パナソニック光エステはVIO・剛毛に使えない!?使ってわかった脱毛効果
[公開日]2018/09/12
パナソニックのドライヤーやスチーム美顔器などの美容家電も評価が高いので、光エステの脱毛効果も期待する人も多いのではないでしょうか。
光エステを実際に使ってみましたが、筆者のように「ムダ毛処理した翌朝にはもう生えてくる」というような人には脱毛効果が弱いと感じるかもしれません。
今回は、価格や性能を「ケノン」との比較もしたので、購入を検討している方は参考にしてみてくださいね。
光エステとケノンを比較した結果を先に見る
目次
《ガイド:広沢蝶子》
アンチエイジングの神様にて、脱毛ジャンルの企画編集を担当。ストッキングからチクチクはみ出るすね毛がコンプレックス。
アンチエイジングの神様にて、脱毛ジャンルの企画編集を担当。ストッキングからチクチクはみ出るすね毛がコンプレックス。
パナソニック光エステのメリットと買わないほうがいい人
まずは、光エステのメリットとデメリットをまとめてみました。
パナソニック光エステのメリット
・全身に使える(ヒゲ、デリケートゾーン、鼻より上は不可)
・レベル3までは痛みを感じない
・肌に当てると自動で照射されるのでラク
・レベル3までは痛みを感じない
・肌に当てると自動で照射されるのでラク
パナソニック光エステのデメリット
・照射間隔のスピードが遅いので時間がかかる
・脇、ビキニラインは3ヶ月以上続けないと毛が細くならない
・カートリッジの替えがない(最大30万回)
・充電式なので、内蔵バッテリーが約3年しか持たない(使い切り)
・脇、ビキニラインは3ヶ月以上続けないと毛が細くならない
・カートリッジの替えがない(最大30万回)
・充電式なので、内蔵バッテリーが約3年しか持たない(使い切り)
パナソニック光エステはコードレス式で手にフィットするデザインなので、持ちやすく使いやすいですね。
ただ、実際に全身に使ってみると、照射間隔が長かったり、照射面積が狭くて面倒に感じることがありました。
全身脱毛だと使いにくいかもしれません。
光エステシリーズは、使用部位で自分に必要なものを選べる
《最新》光エステES-WP-80:
・パナソニック光エステの最上位モデル
・照射面積8.3㎠(光エステ最大)
・最大30万回照射可能
・顔、ボディ、ビキニラインOK
光エステES-WH-95:
・コードレス式
・照射面積5.4㎠
・最大15万回照射可能
光エステES-WH-85:
・顔・ビキニラインは不可
・照射面積5.4㎠
・最大15万回照射可能
光エステES-WH-75:
・顔・ボディOK
・コンセント式
・照射面積5.4㎠
・最大15万回照射可能
・パナソニック光エステの最上位モデル
・照射面積8.3㎠(光エステ最大)
・最大30万回照射可能
・顔、ボディ、ビキニラインOK
光エステES-WH-95:
・コードレス式
・照射面積5.4㎠
・最大15万回照射可能
光エステES-WH-85:
・顔・ビキニラインは不可
・照射面積5.4㎠
・最大15万回照射可能
光エステES-WH-75:
・顔・ボディOK
・コンセント式
・照射面積5.4㎠
・最大15万回照射可能
光エステの最新モデルは照射面積・照射回数が大幅にアップしています。効果重視であれば最上位モデルが有力候補です。
価格重視の方は最上位モデルが出たことでひとつ下のWH-95が型落ちしているので狙い目ですよ。
光エステでワキやVIO脱毛するには時間がかかる
それでは、実際に光エステを購入した人の口コミを見てみましょう。
良い口コミの傾向・・・簡単に使えると高評価
・サロン脱毛していたが生えてきたので購入、家でケアできるのでラク
・コードレスなのでどこでも使える
・パナソニックの光エステシリーズを持っているので安心して購入
・効果はまだわからないが、痛みがなく使いやすい
・コードレスなのでどこでも使える
・パナソニックの光エステシリーズを持っているので安心して購入
・効果はまだわからないが、痛みがなく使いやすい
悪い口コミの傾向・・・脱毛効果の実感には個人差あり
・全身に使っていると途中で充電が切れる
・脇とVラインは2ヶ月経つがまだまだ生えてくる
・スピード照射モードは30分に1回しか使えない
・コツコツできる人じゃないとツルツルは難しい
・レベル5だとヒリヒリする
・脇とVラインは2ヶ月経つがまだまだ生えてくる
・スピード照射モードは30分に1回しか使えない
・コツコツできる人じゃないとツルツルは難しい
・レベル5だとヒリヒリする
