水素水を飲む前に知るべき４つのポイント 比較ランキングの効果効能は本当ですか？

水素の力は本物か、ニセモノか。

水素水は、2007年以降、さまざまな商品が発売されています。注目を集める水素水ですが、研究がすすめられているものの、現段階では医学的根拠や科学的根拠はまだありません。

不確かな情報を散乱しており、何が正しい情報なのかわかりにくくなっています。この記事では、水素水に関心がある方に水素水の選び方について解説していきます。

水素水を知るための4つのポイント

水素水の選び方〜水素濃度はどれくらいあればいい？〜

水素水を選ぶとき、数値としてどれぐらいの「ppm」溶存量があればいいのでしょうか。分子状水素医学シンポジウムでは、0.8ppm以上の濃度のものを水素水としています。

また、2007年に「Nature Medicine」に「水素の健康効果」に関する研究成果が掲載された日本医科大学教授である太田成男氏もまた、
溶存水素濃度は0.8ppm〜という目安と示しています。

水素濃度は高ければ高いほど良さそうですよね。ただ、水素が水の中に溶ける量には限界があることが化学によって判明しています。

学術論文で使用される水素水は多くが、0.6～1.6ppmという条件で設定されています。

以上のことから、目安は飲むときに0.8ppm以上、1.6ppm程度が目安と考えられます。

「ppm」と並んで、酸化還元電位の数値が「－○○mV」と表示されることがあります。酸化還元電位は必ずしも水素量を示すわけではありません。

というのも、その電位をマイナスにした物質が水素とは限りません。「どのような物質の作用により電位がマイナスになったのか」がはっきりとしなければ、水素濃度が高いかは判明しません。

また、酸化還元電位と人体への影響ははっきりしていません。そのため、ここでは水素溶存量を目安にお伝えしています。

水素水はいつ、どれくらいの量を飲むと良いか

水素水はいつもの飲み物代わりに飲むと良いでしょう。決まった量はありませんが、まずは、300ml～500mlを目安に飲みましょう。300~500mlというのは、水素水を研究している前述の太田成男氏の経験に基づく目安量です。

一時的に飲むのではなく毎日コツコツ飲み続けることが重要です。

水素水は、体内に10分ほどで吸収され、体内に吸収できなかったものは、水素ガスとなり呼気として排出されます。そのため、飲み過ぎの心配はありません。

サーバー、アルミパウチ、スティック、サプリ、水素風呂、どうやって水素水を飲んだらいいのか

水素水は、日常的なものとして考えると、「飲む」か「水素風呂」に入るかのどちらかです。水素水商品を大きく区分すると、アルミパウチ、スティック、水素発生入浴剤、水素生成機・サーバー、サプリメントの5種類あります。

▼水素水の飲み方の種類と特徴▼

		総合評価	費用	水素濃度
すぐ飲める	アルミパウチ個包装タイプ 浸みわたる水素水	・水素水初心者におすすめ ・持運びしやすい ・メンテナンス不要	・初期費用無し ・1パックあたり333円 ・月額10,000円	0.8~1.2ppm
	ウォーターサーバータイプ アルピナウォーター	・つくりたて高濃度水素水が飲める ・メンテナンスは業者が行うため負担なし	・初期費用10,000円 ・月額約8,000円	3.0ppm
つくる	水素発生入浴剤タイプ 水素めぐりの湯	・入浴剤をいれるだけで水素風呂になる	・初期費用なし ・定期購入 12,000円/30包	0.2ppm/200L / 15分放置後,8時間使用可能

※水素濃度は、時間の経過とともに下がっていきます。

水素水初心者はアルミパウチが最適

アルミパウチタイプは、水に水素ガスを充填して作ります。水素水がどんなものなのか「まずは試してみたい」という方には、アルミパウチ個包装タイプの水素水をおすすめします。

理由としては、水素濃度も多くが1.0ppm以上一定に保たれており、個包装なので届いたらすぐ飲むことができるからです。また、お試しセットが用意されており、安価に水素水を飲むことができます。

