《北海道版》水質分析官が比較!ウォーターサーバーおすすめ3選
[公開日]2017/04/10[更新日]2017/12/26
全国レベルで展開している大手のメーカーでも、北海道はウォーターサーバーの宅配エリアから外されていたり、別途で宅配料がかかったりというケースが多くあります。
そこで、水質分析官として元飲料水メーカーとして勤務し、道内のウォーターサーバー事情に精通する筆者が、北海道エリアに宅配を行う大手メーカーでどこがオススメなのかを比較しました。北海道でオススメのウォーターサーバーがどれなのかをお伝えします。
《ガイド:高島麻呂》
飲料水メーカーにて水質分析官として勤務後、アンチエイジングの神様にて健康ジャンルの企画編集を担当。
飲料水メーカーにて水質分析官として勤務後、アンチエイジングの神様にて健康ジャンルの企画編集を担当。
北海道でウォーターサーバーを選ぶ時は宅配料に要注意
ウォーターサーバーを探す時は、まずそれぞれが1ヶ月にいくらかかるのかということに注目しましょう。ウォーターサーバーを設置すると発生する費用は、主に「水代」「サーバーレンタル料」「宅配料」「電気代」に分けられます。
《ウォーターサーバー月額費用の内訳》
水代、サーバーレンタル料は基本ですね。各社で料金がバラバラなので、よく見ておく必要があります。水代:たくさん飲む方は要チェック
サーバーレンタル料:有料のものと無料のものがある
宅配料:北海道は別途でかかることもある
電気代:使用量に関わらず重要なポイント
北海道の方が特に注意すべきなのは「宅配料」です。宅配料無料と書かれていても、北海道は例外で有料になっているというケースも多くあります。
また、見落としがちなのが電気代です。ウォーターサーバーを設置すると、常時スイッチを入れておくため、使用量が少なくても、電気代は意外とバカになりません。機種によって差があるので、各社の電気代の目安を確認しておく必要があります。
家庭での使いやすさも考慮する
安さだけではなく、ウォーターサーバーが家庭で便利に使えるかどうかというのも注目すべきポイントです。家庭で満足されやすいウォーターサーバーの特徴には、以下のものがあります。シンプルでスリムなデザインでリビングに置きやすい
ボトルの交換がしやすい
子どもにイタズラされる心配が少ない
ボトルの交換がしやすい
子どもにイタズラされる心配が少ない
これらすべてを調査して比較するのは大変です。皆さんはこれから紹介するランキングを参考に、ウォーターサーバーを選んでください。
北海道のウォーターサーバーランキング
北海道が宅配エリア内のウォーターサーバーの会社の中で特に高く評価した3社をピックアップし、ランキングを制作しました。
機種 | 総合評価 | 月額費用 | 使いやすさ |
---|---|---|---|
1位 クリクラ | レンタル料 送料無料で 安い | 3,916円~ ※24L使用 | シンプル デザイン 温冷水ロック |
2位 アルピナ ウォーター | 水代は安い 北海道は 送料が高め | 3,939円~ ※24L使用 | 無機質な デザイン 軽量ボトル 温水ロック |
※月額費用は水(24L)の代金+メンテナンス料+電気代で計算
各ウォーターサーバーの特徴
クリクラが最もおすすめという結果になりました。なぜクリクラがおすすめなのか、また他の各社はどうなのか、詳しく解説していきますね。
クリクラ / ナック
月額費用 | 注文ノルマ | サイズ |
3,916円 (税抜) ※24L使用 | 3か月6本 (月24L) | (幅)30.5cm (奥行)35cm (高さ)99cm |
ボトル交換 | デザイン | チャイルドロック |
12Lボトル交換 | 無機質な デザイン | 依頼すれば 冷水もロック可能 |
レンタル料無料と送料無料が特徴のウォーターサーバー
12Lボトルの料金は1本1,250円(税抜)ですが、送料無料で専任のスタッフが配送してくれます。初回設置もスタッフがやってくれるので、簡単です。サーバーレンタル料や入会金もかからないので、月々に水を頼んだ分がそのまま支払う金額となり、わかりやすいのが特徴です。ただし、3ヶ月で6本未満しか注文しなかった場合はレンタル料1,000円(税抜)がかかります。
