スマホ無反応と静電気の犯人は？ / 第42回

冬は大気が乾燥しており、肌が乾燥しやすい季節です。

肌が乾燥すると、やたらと静電気を食らったり、笑うとくちびるが裂けてしまったり、スマートフォンをいくら触っても反応しなくなってしまったりと悲しい事件がたくさん起きるようになりますよね…。

肌が乾燥しないように、保湿に重点を置いたスキンケアに取り組む方も多いのではないでしょうか。

もちろん日ごろのスキンケアでのうるおい対策も重要ですが、体の中のうるおい対策も重要です。

実は、冬は夏よりも水分補給が不十分になりやすい傾向にあります。

夏は確かに汗をかくので水分がたくさん必要です。しかし、夏場は暑さを感じさえすれば、誰もが意識をしなくても水分をとるのです。暑いので、自然に水分が欲しくなります。

一方で冬は汗をかかないので、あまり水分が欲しくなりません。体の中の水分が不足している上に大気は乾燥しているので、どんどん身体が乾きます。

さらに冬場はあたたかい飲み物が欲しくなりますよね。それは良いのですが、ホットコーヒーや熱い緑茶や紅茶を飲んでいませんか？


冬は水分補給と言っても、カフェインの入った利尿作用のある温かい飲み物を好んで飲みがちです。このような飲み物ばかり飲んでいても、すぐに尿として水分が排出されてしまいます。

身体のうるおいのことを考えるのであれば白湯を飲んだり、ノンカフェインの飲み物を飲むなどの工夫をすることが大切です。

水分補給に気をつけ、常に鼻や喉の粘膜をうるおしておくことは風邪などの予防にもつながります。冬を美しく健康に乗り切るために、体の内側からのうるおいにも注意してみてくださいね。