意外と簡単!コンシーラーをマスターする方法 / シミ・ニキビのおすすめ攻略法
[公開日]2016/06/24[更新日]2018/07/15
塗れば塗るほど後悔するコンシーラー。買ってみたものの、どう使っていいのか途方に暮れていませんか?
この記事では、特別なワザを使わなくてもきちんとカバーできるコンシーラーを使いこなしポイントを解説していきます。大きなポイントは以下の3つです。この当たり前とも思えるポイントがコンシーラーを使いこなすかどうかのカギを握っています。
コンシーラーだけで隠そうとしない
カバーすべきか、光の拡散を利用すべきかを見極める
指・ブラシでなじませるのは大切!ただし、ぼかしすぎると取れる
使い方よりも目的に合ったコンシーラーの選び方できていますか?
コンシーラーで重要なのは、色と目的に合ったカバー力の組み合わせです。まず、この基本をクリアしていないと、コンシーラーを使いこなすのは難しくなります。カバーしたい部分には、どんな形状とどれくらいカバー力が必要なのかを知るところからはじめましょう。
商品 | カバー力 | 色 / 形 |
|
---|---|---|---|
クマ・くすみ | ★★★☆☆ 光の反射力とカバー力が必要/明るすぎると色が浮いてくるので注意 | 色:ライトorダークベージュ 形:リキッド(筆) |
|
ニキビ/ニキビ跡 | ★★★★★ カバー力重視/周りだけぼかし、パウダーをふんわりつける | 色:ライトorイエローベージュ 形:スティック |
|
シミ・肝斑・そばかす | ★★★★★ カバー力重視素肌より1トーン暗い色を選び、スタンプ付けをする | 色:ダークベージュ 形:スティック |
|
小鼻の赤み | ★★★★☆ 皮脂が多くヨレやすいので、クリームコンシーラー+パウダー必須 | 色:ライトorイエローベージュ 形:クリーム |
|
ほくろ | ★★★★★ カバー力重視ぼかしすぎないように注意する | 色:ダークベージュ 形:スティック |
|
毛穴 | ★★★☆☆ カバー力よりも光の反射力、くずれにくさ、透明感重視 | 色:ライトベージュ 形:クリーム |
|
リップ | ★★★☆☆ ファンデーションと同じ色味を口角部分をカバーすると、口角が引き締まる | 色:ライトベージュ 形:リキッド |
コンシーラーはどの色を買うと良いのか?
コンシーラーの色は、主にライトベージュ・ダークベーシュ・イエローベージュの3色です。カバーしたい場所によって、最適なコンシーラーの色は異なりますが、同じライトベージュでも人によって肌に合うライトベージュの色は異なるため、以下を参考にしてみてください。ライトベージュ:使っているファンデーションと同じトーンの色
ダークベージュ:すっぴんのときと同じトーンの色
イエローベージュ:ファンデーションでいう「オークル」と呼ばれる黄色味が強い色味
ダークベージュ:すっぴんのときと同じトーンの色
イエローベージュ:ファンデーションでいう「オークル」と呼ばれる黄色味が強い色味
選ぶときは、先ほどお伝えしたように、今使っているファンデーションの色と同じトーンの色を選びましょう。コンシーラーの色が明るかったり、暗すぎると時間の経過とともに色が浮き上がってきます。
本領発揮させる部分別正しいコンシーラーの使い方
カバーしたい箇所につかうべきコンシーラーがわかったところで、部分別に正しいコンシーラーの使い方を解説していきます。
どの部分にも「ぼかし(なじませる)」が必要になりますが、ぼかしすぎるとせっかくカバーできていたところのコンシーラーがとれてしまいます。指でぼかすときは、力が入りにくい「薬指」でポンポンすると絶妙な力加減でぼかすことができます。
クマ・くすみ
クマやくすみをカバーするときは、自分が思っている以上に薄く、少量ずつ使いましょう。クマは、隠すよりも明るさを足していくことを意識してみてください。青クマは、明るさよりもオレンジ色/赤色系の入ったベージュ
茶クマは、イエロー+ダークベージュ
黒クマは、ライト+ダークベージュ
くすみは、ライトベージュ
茶クマは、イエロー+ダークベージュ
黒クマは、ライト+ダークベージュ
くすみは、ライトベージュ
ニキビ/ニキビ跡(色素沈着・クレーターニキビ跡)
ニキビと色素沈着したニキビ跡には、カバーしたい部分より一回り大きく塗り、ニキビがあるところはあまり触らず、その周辺の境目をブラシや指でぼかします。ぼかすだけでは、コンシーラーが目立つこともあるので、その場合はファンデーションでなじませると自然にカバーできます。凹凸クレーターニキビ跡は光を利用する
凹凸クレーターニキビ跡は、隠すよりも光の拡散を利用して凹凸の陰を飛ばすほうが簡単にカバーでき、自然に見えます。凹凸にコンシーラーを塗りこむようにすると、広範囲になるため不自然さが際立ちます。シミ・肝斑・そばかす
