肌を白くする方法 / 3つの美白習慣で色黒から透明感ある色白肌に
[公開日]2016/02/15[更新日]2019/01/14
肌が白くならないのは、メラニンと古い角質が溜まっているからです。
過剰なメラニンと古い角質の蓄積は、ターンオーバーの乱れが原因です。ターンオーバーの乱れは、紫外線やスキンケア、乾燥やストレス、生活習慣の乱れが複雑に絡み合って起こります。
原因は複雑ですが、肌を白くする方法はとてもシンプルです。「不要なものは捨てて、必要なものはしっかり吸収できる肌環境」を整えてあげるだけです。
具体的には、「紫外線から肌を守り、余分な古い角質を捨て、美白化粧品でスキンケアをおこなう」ことで肌は本来の色を取り戻せるでしょう。
※本ページで言う美白効果とは、メラニン生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと
肌が黒い、くすんでいるというのは、何かしらのダメージ(紫外線や摩擦によるメラニンの過剰発生、乾燥、ターンオーバーが遅れている、血液の流れが悪くなっている)を抱えている状態です。
このような状態になると、肌はこれ以上ダメージを受けないように、防御態勢を強めているので、美白化粧品を使い始めたとしてもあまり効果を感じにくくなります。そこで、美白化粧品と一緒にはじめたいのがピーリングや酵素洗顔です。
本来、無理やり角質を剥がすことは避けるべきですが、古い角質は肌表面を固くし化粧品の効果を半減させています。
いらないものを掃除することで、肌の奥から新しい細胞が生まれ、乱れたリズムが整っていきます。また、ピーリングには肌を柔らかくする効果や肌の内側から弾力ある肌を目指す効果があります。
ピーリングというと、エステサロンでするものもありますが、自宅でできるホームピーリング化粧品もあり、自分で角質ケアができます。
一点、注意すべきなのは使用頻度です。商品にもよりますが、1〜2週間に1回の使用頻度でお手入れをしましょう。
頻度が多くなると、肌に負担がかかりすぎたり、ターンオーバーを早めすぎる原因になります。(ターンオーバーが早くなりすぎると、肌が刺激に対して弱くなります)
以下、アンチエイジングの神様チームで実際に評価した上位ランクインした家庭用ピーリング化粧品です。
▼ピーリングジェルの特徴▼
このサイクルをターンオーバーと呼びます。通常、タンパク質を分解するプロテーゼ酵素という酵素によって、古い角質は分解されていきます。
しかし、プロテーゼ酵素は加齢とともに減少していく酵素なので、年々古い角質が溜まりやすくなり、肌をどんよりとした色にします。
加齢以外にも紫外線の影響で肌老化が進むと、角質は溜まりやすくなります。そこで、タンパク質を分解する酵素洗顔を普段から取り入れることで、古い角質が溜まりにくい状態をキープできます。
以下、アンチエイジングの神様チームで実際に評価した酵素洗顔料になります。
▼酵素洗顔料の特徴▼
2. 10分ほどしたら、しっかり洗い落とす
3. いつもどおりのスキンケアをする
ヨーグルトには、肌をやわらかくする働きやおだやかなピーリング効果が期待できます。ほかにもはちみつをいれると、保湿や殺菌作用があるのでおすすめです。
2. 混ざり合ったら、肌にのせる
3. 10~15分したら、洗い流す
米ぬかパックは、玄米特有のγ-オリザノール成分やビタミンB群、ビタミンEを含んでいます。米ぬかは、精米機があるところでは無料で手に入ります。難しければお米のとぎ汁でも代用できます。また、酒や酒粕を入れるとより肌がしっとりします。
2. 肌にのせ10~15分置く
3. しっかり洗い流す