パナソニック「光エステ」を購入している人は脱毛サロンで既に脱毛しており、まばらに生えてくるムダ毛処理のために購入しているという人が多く、部分的なムダ毛ケアの家庭用脱毛器として高評価です。
ただし、剛毛・毛深い方、脇やVラインなど毛が太いところを脱毛するために購入した方は、変化を実感するまでに時間がかかっており、脱毛効果に関する満足度はばらつきがあります。
《画像あり》4か月使ってわかったパナソニック光エステの脱毛効果
筆者が光エステ(WH-95)を4か月使用して感じた、特に良かったポイントをまとめました。
腕や太ももの脱毛効果は◎
パナソニックの光エステは顔からビキニライン、ボディに使えますが、脱毛効果を感じやすい部位とそうでない部位があります。この画像のように、毛が元々細い場合は2〜3ヶ月使っていくうちに、生えるスピードが遅くなり、毛穴も目立たなくなります。そのため、腕や指毛、腹部や太ももは脱毛効果を感じやすいでしょう。
一方、この画像のように毛が太い、しっかり生えているところ、毛穴が目立つところだと2〜3ヶ月ではあまり変化を感じません。
ワキ、ビキニライン、ヒザ下(すね毛)は半年ほど使い続けてみてください。
自分では見えにくい背中やうなじは毛自体は剛毛ではありませんが、毛穴が目立つのでワキやビキニラインと同じく半年ほど必要になるでしょう。
痛みは照射レベルを上げてもパチンと感じる程度
個人差はありますが、レベル3までであれば痛みはほぼありません。レベル4,5とあげていくとパチンとした痛みを感じやすいですね。特に、ワキやビキニラインは毛が太いため、チクっとします。痛みを強く感じる場合は、保冷剤などで冷やして使うようにしてください。
筆者はレベル4から冷やしながら使っていました。ワキやビキニライン、顔を照射するときはしっかり冷やして使ったほうが痛みが和らぎます。
肌が乾燥していると痛みを感じやすくなるため、照射後は化粧水などで保湿ケアをしましょう。
パナソニック光エステを4か月使って感じたデメリット
光エステは、良い面もありますが他の家庭用脱毛器を使ったことがある筆者にとっては、いくつかデメリットがありました。
パナソニック光エステのデメリット
脱毛効果が弱い
パナソニック光エステだけだと効果がわかりにくいものですが、筆者が過去に使った家庭用脱毛器と比較すると、脱毛効果はやや弱いと考えられます。どちらかというと毛深くて毛がしっかり生えている(夜カミソリでムダ毛処理をしても翌朝にはチクチクする)方は、毛が細くなって、毛穴が目立たなくなるまでにはさらに3〜4ヶ月かかるでしょう。
照射面積が狭い
パナソニックの光エステの照射面積は、ボディ・ビキニライン用5.4㎠、フェイス用2.4㎠です。照射面積が小さいと、その分照射回数が多く必要になり、両腕で200回以上当て続けないといけません。
パナソニックの光エステは部分的な脱毛には向いていますが、顔から足まで全身のムダ毛をなくしたい、脱毛したいと考えている方には使いにくいでしょう。
サクサク脱毛できない
光エステES-WH-95には、2.5秒間隔で照射できる「スピード照射」機能が備わっています。ただ、1秒もかからない脱毛器もあるので、2.5秒間隔だとスムーズに照射ができません。さらに、スピード照射は50発までしか使えず、50発照射後は通常の3秒間隔に戻ります。
もう一度スピード照射をしたい場合は30分空けてからしか使えないため、片足(ヒザ下)に約10分ほどかかります。
コードレス式なので充電切れで全身できない(WP-80は除く)
光エステを全身に使おうとすると照射回数は600回を超えるため、充電切れで一度に全身を照射できません。充電切れになるとフル充電まで3時間かかるため、使う時は部位別に照射していくようにしましょう。
また、光エステは最新の「WP-80」以外はコードレスタイプなので、内蔵電池の寿命(約3年)がなくなると本体が使えなくなります。
全身の脱毛を考えている方は充電回数が多くなり電池の消耗も激しくなるので注意が必要です。
IOライン・男性のヒゲには使えない
IOラインには使えない光エステでビキニラインの脱毛は可能です。
しかし、光はメラニン色素に反応する仕組みなので、色素沈着しやすいIOライン(粘膜部分)は皮膚への負担が大きくなります。
メーカーに問い合わせてみたところ「安全な使用を推奨するため、デリケートゾーン(IOライン)の照射は不可としている」とのことでした。
実はVIOラインも試してみましたが、照射しにくいのと、レベル3くらいじゃないとバチっと痛みを感じてしまいます。自分で照射するのは体勢もきつくて、疲れますね。
