センスエピXで脱毛はムリ?顔・Vラインまで半年使って効果を検証した結果

[公開日]2017/09/27

家庭用脱毛器 センスエピX

シルキンセンスエピXは、コンパクトサイズで自宅でも使いやすいと評判の家庭用脱毛器です。

脱毛エステサロンと同じ光フラッシュ脱毛器で顔やビキニラインまで使えるセンスエピXですが、照射面積がせまいため

・時間がかかる
・全身脱毛はできない
・脱毛できている箇所とそうでないところがある


という購入者の声もあります。

そこで、シルキンセンスエピXを半年使い全身脱毛の効果や使いやすさを検証しました。

センスエピXの購入を決める前にぜひ参考にしてみてください。


《ガイド:広沢蝶子》
アンチエイジングの神様にて、脱毛ジャンルの企画編集を担当。1年中あらゆる家庭用脱毛器の脱毛効果を検証中。


センスエピXは顔、Vライン脱毛もできる


シルキンセンスエピ

センスエピXはコンパクトで細かい部位脱毛ができる

センスエピXのメリット
・照射面積がコンパクトなので、顔やVラインにも使いやすい
・肌色センサーが搭載、安全に脱毛できる
・30万回照射でき、顔〜全身の脱毛ケアができる
・自分専用で使えるので衛生的

センスエピXのデメリット
・照射面積が小さく、全身脱毛するには時間がかかる
・残量表示がないため、残り何回使えるかわからない
・使い切りタイプで30万回使ったら本体ごと買い替えが必要
・レベル3以上は保冷剤がないと痛みを感じる

センスエピXは、脱毛サロンと同じ「キセノンランプ」を使った光フラッシュ脱毛器です。

センスエピXは税込み32,184円で、パナソニックの光エステより約10,000円ほど安い家庭用脱毛器です。ただし、通販限定で、ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店では取り扱っていません。

センスエピXの公式サイトへ

センスエピXの効果を実感する一方、照射面積の狭さが欠点


シルキンセンスエピ

家庭用脱毛器センスエピの口コミ傾向を調査

実際にセンスエピXを使ってみた人の評価を見てみましょう。

良い口コミの傾向・・・脱毛効果を実感する声あり
・使用1ヶ月くらいで腕毛の量が減ってきた
・小さくて長時間使っていても疲れない
・簡単で使いやすい
・照射の間隔が短く、短時間で終わる
・顔にも使えて、産毛脱毛ができる

悪い口コミの傾向・・・照射面積に関する不満あり
・照射エリアが小さくて時間がかかる
・ヒザ下だけで15分以上かかる
・レベル5だと痛い
・脱毛できてない箇所が出てきた
・モーター音が気になる
・カートリッジ交換ができない

センスエピXは、部分脱毛やサロン通いを辞めた人向け

センスエピXは、手のひらにおさまるほどコンパクトな家庭用脱毛器です。

肌色センサーがついているので、肌への負担も最小限に抑えることができます。

安全に使えるセンスエピXですが、照射面積が狭いため、時間がかかったり照射漏れが起きるという口コミもあります。

また、センスエピXは顔やVラインを含めた全身の脱毛ができますが、カートリッジの交換はできない使い切りタイプです。
こんな方はセンスエピXは不向き
・全身の気になるところのムダ毛処理をしたい
・ワキ毛やVラインなど毛が太く回数が必要な部位の脱毛をしたい
・毛深い、剛毛を自宅で脱毛したい

こんな方はセンスエピXがおすすめ
・部分的に脱毛したい人
・たまに生えてくるムダ毛を処理したい脱毛サロン経験者の方

センスエピXは、ワキなど範囲が狭いところや部分的には使いやすい脱毛器です。ただ、照射面積が狭く、足や腕など全身気になるところを照射するには1時間以上かかってしまいますね。


センスエピG・センスエピJとの違いは?
センスエピシリーズは、センスエピXのほかにセンスエピGやセンスエピJもあります。

センスエピGの照射回数は15万回で、価格は19,800円(販売終了)です。センスエピJはセンスエピXより5,000円ほど安い金額ですが、照射回数が15万回(センスエピXの1/2)しかないため、コスパが良いのはセンスエピXです。

実際に使って脱毛効果を検証してみた結果をお伝えしますね。

《画像あり》センスエピを使って全身脱毛の効果検証レビュー


センスエピ 全身脱毛 回数

センスエピを半年使って脱毛効果を検証した結果


センスエピXの使用方法
・脱毛頻度:2週間に1回
・照射レベル:3~4
・脱毛部位:脇、腕(ヒジ下)、足(ヒザ下)、Vライン、背中(上)、顔の全身6箇所
・カミソリで自己処理した後に使用