緑茶には、ビタミンCやビタミンE、カテキンや緑葉素が含まれています。肌を白くする以外にもニキビケアとしてもおすすめです。
肌を白くする方法2つ目は、美白化粧品によるスキンケアです。美白成分の中でも、ビタミンC誘導体を配合した化粧品は、美白予防と美白対策の両方に加えて、ニキビや毛穴、乾燥対策もできるのでどれにしたらいいか迷う方におすすめです。また、比較的肌への刺激も少ないことから肌質を選ばすに使えるというメリットもあります。
ビタミンC誘導体の具体的な働きについては、別記事で解説していますので以下を参考にしてください。
以下、アンチエイジングの神様チームで実際に評価した美白化粧品になります。
▼美白化粧品の特徴▼
美白成分は、保湿成分よりも刺激が強いものが多いため、サンプルやお試しセットで使用感を確かめてから本製品を購入するようにしましょう。特に敏感肌の場合、美白成分は刺激になりやすい傾向があるので、敏感肌用の美白化粧品を選ぶことをおすすめします。
美白成分の詳細は、以下の記事で解説しています。
紫外線は、メラニン生成を促し、肌を黒くするだけでなく、肌老化を早めてしまいます。肌老化を早めると、肌のターンオーバーが遅くなったり、肌表面の古い角質を分解する酵素が少なくなります。
肌は、細胞の生まれ変わりによって、くすみや色黒の原因であるメラニン色素をもった細胞を追い出すことができます。しかし、肌老化が早まると、その働きを鈍くさせるため、メラニン色素をもった細胞が長い間肌に蓄積されるようになります。
一度ダメージを受けた肌をアフターケアで元に戻すことはできません。そのため、「予防」が何より重要になります。肌を白くしたいのであれば、今以上にダメージを肌に与えない工夫が何より必要です。
※パウダーファンデーションは、SPF表示がなくとも、紫外線散乱剤が含まれるため紫外線対策として使うことができます。
以下、アンチエイジングの神様チームで実際に評価した日焼け止め商品になります。
▼日焼け止めクリームの特徴▼
肌を黒くみせる原因は主に2つあります。ひとつは、過剰なメラニン。もう一つは、古い角質です。メラニンは、茶色っぽい色をしており、古い角質はグレーがかった色をしています。
メラニンと古い角質が皮膚に長く居続けると、色味が増して、肌全体を黒く見せるのです。
ただし、肌が黒い原因がメラニンによるものか古い角質によるものかを見分けるのは難しく、多くの場合、その両方が原因となっています。裏を返せば、メラニンと古い角質のケアをすることで、肌は白くなるということです。
太ももや二の腕の内側はあまり紫外線を浴びないため、全身の中でも皮膚の色が白い部分です。お手入れ次第で、その白さまで白くなることができます。
古い角質が肌表面に蓄積されると、透き通った肌色からグレーがかったくすんだ肌色になります。紫外線や摩擦によっては、メラニン色素が増え、肌は黒くなります。また、寒さや栄養不足から血液の流れが停滞しても、肌の色がくすんでみえます。
肌の色は、生まれもった色素がベースですが、スキンケアや日々の過ごし方によって、肌色が黒くなったりくすんで見えてしまいます。
特に、紫外線・摩擦・加齢の影響は大きいでしょう。しかし、きちんとお手入れをすることで、年齢関係なく、肌を白くすることができます。
一方で、糖質や質の悪い脂質は摂取を意識して減らした栄養素です。糖質や質の悪い脂質は、肌老化の原因となり、肌を黄色く、くすませます。
そのため、睡眠不足になっていると、肌の再生力が低下してしまい思うような肌にならないのです。
睡眠時間は1日6時間以上を確保すること、それが難しければ、お布団に入ってからの3時間を熟睡できるよう部屋の明かりや香りを工夫しましょう。寝不足は、肌荒れの原因だけでなく食欲を増進させてしまいます。
