青ヒゲ撃退で卑下する日々にさらば!男の髭脱毛法
[公開日]2016/06/06[更新日]2016/09/01

今回は、本気で脱毛に取り組みたい人のための脱毛法を詳しく解説していきます。各脱毛のメリットやデメリットだけではなく、サロン・クリニックの店舗情報まで網羅しました。
また、日頃の生活から髭を抑える行動や青ヒゲ改善法など、日常生活におけるポイントも解説することであらゆる角度から打倒髭!を提案していきます。
それでは、一緒に丁寧に見ていきましょう!

こんにちは!「アンチエイジングの神様」管理人の安藤美和子です。
脱毛は正しい知識で行わないと肌に大きなダメージを残してしまうわ。ヒゲの脱毛となるとなおさら慎重にならないといけないわね。
では、ヒゲ脱毛について丁寧に見ていきましょう。
脱毛は正しい知識で行わないと肌に大きなダメージを残してしまうわ。ヒゲの脱毛となるとなおさら慎重にならないといけないわね。
では、ヒゲ脱毛について丁寧に見ていきましょう。
主要な脱毛は3つだけ!脱毛マップ
ここでは、脱毛にはどんな種類があるのかを見ていきたいと思います。それぞれに一長一短がありますが、自分の中の譲れないポイントを設定することで、自身にあった方法が見つかります。
以上が脱毛法とその特徴です。
肌質によっては適さない脱毛法(やけどや炎症の原因に)もあるので、慎重に吟味する必要があります。
また、痛みを伴う場合も多く、この痛みが繰り返されることで大きなストレスとなることも。脱毛を選ぶ際には大きなポイントになりそうです。
すぐ"毛が抜ける"ワケではないのが脱毛
脱毛というと、施術をすればすぐに毛が抜けて生えなくなる、そんな想像をする方もいるのではないでしょうか。しかし、実際のところすぐに脱毛はできないのです。それには、毛周期というものが関係してきます。

毛の生え変わるサイクルは図のようになります。
そして、脱毛効果を出すために有効な期間は成長期だけであることがポイント。
成長期の毛は皮膚組織と結合している状態であり、その時を狙って細胞に刺激を与えていかないと、本当の意味での脱毛効果が発揮されないのです。
「毛はきちんと生えてる」と思っていても、細胞から剥離して肌にとどまっているだけの退行期である場合に注意しないといけません。
そして、アゴの毛で目に見えて生えている(成長期・退行期)毛の割合は、およそ70%。その中で脱毛施術の効果を受ける成長期の毛率はさらに下がることが予想できます。
個人差が強く出るところなので一概には言えませんが、この数値からも分かるように一回の脱毛施術では脱毛は終われない、ということなのです。
この毛周期のサイクルは1〜2か月ほどで繰り返されます。
脱毛施術の間隔は毛周期に合わせて約2ヶ月に1回となり、それを何回か繰り返していくことで、脱毛割合が進んでいくことになります。
また、施術をしても成長期の毛が確実に脱毛されるのかというと、そうではありません。
機器の威力などにも左右されるところが大きく、ニードル脱毛>医療レーザー脱毛>光脱毛の順で効果が現れると言われています。
ということで、脱毛完了までのトータル時間は1年〜3年くらいを目安としているサロン・クリニックが多いようです。

脱毛って1回してもらえれば済む話なのかと思ってた。根気よく続けていく必要があるんだね。
クリニックには医師がいる!サロンとクリニックの違い
ここでは、サロンやクリニックとは何ぞや?という疑問にお答えしていこうと思います。表で見比べてみましょう。

ねえねえ、安藤さん。サロンとクリニックの大きな違いって、結局のところ何なの?

