水代が重要！水質分析官が選ぶ安い天然水ウォーターサーバー３選

安い天然水のウォーターサーバー選びで重要なのは１ヶ月にかかる費用の安さです。それも「水代の安さ」が超重要です。

とは言うものの、天然水のウォーターサーバーはたくさんあって、どれが安いのかわからずに迷っていませんか。そこで、飲料水メーカーで水質分析官として勤務し、ウォーターサーバー事情に詳しい筆者が、天然水のウォーターサーバーに絞って比較をしました。

この記事では、筆者が導き出した最安の天然水ウォーターサーバーがどれなのかをお伝えします。







安いウォーターサーバーを探す時には「月額費用」を計算することが大切です。ウォーターサーバーの月額費用とはウォーターサーバーを設置することで、１ヶ月にかかった費用の総額のことで、主に「水代」「サーバーレンタル料」「宅配料」「電気代」に分けられます。この中で最も影響力が大きいのは、やはり「水代」です。

水代は月額費用に最も影響が大きい

月額費用の中でも、最も影響力が多いのが「水代」です。天然水はメーカーによって、高額な設定をしているものもあり、比較してみると意外と大きな価格差があります。

今回行った月額費用の比較でも、やはり最も水代の安いウォーターサーバーが月額費用が安いという結果になりました。

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最も影響力が多いのは水代ですが、水代が大差無い場合はその他の要因でも月額費用が変わります。

あまり注目されませんが、この中でも影響力が大きいのが「電気代」です。ウォーターサーバーは使用量に関わらず、24時間常に水を保温し続けるため、電源が入っています。省エネモードを搭載している機種なら、半額以上の電気代削減になることもあります。




数多くあるウォーターサーバーの中から、特に月額費用が安いウォーターサーバーを3種類に絞り込み、ランキングを制作しました。

機種	総合評価	月額費用	水代(税抜)
1位 コスモ ウォーター	電気代安い 水交換が 足元で楽	3,995円~ ※24L使用	1,760円/12L 500ml換算 約73円
2位 クリクラミオ	レンタル料 送料無料 1本から注文	4,000円~ ※24L使用	1,100円/8L 500ml換算 約69円

《天然水ウォーターサーバーの月額費用の比較》

月額費用	注文ノルマ	サイズ
3,995円~ ※24L使用	月２本 (24L)	(幅)30cm (奥行)34cm (高さ)110cm
ボトル交換	デザイン	チャイルドロック
足元ボトル交換	シンプル	二重ロック

コスモウォーターがクリクラミオよりも水の価格設定が高くなっています。それでも月額費用が安くなった要因は「電気代」です。コスモウォーターはエコモードを活用すると、月の電気代目安が465円〜となります。

省エネ機能のないウォーターサーバーは、大抵電気代が1000円以上かかるため、半額以上の削減となります。これは大きいですね。

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コスモウォーターは天然水の価格設定は12Lあたり1,760円と平均ほどですが、レンタル料と送料が一律無料となっているので安く使えます。注文ノルマは月2本(24L)なので、３人家族で1人1日コップ１杯程度の量なので、全く苦しいノルマではありません。

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ウォーターサーバーのボトル交換は、12Lボトルを上に持ち上げて設置することが一般的です。コスモウォーターは、ボトルが下部設置のスタイルなので、水を持ち上げる必要がありません。また、重心が下になるのでウォーターサーバー本体が転倒しにくく、子供が誤って倒してしまうのを防ぐ役割も果たします。

子供のイタズラを防ぐ二重チャイルドロックに加えて、大人が使用しやすいチャイルドロックフリー機能があったりと、利用者視線で便利な機能が充実しているウォーターサーバーです。

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コスモウォーターは天然水を国内３か所の採水地から選ぶことができます。

富士山麓の水、京都の水、九州の水が選べます。価格が違いますが、どれも硬度の低い軟水で味わいに大きな差はありません。この３種類で特に違うのは「ゲルマニウム」や「バナジウム」といった、希少ミネラル成分の含有量です。

