日焼けした肌が元に戻らないのはどうして?元の肌色に戻すための対処法はこれだ!

[公開日]2018/07/19

日焼け 戻らない

「日焼けした肌の色から元の肌色に戻らない」

夏に日焼けしてから、一年中肌の色が戻らないという話を聞くこともあります。

日焼けした肌が元に戻らない理由は、加齢や乾燥などで肌のターンオーバーがうまくいかず、メラニンが肌に残ったままになるからです。

このページでは、日焼けした肌を元の肌色に戻すのに効果的なケアを詳しく紹介していきます。

◆日焼け肌におすすめの美白化粧品◆
1位 アスタリフトホワイト 《医薬部外品》
肌を潤しながらメラニンを追い出す美白化粧品
2位 ビーグレン
17時間うるおいが続くビタミンC配合の高保湿化粧水
3位 サエル 《医薬部外品》
日焼け肌でもヒリヒリしない美白化粧水
※クリックすると下部のランキング詳細へジャンプします

日焼けした肌におすすめの美白化粧品ランキングへ(ページ下部)



《ガイド:役所菜々》
ホワイトボックス図書館の美容書籍担当。化粧品・コスメの企画編集を行う。


日焼けして元に戻らない肌には美白美容液がおすすめ


日焼けした肌がもとに戻らない理由


私たちの体は紫外線を浴びると、肌を守るためにメラニンという物質を過剰に作り出します。

通常であれば、メラニンは肌のターンオーバーによって一定期間がすぎると剥がれ落ちます。

日焼けしたあとも肌が黒いままなのは、乾燥やストレス、加齢などで肌のターンオーバーがうまくいかなくなり、過剰に作り出されたメラニンが排出されず肌に残ったままになっているからです。

日焼けした肌を元に戻すためのケア

以上の理由で、日焼けした肌から元の肌色に戻りにくくなっていると考えられます。

元に戻すためには、美白・保湿の2つのケアをすることが大切です。

・美白ケアで肌に透明感を与える
・保湿ケアで肌にうるおいを与える

美白・保湿の両方をケアする方法の1つとして、美白美容液がおすすめです。

美白美容液には、日焼けやシミを目立たなくして肌に透明感を与える効果があります。

美白美容液でできることとできないことは?

「美白美容液=使うとすぐに肌が白くなる」というイメージがあると思いますが、実はそうではありません。

美白美容液でできることとできないことがあるので、覚えておきましょう。

美白美容液に期待できること
・メラニンの生成を防ぐ効果がある
・肌に透明感を与える
・肌のキメを整える

美白美容液でできないこと
・日焼けした肌をすぐに元の肌色に戻す
・その人本来の肌色よりも肌を白くする

日焼けして戻らない肌へ美白美容液を選ぶポイント


美白美容液を選ぶ前に、気をつけたいポイントが2つあります。

それは、配合されている成分使い続けて効果が出るまでの期間です。

配合成分を確認する

そもそも美白成分・保湿成分にはどんなものがあるのか知らない人もいると思います。

化粧品を選ぶときは、美白成分保湿成分が含まれているかどうかを判断の基準にしてみてください。

美白ケアには「ビタミンC誘導体」
肌に透明感を与える効果がある美白成分の中でも、ビタミンC誘導体がおすすめです。

ビタミンC誘導体は美白効果以外にも、肌のターンオーバーをサポートする役割もあります。

おすすめ美白成分
ビタミンC誘導体
アルブチン
ハイドロキノン

ハイドロキノンは美白ケアに効果的ですが、人によっては刺激が強く肌が荒れる人もいるので、まずはトライアルセットなどで試してみるのが良いでしょう。

保湿ケアには「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」を
保湿成分の中でもおすすめはセラミドヒアルロン酸コラーゲンです。

