騙されないで!元メーカー員のレンタル無料ウォーターサーバーおすすめ3選
[公開日]2017/04/27[更新日]2017/06/14
レンタル無料のウォーターサーバーを設置したいけど、どれが良いのかわからなくて迷っていませんか?
ウォーターサーバーは「レンタル料無料」という仕組みは同じでも月額費用は各社バラバラで、使いやすさも違うため、比較して選ぶことが非常に大切です。
そこで、元飲料水メーカーで水質分析官として勤務した経験のある筆者が、レンタル料無料のウォーターサーバーの中で、家庭に置くにはどれがオススメなのかを解説します。
目次
《ガイド:高島麻呂》
飲料水メーカーにて水質分析官として勤務後、アンチエイジングの神様にて健康ジャンルの企画編集を担当。
飲料水メーカーにて水質分析官として勤務後、アンチエイジングの神様にて健康ジャンルの企画編集を担当。
レンタル無料のウォーターサーバー選びで大切な3つのポイント
レンタル料無料のウォーターサーバーを選ぶときに、特に注目すべきポイントはこの3点です。
「月額費用」が安い
「レンタル料無料で使える」のはどれも同じなので、レンタル料以外の水の価格や電気代の差を冷静に見つめ、1ヶ月にいくらかかるかを計算する必要があります。例えば、電気代は省エネ機能のついた機種を選ぶだけで半額以下に減ることもあります。
ウォーターサーバーの使いやすさ
《家庭での満足度が高いウォーターサーバーの特徴》
ボトル交換がストレスにならない
子供にイタズラされる心配がない
スリムでシンプルなデザインでリビングに置きやすい
これらの特徴を押さえているウォーターサーバーは、家庭で使用する時の満足度が高い傾向です。各ウォーターサーバーで特徴がバラバラなので、よく比較してみる必要がありますね。ボトル交換がストレスにならない
子供にイタズラされる心配がない
スリムでシンプルなデザインでリビングに置きやすい
注文ノルマがやさしい
「レンタル料無料」や「宅配料無料」のウォーターサーバーは、レンタル料を値引きしているわけではなく、水代の中にサーバーレンタル料や宅配料を含んで、採算が合うように計算されています。そのため「注文ノルマ」が設定されているのが一般的です。注文ノルマの量はメーカーによってバラバラですので、違いを確認しておく必要があります。
とは言うものの、これらのポイントに注目しながら、比較をするのは大変です。今回は筆者が比較した結果をお伝えします。
元メーカー員が選ぶレンタル無料のウォーターサーバーランキング
数あるレンタル料無料のサーバーの中から、月額費用と使いやすさなどを比較し、特に内容が良かった3社をランキング形式でまとめました。
機種 | 月額費用 | 使いやすさ | 注文ノルマ |
---|---|---|---|
1位 コスモウォーター | 3,985円~ ※24L使用 | 足元ボトル交換 省エネモード 自動クリーン 二重ロック シンプルな デザイン | 月2本 (24L) |
2位 クリクラ | 3,916円~ ※24L使用 | 防塵フィルター シンプルな デザイン | 3ヶ月6本 (月24L) |
3位 サントリー天然水 | 4,150円~ ※23.4L使用 | 4段階温度機能 自動クリーン 二重ロック サイズ大きい | 2ヶ月3本 (月11.7L) |
※月額費用は水(24L)の代金+メンテナンス料+電気代で計算
各ウォーターサーバーの特徴
レンタル料無料のウォーターサーバーの中で比較してみると、「コスモウォーター」が総合力で他を上回る結果となりました。なぜこのランキングになったのか、理由を解説します。
コスモウォーター / コスモライフ
月額費用 | 注文ノルマ | サイズ |
3,985円 (税抜) ※24L使用 | 月2本 (24L) | (幅)30cm (奥行)34cm (高さ)110cm |
ボトル交換 | デザイン | チャイルドロック |
足元ボトル交換 | シンプル | 二重ロック |
電気代月465円~の省エネサーバー
コスモウォーターの「スマートプラス」はエコモードを活用することで、電気代の目安が月465円~となっています。省エネ機能がないウォーターサーバーの場合、電気代は月1,000円程度はかかりますが、コスモウォーターの場合はその半額以下に抑えられます。リビングに設置しやすい