男性のヒゲに使えない
男性のヒゲは、体毛の中でも太く1本1本がしっかりしているため、脱毛効果を実感するには照射回数が多く必要となります。
光エステは、自宅で安全に使えるよう照射量を調整しているため、男性のヒゲ脱毛にはおすすめされていません。
ワキやビキニラインの毛でもバチっと感じるので、ヒゲはそれ以上に太いので痛みが強くなると思います。レベルと下げると効果は弱くなるので、光エステでヒゲ脱毛は非効率かもしれません。
黒ずみの劇的な変化は期待できない
光エステは、光を照射することで肌のキメを整えていくことができます。
黒ずみは古い角質が溜まっている状態なので、使い続けることで黒ずみが和らぐこともあります。ただし、脱毛と同じで1〜2回では難しいため1週間に1回のペースで使ってみてください。
正直、ワキの黒ずみは半年経っても劇的な変化は実感できていません。ただ、顔はワキよりも皮膚が薄いので明るくなった感じはしますね。
・全身の脱毛ケアをしたい(顔、うなじ、背中、足、腕、ワキ、ビキニライン、腹部など)
・毎週1回、美顔は週2〜3回使う
・毎週1回、美顔は週2〜3回使う
という方は、照射回数が多く、バッテリー切れの心配がないタイプの家庭用脱毛器を選んだほうが良いでしょう。
パナソニック光エステの使い方、使う頻度は?
光エステにはボタンは2つしかなく、「電源」と「レベル」と日本語表記されているので、迷わず直感的に使うことができます。
1. 電源ボタンを長押し
2. 照射レベルのボタンでレベルを設定(1回押すごとに、レベル1→2→3→4→5→1...)
3. 肌にあてると、自動的に照射
2. 照射レベルのボタンでレベルを設定(1回押すごとに、レベル1→2→3→4→5→1...)
3. 肌にあてると、自動的に照射
肌にあてると機械が自動的に照射するため、あとは部位をずらしていくだけです。3つのカバー(ボディ用、フェイス用、ビキニライン用)を装着して使い分けていきます。
照射頻度は1~2週間に1回でOK
毛の周期があるため、毎日ではなく定期的に照射するようにしましょう。基本的には1〜2週間に1回のペースで照射してください。
顔・脇・ビキニラインなど毛が太くしっかり生えているところ:1週間に1回のペース
足・腕:2週間に1回のペース
足・腕:2週間に1回のペース
毎日したくなるかもしれませんが、毛周期に合わせて照射しないと意味がありません。毎日するよりも1週間ペースでしていくほうがムダな照射をせずに済みます。
パナソニック「光エステ」VS脱毛器「ケノン」効果を比較してみた
パナソニックの光エステは毛が薄い方には満足できる家庭用脱毛器ですが、毛が濃い・毛深い・ワキやVIOも脱毛したい方には物足りなさを感じます。
そこで、今回実験した「WH-95」と筆者も使ったことのあるケノンと価格や脱毛効果を比較してみました。
光エステWH-95 (パナソニック) | ケノン (エムロック) |
|
---|---|---|
価格 | 楽天 33,500円(税込)~ | 69,800円(税込) |
照射面積 | ボディ用5.4㎠ フェイス用2.4㎠ | EXラージ9.25㎠ ラージ7.0㎠など |
照射回数 | 最大15万発 | 最大100万発 |
照射パワー | 照射ランプ1本 太い毛には不向き | 照射ランプ2本 太い毛、産毛もOK |
痛み | ほぼなし | ほぼなし(冷却必要) |
特典 | 特になし | カートリッジ3種類など |
ハンドピースの重量 | コードレス式 350g | コンセント式 120g |
製造国 | 日本 | 日本 |
※どちらも国内製造(パナソニックのACアダプターは中国産)
実はケノンの方がコスパが良い
本体の価格だけを見ると、光エステが3万円台(店舗により異なる)に対してケノンは69,800円と倍近い価格です。ただし、光エステは最大15万回までしか使えず、1回あたりのコストで計算してみると光エステは0.223円/回、ケノンは0.069円/回です。光エステ1回分がケノン3回分に相当します。
ケノンは本体を購入すると無料特典としてカートリッジがもらえるため、コスパはパナソニックの光エステより圧倒的に良いですね。
光エステはコードレスタイプなのでバッテリーが切れると使えなくなりますが、ケノンはコンセント式でバッテリーの影響を受けないため、カートリッジ交換で長く使えます。