さらに、念入りにクレンジングや洗顔をしていませんか?古い角質や汚れを落とすことは大切ですが、手と肌がこすれ合う回数が多くなると、肌は防御反応としてメラニンを作り出します。
クレンジングでオイルが肌に良くないと言われるのは、界面活性剤を多く含むという理由もありますが、手と肌の間のクッションがほとんどないからです。
肌の状態や肌質によって摩擦がどれくらい影響するか変わってきますが、洗顔やクレンジングで肌をこすり過ぎないように意識してみましょう。
ナチュラルメイクで乾燥肌・敏感肌の方やメイク落としが面倒なときは、ダブル洗顔不要のクレンジングを使うという方法もあります。クレンジングの選び方は以下のページを参考にしてください。
スキンケアをしているのに、肌が乾燥するのは、使用量が少ない・血液のめぐりが悪く肌全体に栄養が回っていない・古い角質が溜まっていることが考えられます。
紫外線対策やピーリング以外に、乾燥肌対策には以下のことを意識してみてください。
ポイントは、3つのリンパ節に向かって流すことです。肌との摩擦を最小限にとどめるため、クリームやオイルを使ってマッサージをしましょう。
▼フェイスマッサージ方法▼
肌を白くするためには、メラニンを発生させないことと古い角質を溜め込まないよう肌作りが必要です。肌を白くするというと、夏だけのお手入れと思いがちですが、美白ケアは一年中必要です。
春〜夏にかけては、今以上に紫外線を浴びないように気をつけ、秋〜冬にかけては、紫外線量も減るため、美白効果を高めやすい季節です。
「日焼け止めは塗ったほうがよい」のではなく、「塗って当たり前」という意識付けが必要です。そして、肌にとって不必要な角質を取ることで美白ケアがいきてきます。
肌を白くする方法に特別なケアは必要ありません。当たり前とされいることを毎日すると、肌は透き通るようなみずみずしさを取り戻せるようになります。
※本ページで言う美白効果とは、メラニン生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと
《おすすめ関連記事》
過剰なメラニンと古い角質の蓄積は、ターンオーバーの乱れが原因です。ターンオーバーの乱れは、紫外線やスキンケア、乾燥やストレス、生活習慣の乱れが複雑に絡み合って起こります。
原因は複雑ですが、肌を白くする方法はとてもシンプルです。「不要なものは捨てて、必要なものはしっかり吸収できる肌環境」を整えてあげるだけです。
具体的には、「紫外線から肌を守り、余分な古い角質を捨て、美白化粧品でスキンケアをおこなう」ことで肌は本来の色を取り戻せるでしょう。
肌を白くする3つの方法
※項目クリックで該当箇所へ移動※本ページで言う美白効果とは、メラニン生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと
古い角質を剥がせば肌は白くなる
肌が黒い、くすんでいるというのは、何かしらのダメージ(紫外線や摩擦によるメラニンの過剰発生、乾燥、ターンオーバーが遅れている、血液の流れが悪くなっている)を抱えている状態です。
このような状態になると、肌はこれ以上ダメージを受けないように、防御態勢を強めているので、美白化粧品を使い始めたとしてもあまり効果を感じにくくなります。そこで、美白化粧品と一緒にはじめたいのがピーリングや酵素洗顔です。
ピーリングで古い角質を剥がす
ピーリングや酵素洗顔は、肌の要らないもの(=古い角質)を剥がし、肌代謝のサポートをします。本来、無理やり角質を剥がすことは避けるべきですが、古い角質は肌表面を固くし化粧品の効果を半減させています。