欠点としては、年単位で飲み続けると、水素水サーバーの方が安くなるという費用面が大きいでしょう。水素濃度に関して、工場で水素を充填してから水素は徐々に抜けていくため、長期間の保存には向いていません。

賞味期限は2〜4ヶ月が一般的です。また、一度開封すると水素の抜けていく量が多くなるため、できるだけ開封したら飲み切るようにしましょう。

下部の図と表は、購入するときに参考となるアルミパウチ容器入り水素水の特徴です。

▼アルミパウチ容器入り水素水の特徴▼

アルミパウチ容器水素水の比較や選び方についての詳細は、以下の記事でも解説しています。

高濃度水素水 厳選5社を独自比較ランキング化！選び方から口コミ効果検証まで

水素水サーバー生成器は本格的に水素水を飲む人向け

水素水生成器は、水を電気分解することで水素水を生成します。多くの水素生成器やサーバーがこの方式で、安定した濃度の水素水をつくることができます。

水素水生成器は、初期費用が必要になるため、いきなり水素水生成器を購入するのはあまりおすすめできません。

しかし、水素水を飲んでみて飲み続けたいと思った方は、水素水生成器・サーバーの方がお財布に優しくなります。多少のメンテナンスは必要になりますが、つくりたての高濃度水素水を飲むことができます。

電気分解して水素水をつくる方法には、飲む水を直接電気分解する方法(電極直接接触式)と、飲水とは別に水素を発生させ、発生させた水素だけを飲水に溶けこませる方法(気体過飽和式)の2種類があります。

飲水が電極に触れるため、金属イオンや不純物が気になる方は、電極直接接触式ではなく、気体過飽和式のものを選ぶことをおすすめします。

水素水生成器・サーバーは、水素水を毎日飲みたい、つくりたての高濃度水素水を飲みたい方に最適です。以下、水素水生成器・サーバー比較の特徴をまとめた比較図・表になります。

▼水素水生成器・サーバー比較の特徴▼

※価格はすべて税抜 / 小数点以下は四捨五入
※月々の費用は初期費用以外にかかる料金全てを合わせたものになります。
水代(4人家族で1日2L飲む計算)+メンテナンス費用+電気代含む総額



水素水生成器・サーバー比較や選び方については、以下の記事でも詳細解説しています。

高濃度水素水サーバー(生成器)主要6種を比較ランキング化 口コミ効果を検証

アルミパウチタイプと生成器（サーバー）以外で水素水を飲む方法

スティックタイプは、水酸化マグネシウムをスティック状にし、水と反応することで水素ガスを発生させるポータブル水素生成器です。ペットボトルに水とスティックをいれておくだけで水素水をつくることができます。

ペットボトルは水素を外に逃がしますが、スティックが水と触れている限り、水素を発生し続けます。

ただし、水と触れた部分は酸化していくため、水素濃度が使うたびに不安定になっていくというデメリットもあります。それでも、安く水素水を飲むことができるので、水素水を試してみたい場合はスティックタイプから始めるのもよいでしょう。

スティックタイプの水素水生成器の比較や詳細は、以下の記事でも解説しています。

ペットボトルでつくる水素水スティックか水素水サーバーか、比較検証し主要商品をランキング化

水素風呂は、入浴剤を入れ水素を発生させるタイプと、水素発生器を湯船の中に入れ水素風呂をつくるタイプもあります。

水素発生器となると10万円近くしますが、入浴剤の場合は1回あたり500円前後で入ることができます。長期的に見ると水素発生器の方がコスパに優れていますが、どんな感じなのか試すには入浴剤タイプがおすすめです。