コスモウォーター「スマートプラス」はリビングに調和しやすいシンプルなデザインです。また、ボトルはワンウェイボトルで潰して捨てることができるため、空のボトルにスペースを奪われることもありません。どんな家庭にも置きやすいウォーターサーバーです。
3パターンのチャイルドロックが便利
注水レバーの上部にチャイルドロックを操作するキーがついており、ここを操作するだけで簡単にチャイルドロックの設定ができます。チャイルドロックは3パターンあり、生活スタイルにあわせて使い分けられるので、どんな家庭でも使いやすいでしょう。《チャイルドロック3パターン》
通常のチャイルドロック・・・ボタンを押しながらレバーを押すと水が出る
完全チャイルドロック・・・操作がロックされ、完全に水が出ない
チャイルドロックフリー・・・レバーを押すだけで水が出る
通常のチャイルドロック・・・ボタンを押しながらレバーを押すと水が出る
完全チャイルドロック・・・操作がロックされ、完全に水が出ない
チャイルドロックフリー・・・レバーを押すだけで水が出る
注文ノルマは月24L
無料となっているサーバーレンタル料と宅配料は水代から捻出されるため、最低注文ノルマは月に2本(24L)と規定されています。3人家族の場合、1人が1日コップ1杯(約250ml)飲む計算になるため、ファミリー世帯にとってはあまり厳しい数字ではありません。良い口コミの傾向:サーバーの機能充実度に満足する声が多い
・足元でボトルが交換できて楽
・子供がやけどする心配がない
・電気代が安くて助かる
・子供がやけどする心配がない
・電気代が安くて助かる
悪い口コミの傾向:一人暮らしには不向きとの声も
・一人暮らしにはノルマが厳しい
・寝ている時に作動音が気になる
・子供が足元のボトルをいじる
・寝ている時に作動音が気になる
・子供が足元のボトルをいじる
安くて機能が充実しているコスパの良いウォーターサーバー
コスモウォーター「スマートプラス」は、家庭での利用にぴったりの機能が充実しているウォーターサーバーです。足元ボトル交換機能、サーバー内部を綺麗に保つ自動クリーン機能も搭載されており、安心して快適に使用できる機種と言えるでしょう。さらに省エネ機能により電気代が安いので、月額費用を安く抑えることができます。他のどの機種よりも価格、使いやすさの両面で優れていたのが1位となった要因です。レンタル料無料のウォーターサーバーの中で、最も失敗しにくい機種と言えます。
《コスモウォーター補足情報》
取扱いの水 | 宅配エリア | 支払方法 |
天然水 RO水 | 本州・四国・九州 | クレジットカード 代金引換 後払(コンビニ・銀行) |
コスモウォーター公式サイトはこちら
クリクラ / ナック
月額費用 | 注文ノルマ | サイズ |
3,916円 (税抜) ※24L使用 | 3ヶ月6本 (月24L) | (幅)30.5cm (奥行)35cm (高さ)99cm |
ボトル交換 | デザイン | チャイルドロック |
12Lボトルを 持ち上げる | 無機質な デザイン | 二重ロックなし |
500ml約52円!低価格のRO水ウォーターサーバー
クリクラは天然水ではなく、人工のミネラルウォーターであるRO水を使用しているため、安いのが魅力です。低価格で天然水と遜色なくおいしい水を宅配してくれます。困ったらスタッフにすぐ相談できるので安心
クリクラを導入すると、ボトルの宅配や回収の際にスタッフと多く関わることになります。何かあればスタッフに相談すれば良いので安心です。ウォーターサーバーの初回設置も、スタッフが全部してくれるので全く困ることはありません。
無料お試しサービスがある
クリクラは無料お試しサービスを積極的に行っています。ウォーターサーバーがある暮らしがどんなものなのか、試してみるとよくわかります。お試し期間の中で、自宅にクリクラが合っているかどうか考えてみるのが得策です。クリクラの無料お試しは執拗な勧誘もありません。注文ノルマは3ヶ月6本(月24L)
クリクラはノルマが3ヶ月単位で決められており、最低でも3ヶ月に6本は注文する必要があります。月換算は24Lとなり、3人家族で1人1日コップ1杯の量なので、ファミリー世帯にはあまり厳しいノルマでありません。ちなみに、このノルマに達しない場合は、月に1,000円(税抜)のサーバーレンタル料が発生します。良い口コミの傾向:価格に喜ぶ声が多い
・水代が安くて助かる
・スタッフの感じが良い
・試して良いと分かってから契約できる
・スタッフの感じが良い
・試して良いと分かってから契約できる