いらないものを掃除することで、肌の奥から新しい細胞が生まれ、乱れたリズムが整っていきます。また、ピーリングには肌を柔らかくする効果や肌の内側から弾力ある肌を目指す効果があります。
ピーリングというと、エステサロンでするものもありますが、自宅でできるホームピーリング化粧品もあり、自分で角質ケアができます。
一点、注意すべきなのは使用頻度です。商品にもよりますが、1〜2週間に1回の使用頻度でお手入れをしましょう。
頻度が多くなると、肌に負担がかかりすぎたり、ターンオーバーを早めすぎる原因になります。(ターンオーバーが早くなりすぎると、肌が刺激に対して弱くなります)
以下、アンチエイジングの神様チームで実際に評価した上位ランクインした家庭用ピーリング化粧品です。
▼ピーリングジェルの特徴▼
不要な角質のみ、お肌にやさしく落とすきらりのつくりかた / ファンファレピーリング:
ターンオーバーを正常化し、肌の新陳代謝を上げるピーリングジェル
肌にやさしい6つの無添加と植物由来の天然成分配合
古い角質を落とし化粧水の浸透力をぐんぐんあげる
価格 種類 内容 1,834円(税抜) 本商品
30gピーリングジェル
酵素洗顔で肌表面のタンパク質を分解する
基底層から細胞分裂を繰り返した細胞は角質層にくると、14日かけて肌表面に押し上げられ自然と剥がれ落ちていきます。このサイクルをターンオーバーと呼びます。通常、タンパク質を分解するプロテーゼ酵素という酵素によって、古い角質は分解されていきます。
しかし、プロテーゼ酵素は加齢とともに減少していく酵素なので、年々古い角質が溜まりやすくなり、肌をどんよりとした色にします。
加齢以外にも紫外線の影響で肌老化が進むと、角質は溜まりやすくなります。そこで、タンパク質を分解する酵素洗顔を普段から取り入れることで、古い角質が溜まりにくい状態をキープできます。
以下、アンチエイジングの神様チームで実際に評価した酵素洗顔料になります。
▼酵素洗顔料の特徴▼
酵素洗顔で毛穴よごれ・くすみクリアにコーラルクリア パウダーウォッシュ / アルファピニ28酵素洗顔:
毛穴汚れや古い角質を肌に優しく落とす酵素洗顔
サンゴ微粒子とパパインの酵素が、余分な皮脂を吸着除去
肌に優しい無添加、低刺激処方で、敏感肌にも
価格 種類 内容 2,400円(税抜)
定期便価格本商品
酵素洗顔料
お金をかけずに美白できるお手製パック
お金をかけずにできる角質ケアは、家にあるもので簡単につくることができます。つくりおきはできないので、使う分だけつくるようにしましょう。また、乳製品や小麦アレルギーなどがある場合は、控えましょう。ヨーグルトパック
《材料》
ヨーグルト 大さじ2
小麦粉 大さじ1〜2
ココア 小さじ1
1. 材料をすべて混ぜ合わせ、洗顔した後の肌にのせるヨーグルト 大さじ2
小麦粉 大さじ1〜2
ココア 小さじ1
2. 10分ほどしたら、しっかり洗い落とす
3. いつもどおりのスキンケアをする
ヨーグルトには、肌をやわらかくする働きやおだやかなピーリング効果が期待できます。ほかにもはちみつをいれると、保湿や殺菌作用があるのでおすすめです。
米ぬかパック
《材料》
米ぬか 大さじ3
小麦粉 大さじ2
水 適量
1. 材料をすべて混ぜ合わせる米ぬか 大さじ3
小麦粉 大さじ2
水 適量
2. 混ざり合ったら、肌にのせる
3. 10~15分したら、洗い流す
米ぬかパックは、玄米特有のγ-オリザノール成分やビタミンB群、ビタミンEを含んでいます。米ぬかは、精米機があるところでは無料で手に入ります。難しければお米のとぎ汁でも代用できます。また、酒や酒粕を入れるとより肌がしっとりします。
緑茶パック
《材料》
緑茶の粉末 1g
小麦粉 大さじ1
水 適量
