおすすめできません。

ジーニーで顔のシワ伸ばしができる仕組みは、入っているケイ酸Naという成分が肌の水分を蒸発させ、皮脂の膜を肌に作ってピンと引っ張らせているからです。

加水分解コラーゲンなどの保湿成分は配合されていますが、肌から水分が蒸発して乾燥し、シワを深くする原因になります。

皮脂膜で肌が引っ張られるのは一時的な効果で、シワをケアする根本の対策にはなっていません。

ジーニーを使い続けると、逆にシワが増えてしまう可能性があります。

顔のシワ伸ばしクリームを選ぶときは、一時的なシワ伸ばし効果のあるクリームではなく、シワの出来にくい肌にしてくれる保湿成分が入っているかも大切です。

優しく顔につけるのが大事！シワ伸ばしクリームの使い方

しわ取りクリームは、正しい手順で肌につけることで、より効果的にしわのケアをしてくれます。

ここでは知っていたようで知らないクリームの付け方を確認していきましょう。

順番は化粧水や乳液をつけたあと

クリームを肌につける順番は、化粧水と乳液をつけて肌を保湿したあとです。

クリームは油分が多いため、化粧水や乳液よりも先に塗るとその後につけた水分を弾いてしまい、肌が乾燥する原因になります。

しわ取りクリームの付け方を確認

クリームを肌につけるときは、下の手順で行います。



２つの手順について、それぞれ解説していきます。

クリームは、パール大の大きさを目安にして薬指に出しましょう。

しわが気になる部分にピンポイントにクリームをつけるので、パール大以上に多く出す必要はありません。

薬指に出したクリームを、しわが気になる部分につけます。

目元や口元は皮膚が薄くしわができやすいので、重点的に塗りましょう。

クリームを付けた肌を薬指でトントンと優しく叩いてなじませてください。

クリームは油分が多いので、しわが気にならない他の部分につかないようにしましょう。

目元や口元などしわが気になる部分には、指先に少量のクリームを追加で出して、重ね付けしてください。

１分マッサージで顔のシワ伸ばし

日々のクリームを使ったスキンケアに加え、マッサージをすることでリンパの流れを良くなり老廃物が排出されやすくなって、肌のしわが目立たなくなります。

ここでは、マッサージで顔のシワ伸ばしをする方法を紹介します。


マッサージをするときに使う指は中指と薬指です。

マッサージは力を入れすぎると肌へ刺激になるため、優しく行ってください。

マッサージをする場所は、シワが気になる場所だけでも大丈夫です。

矢印の方向に指を滑らせてマッサージしていきましょう。

＋αの顔のシワ伸ばしケア！美顔器は超音波タイプがおすすめ

自宅で本格的に顔のシワ伸ばしケアを行うためには、クリームと合わせて美顔器を使うと効果的です。


美顔器の中でも、顔のシワ伸ばしにオススメなのは「超音波タイプ」の美顔器です。




超音波式の美顔器は皮膚を引っ張る心配がないので、肌がたるまず新たなしわができる心配がありません。

日々のクリームを使ったスキンケアと超音波式の美顔器を一緒に使うことで、より高いシワ伸ばし効果を得られるでしょう。

顔のしわをケアし、リフトアップに効果的な美顔器はしわ・ほうれい線対策にオススメの美顔器（別記事）で詳しく解説しています。

しわ取りテープを使うと余計に悪化する

顔のシワ伸ばしに、しわ取りテープはおすすめできません。

理由は３つあります。



しわ取りテープを顔につけること自体が皮膚を引っ張った状態になるので、肌へ刺激になります。

さらに無理にしわを引き伸ばすと、肌の表面のハリが失われてたるみ、新しいしわができる原因にもなるのです。

しわ取りテープで一時的にしわを伸ばしてもしわの原因は解決できません。

クリームでスキンケアをしっかりと行うほうがシワをケアしてシワ対策になるので、顔のシワ伸ばしに効果があります。


しわやたるみ取りに美容皮膚科で行われるのは、注射で肌に有効成分を入れる「注入療法」がメインです。

注入療法の中でも、よく用いられるヒアルロン酸注入について説明します。

しわへの即効性が魅力だが高額

ヒアルロン酸注入にかかる時間や価格の相場は下のとおりです。


ヒアルロン酸注入とは、肌のハリのもとであるコラーゲンを保持してくれるヒアルロン酸を注入して、肌をふっくらさせる方法です。

コラーゲンなど他の成分を注入するよりもアレルギーを起こしにくく、他の成分を注入するよりも安全性が高いといえます。

また、ヒアルロン酸注入をすると注入後すぐに肌に効果が出ます。

ただし、ヒアルロン酸注射で気をつけることがいくつかあります。


注意するのは完全にしわが消えるわけではないということです。