クリニックは医療機関のことで、医療用脱毛レーザーを扱っているわ。医療用脱毛レーザーでの脱毛は医師にしか認められてなくて、サロンで施術を受けることができない点が一番の違いね。
クリニックは医療機関、ということは保険が適用されてサロンより安くなるのでは…!と思われた方。水を差しちゃいますごめんなさい。
脱毛は保険適用外です。サロンよりも料金が高くなる傾向にありますが、クリニックでも割引制度が用意されていることが多いので、HPなど要チェック。
ヒゲ脱毛の3大主流「サロン・クリニック・ケノン」比較
サロンやクリニックの違いが理解できたところで、それぞれの店舗や機器の特徴を見ていくことにしたいと思います。
お店選び・製品選びに活用してみてください。
サロンの比較
▼比較表の詳細はページ下部へ
クリニックの比較
▼比較表の詳細はページ下部へ
▼製品の詳細はケノンを2年使ってわかったことへ
永久脱毛サロンはアブナイ?
サロンで「永久脱毛」をほのめかしていないか
初診以降の予約はきちんと取れるのか
割引クーポンでやたら安い価格になっていないか
ここで、お店を選ぶときの注意点をについて触れてみたいと思います。ポイントは上の3項目。初診以降の予約はきちんと取れるのか
割引クーポンでやたら安い価格になっていないか
まず、サロンで永久脱毛を謳うことはできません。にもかかわらず「永久脱毛」の触れ込みで誘い込もうとしているサロンは信用できなさそうです。
意外と見落としがちなのが、一度脱毛をスタートさせたはいいものの、その後の予約がなかなか取れないことがある点です。
実際に入会してみないと確かめようのないことではありますが、口コミのチェックや入会時に尋ねてみる必要はありそうです。
また、サロンとクリニック両方に言えることですが、顧客獲得のための熾烈な割引合戦が繰り広げられています。
やたら安い料金ではそもそも脱毛の施術回数が少なかったり、脱毛しきれなかった場合は別の料金コースへ誘導されてしまうことで、結果的に高くついてしまう場合があります。要注意です。
絶対なんて絶対ない!?永久脱毛について
お店選びや脱毛に関する情報を調べていると、永久脱毛について書かれていることがあります。
ですので、ここでは「永久脱毛ってなんなの?」「永久脱毛って存在するの?」といった疑問にお答えできればと思います。
そもそも永久脱毛とは、「医療行為」であり、医療機関でしか行えないとされています。
昭和59年11月13日及び昭和63年2月4日に、いわゆる『永久脱毛』行為について、厚生省・医事課より 「永久脱毛を業として行った場合は、医師法第17条の医業に該当し、医師以外の者が行えば医師法違反となる」との回答が出されており、 医療機関以外では永久脱毛行為は禁止されています。
出典:日本医学脱毛協会
じゃあクリニックに行けば永久に毛が生えない処置をしてくれるのか、というと、事情は少し違っているようです。
僕たちが「永久脱毛」と聞くと、「脱毛処理してしまってから死ぬまでの間、その部分には絶対に毛が生えてこない」という印象がありますよね。
しかし、脱毛先進国であるアメリカの電気脱毛協会では、「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法」を永久脱毛として定義しているようなのです。
20%以下という数字もまあまあな高さではあると思うのですが、極めつけは「1ヶ月後」のフレーズ。2か月後に毛がワサッと盛り返してきたとしても、永久脱毛じゃないじゃん!とは言えないということです。
ですので、永久脱毛の「永久」はほどほどに捉えておいたほうがいいのかもしれないですね。
ちなみに、日本の永久脱毛に対する定義は無いようです。そもそも日本国内の脱毛歴史は浅く、永久なのかどうかを検証しきれていない点が影響しているとみられています。
男の脱毛は痛い…女性脱毛との違い
脱毛のメカニズムについては、男性と女性で違いはありません。
レーザーや光脱毛と呼ばれるものは、毛根に含まれるメラニン色素に働きかけ、熱によって毛根周辺の組織を弱めたり破壊することで脱毛を促します。