1. 材料をすべて混ぜ合わせる緑茶の粉末 1g
小麦粉 大さじ1
水 適量
2. 肌にのせ10~15分置く
3. しっかり洗い流す
緑茶には、ビタミンCやビタミンE、カテキンや緑葉素が含まれています。肌を白くする以外にもニキビケアとしてもおすすめです。
ビタミンC誘導体配合の美白化粧品で肌を白くする
肌を白くする方法2つ目は、美白化粧品によるスキンケアです。美白成分の中でも、ビタミンC誘導体を配合した化粧品は、美白予防と美白対策の両方に加えて、ニキビや毛穴、乾燥対策もできるのでどれにしたらいいか迷う方におすすめです。また、比較的肌への刺激も少ないことから肌質を選ばすに使えるというメリットもあります。
ビタミンC誘導体の具体的な働きについては、別記事で解説していますので以下を参考にしてください。
ビタミンC誘導体美容液を選ぶ11のポイント / 比較ランキングでわからないこと
以下、アンチエイジングの神様チームで実際に評価した美白化粧品になります。
▼美白化粧品の特徴▼
美白保湿化粧品を敏感肌用として開発ディセンシア ホワイトFL美白/シミ予防:
敏感肌用に開発された美白化粧品
アルブチンとナノ化したヒト型セラミド配合
エイジングケアと保湿を同時に行える
価格 種類 内容 1,480円(税込) トライアル
10日間ローション・美容液・クリーム 美白エイジングケア化粧品でシミ対策アスタリフトホワイト / 富士フイルム美白/シミ予防:
美白成分アルブチン・ビタミンC誘導体配合
エイジングケアに嬉しいアスタキサンチン配合
1000円のトライアル価格
価格 種類 内容 1000円(税抜) モニター
5日間ローション・美容液・クリーム
肌はすぐ白くなるのか?
肌の生まれ変わりには、正常なサイクルであっても、28日間必要と言われています。ただし、多くの女性は、28日以上肌の生まれ変わりに時間を要する事が考えられるため、変化を実感するには肌のお手入れも1ヶ月半〜は継続が必要です。肌質によって有効な美白成分は違う
執筆時点で厚生労働省から認可されているだけでも美白有効成分は、20種ほどあります。美白有効成分といっても、その人の肌によって合う・合わないがあります。美白成分は、保湿成分よりも刺激が強いものが多いため、サンプルやお試しセットで使用感を確かめてから本製品を購入するようにしましょう。特に敏感肌の場合、美白成分は刺激になりやすい傾向があるので、敏感肌用の美白化粧品を選ぶことをおすすめします。
美白成分の詳細は、以下の記事で解説しています。
6つのシミのタイプ別対策と美白化粧品ランキング
PickUp!濃縮ビタミンC美容液「リペアジェル」
しわ・たるみ対策として定評のあるビタミンC美容液「リペアジェル」ですが、そのビタミンC濃度から美白対策としても検討価値があります。
高濃度ビタミンC美容液でコラーゲンサポートリペアジェル / リソウビタミンC誘導体:
PickUp!ハイドロキノン配合「アンプルール」
「アンプルール」はできてしまったシミ対策に定評のあるハイドロキノン配合です。ビタミンC誘導体配合で、シミ対策をトータルで行うことができます。
ハイドロキノン配合、できたシミ対策美白化粧品ラグジュアリーホワイト / アンプルールできたシミ対策:
美白/シミ予防:
シミの悩みが深刻な方にだけ検討してほしい!ポーラの「ホワイトショット」
できてしまったシミに悩んでいるのなら、研究開発力に定評のあるポーラ・ホワイトショットは候補になります。高価な部類の商品ですが、悩みが深ければ検討してみてください。
加齢に伴うシミ「過脂化メラニン」対策ホワイトショットSXS / ポーラ
徹底的に紫外線対策をすると、肌は白くなる