最新機種のWP-80はコンセント式で使用できますが、それでも最大30万回しか使用できません。商品価格は5万円を超え、1回の照射コストは0.177円/回と割高です。
同じ照射回数でも脱毛効果に差が出る
ケノンは7回目で、ポツポツしていた毛穴が目立たなくなりましたが、パナソニックの光エステはまだ毛穴がはっきりわかるほどで、毛が細くなったという感覚はありません。脇毛は1本1本が太いので、どの家庭用脱毛器であっても時間はかかりますが、こうして比べてみるとケノンのほうが脇毛など太い毛の脱毛効果は高いと考えられます。
ケノンのほうが3.85㎠照射範囲が広い
比較すると一目瞭然ですが、1回の照射単価が安いだけでなく照射面積もケノンのほうが3.85㎠広くなっています。照射面積が広いと短時間で脱毛できたり、照射漏れ(あてもれ)の可能性も少なくなり、より確実に脱毛効果を得やすくなります。
ワキやビキニラインなど部分的な脱毛のために買うのであれば、5.4㎠でもストレスなく使えますが、足や腕、背中やうなじなど手の届きにくい部位もしっかり脱毛したい方は照射面積の大きさもチェックする必要があります。
最新機種のWP-80の照射面積は8.3㎠まで伸びましたが、まだケノンには及びませんね。
効果も利便性もケノンのほうが優秀
パナソニックの「光エステ」とケノンを比べると、効果も使い勝手の良さもケノンの圧勝でした。最新機種の「WP-80」も照射可能回数も、照射面積もケノンには及んでおらず、まだまだ家庭用脱毛器ではケノンが最も優れた機種と評価できます。
ご家庭で広い部位をしっかり脱毛したい人には、パナソニック「光エステ」よりもケノンがおすすめです。
※ケノンの類似品や偽物が出まわっているので、確実に公式サイトから購入することをおすすめします。
ケノン公式サイトへ
家庭用脱毛器の中でもケノンの効果が出やすい理由は?
脱毛効果が高い(脱毛サロンと同じキセノンランプを2本使っている)
光エステは、内蔵されている照射ランプが1本(上位機種のWP-80のみ2本)ですが、ケノンは2本ついています。ランプの本数が多いとその分照射量も増えます。また、パナソニックの光エステのバッテリーは1つですが、ケノンには4つ内蔵されているため、照射力も必然的に強くなります。
国内製造、カートリッジ交換で全身使える、充電無しでいつまでも使える
ケノンはパナソニックと同じ日本製品・国内製造です。修理工場も日本にあり、保証期間は購入した日から1年間です。(オプションで延長も可能)カートリッジを交換することで、本体の寿命を気にせず使えますね。
筆者がケノンを購入してから3年以上経過していますが、いまだに電源を入れたら通常通り使うことができます。
照射力が高いが、痛みがなく敏感肌でも使える
ケノンはキセノンランプを2本使っており照射力も強めですが、肌に負荷がかからない設計になっており、敏感肌モードで照射することもできます。敏感肌の方であってもレベルは高いまま連射モードで照射量を短時間にすることで、メラニンにダメージを与えつつ、肌への負担を減らすことができます。
ケノンの美顔機能はハリ対策にも
ケノンには、脱毛カートリッジとは別に美顔カートリッジがあります。美顔カートリッジは、顔のハリや毛穴対策だけでなく脇の黒ずみ対策など全身の気になる黒ずみ箇所にも使えます。
顔に使う場合は光が眩しく感じますが、痛みはなく、ほんのり温かく感じる程度です。
ケノンは分割払いでも購入可能
ケノンの本体はパナソニックの光エステよりも高額ですが、月々3,000円〜分割払いすることもできます。コンセント式でバッテリーの寿命も気にせず使えるため、脱毛サロンに行かず家庭用脱毛器だけで全身しっかり脱毛したい方はケノンの購入をおすすめします。
ケノン公式サイトへ
※ケノンの類似品や偽物が出まわっているので、確実に公式サイトから購入することをおすすめします。
ケノンの脱毛効果は実際に2年間ケノンを使ったレビューをご覧ください。
毛深い・剛毛だとパナソニックの光エステの脱毛効果は物足りない
パナソニックの光エステは、脱毛サロンと同じ光フラッシュを採用している家庭用脱毛器です。
ただ、実際に使ってみると脇やデリケートゾーンなど毛が太いところには効果が弱く、生えにくくなり毛穴が目立たなくなるまでには時間がかかります。
使う部位が限定している方や毛がもともと濃くない方には向いていますが、
・剃っても翌日にはチクチクしてしまう
・毛深くて悩んでいる
・脇、VIOも脱毛したい
という場合はパナソニックの光エステよりもケノンを購入することをおすすめします。
ケノン公式サイトへ