悪い口コミの傾向:空のボトル処理への不満の声も
・空のボトルが場所をとる
・ボトル交換が重い
・電気代が高い
・ボトル交換が重い
・電気代が高い
使いやすさよりも価格重視の方におすすめのウォーターサーバー
クリクラはリターナブルボトル(回収型のボトル)であるため、空ボトルを潰して捨てることができません。そのため、空ボトルの保管に奪われるスペースを気にする声がありました。クリクラのウォーターサーバーは、他と大きな差があるような特別な機能はなく、平均以上の使いやすさよりも安さ重視の方におすすめです。また、スタッフとの関わりが多くなるので、安心感を持って利用し続けられる点は口コミの評判も良く、大きなメリットと言えます。気になった方は、まず無料お試しをしてみてください。
《クリクラ補足情報》
取扱いの水 | 宅配エリア | 支払方法 |
RO水 | 全国 ※沖縄、離島除く | 担当事業所にお問い合わせください |
クリクラ公式サイトはこちら
南アルプスの天然水ウォーターサーバー / サントリー
月額費用 | 注文ノルマ | サイズ |
4,150円 (税抜) ※23.4L使用 | 2ヶ月3本 (月11.7L) | (幅)37cm (奥行)45cm (高さ)124cm |
ボトル交換 | デザイン | チャイルドロック |
7.8Lボックスを 持ち上げて設置 | シンプルな デザイン | 二重ロックあり |
4段階の温度設定機能が便利
通常、ウォーターサーバーは「温水」と「冷水」機能のみですが、サントリーの天然水サーバーには「弱温」と「弱冷」モードがついています。温水が85-92度、冷水は4-9度なのに対し、弱温モードは70-75度、弱冷モードは12-15度です。赤ちゃんのミルクの温度調整の時に役立つほか、常時弱温・弱冷モードにしておけば、電気代の節約にもなります。
7.8Lの軽量のウォーターボックスで交換が楽
サントリーの天然水サーバーはダンボールとウォーターパックが一体となった「バックインボックス」という形状で水が届きます。これを箱ごとサーバーに設置する形になります。一般的なボトルは12Lですが、このボックスは7.8Lと軽めなので、交換が楽です。また、ボトルではなく箱状なので重ねて保管しやすいのもメリットだと言えます。
二重チャイルドロックで安心
内部の完全チャイルドロックのボタンを押せば、温水も冷水も全く出なくなります。これで、少し目を離していてもイタズラをされることはありません。二重チャイルドロックは子供のいる家庭では、必須のアイテムです。注文ノルマは2ヶ月に23.4Lで優しめ
サントリーでは、2ヶ月に1度は注文しなければならない決まりがあります。1度の注文単位は3箱(23.4L)なので、注文ノルマを月換算すると、11.7Lという非常に優しい設定です。少し水の使用量が減る時期があっても、まずノルマに悩まされることはないでしょう。ちなみに2ヶ月間注文しなかった場合は、月1,000円(税抜)のレンタル料がかかります。良い口コミの傾向:大手の安心感と機能面の満足の声が中心
・サントリーの水だから安心
・弱温機能でミルクの温度調整が楽
・完全チャイルドロックができて便利
・弱温機能でミルクの温度調整が楽
・完全チャイルドロックができて便利
悪い口コミの傾向:サーバーのサイズと価格を気にする声も
・サイズが大きい
・もう少し価格が安いと嬉しい
・注意書きやボタンが多すぎる
・もう少し価格が安いと嬉しい
・注意書きやボタンが多すぎる
価格よりも機能重視の方におすすめのウォーターサーバー
サントリーのウォーターサーバーはサイズが大きめで、そこが気になるという声がありました。しかし、その分レンタル料無料のウォーターサーバーの中でもかなり機能が充実しています。特に4段階の温度調整機能は非常に好評です。弱温機能はすぐにお茶の飲み頃の温度ですし、弱冷機能の水はキンキンに冷えておらず、身体に優しく飲みやすい温度です。
また、コンビニでも売っている大手のサントリーの天然水が自宅に届き、便利なウォーターサーバーから使えるということそのものが満足感につながっています。安さよりも機能や大手メーカーの安心感を重視される方におすすめのウォーターサーバーです。
取扱いの水 | 宅配エリア | 支払方法 |
天然水 | 全国 ※沖縄、離島除く | クレジットカード 後払(コンビニ/銀行) 銀行引落 |
サントリー天然水サーバーの公式サイトはこちら
キャンペーンに騙されないで!無料ウォーターサーバーの落とし穴