紫外線は、メラニン生成を促し、肌を黒くするだけでなく、肌老化を早めてしまいます。肌老化を早めると、肌のターンオーバーが遅くなったり、肌表面の古い角質を分解する酵素が少なくなります。
肌は、細胞の生まれ変わりによって、くすみや色黒の原因であるメラニン色素をもった細胞を追い出すことができます。しかし、肌老化が早まると、その働きを鈍くさせるため、メラニン色素をもった細胞が長い間肌に蓄積されるようになります。
「SPF値の高い日焼け止めを塗っていれば安心」と思う人が多いようですが、朝一度塗ったくらいでは、紫外線対策をしたうちに入りません。
出典:スキンケア美容医学事典 / 吉木伸子著
日焼け対策で気をつけたい4つのポイント
顔全体で500円玉ほどの量が適量
できるだけこまめに塗り直す(できれば2時間おき)
天気や屋内外にかかわらず、日焼け止め効果のあるものを塗る(SPF20・PA++以上)
日焼け止めだけでなく、日傘・帽子・サングラス・ストール・UVカット加工の衣類を活用する
できるだけこまめに塗り直す(できれば2時間おき)
天気や屋内外にかかわらず、日焼け止め効果のあるものを塗る(SPF20・PA++以上)
日焼け止めだけでなく、日傘・帽子・サングラス・ストール・UVカット加工の衣類を活用する
顔に塗る適量は500円玉大
特に覚えておいて欲しいのは、顔につける量です。SPF値は1平方㎝の皮膚に2mg塗った場合です。実際には、500円玉大の量になります。500円玉大の日焼け止めを塗ろうとすると、想像以上に量が多いと感じるはずです。いつもは、多くても1/2程度の量しかつけていないかもしれません。塗る量を1/2にすると、日焼け止め効果は1/4に
たとえば、SPF50であっても500円玉大の1/2程度しか塗らなかった場合、日焼け止めの効果は1/4(約SPF13)になります。これでは、つけていてもほとんど紫外線対策しているとは言えません。日焼け止めを塗らないとコラーゲンの破壊が2分ではじまる
ちなみに、肌が直接紫外線を浴びると、わずか2分ほどで肌の弾力を保っているコラーゲンが破壊され始めます。肌老化の原因の80%が紫外線と言われるのは、表皮だけでなく真皮層まで強力にダメージを与えるからです。一度ダメージを受けた肌をアフターケアで元に戻すことはできません。そのため、「予防」が何より重要になります。肌を白くしたいのであれば、今以上にダメージを肌に与えない工夫が何より必要です。
日焼け止めって、SPFが高いものを選ぶといいんだっけ?
SPFやPA値が高くても、塗り直しが必要なのは変わらないわ。それにね、SPF15以上になると、紫外線のカット率ってそんなに変わらないの。SPF15で94%、SPF30で97%の紫外線遮蔽率だから、値が高いものよりも、こまめな塗り直しを心がけるといいわ。
日焼け止めの塗り直しって、時間が経ったらメイクの上からそのまま日焼け止めを塗ったらいいの?
ダメダメ。それはダメ。日焼け止めを塗り直すときは、ティッシュやきれいな面のスポンジで余分な皮脂やメイク崩れをとってから、(必要であればここで保湿をおこなう)日焼け止めを再度塗るの。日焼け止めじゃなくて、パウダーファンデーションでもOKよ。
目的に合った日焼け止め化粧品を選ぶ
日焼け止めを塗りましょう。と言われても、なにを基準に選んで良いのか迷います。基準はひとりひとりの肌によって違うので、自分の基準を決めることからはじめましょう。保湿重視!紫外線はしっかりカットしながらも、スキンケア並に保湿が必要⇒B.A ザプロテクターS
美白重視!今年は絶対焼けたくないから日焼け止めにも美白成分配合がいい⇒ホワイティシモ UVブロック ホワイトシールド / ポーラ