1. 電源を入れ、ボタンを入れてレベルを設定
2. 脱毛したい部位にあて、照射ボタンを押す
3. 肌色センサー表示ライトがオレンジになったら照射可能
保冷剤なしで使えるものですが、レベルが4以上の場合は保冷剤で冷やさないとチクっとします。

脇・・・半年でやっと細くなったと感じる
シルキンセンスエピX

一番脱毛したかった脇毛ですが、10回すると毛が細くなったと感じます。

もともと毛が太くしっかり生えているので、1週間に1回のペースでも良いかもしれません。10回(約半年)では、ツルツルになるのは難しいでしょう。

足・・・カミソリ頻度は減ったが毛穴が目立つ
シルキンセンスエピX

ヒザ下は脇毛よりも細いため、10回ほど照射すると生えにくくなることを実感できます。

毎日カミソリでムダ毛処理をしていましたが、4ヶ月目〜は1日カミソリを使わなくても気になりません。

ただし、センスエピXは照射面積が狭いため、ところどころ照射ができていない箇所がありました。

VIO・・・細くなった感じはあるが、回数が必要
Vラインは10回照射しても、翌日にはまだ生えてきます。ちなみに、最も痛みを感じる部位なので保冷剤は必須です。(レベル3の場合)

脱毛前よりも毛の1本1本が細くなっている感じはしますが、脇毛以上に照射が必要ですね。

VIO脱毛はできない
センスエピXは、Vライン(ビキニライン)の脱毛はできますが、IOラインはメラニン色素の量が多くなるため、照射できません。

IOラインだけでなく、ほくろや乳輪もメラニン色素が多いため、照射しないようにしましょう。
Iラインの照射を試してみましたが、レベル1でもチクっとしますね。また、黒ずんでいると肌色センサーが反応して照射不可のところもありました。

腕・・・半年ですべすべに
シルキンセンスエピX

腕は、10回照射するころには2〜3日放置していても気にならない程度になります。片腕約10分ほどで完了します。

毛穴が目立つところもありますが、半年照射するとほぼスベスベになりますね。ただし、足と同じように照射漏れしているところがありました。

背中・・・範囲が広いため照射漏れあり
シルキンセンスエピX

背中の毛は腕と同じくらいの毛質なので、回数としては10回ほどでスベスベになってきます。

ただし、照射する範囲が広いため1人では使いにくく、どこを照射しているかわからなくなります。

顔・・・産毛の脱毛もできるが鼻の下は照射困難
シルキンセンスエピX

顔の産毛は、脇毛と比べるとメラニン色素の量が少なく、3〜4ヶ月は続けて照射する必要があります。

毛が薄いからと言って早く脱毛できるわけではないので注意しましょう。センスエピXは目から下の脱毛ができますが、筆者の場合、鼻の下は肌色センサーが反応し照射できませんでした。

美顔機能もあり
センスエピXは、レベル1〜2であればフォトフェイシャルと似た波長が照射されるため、美顔器としても使えるようです。

実際に使ってみましたが、肌のハリを実感することはまだないため、個人差がありそうですね。

脇・足・Vラインは半年以上必要、腕や部分脱毛に向いている

センスエピXを2週間に1回のペースで使ってきましたが、ワキ毛・Vライン(デリケートゾーン)・ヒザ下の毛はしっかり生えているため半年でスベスベになるのは難しいでしょう。

ただ、腕毛や背中など毛が細くて薄いところは半年ほど使うと2〜3日はカミソリで自己処理せずにすみます。

照射面積が狭いので、全身脱毛しようとすると1時間以上かかり照射漏れもあるので、脇やVラインなど狭い範囲での脱毛におすすめです。

センスエピXは毎日使うと早く脱毛できる?販売元に問い合わせてみた


センスエピXの脱毛効果や美顔機能について、使っていて気になる点を販売元に問合せてみました。

同じところに何度も照射すると、早く脱毛効果を感じられますか?
いいえ、毛周期があるため同じところに何回も照射したり、毎日使っても効果は変わりません。

毎日使うと、肌への負担が大きくなり赤くなったりヒリヒリすることもあるため、最低でも1週間は空けて使用してください。


レベル4だと痛みを感じたのですが、、、
レベルや部位にもよりますが、レベル1〜2であれば、ほとんど傷みは感じません。レベル4〜5になると、輪ゴムでパチンと弾いたような傷みを感じやすくなります。