無料キャンペーンに惑わされない
無料キャンペーンありきでウォーターサーバーを選ぶのはやめましょう。現在、様々なメーカーが独自の無料キャンペーンを企画し、宣伝されています。しかし、お得なのは少しの間の無料期間だけです。私たち消費者が注目すべきなのは、無料キャンペーンが終了した後の長い期間にどれほどの価格で使用できるか?というポイントになります。
「比較して選んだウォーターサーバーがたまたま無料キャンペーンをやっていた」ということでもない限り、簡単にキャンペーンに乗らないようにしましょう。
くじ当選!?悪徳商法の詐欺に注意
これまで紹介してきた通り、「ウォーターサーバーのレンタル料が無料」というケースは全く珍しくありません。しかし、街頭では様々なキャンペーンが行われており、通行人にくじ引きをさせて「ウォーターサーバーが当たった」と喜ばせる、新手の営業が行われています。「コンビニで買うくらいの水の値段でウォーターサーバーが使えて便利ですよ」と軽い気持ちで契約させようとします。
当然ですが、このような形で契約するのは絶対にやめましょう。今回紹介したような、信頼できる会社から選ぶのが一番です。
街頭の試飲イベントでそのまま契約しない
ウォーターサーバーの試飲イベントをショッピングモール等で見かけたことがありませんか?ウォーターサーバーは、気軽な気持ちで契約させようとするキャンペーンをあらゆる場所で行っています。こうした営業手法は比較をさせずに、消費者の視野を狭めてしまい、正しい判断をできなくさせてしまうのです。
ウォーターサーバーは各社で差が大きいので、比較することが大切です。偶然の出会いで1社に絞る必要はありません。興味があってもきっぱりと断って、他社と比較してみて本当に良いものなのか考えることが大切です。
天然水とRO水の違いは?今更聞けないウォーターサーバー基礎知識
天然水とRO水の違い
ウォーターサーバーで提供されている水には2種類あります。簡単に説明すると以下のようになります。天然水・・・自然に湧き出た水を採水して、殺菌等の加工をしてボトリング
RO水・・・水道水や天然水に含まれる不純物をほぼ全て取り除いて製造した真水
RO水・・・水道水や天然水に含まれる不純物をほぼ全て取り除いて製造した真水
天然水はイメージ通りだと思いますが、RO水は知らないという方も多いと思います。
RO水には「RO膜」という膜が使われます。これは水の中の不純物をほぼ全て取り除くことができる膜です。ウォーターサーバーの場合、一般的には水道水を原水にして真水を取り出し、そこにミネラルを加えておいしい水を作ります。コストがかからず、天然水よりも安く提供できる傾向にあるのが特徴です。
この2種類であれば、天然水の方が美味しそうに感じるかと思いますが、実際、どちらも味に大差はありません。飲んでみるとわかりますが、RO水もとてもおいしい良い水です。実際、水の違いよりも価格であったり、ウォーターサーバーの使いやすさで比較することが大切であると言えます。
ワンウェイボトルとリターナブルボトルはどちらが良い?
ウォーターサーバーに使われるボトルには大きく分けて2種類あります。ワンウェイボトル・・・ペットボトルやパックなどで届き、使ったら捨てられるタイプ
リターナブルボトル・・・頑丈な潰れないボトルで届き、使ったら回収されるタイプ
リターナブルボトル・・・頑丈な潰れないボトルで届き、使ったら回収されるタイプ
ワンウェイボトルはゴミが出てしまいますが、潰して捨てられるので、空のボトルが場所を取りません。リターナブルボトルは空のボトルを回収してもらうまで、家の中のスペースを奪いますが、ゴミが出ないのがメリットです。
ただし実際のところ、ワンウェイボトルのゴミ問題はあまり大きな問題ではないと思います。一般家庭では月に2~3本程度しか水を使用しないからです。筆者は、スペースを奪わないワンウェイボトルをオススメします。
「無料」に踊らされずにウォーターサーバーを比較することが大切
レンタル料無料のウォーターサーバーにも様々な種類があり、どのサーバーもそれぞれで特徴が全然違います。だからこそ、比較が大切です。
「無料」という言葉に踊らされず、自分にぴったりのウォーターサーバーをしっかりと比較して選ぶことが、悔いのないウォーターサーバー選びの一番のポイントです。水代や電気代、デザインが自宅に合うか、などをしっかり考えて選べば、そのウォーターサーバーは末長く家庭で活躍するはずです。