利便性重視!紫外線カット、保湿、ベースメイク効果が一つになったもの⇒米肌 澄肌CCクリーム / KOSE
美白重視!今年は絶対焼けたくないから日焼け止めにも美白成分配合がいい⇒ホワイティシモ UVブロック ホワイトシールド / ポーラ
利便性重視!紫外線カット、保湿、ベースメイク効果が一つになったもの⇒米肌 澄肌CCクリーム / KOSE
以下、アンチエイジングの神様チームで実際に評価した日焼け止め商品になります。
▼日焼け止めクリームの特徴▼
保湿美白まで!SPF50、PA++++の日焼け止め美容液ホワイティシモ UVブロック ホワイトシールド / ポーラ日焼け止め:
紫外線カットレベル最高値のSPF50、PA++++の日焼け止め
美白有効成分や保湿成分を配合し、ベタつきの少ない使い心地
顔や体に使用でき、専用クレンジング不要
価格 種類 内容 3,800円(税抜) 本商品
50ml日焼け止め美容液 SPF50+、PA++++ファンデーション米肌 澄肌CCクリーム / KOSE日焼け止め:
業界最高値のSPF50+、PA++++で紫外線を徹底的にカット
毛穴ロックポリマーで、夕方でも毛穴をしっかりカバー
肌色コントロールパウダーがくすみを隠し、きれいな肌色をつくる
価格 種類 内容 3,500円(税抜) 本商品
30mlccクリーム 近赤外線対策までできる保湿日焼け対策クリームB.A ザ プロテクターS / ポーラ日焼け止め:
ポーラが誇るスペシャルなエイジングケアラインの日焼け止めクリーム
SPF50、PA++++の紫外線カットに、近赤外線もカットできる
保湿成分を配合し、うるおいとハリを高める
価格 種類 内容 11,000円(税抜) 本商品
45g日焼け止めクリーム
肌の色が黒くみえるのはメラニンと古い角質のせい
肌を黒くみせる原因は主に2つあります。ひとつは、過剰なメラニン。もう一つは、古い角質です。メラニンは、茶色っぽい色をしており、古い角質はグレーがかった色をしています。
メラニンと古い角質が皮膚に長く居続けると、色味が増して、肌全体を黒く見せるのです。
ただし、肌が黒い原因がメラニンによるものか古い角質によるものかを見分けるのは難しく、多くの場合、その両方が原因となっています。裏を返せば、メラニンと古い角質のケアをすることで、肌は白くなるということです。
肌はどこまで白くできるか?
肌は、無限大に白くできるわけではありません。「どこまで白くできるか」の目安は、太ももの内側や二の腕の内側、おなかや胸をチェックしてみてください。太ももや二の腕の内側はあまり紫外線を浴びないため、全身の中でも皮膚の色が白い部分です。お手入れ次第で、その白さまで白くなることができます。
肌の色はどうやって決まるのか?
肌の色は、半透明な角層とイエローブラウンのメラニン色素、そして肌表面の側を通る血管の色が合わさった色です。メラニン色素の割合よりも角層の潤い力や血色が良いと、透明感があり、みずみずしい肌に見えます。古い角質が肌表面に蓄積されると、透き通った肌色からグレーがかったくすんだ肌色になります。紫外線や摩擦によっては、メラニン色素が増え、肌は黒くなります。また、寒さや栄養不足から血液の流れが停滞しても、肌の色がくすんでみえます。
肌の色は、生まれもった色素がベースですが、スキンケアや日々の過ごし方によって、肌色が黒くなったりくすんで見えてしまいます。
特に、紫外線・摩擦・加齢の影響は大きいでしょう。しかし、きちんとお手入れをすることで、年齢関係なく、肌を白くすることができます。
美白ケアをしても肌が白くならない理由
安藤さん、紫外線対策とか美白ケアしてるんだけど、思ってたほど顔が白くなってない!っていうときはどうしたらいい?