水分を挟み込む力があるセラミドは、肌にも含まれている成分なので、敏感肌の人でも使用しやすいのが特徴です。

ヒアルロン酸とコラーゲンは水分保有力があり、肌から水分を逃さないようにしてくれます。

おすすめ保湿成分
セラミド
ヒアルロン酸
コラーゲン
PCA−Na
アミノ酸

効果実感までには最低でも3ヶ月かかる

美白美容液は、具体的にどのくらいすると効果が出てくるのでしょう。

ポイントになるのは、肌のターンオーバーの周期です。新しく肌が生まれ変わるまでの周期は、28〜45日と言われています。

化粧品の効果を実感するということは、肌のターンオーバーが何度か繰り返され、肌がクリアになってきたことを確認できるようになることです。

日焼けが戻らずに悩んでいる人の場合はターンオーバーが通常よりも遅くなっているので、美容液の効果を実感するまでにかかる期間は約3ヶ月〜1年です。

商品の性質や使う人の肌質にもよりますが、効果が出にくい期間も根気強く使い続けることが大切です。

男性で悩んでいる人も対策は同じ
女性だけでなく、男性も日焼けが戻らなくて悩んでいる人もいるかと思いますが、対策は変わりません。美白ケアや保湿ケアを入念に行って、焼ける前の肌色を取り戻しましょう。

戻らない日焼けにおすすめの美白美容液3選


今回は美白力保湿力の観点から、日焼けした肌を元の肌色に戻すのに効果的な美容液を比較しました。

選出したのは、アスタリフトホワイトビーグレンサエルの3つです。選んだ美容液を美白力を保湿力で図で表すと、下のような結果になりました。

化粧品比較図
以上をふまえて、日焼けが戻らない肌におすすめの美容液をランキングにしてまとめました。

美容液
総合評価
美白力
保湿力

高い美白力と保湿力を兼ね備え、日焼けした肌が元に戻るのを実感しやすい。

ビタミンC誘導体、アルブチン

コラーゲン、アスタキサンチン

美白成分と保湿成分のバランスが良く配合された美容液。

ビタミンC、アルブチン

PCA−Na

低刺激な美白美容液。保湿がメインなので、効果を実感するのに時間がかかる。

アルブチン、トラネキサム酸、デイ・リリー花発酵液

セラミド2

※トライアルセットの値段

では、ランキング1位から順に、詳しく見ていきましょう。

アスタリフトホワイト
アスタリフトホワイトは、美白成分ビタミンC誘導体や保湿成分のコラーゲンが配合されている美容液です。美容液と相性のいいビタミンC誘導体が、日焼け後の肌に残っているメラニンを排出をサポートし、本来の肌色へ導きます。

アスタリフトホワイトの美容液は、コラーゲン配合で保湿力が高いのも特徴です。使い続けることで、肌のターンオーバーをサポートし、日焼けしてしまった肌への美白効果が期待できます。

トライアルセット
・先行美容液、美白化粧水、美白美容液、美白クリーム
・1,000円(税抜き)
・5日分

アスタリフトホワイトはしっとりしたつけ心地が好きな人におすすめ!

アスタリフトホワイトは肌への浸透が良く肌に潤いを与えるため、つけ心地がしっとりするタイプの化粧品を探している人におすすめです。

ちなみに、液体の赤色の正体は合成着色料ではなく、アスタキサンチンという成分に含まれる天然由来のものです。アスタキサンチンは、肌にハリを与え、エイジングケア化粧品にも使われています。

良いクチコミ
・肌が透き通った
・肌への浸透がよい
・肌がしっとりする

悪いクチコミ
・液体の色が赤色なので、肌につけることに抵抗があり、使えなかった
・塗った後にベタつく

最安値で買えるアスタリフトホワイト公式ページはこちらから

ビーグレン
ビーグレンには、ビタミンCやアルブチンという美白有効成分と保湿力が高く肌なじみの良いPCA−Naが配合されています。美白成分と保湿成分がバランス良く配合されているので、日焼けした肌のターンオーバーをうまくサポートしてくれます。

トライアルセット
・洗顔料、化粧水、美容液、夜用クリーム、クリーム
・1,800円(税抜き)
・7日分

ビーグレンはさっぱりしたつけ心地が好きな人におすすめ

ビーグレンの美容液は、すっと肌に馴染むのが特徴なので、さっぱりしたつけ心地で美容液を探している人におすすめです。美容液以外もセットで使うことで、より高い美白効果が期待できます。

ただし、肌荒れが起きた人もいるので、本商品からではなくトライアルセットで自分の肌に試してから購入するのが良いでしょう。

良いクチコミ
・シミが目立たなくなった
・肌が透き通るように感じた
・すっと肌に浸透するのがわかる

悪いクチコミ
・肌荒れや乾燥がひどくなった
・独特な香りが気になる

最安値で買えるビーグレン公式ページはこちらから

サエル
高い保湿力がありながらも、肌に優しく低刺激で敏感肌の人でも安心して使える美白化粧品です。

保湿成分のヒアルロン酸は肌から水分を逃さないよう閉じ込めるので、肌のターンオーバーをサポートします。ターンオーバーがうまくいくと、日焼けして肌に残ったメラニンの排出がうまくいくようになります。