「富士の響き」にはバナジウム、「日田の誉」には有機ゲルマニウムが含有されていますが、古都の天然水にはそのような希少ミネラル成分の含有はありません。特別なこだわりがない限りは、価格の安い古都の天然水をおすすめします。

ファミリー世帯目線の機能が充実した満足度の高いウォーターサーバー

コスモウォーターは３人家族以上のファミリー世帯向けのウォーターサーバーです。２人暮らし以下の世帯に導入すると、月2本(24L)のノルマの苦しい月が出てくるかもしれないからです。また、少なからず作動音があるため、寝室から離れて置けない環境である場合も不向きだと言えます。

一方で、コスモウォーターは月額費用が安く抑えられていながら、ウォーターサーバーの機種そのものの性能が非常に優れている所が大きな魅力です。ボトル交換の細かな配慮や、省エネ機能の精度の高さは月額費用にも影響する大切な部分です。

機能の充実した使いやすいウォーターサーバーを求める方にはコスモウォーターをおすすめします。

《コスモウォーター補足情報》

取扱いの水	宅配エリア	支払方法
天然水 RO水	本州・四国・九州	クレジットカード 代金引換 後払(コンビニ・銀行)

コスモウォーターの公式サイトはこちら

月額費用	注文ノルマ	サイズ
4,000円〜 ※24L使用	月3本(24L)未満は 送料1回500円	(幅)30.5cm (奥行)35cm (高さ)99cm
ボトル交換	デザイン	チャイルドロック
8Lボトル交換	無機質な デザイン	温水ロック 冷水ロックは要依頼

バナジウムを含む富士山の天然水を500ml換算約69円で楽しめます。

水の価格が安い上に、サーバーレンタル料が無料であったため、月額費用が安くなっているのです。ただし、電気代の面で月額費用がコスモウォーターにかなわず、３位という結果となりました。

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12Lの水を2本単位などで配送する業者が多い中、クリクラミオは8Lのボトルを1本から配送してくれるので便利です。冬場など、あまり量を使わない月も水が残ってしまう心配がありません。

加えて、月に3本以上申し込めば、1回500円の送料が無料となります。
※この記事では月に24L(3本)使用している計算であるため、月額費用に送料は含まれていません。

ウォーターサーバーのレンタル料が無料でありながら、年に１度ウォーターサーバーを無料で新品に交換してくれるサービスを行っています。毎年ウォーターサーバーが新しくなるので、衛生的にも安心です。

レンタル料無料でここまでのケアがあるのは珍しいと言えます。

富士山の北麓、富士箱根伊豆国立公園の特別地域内がクリクラミオの天然水の採水地です。バナジウムを50μg/L含むおいしい水です。

8L単位の配送ができる女性向きのウォーターサーバー

クリクラミオは富士山麓の水が格安で手に入るウォーターサーバーです。

ウォーターサーバーの使いやすさに関しても、コスモウォーターと比べると見劣りするかもしれません。

クリクラミオの良いところは、注文システムの融通が利くところです。1本8L単位での配送が可能なので、あまり飲まない月も安心です。また、8Lの軽量ボトルの交換なので、持ち上げるのも簡単なのがポイントです。あまり量を使わない女性向きのウォーターサーバーです。

《クリクラミオ補足情報》

取扱いの水	宅配エリア	支払方法
天然水	全国 ※一部エリアを除く	クレジットカード 後払(コンビニ・銀行)

クリクラミオの公式サイトはこちら

知らずに選ぶと損をする！ウォーターサーバー選びの基礎知識

１ヶ月に何リットル使う？家族人数別水の使用量シミュレーション

料理などには使わず、飲み水に使用する前提で計算すると、以下の表の使用量になります。

この使用量を目安にして、ウォーターサーバーの月額費用を割り出してみると良いでしょう。
この目安で計算すると、家族全員が１ヶ月間毎日欠かさず1人コップ１〜２杯(200~400ml)の計算となります。