それは、お手入れ方法が間違っているか、あとは毎日の生活が不規則すぎるかね。
ビタミン・ミネラル・タンパク質!肌は食べたものでつくられる
意識して取り入れたい栄養素は、ビタミン、ミネラル、食物繊維、タンパク質です。タンパク質は肌の材料となり、ビタミンやミネラルは、質の良い細胞づくりに欠かせない栄養素です。食物繊維は、肌トラブル予防に役立ちます。一方で、糖質や質の悪い脂質は摂取を意識して減らした栄養素です。糖質や質の悪い脂質は、肌老化の原因となり、肌を黄色く、くすませます。
肌を内側から老化させる糖化の恐怖と6つの対策 / 化粧品の考え方
いくら美白ケアしても寝不足だったら肌を白くするのは難しい
肌コンディションがすぐれない時は、たいてい必要な睡眠時間が確保されていないときです。人は寝ている間に、細胞の修復や分裂などが行われています。そのため、睡眠不足になっていると、肌の再生力が低下してしまい思うような肌にならないのです。
睡眠時間は1日6時間以上を確保すること、それが難しければ、お布団に入ってからの3時間を熟睡できるよう部屋の明かりや香りを工夫しましょう。寝不足は、肌荒れの原因だけでなく食欲を増進させてしまいます。
摩擦はメラニンをつくりだす
肌を白くしたいがために、叩きつけるようなパッティングや美容液やクリームを肌にすり込ませるようにつけていませんか?それらは過剰なお手入れであり、肌を痛めつける原因になります。さらに、念入りにクレンジングや洗顔をしていませんか?古い角質や汚れを落とすことは大切ですが、手と肌がこすれ合う回数が多くなると、肌は防御反応としてメラニンを作り出します。
クレンジングでオイルが肌に良くないと言われるのは、界面活性剤を多く含むという理由もありますが、手と肌の間のクッションがほとんどないからです。
肌の状態や肌質によって摩擦がどれくらい影響するか変わってきますが、洗顔やクレンジングで肌をこすり過ぎないように意識してみましょう。
ナチュラルメイクで乾燥肌・敏感肌の方やメイク落としが面倒なときは、ダブル洗顔不要のクレンジングを使うという方法もあります。クレンジングの選び方は以下のページを参考にしてください。
クレンジングの選び方と主要商品の比較
想像以上に肌が乾燥している
肌が乾燥していると、本来半透明である角層がよりいっそうグレーっぽく見えます。スキンケアをしているのに、肌が乾燥するのは、使用量が少ない・血液のめぐりが悪く肌全体に栄養が回っていない・古い角質が溜まっていることが考えられます。
紫外線対策やピーリング以外に、乾燥肌対策には以下のことを意識してみてください。
セラミド配合の基礎化粧品を使う
マイルドな洗浄成分配合の洗顔・クレンジングに変える
塗って固まるタイプの保湿パックをする
緑黄色野菜や鉄分を含む食材を積極的に食べる
マッサージをおこなう
マイルドな洗浄成分配合の洗顔・クレンジングに変える
塗って固まるタイプの保湿パックをする
緑黄色野菜や鉄分を含む食材を積極的に食べる
マッサージをおこなう
乾燥は、肌色をグレーにするんだよね!それに、古い角質が溜まると、肌がごわついてくるから、ゴワゴワしてるって感じたら、美白よりもまず乾燥対策が優先すべきだね。
顔のマッサージを行う
顔のマッサージは、滞ったリンパや血液のめぐりを促すサポートをします。めぐりが良くなることで、くすみ対策ができます。ポイントは、3つのリンパ節に向かって流すことです。肌との摩擦を最小限にとどめるため、クリームやオイルを使ってマッサージをしましょう。
▼フェイスマッサージ方法▼
顔のマッサージは、直接肌を白くする方法ではないけど、めぐりを良くすると透明感がでてくるの。だけど、ゴシゴシし過ぎると、メラニンを生成する原因となるからクリームはたっぷり、力を入れ過ぎないように気をつけて。
意外と簡単!肌を白くする方法 まとめ
肌を白くするためには、メラニンを発生させないことと古い角質を溜め込まないよう肌作りが必要です。肌を白くするというと、夏だけのお手入れと思いがちですが、美白ケアは一年中必要です。
春〜夏にかけては、今以上に紫外線を浴びないように気をつけ、秋〜冬にかけては、紫外線量も減るため、美白効果を高めやすい季節です。
「日焼け止めは塗ったほうがよい」のではなく、「塗って当たり前」という意識付けが必要です。そして、肌にとって不必要な角質を取ることで美白ケアがいきてきます。
肌を白くする方法に特別なケアは必要ありません。当たり前とされいることを毎日すると、肌は透き通るようなみずみずしさを取り戻せるようになります。
※本ページで言う美白効果とは、メラニン生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと
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