透き通った美肌になりたい　肌がくすむ原因・改善方法とおすすめ化粧品とは

「肌の色がくすんでいて老け顔に見える」
「化粧品でスキンケアしているのにくすみが全然取れない」

こんな悩み、抱えていませんか？

くすみと聞いて保湿のイメージはあまり湧きませんが、肌がくすむ主な原因は肌のターンオーバーがうまくいかないことです。

ターンオーバーをサポートするのが、肌にうるおいを与える保湿ケアです。

ここでは原因や対策、おすすめ化粧品などをまとめていきますので、参考にしてください。

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肌のくすみは3つのタイプがある

肌のくすみには大きく分けて3つのタイプがあります。

タイプごとに原因や対策が違うので、最初に自分がどのタイプなのか知ることが大切です。

1.乾燥によるくすみ

乾燥によるくすみを防ぐ対策
肌が乾燥し、ターンオーバーがうまくいかず、本来剥がれ落ちるはずの角質が肌の表面に溜まっていることが原因です。

乾燥によるくすみは、保湿ケアを入念に行うことが効果的です。あわせて美白ケアをすることで、より透明感のある肌に近づきます。

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2.メラニンによるくすみ

メラニンによるくすみを防ぐ対策
紫外線や摩擦でメラニンが余分に生成され、蓄積していることが原因です。

メラニンによるくすみは、メラニンの生成を抑制したり排出をサポートする美白ケアが効果的です。

あわせて、肌のターンオーバーをサポートしてくれる保湿ケアを行いましょう。

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3.血行不良によるくすみ

血行不良によるくすみを防ぐ対策
このくすみは、ストレスや冷え、運動不足などで血の巡りが悪いことが原因です。

血行不良によるくすみの人は、マッサージや軽い運動を日々の生活に取り入れましょう。

血行不良によるくすみにおすすめのマッサージ方法へ

肌色が黄色っぽくなる、「黃ぐすみ」の原因は糖化です。糖化とは、体内のタンパク質と余分な糖が結びつき、AGEsという老化物質をつくりだす現象のことです。

AGEsはコラーゲン繊維を固めてしまうので、くすみだけでなく肌のハリもなくなります。また、一度作り出されると分解されず体内に蓄積されてしまいます。

黃ぐすみ対策には、日々の食生活を見直すことや適度な運動をすることが大切です。

黃ぐすみについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

黄くすみ対策におすすめの化粧品や食べ物

肌のくすみケアに効果的な化粧品の選び方とおすすめ化粧品

肌のくすみに効果的なのは、肌のターンオーバーをサポートする保湿成分が配合されているものです。

さらに美白成分が配合されていると、蓄積されたメラニンの排出をサポートし、より効果的にケアを行うことができます。

保湿成分には、肌の乾燥を防ぎ、水分を肌にとどめる役割があります。


美白成分は、肌に透明感を与え、若々しく見せてくれます。


ここでは保湿力と美白力を総合的に判断し、試しやすく、くすみ対策に効果のある化粧品を紹介します。

※トライアルセットの値段（税抜き）

また、保湿力と美白力で分析した結果が下の表です。




アスタリフトには、ビタミンC誘導体・アルブチンなどの美白成分が含まれていて、メラニン生成しないよう働きかけてくれます。

このうち、ビタミンC誘導体には肌のターンオーバーをサポートする働きもあるので、ターンオーバーがうまくいかずくすんだ肌にぴったりです。

ヒアルロン酸や３種のコラーゲンも配合されていて、肌をしっとりを潤してくれます。

効果的な美白・保湿成分が多く配合されているので、くすみ対策に有効な成分を多く含んだ化粧品といえます。

トライアルセット
・先行美容液、美白化粧水、美白美容液、美白クリーム
・1,000円（税抜き）
・5日分






サエルには保湿効果の高いヒト型セラミド(セラミド2)が配合されています。

肌に潤いを閉じ込めてくれるので、肌の乾燥を防ぎ、くすみにくい肌質にしてくれます。

さらにエタノールをはじめとするアルコール類を使用していないため、肌に優しく低刺激なのが特徴です。

美白成分にはアルブチンやトラネキサム酸を配合しており、肌を明るく見せてくれます。

トライアルセット
・美白化粧水、美白美容液、美白クリーム
・1,370円（税抜き）
・10日分





エリクシールホワイトは、化粧水に4MSK、乳液にｍートラネキサム酸などの美白有効成分が配合されており、溜まったメラニンを排出してくれます。

メラニンは肌がくすむ原因の一つなので、排出することで元の肌色に戻す手助けをしてくれます。

