オーガニック化粧品が肌に優しいとは限らない/第51回
[公開日]2018/04/09
肌に良さそうなイメージがあるオーガニック化粧品ですが、肌に優しいとは限らないことを知っていましたか?
海外では、厳格な栽培基準や使っていい添加物が決められており、それらの基準を満たす化粧品だけがオーガニック化粧品として販売されています。
一方、日本ではそのような基準がないため、オーガニック成分をほとんど配合していない化粧品でも化粧品メーカーの判断で「オーガニック化粧品」として売られているのです。
そのため、肌に刺激を与える成分が配合されていることもあります。
オーガニック化粧品とは
オーガニック化粧品は、化学肥料などを使用せずに栽培された有機原料で作られた化粧品のことです。
オーガニック化粧品には有機原料しか入っていないように聞こえますが、オーガニック化粧品に含まれるすべての原料が有機原料ではありません。
そのため、有機原料以外の成分が肌に刺激になる場合があります。
また、有機原料にアレルギーを起こす人もいるため、人によっては肌に合わない場合があるのです。
オーガニック化粧品だからといって何でも肌に優しいという思い込みは捨て、自分の体質や肌悩みに効果的な成分が入っているかを基準に選びましょう。
自然派や無添加化粧品とは違うの?
オーガニック化粧品と似ている化粧品に「自然派化粧品」や「無添加化粧品」がありますが、原材料の選び方からまったく違う別物です。自然派化粧品と無添加化粧品には、以下のような特徴があります。
自然派化粧品/天然成分配合化粧品
・抽出した天然成分に何も手を加えていない化粧品
・天然成分を少しでも加えていれば「自然派化粧品」となり、どの程度天然成分が入っているかは不明
・抽出した天然成分に何も手を加えていない化粧品
・天然成分を少しでも加えていれば「自然派化粧品」となり、どの程度天然成分が入っているかは不明
無添加化粧品
・国が指定した102種類のアレルギー危険性のある成分が配合されていない化粧品
・指定された成分の代用成分が肌に刺激を与える場合もある
・国が指定した102種類のアレルギー危険性のある成分が配合されていない化粧品
・指定された成分の代用成分が肌に刺激を与える場合もある
自然派化粧品も無添加化粧品も肌に刺激がない成分だけでつくられているわけではないため、必ずしも肌に優しいとは言い切れないのです。
オーガニック化粧品を選ぶ基準も普通の化粧品と同じ
オーガニック化粧品には明確な基準がないため、購入するときは今の自分の肌悩みを解決できる成分が含まれるかを基準にしましょう。
例えば、乾燥肌なら保湿成分には何が入っているか、シワが気になるならエイジングケア成分は配合されているかなど、成分一覧を確認して購入するか決めてくださいね。
アンチエイジングの神様チームでは、オーガニック化粧品を比較しておすすめランキングを作成しています。
選ぶポイントも含めて解説しているので、ぜひご覧ください。