天然水とRO水の違い

ウォーターサーバーで提供されている水は「天然水」と「RO水」に分けられます。以下のような違いがあります。
天然水はみなさんご存知かと思いますが「RO水」については、よく知らないという方も多いのではないでしょうか。

ウォーターサーバーの大手であるアクアクララやクリクラが使用しているのも、RO水にミネラルを添加した人工的なミネラルウォーターです。

硬水と軟水の違い

水が「硬い」「軟らかい」というのを聞いたことがありませんか？

この表現は水の硬度の表現です。硬度とは水の中に溶け込んでいるカルシウムとマグネシウムの量を表した数値のことです。

硬度が高い水は飲みにくく、日本の多くの水は軟水で水道水も軟水です。スーパーやコンビニで販売されているミネラルウォーター、またウォーターサーバーの水も多くが軟水です。

【特徴】
・甘みがあってまろやか
・そのまま飲みやすい
・素材の旨みを引き出しやすい
・お茶や日本料理に向く
・ご飯がふっくらと炊きあがる
・人間の身体への負担が少ない
・日本の水は大半が軟水

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【特徴】
・苦味があり、味にクセがある
・あまりに硬度が高いと、身体への負担がかかる
・ミネラルが豊富に含まれる
・お肉を煮るのに使うと灰汁や臭みが取れる
・炊飯や日常の料理には適さない

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放射性物質などの安全性の心配はいらない

東日本大震災の際に、水道水に放射性ヨウ素が混入した事件以降、飲み水の安全性への注目が高まりました。

しかし、ウォーターサーバーで提供されている水は、どのメーカーも万全の体制で製造しているため、放射性物質の不安はありません。特にこの記事で紹介した3社については、どのメーカーも放射性物質の検査を行っているため、安心して使うことができます。

ワンウェイボトルとリターナブルボトルの違い

ウォーターサーバーで提供されているウォーターボトルにも大きく分けて２種類あります。
今回紹介した3社のボトルは全てワンウェイボトルです。筆者はリターナブルボトルよりも、ワンウェイボトルをおすすめします。ワンウェイボトルはゴミが出てしまうので、ゴミ捨てが面倒に思えるかもしれませんが、せいぜいに月に2~3本程度です。潰すこともできますし、あまり気になりません。

一方、リターナブルボトルは回収されるまでの間、空のボトルが家の中で場所をとってしまいます。無駄に場所を奪わないワンウェイボトルがおすすめです。

赤ちゃんのためにウォーターサーバーは必要か

ウォーターサーバー最も活躍する場面は、ミルクや離乳食の温度調整です。

ミルクは調乳じに人肌程度まで冷まさなければなりませんし、離乳食作りでも少しだけお湯が必要な場面が多々あります。そんな中で、ウォーターサーバーで自由自在に温水や冷水が出せれば非常に便利です。夜泣きの時のミルク作りの時は、特に便利さを実感するかと思います。

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赤ちゃんの粉ミルクは細かくミネラルバランスが調整されており、あまりミネラル含有量の多い水で調乳されることを想定されていません。

そのため、粉ミルク用に販売されている「赤ちゃんの水」も非常に硬度の低い軟水です。天然水を選ぶ時も、ミルク作りに重点を置くのであれば、硬度がなるべく低いものを選びましょう。

天然水のウォーターサーバーは月額費用と使いやすさの比較が重要

これまで紹介してきた通り、天然水のウォーターサーバーも比較すると、月にかかる費用も使いやすさも全く異なります。数ある機種の中から
良いものを選ぶためには比較することが何よりも大切です。

今回お伝えした３機種は月額費用が安くて、使いやすい家庭で満足度の高いウォーターサーバーです。ぜひ天然水のウォーターサーバーをこの中から選んでみてください。