シミ・肝斑・そばかすは、素肌の色と同じくらいのダークベージュをベースにライトベージュ(ファンデーションと同じ明るさ)を加え、塗ったところとそうでないところに差が出ないようにしましょう。頬は顔の中でも動きが少ない部分なので、テクスチャーが硬めでカバー力が高いスティックタイプが良いでしょう。同じ部分に何度も指やブラシを使うと、コンシーラーが取れてしまうので、少量をスタンプを押すように使い、ポンポン軽くなじませるくらいがよいでしょう。
コンシーラーだけでシミやそばかすを消そうとすると厚塗りになるからね。メイク全体でシミをカバーするように意識してみて。
小鼻の赤み
小鼻は、皮脂の分泌が活発なので、メイクしても崩れやすい部分です。つけるときは、クリームタイプのコンシーラーを両小鼻に対して米粒程度使い、溝部分や赤みが気になる部分にブラシで薄くつけていきます。つけたあとは、ファンデーションではなくおしろいパウダーで抑えることで崩れにくくなります。
小鼻の赤みを徹底的にカバーするときは、毛穴を埋める化粧下地や赤みを抑えるコントロールカラーを使った後にコンシーラー→パウダーの順にするといいわ。
ほくろ
ほくろをコンシーラーで完全にカバーすることはできませんが、薄く目立たないようにすることはできます。ふくらみのあるほくろには、クリームかスティックタイプのコンシーラーでニキビを隠すのと同じように使います。膨らみのないほくろには、カバー力のあるスティックタイプのコンシーラーをスタンプのようにポンポンとつけましょう。ほくろは、色がはっきりでるので、ほくろ部分には触らず周囲をブラシでなじませてください。なじみにくいときは、ファンデーションで境界線をぼかしましょう。
毛穴
毛穴は、カバー力だけでなく光コントロールによって、目立たなくできます。カバー力重視の硬いスティクタイプを使うと毛穴落ちしやすいため、筆タイプのリキッドコンシーラーかクリームタイプをブラシで薄くつけていくとよいでしょう。毛穴関連記事
毛穴消したいときはどうしたらいいですか?タイプ別原因と対策方法まとめ
口角/リップラインを整える
口周りは、くすみが気になりやすいのでつい明るい色を選ぼうとしますが、ファンデーションと同じくらいの明るさ、もしくは素肌と同じくらいの明るさのほうが肌なじみしやすくなります。
一つ持っておくと便利なコンシーラーは?
ここまで目的別に役立つコンシーラーのタイプをお伝えしましたが、これから新しく買うならどれがいいのか?と思う方もいらっしゃるかと思います。ここでは、アンチエイジングの神様チームで評価した1本持ってくおくと便利なコンシーラーを紹介します。形状/タイプ | 価格(税別) | カバー力 |
---|---|---|
スティックタイプ マナラリキッドBBバー | 2,720円 / 35g | ★★★★★ カバー高い / ぼかしすぎに注意 |
リキッドタイプ クリアエステヴェール / マキアレイベル | 1,980円 / 13ml | ★★★☆☆ 明るすぎると色が浮くので注意 |
クリームタイプ 澄肌ホワイトCCクリーム | 3,500円 / 30ml | ★★★★☆ 油分が多くヨレやすいので、パウダー必須 |
カバーだけでなくハイライト効果も
コンシーラーは、肌コンプレックスを隠すだけでなく、顔を立体的に見せるハイライトや涙袋をつくるときにも使えます。詳細はこちらの記事で解説しています。いつ塗るのが正解か?コンシーラーをつける順番
パウダーファンデーションを使っている
パウダーファンデーションの場合は、ファンデーションの前に使います。パウダーファンデーションのあとに使うと、粉の上からはカバーしづらく、塗ったパウダーファンデーションもヨレてしまいます。リキッドファンデーションを使っている
リキッドファンデーションの場合は、ファンデーションをつけたあとに使います。リキッドファンデーションの前に使うと、コンシーラーがよれてしまいます。カバー力が弱いリキッドコンシーラーは取れてしまい、カバー力の高いスティックコンシーラーは、ヨレてしまいます。BBクリーム/CCクリームを使っている
元々カバー力のあるBBクリームや肌色をキレイにみせるCCクリームの場合は、BB/CCクリームの後に塗り、その後パウダーをふんわりつけましょう。BBクリームもコンシーラーもどっちもクリームだったら、テクスチャーがゆるいものを先に使うと崩れにくくなるわ。
なぜ、コンシーラーを使いこなせないのか?失敗例と対策
「コンシーラーを買って使ってみたけど、使いこなせない」原因がわかれば、使いこなすヒントが見えてきます。コンシーラーは、本来肌をより美しくみせるためのコスメですが、コンシーラーのせいでメイクがうまくいかないという方が多いのではないでしょうか?
色選びの失敗、塗りすぎ、使い方を間違えているという3つのポイントから使いこなせない原因と対策をみていきます。
「私、コンシーラー塗っています」という厚塗り感の原因は?