エリクシールホワイトはとろみのあるテクスチャーですが、つけるとさっぱりしたつけ心地になります。

トライアルセット
・美白化粧水、美白乳液、美白美容乳液（日中用）
・1,100円（税抜き）
・7日分




コットンのいいところは、染み込ませた化粧品を均一に肌になじませることができるところです。

ただし、力加減によっては肌につけるときに刺激になって、肌を傷つけることもあります。

そのため、化粧品はコットンではなく、手でつけるのが無難です。

手でつけるときもできるだけ摩擦が起きないようにし、つけ終わったあとにはしっかりハンドプレスして染み込ませましょう。


血行不良によるくすみは体内の血の巡りが悪いことが原因なので、化粧品ではなくマッサージが有効です。

特に化粧をする前に行うと、化粧のノリが良い肌になります。ここでは自宅で簡単にできるマッサージを紹介します。



肌への刺激を少なくするため、マッサージクリームをつけましょう。

たっぷりのクリーム（500円玉くらい）を出し、手のひらでクリームを少し温め、肌へ馴染みやすくします。

顔、両頬、鼻、あごの5箇所にクリームを置き、全体に広げやすくします。


あご下から口角、耳の下へ三本指で引き上げたあと、耳の前のくぼみをプッシュ。計5回繰り返します。


眉間からこめかみへマッサージし、こめかみをプッシュ。計3回行います。



下まぶたは目尻から目頭へ向かってマッサージします。上まぶたは目尻から目頭へ向かって指をすべらせましょう。計2回行ってください。



手のひらを使って、少し強めに頬を上へ引き上げます。計3回繰り返しましょう。



手に残ったクリームを首へなじませ、首の下から上へなで上げたあと、耳下からリンパ液を流します。これを計5回行います。

ティッシュで抑えて、余分なクリームを落とします。

むやみに力を入れると、コラーゲンが壊れてしまい、たるみやシミの原因にもなります。マッサージの目的は血行の促進ですが、優しく表面をなぞるくらいの力加減で十分です。

内側からきれいに！肌のくすみに効果がある栄養素と食材

くすみに効果のある食材を食事に取り入れ、日々の食生活を見直すと、体の内側からもくすみ対策ができます。

以下の栄養素を意識して、食事に取り入れていきましょう。

タンパク質

タンパク質は、皮膚を形成する成分のうちで最も多くの割合を占めています。

そのため、不足すれば肌がカサついたり、ハリ・ツヤがなくなるなどの不調につながることもあります。

タンパク質を多く含む食べ物として、赤身の肉や豆腐、納豆などがあります。

リコピン

リコピンは、メラニンを生成する酵素であるチロシナーゼを抑える効果があります。

抗酸化作用があり、エイジングケアに効果的なため、くすみ対策に効果がある成分と言えるでしょう。

多く含まれる食材として、代表的なものはトマトです。
他にも、スイカやピンクグレープフルーツなどがあります。

鉄分

貧血対策にも効果がある鉄分を摂取することで血の巡りが良くなり、血行不良によるくすみ対策になります。

多く含まれる食材として、ほうれん草や小松菜などがあげられます。

肌のくすみを化粧でカバー！コントロールカラーでその場をしのぐ

肌がくすむ原因や対策はわかっても「今日だけカバーしたい！」という日もあるはず。

そんなときに覚えておきたいのが、下地にコントロールカラーを取り入れるメイクです。

コントロールカラーとは、今の肌の色と正反対の色を重ねることで、元の肌色を目立たなくして打ち消しす色のことです。

例えば、肌が青白くなっている場合は、明るいピンクやオレンジ色などのカラーを重ねることで、肌の青白さを目立たなくし血色良く見せてくれます。

コントロールカラーを上手に活用することで、素肌の色を調整し、きれいな肌に仕上げることができるのです。

くすみのタイプごとに役立つコントロールカラーを紹介します。

くすみの原因	コントロールカラー
乾燥・角質肥厚	肌色がグレーに見えるので、パープルを選ぶと肌色が透き通って見えます。
メラニン	このタイプは褐色や茶色っぽい肌色になっているので、イエローやオレンジで健康的な肌色に見せましょう。
血行不良	肌色が青白くみえるので、オレンジやピンクを使って、健康的な明るい肌に見せましょう。

肌のくすみは原因別にケアして透き通った美肌へ

一言でくすみと言っても、さまざまな原因があり、ケアの方法も異なります。

大切なのは、自分のくすみの原因を知り、自分にあったケアをすることです。

日頃のスキンケア、食生活などを見直し、健康的な美肌を目指しましょう。


◇参考文献
吉木伸子・岡部美代治・小野真規子『正しいスキンケア事典』
高瀬聡子・細川モモ『いちばんわかるスキンケアの教科書』
小西さやか『コスメの教科書』
鈴木一成『化粧品成分用語事典2012』