また、毎年、サーバーメンテナンス料が5,000円(税抜)かかるため、月換算416円として月額費用の計算に入れています。
「クリクラ旭川」など道内に29箇所もの事業所がある
ウォーターサーバーは宅配便で水を送るメーカーが多いですが、クリクラの場合は事業所から直接配送に来てくれます。クリクラの事業所は「クリクラとかち」「クリクラ釧路」など、北海道内に29箇所もあり、自宅の近所の事業所から宅配に来てくれます。大手のウォーターサーバーメーカーの中でも、特に道内に根付いているのがクリクラです。
無料お試しができる
クリクラボトル1本分の無料お試しができます。ボトルを一本使用した後、気に入らなければペナルティなしで解約も可能で、快くウォーターサーバーを引き取って帰ってくれます。クリクラに興味がある場合、まずは無料お試しをしてみるのが賢い選択でしょう。
良い口コミの傾向:料金を喜ぶ声に加えて、スタッフの対応が好評
・レンタル料、宅配料無料が嬉しい
・水12Lのお試しができる
・電話で追加注文ができる
・配達員の対応がいい
・水12Lのお試しができる
・電話で追加注文ができる
・配達員の対応がいい
悪い口コミの傾向:ボトルの処理を気にする声も
・空のボトルが邪魔になる
・ノルマをクリアしないとレンタル料がかかる
・ボトル交換が重くて大変
・ノルマをクリアしないとレンタル料がかかる
・ボトル交換が重くて大変
他社にないのは北海道内にスタッフがいてくれる「安心感」
ボトルは回収型のリターナブルボトルなので、使用後配送員へ渡す必要があり、空のボトルの保管スペースが必要となる点はデメリットです。しかし、知名度の高さはバツグンで、北海道内のスタッフにいつでも対応してもらえるのがクリクラの強みです。宅配便で一方的に届けられる他社のサービスとは違い、あたたかみのある宅配サービスを受けることができます。万が一のトラブル時も安心です。
迷っている方は、気軽に試せる無料お試しがオススメです。クリクラがどうか?ということだけでなく、ウォーターサーバーのある生活とは普段とどんな変化があるのか、という体験にもなります。
《クリクラ補足情報》
取扱いの水 | 宅配エリア | 支払方法 |
RO水 | 北海道内全域 ※離島など一部エリアを除く | 担当事業所にお問い合わせください |
クリクラの公式ページはこちら
アルピナウォーター / トーエル
月額費用 | 注文ノルマ | サイズ |
3,939円 (税抜) ※24L使用 | なし | (幅)30cm (奥行)31cm (高さ)97cm |
ボトル交換 | デザイン | チャイルドロック |
8Lボトル交換 | 工夫点なし | 温水のみ |
天然水をさらに磨き抜いたRO水
北アルプスの「矢沢水源」の湧水を原水とした水です。標高1220mの水源地から採水した天然水を、さらにRO処理して99.9%の不純物を除去したピュアウォーターです。RO水とは、通常水道水を「逆浸透膜」でろ過していますが、アルピナウォーターは原水に天然水を使っています。
8Lの軽量ボトルでボトル交換がラク
ウォーターサーバーで一番困った声が多いのが、重い水を抱えてのボトル交換です。アルピナウォーターは8Lボトルなので、他の機種よりも交換が楽に行えます。
ノルマなしで北海道全域に配送
水のボトルは、Webや電話などでその都度注文ができます。札幌はもちろん北海道全域に1箱(3本=24L)459円(税抜)で配送してくれます。必要な時、必要な分だけ注文できるので、使い切れなかった分が家に溜まったりすることもありません。ノルマがない点も安心です。
良い口コミの傾向:水の安さへの喜びの声が多い
・水が安くて定期ノルマがない
・スタッフの対応が丁寧
・冷水、熱湯のほかに温水も出る
・スタッフの対応が丁寧
・冷水、熱湯のほかに温水も出る
悪い口コミの傾向:宅配料が気になるとの声も
・北海道は宅配料が辛い
・時間指定がたまに遅れる
・ボトル3本が最低注文
・時間指定がたまに遅れる
・ボトル3本が最低注文
割高な印象だが、ピュアウォーターは赤ちゃんのミルクにぴったり