トライアルセット
・美白化粧水、美白美容液、美白クリーム
・1,370円(税抜き)
・10日分

サエルは敏感肌や肌荒れが気になる人におすすめ

従来の美白美容液は、肌が弱い人がつけると肌荒れを引き起こしてしまう難点がありました。

サエルは敏感肌や乾燥肌の人でも肌荒れを起こさないよう、保湿にも重点をおいて作られた美容液です。

これまで肌が弱くて美白美容液を使えなかった人に特におすすめな化粧品です。

良いクチコミ
・肌に透明感が出た
・つけ心地がしっとりした
・敏感肌の自分が使ってもヒリヒリせず肌に優しい

悪いクチコミ
・美白効果が弱い気がする
・潤いを実感できなかった

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安いのにはわけがある!プチプラ化粧品の落とし穴
美白コスメとして薬局などで売られているプチプラの美容液は、値段が安く魅力的に見えます。しかし、値段が安いのには理由があるのです。

化粧品に配合される成分に、グレードがあることを知っていますか?例えば同じ「ヒアルロン酸」でも、グレードの低いものを使えば、その分安く化粧品を作ることができます。

グレードが低い化粧品は成分の純度が低く、肌に刺激となる不純物が多く含まれることになるので、人によっては肌荒れを起こすこともあります。

値段が安い化粧品を買うときは、そのことも頭に入れて選択しましょう。

時間が経っても日焼けが戻らない原因


日焼けした肌がもとに戻らない原因は、2つあります。

・肌のターンオーバーがうまくいかず、メラニンが排出されにくい
・色素のもとになる黒色メラニンが蓄積され続けている

肌のターンオーバーがうまくいかず、メラニンが排出されにくい

通常であれば、肌のターンオーバーによって新しい肌が作られるため、一定の周期ごとに肌は生まれ変わります。

日焼けした肌がもとに戻らないのは、ターンオーバーの周期が乱れ、メラニンが肌に沈着し排出されにくくなっているからです。

ターンオーバーがうまくいっていない状態とは、具体的には加齢やストレスなどによってターンオーバーの周期が遅くなり、古い角質が表面にたまった状態があげられます。

色素のもとになる黒色メラニンが蓄積され続けている

紫外線を浴びて作られるのは黒色の色素のメラニンです。

日焼けして一定期間が経つと肌の色が元に戻りますが、すべての黒色メラニンが排出されが元に戻るわけではなく、毎回少しずつメラニン色素が蓄積され続けています。

日焼けした肌が時間が経ってももとの肌色に戻らないのは、黒色メラニンが蓄積され続けていることが原因です。

元の肌色に戻らない日焼けした肌におすすめの栄養素と食べ物


毎日の食生活に日焼け対策に効果のある食べ物を取り入れることで、体の内側から戻らない日焼け肌に対策することができます。

日焼けした肌に効果がある成分として、メラニンの生成やエイジングケアに効果があるビタミンCや、肌のターンオーバーに役立つビタミンAがあります。

栄養素効果食べ物
ビタミンC
メラニンを予防し、肌を若々しく見せてくれます
いちご、バナナなど
ビタミンA
肌のターンオーバーをサポートします
ブロッコリー、レバーなど

柑橘類に含まれる「ソラレン」で日焼けしやすくなる
ビタミンCと聞いて思い浮かぶのはレモンやオレンジなどの柑橘類だと思いますが、これらはソラレンという栄養素を多く含みます。

ソラレンには皮膚や目が日光に敏感になる光毒性があり、食べたあとの体はいつもより紫外線を吸収しやすくなります。

つまり、ソラレンを多く含む食べ物を食べたあと、肌はいつもよりも日焼けしやすくなるのです。

レジャーやアウトドアの前にソラレンを多く含む食べ物を食べるのは、避けたほうが良いでしょう。ソラレンがどんな食べ物に多く含まれているのか、下にまとめているので参考にしてくださいね。