光脱毛はレーザー脱毛に比べてメラニンへの浸透率が低いため、脱毛能力も低くなりがちです。
その分レーザーと比べて肌への負担は軽く、痛みも薄い傾向です。
また、男女の体毛で大きく異なる点として、男性の毛は濃くて太いものが多いことが挙げられます。
もちろん男性ホルモンの違いからこうなるのですが、脱毛の際には、毛の太さや密度が影響して女性よりも痛みが強く出たり、施術回数が増えることで費用が余分にかさんでしまうことがあります。
男の毛はしぶといのです。
髭無男子好き率90%以上!脱毛のメリット
ここまで読んでいく中で、脱毛したくなったけどまだなんとなく不安だなー
そんな人の背中をそっと押すべく、ここからは脱毛のメリットについてお話ししてみようと思います。
肌への負荷を抑える
まず第一に、脱毛をしてしまうとヒゲを剃らなくて済むようになります。カミソリやシェーバーでヒゲを剃る行為は肌にとても負担をかけるもので、肌の弱い人であればすぐに出血してしまいますよね。
さらに、肌の最上部にある角質層を削り取ってしまうため、水分を保持する機能や外部刺激から身を守る機能が奪われます。
その結果、乾燥や炎症を引き起こしてしまう可能性も。
ヒゲ剃って綺麗に見せようとしているのに、剃った後もみっともない肌になってしまう…そんな負の連鎖を断ち切ってくれるのが、脱毛、ということです。
また、カミソリやシェーバーは皮脂がつきやすく、それに伴って雑菌も吸着しやすい環境になっています。
水気の多い環境で使用することも多いでしょうから、カビの温床にもなりかねません。
そんなモノで皮膚を削り傷つけているとしたら…肌に良いわけなさそうですね。
剃る手間が省ける
これも当たり前ではあるのですが、ヒゲをそらないでいい分時間が増えることになります。筆者の友人の話では、朝の髭剃りに1時間近く時間をかけるそうで、ピンセットで毛抜きをしてからの、シェーバー。なんたる苦行でしょうか。
本人いわく「早起きよりもヒゲが生えている方が嫌」とのこと。見た目のコンプレックスには根深いものがあります。
というわけで脱毛は、見た目だけではなく新たな時間をも生み出してくれる、一石二鳥の手段と言えそうです。
何と言っても印象が変わる!
ヒゲっ面とツルスベ顔では印象が大きく異なるもの。2015年8月に実施された「マイナビウーマン」の調査では、ヒゲに対する女性の驚くべきデータが浮き彫りに。
Q.「ヒゲのある男性」と「ヒゲを生やしていない男性」どちらがタイプですか?
ヒゲのある男性……5.9%
ヒゲを生やしていない男性……94.1%
ヒゲを生やしていない男性がタイプな理由として、
■清潔感がある
・「清潔感があるから」(28歳/団体・公益法人・官公庁/その他)
・「毎日手入れしてる感じがいい。」(29歳/生保・損保/販売職・サービス系)
・「爽やかなので」(24歳/その他/事務系専門職)
ヒゲを脱毛すれば、多数派の女性から好印象を得られることは間違い無いみたいですね。
デザイン脱毛について
ヒゲはヒゲでも、部分的に脱毛することが可能です。ヒゲをファッションとして生やしている人で、日頃の手入れをより簡単に済ませるためや見栄えを良くするために脱毛します。これがデザイン脱毛と呼ばれるものです。デザインといっても特定の形にするだけにとどまらず、毛の量を調整することで濃い→薄いを選択することも可能です。サロンやクリニックによってはデザイン脱毛のメニューがないところもあるので、事前に要チェック。ヒゲを脱毛したいけれど、ツルツルになるのは嫌だ。そんな人の要望に応えてくれるのがデザイン脱毛と言えそうです。
ジヒドロテストステロンが最大の敵!ヒゲの原因と対策
ここからは、サロンやクリニック、美容家電以外でヒゲを薄くできる方法はないのか探っていきたいと思います。
ヒゲが発生したり濃くなったりする原因は、男性ホルモンです。
当たり前といえば当たり前の話なのですが、では、男性ホルモンを増やしてしまう原因は何か?逆に男性ホルモンを抑えることはできるのか?という知識はあまり知られていないかもしれません。
そこを紐解いていくことで、脱毛プラスαの「半永久脱毛」を目指していきましょう。
男性ホルモンの種類と役割