レベルが高いほど脱毛効果は高くなりますが、毛の濃い部分や敏感な部分は傷みを感じやすいので、レベル1から使うようにしてください。


センスエピに交換のカートリッジはありますか?
カートリッジの交換はございません。使い切りの商品となりますが、30万回照射できるようになっています。


美顔器としてシミやシワ対策に使えますか?
センスエピXはあくまでも脱毛器のため、センスエピXだけでシミやシワ対策は難しくなっています。美顔目的の場合は、専用の美顔器をお使いください。


照射ができない部位を教えてください。
IOライン、首、目から上、耳、整形手術をした部分、ニキビや吹き出物、傷口、かゆみやほてりのある部分、タトゥーとその周辺、ケミカルピーリングやレーザーピーリングなどを受けた直後の部位は、照射不可となっています。


なぜ家電量販店で購入できないのでしょうか?
家電量販店で販売するとなると、人件費等がかかり価格が高くなるため、インターネットか電話での注文のみで販売しています。


センスエピを半年使ってわかった効果とデメリット


家庭用脱毛機 SensEpilG センスエピX

センスエピXは、脇など部分的な部位にはおすすめですが、足や背中など照射範囲が広い部分は時間がかかる上、照射できていない箇所もでてきます。

ここで、あらためて半年使ってわかったセンスエピXの気になるところをまとめてみました。

脇やVラインなど毛が太いところは半年以上かかる
センスエピXは、回数を重ねていくうちに毛が細くなったり、生えてくるスピードが遅くなるといった脱毛効果を実感できます。

ただし、脇やVラインなど毛が太いところは半年使ってもツルツルスベスベにはなりません。

家で脱毛できるというメリットはありますが、早く脱毛したいという方にとっては脱毛効果が物足りなく感じるでしょう。

照射漏れが多い
センスエピXは照射面積が狭いため、「照射したつもりができていなかった」という部分が出てきます。

特に、照射範囲が広い足や手が届きにくいうなじや背中は照射漏れが起きやすく、半年使って生えにくくなったところもあればこれまでのようにチクチク生えてくるところもあります。
同じところに2回ずつ当てるつもりで少しずつ照射部位をずらしながら使う必要があります。

あと何回使えるのかわからない
センスエピXは30万回照射できますが、残量表示がないため、あと何回使えるのかわかりません。

カートリッジの交換ができず、30万回照射すると本体ごと使えなくなるので、今何回消費したかわからないと不便に感じます。

筆者の場合は、全身(脇・腕・足・背中・顔・Vライン)で約1,700回ほど照射していたため、全身脱毛176回分、2週間に1回のペースで6年は使える計算です。
ただし、照射漏れを考え同じところに何回も照射していたので、実際は1,700回以上照射していますね。

冷やしながら使わないと痛い
センスエピXは保冷剤や専用ジェルは不要ですが、レベル4以上になると、冷やしながら照射しないと痛みを感じます。

レベル1〜2であれば保冷剤なしでも使えますが、その分脱毛効果が下がるため保冷剤で冷やしながら使った方が効果的に脱毛ができます。
肌が乾燥していると、痛みが増すため、乾燥肌の方は脱毛中は保湿ケアを念入りにしましょう。また、照射後は肌が乾燥しているため、保湿ケアを行なうことも痛みをやわらげる方法です。


シルキンセンスエピXとケノンの脱毛効果・価格を比較


部分的な脱毛にはおすすめのセンスエピですが、早く脱毛効果を実感したい方や全身脱毛をしたい方にはやや物足りなさを感じてしまいます。

そこで、家庭用脱毛器の中でも購入者が多いケノンと脱毛効果や性能を比較してみました。

 
価格

32,184円(税込)

69,800円(税込)
照射面積

0.9×3.0cm=2.7㎠

3.7×2.5cm=9.25㎠
照射回数

最大30万発

最大100万発

照射コスト

0.0993円/1発

0.0185円/1発
照射パワー

照射ランプ1本

照射ランプ2本
脱毛可能範囲

全身/ワキ/Vライン/顔(目より上はNG)