▼水素風呂▼

水素発生入浴剤	水素発生器
水素めぐりの湯	スパーレ

水素発生入浴剤については、以下の記事でも詳細解説しています。

家で水素風呂に入ってみた！飲むより効果的って本当か検証実験

医師から販売されるもの以外は、安全性や含有量に期待のできるものはないそうです。少なくとも液体状商品の方が安全性や含有量に信頼がもてる、といえそうです。

《参考》その他の水素水商品

それぞれのカテゴリーで、売り手側以外の水素溶存量計測記録があるものは、商品記載の溶存量の横に（）で記載します。ただし、第3者の計測条件が必ずしも一致しているとは限らないため、これも参考程度の情報です。

水素溶存量0.7～1.4ppm（1.1～1.06ppm）/ph5.8～8.6/3,900円（550ml×10本）
富山立山連峰の天然水を使用し、水素充填で作られた水素水。水の安全性を考慮して、ほぼ連日放射線量の検査結果を提出しているとか。もちろんヨウ素も含め不検出とのことです。

水素溶存量0.7~1.4ppm（0.8~1.1ppm）/ph6.5～7.5/6,000円（24本
立山連峰の地下伏流水を使用し、水素充填で生成しています。アメリカの食品医薬品局（日本でいう厚生労働省に当たる保健福祉省の機関の1つ）FDAの承認を受けているとのことです。

水素溶存量0.8～1.2 ppm（0.8~1.1ppm）/ph7.0/15,750円（500ml×30本）
熊本県菊池水源の地下水を使用し、加圧式水素溶存法で水素水にしています。HPには自社の計測で、開封後空気が残らない状態で再び密閉し、4時間ごとに開封した場合、8時間後には85％以上の水素が保たれていたことを掲載しています。

水素溶存量1.8ppm/ph中性/価格不明（13万円～30万円程度と思われる）（フィルター15,000円/年1回、交換や清掃は各自で行う）
メガロスやルネサンス等大手を含めた多数のフィットネスクラブにサーバーを提供しています。その他医療機関にも提供しているとのことです。水道水を3種類のフィルターでろ過し、電気分解による水素発生後2度の溶存で溶存量を保つシステムで高い溶存量を実現しているそうです。

溶存量1.6ppm（1.0ppm）/ph7.6/298,200円（メンテナンス費：洗浄剤700円/月）
水道水ではなく、精製水やミネラルウォーターを電気分解によって水素水にします。800mlの水を5分で水素水に変換できるとのこと。水素生成時にphがアルカリに傾くことに着目し、人体と同じ中性のph値の飽和水素水を生成することにこだわってできた商品とのことです。購入時には溶存水素濃度判定薬がついてくるため、自身の目で水素溶存量を確かめることができます。

こちらもコンパクトなサーバー式で、高さ40cm程です。水素濃度が高い反面、水素保存の持続に関しては、短いのではないかという意見もあるようです。

水素水を飲む前に知るべき4つのポイント 比較ランキングの効果効能 まとめ

期待の高まる水素水ですが、まだ医学的にも科学的にも確かな根拠がないということを知っておく必要があります。

さまざまな水素商品が販売されていますが、信頼できるメーカーであるか、どうやってつくられているか、自分自身で見極め選ぶことが大切です。

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	1位
商品名	浸みわたる水素水
総合評価	水素濃度・味・価格、総合的に優秀
お試し価格	1,980円 500ml☓12本
水素濃度	1.2~1.6ppm(飲用時)
定期購入	初回5,833円 500ml☓30本 /次回以降 8,167円
1本あたり	初回194円 / 次回以降272円
定期解約	いつでも解約可能
賞味期限	4ヶ月

	1位
商品名	アルピナウォーター
総合評価	利用可能エリアなら、試す価値ありの高濃度水素水
初期費用	【レンタル】 10,000円
月々の費用	8,062円 サーバーレンタル代1,572円+水代4,925円(12L☓5本)+電気代+メンテナンス代
水素濃度	3.4ppm
水素発生方式	気体過飽和式
サイズ	W300×D310×H1210 / 16.5kg
特徴	・利用エリアが関東+関西の一部のみ ・初月サーバー代無料 ・冷水のみ、常時水素水