クマやシミ、ニキビを隠したいという思いのあまり、どうしても起こりがちなのがコンシーラーの「厚塗り」です。特に、スティックやクリームタイプはカバー力に長けているので、厚塗り感が出やすくなります。ここで失敗してしまう理由は、コンシーラーに頼りすぎているからです。対策 コンシーラーだけでカバーしようとしない
「コンシーラーさえ使えば隠せる」と思うと、使用量は多くなってしまいます。大切なのは、目的に合った化粧下地とファンデーション、おしろいパウダーを含めた総合力でカバーできているかを判断することです。全体を通して肌がキレイに見えていることが大切なので、コンシーラーだけにカバー力を求め過ぎないようにしましょう。明日から、コンシーラーを使う量はいつもの1/3程度にしてみて。
塗っても肌トラブルをカバーできない原因は?
カバー力は図のようにリキッドタイプが最も弱く、カバー力に優れているのはスティックタイプです。リキッドタイプのほうが水分が多く、スティックタイプにはあまり水分がなくテクスチャーが硬いのが特徴です。また、コンシーラーをつけたあと、なじませるために指やブラシでぼかしますが、ぼかしすぎてコンシーラーが取れてしまうことがあります。選び方や使い方を間違えるとカバーしたい肌トラブルを隠せず、使いこなすのが難しくなります。
対策 カバー力でコンシーラー選びをする
目の下にある濃いシミを消したい時、リキッドタイプよりもスティックタイプのほうがシミをカバーする力は高くなります。ただし、伸びが悪いスティックタイプであれば、動きの多い目元に使うと厚塗り感がでるため、おすすめできません。その場合は、クリームかリキッドタイプでカバー力+光を拡散する方法が適しています。その一方で、明るさを足したい場合は、カバー力よりも明るさや光を利用するリキッドタイプのコンシーラーのほうが適しています。
コンシーラーの選び方については以下の記事を参考にしてみてください。
知っていますか?色・形状・目的別正しいコンシーラーの選び方
時間の経過とともにコンシーラーの色が浮いてくる原因は?
コンシーラーの悩みで最も多いのが、使ってみたら顔とコンシーラーの色が合っていないというものです。特に明るめのコンシーラーを買った場合に多く、白さが際立って悪目立ちしてしまいます。コンシーラーの色選びは、明るすぎても、暗すぎても失敗です。対策 自分の肌に使えるカバー色を知る
まずは、自分がイエローベースの肌色か、ブルーベースの肌色かを知り、使える色を知りましょう。そこから明るさを選んでいきます。ブルーベース:色白と言われたり、オレンジ系よりパステルピンクが似合う⇒ライトベージュ、ダークベージュ
イエローベース:健康的な肌色、青みがかったピンクよりもオレンジが似合う⇒ライトベージュ、ダークベージュ、イエローベージュ
イエローベース:健康的な肌色、青みがかったピンクよりもオレンジが似合う⇒ライトベージュ、ダークベージュ、イエローベージュ
ブルーベースの肌色の場合、イエローを使うと透明感を損ねて、厚塗り感が出るわ。
コンシーラーが肌になじまないの応急処置
肌コンディションが悪い場合は、スキンケア前にホットタオルで肌を柔らかくしてみてください。タオルを水で濡らして、30秒レンジで温めるだけです。目元のくすみやクマには、ホットタオルをしたあと目頭から目尻に向かってマッサージするのもおすすめです。あたためると、スキンケアの浸透が高まって潤うからコンシーラーも使いやすくなるわ。ただし、毛穴をカバーするときは、ホットタオルで毛穴が開いてしまうからNGね。
諦めも肝心!コンシーラーよりBBクリームのほうが使いやすい
プロがおすすめするコンシーラーを買ったとしても、自分自身がそれをうまく使いこなさなければ価値はゼロです。コンシーラーは、あると便利ですが、使い方が難しい化粧品でもあります。何度やってもうまくいかない場合は、BBクリームに切り替えてみてはいかがでしょうか?
BBクリームは、元々、傷を隠すために作られたもので、スキンケア後BBクリームだけでメイクを済ませられます。以下は、アンチエイジングの神様チームで評価したBBクリーム商品です。スティックタイプですが、想像以上にスルスルと伸びが良く、カバー力や肌のツヤ、フィット感に優れています。
手を汚さない毛穴対策から6役こなすBBクリームバーマナラ リキッドBBバー / ランクアップファンデーション:
日焼け止めSPF35 PA+++、美容液、下地、コンシーラーなど1本6役BBクリームバー
なめらかな伸びで、ムラなく毛穴やしみをカバー
初回限定、毎月先着300名、到着8日以内は色変更可
価格 種類 内容 2,720円(税抜) 本商品
BBクリーム
使い方がわからないコンシーラーを極める3つのポイント まとめ
コンシーラーだけで隠そうとしない
カバーすべきか、光の拡散を利用すべきかを見極める
指・ブラシでなじませるのは大切!ただし、ぼかしすぎると取れる
《おすすめ関連記事》