テストステロンは体毛を濃くするといった作用がありますが、それ以上に、男性が若々しく生きていく上では大切な成分です。
テストステロンが少なくなってしまうと、性欲や意欲の減退・鬱やメタボの誘発・身体機能低下といった、いわゆる男性型更年期障害を引き起こしてしまうことに繋がります。
つまり、ヒゲを濃くさせないためにテストステロンを減少させようとするのは、好ましくないといえます。
一方、ジヒドロテストステロンは、身体に存在する「5αリダクターゼ」と呼ばれる成分とテストステロンが反応しあうことで発生します。
このジヒドロテストステロンは別名悪玉男性ホルモンと呼ばれることもあり、テストステロンよりもずっと強力な男性化を推し進めるホルモンです。
これは、男性型脱毛症(AGA)の分野でよく聞かれ、まさに毛髪の脱毛を加速させる原因となったり体毛を濃くさたりする働きがあります。
しかし、ヒゲに関しては脱毛させるどころか促進させる作用があり、このジヒドロテストステロンこそが濃いヒゲの生みの親、ということなのです。
ジヒドロテストステロンを減らす行い
大豆イソフラボンの摂取
ノコギリヤシの摂取
ジヒドロテストステロンの発生を抑えるためには、この二つが有効とされているようです。ノコギリヤシの摂取
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは、知っている人も多いかもしれませんが、女性ホルモンと構造が似ている成分で、5αリダクターゼを抑制することでジヒドロテストステロンの発生も抑えることができます。普段の生活で取り入れやすそうな食品を例に挙げて見てみると、
豆腐1パック(300g)で約60g
豆乳1本(200ml)で約50g
納豆1パック(40g)で約30g
味噌汁1人前(250cc)で約10グラム
豆乳1本(200ml)で約50g
納豆1パック(40g)で約30g
味噌汁1人前(250cc)で約10グラム
となっています。
1日の目安摂取量は70〜75mgなので、豆腐半丁入りの味噌汁と納豆をおかずにすればクリアできそうですね。
ただ、イソフラボンの過剰摂取は人体へ悪影響を及ぼすといった報告があるので、目安量を大幅に超えた摂取を続けないように気をつける必要はありそうです。
ノコギリヤシ
また、ノコギリヤシは、5αリダクターゼの働きを妨害する作用があると言われています。もともとは男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)が原因の一部とされる、前立腺肥大を解消する成分として注目されていました。
しかし、ジヒドロテストステロンを生成する5αリダクターゼの働きを抑え込むことで、育毛としての期待も高まっています。
ここでは、ヒゲを濃くさせる最大の原因、ジヒドロテストステロンの発生を抑えることからヒゲの抑毛にも繋がると考えています。
ノコギリヤシは普段の食事などから摂取することが難しいので、サプリメントを利用するのが理想と言えそうです。
その他
他にも亜鉛の摂取も有効というソースがありましたが、5αリダクターゼを抑制はするけどテストステロンの量も増やしてしまうことになるため、一概にはジヒドロテストステロンの発生を抑えることにならない可能性が指摘されています。ということで、まとめると、ヒゲ抑毛のためには大豆イソフラボンとノコギリヤシがキーワードとなりそうです。
埋没毛で気分もボツ↓青ヒゲの原因
青ヒゲから解放されたいとの願いで脱毛を考えている人は多いのではないでしょうか。
「顔色が悪く見える」「不潔」など、何かと不利なイメージを与えてしまう青ヒゲの、原因と実情を探っていきたいと思います。
青ヒゲの原因は「うっすら見え」
ヒゲは、肌の表面から生えているものではなく内部から成長しています。ヒゲを剃るというのは表面のヒゲを切り落としているということで、肌内部には取り残されたヒゲがいる状態です
。その剃り残しが表面からうっすら見えてしまっている状態を、青ヒゲと呼んでいます。
特に色白の人や皮膚が薄い人は肌内部のヒゲを透視しやすく、より青く映ってしまう傾向があるようです。
しかし、肌内部のヒゲ除去は普通にヒゲを剃っただけではできません。
青ヒゲを克服するには脱毛するのが一番の近道、ということになりそうなのですが、中には青ヒゲを助長するような間違ったヒゲ処理をしている人が。それもズバリ、「ヒゲを抜く」行為です。
毛抜きはNG!
ヒゲが生えてくるのを抑えようとしてヒゲを抜いてしまう人がいますが、これは様々な肌トラブルを引き起こすばかりで、青ヒゲの原因である埋没毛すら生み出してしまいます。抜きたい気持ちはとても分かるのですが、そこをグッと堪えられるかどうかが青ヒゲ回避の鍵です。
埋没毛のメカニズム



→埋没毛に!!
この埋没毛は、毛抜きだけではなくヒゲの過剰な深剃りによっても引き起こされてしまいます。
どうしても青ヒゲが気になって深く剃りたい心理はよく理解できますが、肌に大きな負担をかけてしまった結果埋没毛を生み出し、さらなる青ヒゲを助長しかねません。
毛抜きはなるべく控え、優しく大切にシェービングしてあげてくださいね。

ヒゲなんてバンバン抜いてたけど、よくなかったのか〜。きちんと保湿ケアをしてやると、角層が柔らかくなって埋没毛が治まってくるみたいだよ。あと、医療レーザー脱毛も有効なんだって!
まとめ!押さえておきたい脱ヒゲ5POINT
ヒゲ脱毛について解説してきましたが、改めてまとめておきたいと思います。
❶ヒゲ脱毛の3大主流はサロン・クリニック・美容家電
❷脱毛にはそれなりの期間(1年〜3年)が必要
❸永久脱毛はクリニックでのみ可能
❹ヒゲ抑毛にはイソフラボンとノコギリヤシ
❺毛抜きは青ヒゲを助長する
❷脱毛にはそれなりの期間(1年〜3年)が必要
❸永久脱毛はクリニックでのみ可能
❹ヒゲ抑毛にはイソフラボンとノコギリヤシ
❺毛抜きは青ヒゲを助長する
ヒゲは一朝一夕では脱毛できないものの、確実に脱毛していくことは可能です。
それぞれの手法に一長一短がありますので、脱毛のメカニズムや機器の特徴をしっかり理解し、正しく効率的な脱毛を目指していきましょう!
【参考】記事で調査した脱毛クリニック・サロンの比較表
ヒゲの脱毛について見てきましたが、解説していくにあたって脱毛サロンと脱毛クリニックを比較調査しているので、お店選びに活用してみてください。
脱毛サロン比較表
脱毛クリニック比較表
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