水の値段はかなり安いアルピナウォーターですが、送料や電気代、レンタル料を足すとあまり安さが際立たなくなってしまいました。アルピナウォーターは天然水をROろ過したピュアウォーターです。市販の「赤ちゃんの水」とほぼ同じ水質なので、赤ちゃんのミルクにぴったりです。ランキングの他機種よりも少し月額費用は上がりますが、赤ちゃんのためにウォーターサーバーを選びたいという方にオススメします。
《アルピナウォーター補足情報》
取扱いの水 | 宅配エリア | 支払方法 |
RO水 | 北海道内全域 ※離島など一部エリアを除く | クレジットカード 口座振替 |
アルピナウォーター公式サイトはこちら
知っておくと得するウォーターサーバーの基礎知識
何リットル水を使う?家族人数別シミュレーション
ウォーターサーバーの導入の際、気になるのは一体どれくらい水を使うのか?ということです。飲み水に使用すると仮定して、家族の構成人数別に1ヶ月の水の使用量を算出してみました。
1人世帯・・・12L
2人世帯・・・12~24L
3人世帯・・・24~36L
4人世帯・・・36~48L
2人世帯・・・12~24L
3人世帯・・・24~36L
4人世帯・・・36~48L
意外と多い注文ノルマに注意
各社の料金システムを見ていると、水の注文ノルマがあることがあります。ノルマ分を注文しないと、レンタル料がかかったりと、何らかのペナルティが科せられることもあるので、料金体系をよくチェックしましょう。また、注文単位もほとんどのメーカーが「最低注文本数」という単位があるので、家庭での使用量と注文単位を事前によく確認しておきましょう。
天然水とRO水はどう違うの?
ウォーターサーバーで使われる水には、天然水とRO水の2種類があります。それぞれの特徴について解説します。
天然水は自然の湧き水
ご存知の通り、大自然が長い時間をかけてろ過して湧き出た水が天然水です。「天然水」として販売するには、ろ過・沈殿・加熱殺菌という処理方法しか許されておらず、それ以外の処理を行うと「天然水」と言うことはできません。分類としては「ナチュラルウォーター」「ナチュラルミネラルウォーター」の2種類だけが天然水ということになります。
天然水に含まれるミネラルは天然のものであり、人工的に添加されたものではないということが大きな違いです。
RO水は人工のおいしい水
原水を「逆浸透膜」というものに通し、不純物を完全に近い状態に取り除いた水のことをRO水と呼びます。この技術で、海水や尿でさえ真水にできるというのですから、極端な話、原水は何でもいいということになります。一般に、ウォーターサーバーのRO水は水道水をろ過したものに、人工的にミネラルを添加しています。水の安全性やおいしさで天然水に劣るということはなく、安いことが特徴です。
赤ちゃんのためにウォーターサーバーは必要か
ウォーターサーバーはミルクや離乳食の温度調整に大活躍します。調乳は赤ちゃんに飲ませる前に人肌に冷まさなければなりませんし、離乳食作りでも熱湯ではなく80℃ほどのお湯が必要な場面が多々あります。ウォーターサーバーに「温水」の機能があれば、熱湯を冷ます必要も、ぬるめに沸かす必要もなく、レバーひとつですぐに安全なお湯が使えるので非常に便利です。
ミルクには硬度40mg/l以下の軟水がベター
赤ちゃんの粉ミルクは、赤ちゃんに必要な栄養がバランスよく配合されています。粉ミルクを作るには、そのバランスを壊さないような水が最適なのです。硬度の高い水=ミネラルを多く含む、ということなので、調乳に使うなら硬度40mg/l以下の軟水が向いています。硬度が高めの天然水より、RO水の方が向いている場合もあるので、水の硬度をよく確認してみましょう。
北海道でもしっかり比較すれば安いウォーターサーバーが見つかる
北海道を配達エリアに持つウォーターサーバーは、水の値段、レンタル料、宅配料、電気代というポイントを総合的に考えて、最安値は「クリクラ」となりました。
各社を比較してわかったのは、水の値段だけを比較しても、最安値かどうかは判断できないということです。宅配料が別にかかっても、レンタル料がかかっても、総合的に安いことがあるのです。
ウォーターサーバーは、長く使うものなので、安いというのは大切なポイントです。使い勝手や特徴で選びたいポイントがある場合は、ランニングコストの差をよく検討してみましょう。