ソラレンを多く含む食べ物
レモンや柑橘類(オレンジ、グレープフルーツ)、きゅうり、セロリ、パセリ

今も増え続けるメラニンを日焼け止めで予防する


メラニンは作られると毎回一定量が蓄積され続けているので、日焼けしないように日頃から心がけることが大切です。

ここではメラニンが作られる原因になる紫外線対策として、手軽にできる日焼け止めの使い方や選び方について解説していきます。

季節とシーンにで日焼け止めを選びましょう

年間の紫外線量は一定ではないため、季節や生活シーンによって日焼け止めを使い分けましょう。日焼け止めを選ぶ目安になる数値をまとめたので、参考にしてください。

日焼け止め使い分け 表
春・秋・冬の日常生活(散歩・買い物・通勤通学など)
夏ほど日差しは強くありませんが、春・秋・冬も紫外線は降り注いでいます。

特に、2〜3月頃の暖かくなった頃から急激に紫外線の量が増えますので、過ごしやすい気候だからと言って油断しないようにしましょう。

SPFは10〜20程度、PA++程度の日焼け止めがおすすめです。

屋外でのスポーツやレジャー
スポーツなどで長時間外に出るような場合は、SPF30程度、PA+++程度の日焼け止めがおすすめです。

夏のアウトドアシーン(海水浴や雪山など炎天下でのレジャー)
海や雪山などの日よけがない場所では、高SPF、高PAの日焼け止めを選びましょう。SPF40以上、PA+++以上の日焼け止めがおすすめです。

日焼け止めの成分表示に注目!SPFとPAとは

紫外線に対する防御力を示す数値として、SPFPAがあります。

SPF
メラニンを増やす紫外線(UV-B)に対する防御力を示しています。最大値は50+。

PA
肌を黒くする紫外線(UV−A)に対する防御力を示しています。最大値は++++。

塗り方の心得を確認しましょう

日焼け止めは、正しく塗らないと表示された効果を発揮することができません。いつも日焼け止めを塗っているのに日焼けしている人は、塗る量を増やしてみてください。

下で、日焼け止めを塗るときのポイントを確認してみましょう。

十分な量を使う
手のひらに「10円玉」くらいの大きさで日焼け止めクリームを出してください。

それが顔に塗る日焼け止めクリームの適量です。

「日焼け止めを塗っていたのに日焼けしてしまった」という人の多くは、日焼け止めの塗る量が少なすぎることが原因のことが多いのです。

十分な量の日焼け止めをムラなく全体に塗りましょう。

2〜3時間おきに塗り直す
時間が経つにつれて、汗や皮脂などで日焼け止めが落ちてしまったり、無意識のうちに顔に手が当たって日焼け止めが落ちてしまいます。

メイク直しなどのタイミングで、こまめに日焼け止めを塗り直してください。

焼けやすい場所には重ね塗りを
顔の中でも高い位置にある、鼻やおでこ、頬は他の部分よりも日焼けしやすい場所です。

日焼けが原因で、シミができやすい部分でもあります。他の場所よりも多めに、重ね塗りして対策しましょう。

塗り忘れやすい場所もしっかりカバー
顔の正面から見える位置は対策しやすいのですが、忘れがちなのは正面から見えにくい部分です。耳や首、デコルテ、ショートヘアの人は首の後ろまで塗り残しがないようにしてください。

日焼け止め以外の日焼け予防方法は

日焼け止め以外でも、日焼け対策はできます。

・帽子をかぶる
・サングラスをかける
・日傘をさす
・できるだけ日が当たる場所を歩かない

日焼けが、シミやたるみなどの原因になることもあります。日頃からできるだけ紫外線を浴びないように、対策することが大切です。

戻らない日焼けはしっかり美白ケアをして元の肌色を取り戻す


日焼けして戻らない原因は加齢や乾燥によるターンオーバーの低下とメラニンの蓄積です。

日頃の生活に美白化粧品や日焼けに効果がある栄養素を取り入れて、本来の白い肌を取り戻しましょう。

◇参考文献
吉木伸子・岡部美代治・小野真規子『正しいスキンケア事典』
高瀬聡子・細川モモ『いちばんわかるスキンケアの教科書』
小西さやか『コスメの教科書』
鈴木一成『化粧品成分用語事典2012』

※記事中の商品「アヤナストライアルセット」は販売終了し、「ディセンシア」にリニューアルされています。


◇参考文献・WEBサイト一覧
厚生労働省 統合医療情報発信サイト
日本化粧品技術者会
日本抗加齢学会
公益社団法人 日本皮膚科学会
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