ヒアルロン酸を注入するとしわは目立たなくなりますが、時間が経てばまた元の状態に戻ります。

高額なヒアルロン酸注射よりも日頃のスキンケアのほうが大切

顔のしわは一度できてしまうと目立たなくするのに時間がかかるので、大切なのはしわを作らないようにするための日頃のスキンケアです。

クリームでスキンケアをし、あわせてマッサージを念入りにするなど、日頃からしわができにくい肌になるよう心がけましょう。

３つの原因ごとに顔のシワ伸ばし方法を紹介

顔にできるしわは、大きく分けて3つのタイプがあります。

下のイラストで自分のしわがどのタイプなのか確認してみましょう。




ここからは、タイプごとに原因やしわのケア方法を紹介します。

肌の水分が減少する乾燥小じわには保湿成分を

乾燥小じわは、肌の細胞の水分量が減っていることが原因です。

水分が減ると肌細胞がしぼみ、ピンと張っていた表面の皮膚が余ってしまいます。

乾燥小じわの状態は、肌に水分を入れ込む「保湿ケア」をしっかりと行いましょう。

顔のシワ伸ばしクリームや化粧品に以下のような成分が入っていると、更に保湿効果が高まります。


目元の乾燥小じわには、保湿力の高いアイクリームを使うと、うまくしわをケアすることができます。

アイクリームのおすすめや選び方などは、下の記事を参考にしてください。

目元のしわにおすすめアイクリームランキング（別記事）

加齢じわは「化粧品」などの日々のスキンケアから対策できる

加齢じわの原因は、真皮のコラーゲンやエラスチンが減少することです。

コラーゲンやエラスチンが減少すると、肌に弾力やハリが無くなり、皮膚にしわができます。


加齢ジワが原因の場合は、肌のコラーゲン量を増やすことが大切です。

加齢ジワの人は、日々のスキンケア化粧品にコラーゲン生成をサポートする成分配合のものを使いましょう。

加齢じわにおすすめクリームランキング（ページ上部）

表情ジワは「日々のスキンケアだけではもとに戻らない」

表情ジワは、顔の表情筋という筋肉が過剰に収縮することで皮膚にしわがより、そのまま定着してしまうことが原因で起こります。

若い頃は肌にコラーゲンが多く、シワが寄ってモスもとに戻るのですが、年齢が上がると肌の弾力やハリが失われてしわになるのです。


長年の癖でついてしまった深いしわなので、日々のスキンケアだけで目立たなくするのは難しい状態です。

どうしても表情ジワを消したいのであれば、ヒアルロン酸注入などの「美容医療」を視野に入れましょう。

シワを目立たなくするヒアルロン酸注入について（ページ上部）

その癖がしわの原因かも！気をつける生活習慣

ついついやってしまう癖が、気づかない間にしわの原因になっていることもあります。



直したほうがいい生活習慣2つについて、解説していきます。

頬杖をつくと肌が引き伸ばされ、肌の弾力やハリがなくなってたるんでしまい、しわの原因になります。

骨格がゆがむことで筋肉が歪むことも、しわやたるみの原因です。

頬杖をつくのが癖になっている人は、やめたほうが良いでしょう。

洗顔時に肌をこすると、肌が引き伸ばされ皮膚の表面が余ってしまい、しわの原因になります。

特に目元は皮膚が薄いので、意識してこすらないようにしましょう。

積極的に取り入れたい！顔のシワ伸ばしに効果のある栄養素3選

しわを目立たなくするのに効果的な栄養素は、肌にハリ感を与えてくれる以下の通りです。


それぞれの肌への効果や多く含まれる食べ物は下の通りです。

栄養素	効果	多く含まれる食べ物
ビタミンC	コラーゲンの生成をサポートし、ハリやキメのある肌にする	赤ピーマン、ブロッコリー、パセリ、いちご
ビタミンA	ターンオーバーをサポートし、肌に弾力を与える	にんじん、かぼちゃ、トマト、パプリカ
ビタミンE	血行を良し、肌の老廃物を流れやすくする	アーモンド、卵、たらこ、かぼちゃ

ただし、食べ物は化粧品と違い、栄養素の多い食べ物を食べても直接肌に成分が取り込まれるわけではありません。

しかし、積極的に普段の食生活に取り入れることで、しわの出来にくい体質にしてくれます。

おすすめ栄養素が含まれる食べ物を食べる習慣をつけて、しわができにくい体に内側から変えていきましょう。

顔のシワ伸ばしはクリームから始めましょう

顔のシワ伸ばしの第一ステップは、シワ伸ばしのクリームを日々のスキンケアに取り入れることです。

あわせてマッサージや日頃の生活習慣を見直し、しわの出来にくい肌にしていきましょう。

◇参考文献
吉木伸子・岡部美代治・小野真規子『正しいスキンケア事典』
高瀬聡子・細川モモ『いちばんわかるスキンケアの教科書』
小西さやか『コスメの教科書』
鈴木一成『化粧品成分用語事典2012』