全身/ワキ/VIOライン/眉/ヒゲ
特典

なし

カートリッジ3種類など
製造国

イスラエル

日本


センスエピXのほうが価格が安い
ケノンの1/2の価格でセンスエピXが買えます。価格だけで比較するとセンスエピXのほうが安い金額です。

ただし、照射回数や照射面積が違うので、センスエピXがお得というわけではありません。

照射コスト(照射1回の価格)はケノンのほうが低くセンスエピX1回分のコストでケノンを約5回照射できてしまいます。
部分的な脱毛であれば、値段の安いセンスエピXで十分ですが、全身気になるところに使いたい方や剛毛の方は照射コストが安いケノンを買ったほうがお得です。

ケノンのほうが脱毛効果が高い
全身脱毛 シルキンセンスエピX

センスエピXはキセノンランプが1本ですが、ケノンは2本です。

光が毛のメラニン色素に反応して、毛が生えにくくなる仕組みのため、光量が多いケノンのほうが、脱毛効果も実感しやすくなります。
毛が太い脇毛だとより違いを実感しますね。

照射面積が広いので短時間で済む
シルキンセンスエピX ケノン センスエピ(2.7㎠)とケノン(9.25㎠)の照射面積を比較すると、約3倍ケノンのほうが照射面積が広くなっています。

照射面積が広いと脱毛処理にかかる時間が短くて済み、足や背中など広い部位の脱毛もしやすいというメリットがあります。

センスエピXはカートリッジの替えがない
センスエピXはカートリッジの交換ができず、使い捨てになりますが、ケノンはカートリッジの交換ができるため、長く使えます。

家庭用脱毛器では永久脱毛できませんが、毛が生えにくくなった後も1〜2ヶ月に1回ほど照射していくことでスベスベを長くキープできます。

自宅で本格脱毛をしたい人はセンスエピXよりケノンが効果的


kenon ケノン 家庭用脱毛器

照射面積が広いので短時間・照射漏れなし
センスエピXの照射面積は2.7㎠、ケノンは9.25㎠と、約3倍の差があります。

照射面積が広いと、照射回数が少なくて済むので、時間短縮、照射漏れの減少、節約という意味でもメリットがあります。

剛毛でも産毛でも脱毛効果が期待できる
ケノンは眉のお手入れもOKで、VIOラインにも照射可能です。

カートリッジを付け替えることで美顔モードにもなり、1台で全身の脱毛と美顔までできます。
センスエピはカートリッジの種類は1種類だけですが、ケノンは4種類あり、照射面積や照射力の高いカートリッジもあります。美顔器専用のカートリッジもあり、目的に応じて使い分けることができるところもケノンのメリットです。

最大100万回の照射が可能
ケノンはレベル1で使った場合、100万回照射できます。これは、10日に1度、レベル10で全身に約400回照射しても、1人で約20年間使える計算になります。全身をツルツルにしたいなら、安心の照射回数です。

本格的な美顔機能もあり1台2役
センスエピはレベルを下げることでフォトフェイシャルに近い波長が出ますが、ケノンの場合は、フォトフェイシャル用のカートリッジがあります。

エステサロンで行われるフォトフェイシャルとほぼ同じ性能を持っているため、美顔機能目的で購入する方もいるほどです。自宅で肌のハリやトーンアップ、毛穴対策の効果が期待できます。

日本製で1年保証、安心できる
ケノンは日本製で、本体は1年間の保証が付いています。保証登録することで、期間の延長もできるので安心して使うことができます。

ケノンは69,800円(税込)ですが、分割払いで毎月3,000円〜で購入できます。(クレジットカード:分割払い、ボーナス一括払い・分割払い、代引き手数料無料)

※ケノンは人気商品のため類似品が出まわっています。偽物を買ってしまわないために、確実に公式サイトをチェックするようにしましょう。
脱毛器ケノンの公式サイトへ

センスエピXは部分脱毛にはおすすめだが照射面積の狭さがネック


センスエピXは脱毛サロンと同じキセノンランプを採用した家庭用脱毛器です。照射力は平均的なパワーで使い続けることで脱毛効果を実感できます。

ただし、照射面積が狭いため、脇やVラインなど部分的な脱毛をしたい方には適していますが、脇やVラインだけでなく、腕や足、うなじや背中などの脱毛もしたい方にはおすすめしません。

また、ケノンと比較すると同じ回数照射しても脱毛効果に差が出ることから、

・早く脱毛したい
・毛深い、剛毛で悩んでいる

方はセンスエピXよりもケノンを使ったほうが効果的な自宅脱毛ができます。

ケノン公式ページへ

※記事中の商品「アヤナストライアルセット」は販売終了し、「ディセンシア」にリニューアルされています。


◇参考文献・WEBサイト一覧
厚生労働省 統合医療情報発信サイト
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