年間差3万円以上!元メーカー員が選ぶ水が安いウォーターサーバー3選
[公開日]2017/05/17[更新日]2017/12/26
ウォーターサーバーの「水代」は差が非常に大きく、最も安いものだと500ml換算約24円で飲めます。コンビニで売っている500mlのペットボトルと比べるとかなり安いことがわかります。
ウォーターサーバーの水代の最安値と最高値を比較すると、その差は2倍以上になります。年間で計算すると、水代だけで3万円以上の差が生まれるのです。
この記事では、飲料水メーカーで勤務していた筆者が主要メーカーの水代を調査し、最も水代が安いウォーターサーバーがどれなのかをお伝えします。
損をしないウォーターサーバー選びのために読んでみてください。
目次
《ガイド:高島麻呂》
飲料水メーカーにて水質分析管として勤務後、アンチエイジングの神様にて健康ジャンルの企画編集を担当。
飲料水メーカーにて水質分析管として勤務後、アンチエイジングの神様にて健康ジャンルの企画編集を担当。
最も安いのはこれ!ウォーターサーバー水の価格ランキング
ウォーターサーバーの水の価格は各社で大きく異なります。主要メーカーを比べてみましょう。
主要メーカー10社の水代を徹底比較
主要なメーカーの水の価格を全て調べたので、水代の安い順にお伝えします。ボトルの単位が各社で異なるため、500ml換算の値段で水の安さを比較しました。
機種 | 水の価格(税抜) | 500ml換算 | 月額費用 |
---|---|---|---|
アルピナウォーター | 948円/12L | 約39円 | 3,468円~ (24L使用) |
アクアクララ | 1,200円/12L | 約50円 | 4,250円〜 (24L使用) |
クリクラ | 1,250円/12L | 約52円 | 3,451円〜 (24L使用) |
アクアセレクト | 1,160円/8L | 約72円 | 4,160円~ (24L使用) |
コスモウォーター | 1,760円/12L | 約73円 | 3,985円〜 (24L使用) |
サントリー天然水 | 1,150円/7.8L | 約73円 | 4,170円〜 (23.4L使用) |
うるのん | 1,759円/12L | 約73円 | 4,514円〜 (24L使用) |
フレシャス | 1,081円/7.2L | 約75円 | 5,538円〜 (28.8L使用) |
プレミアムウォーター | 1,960円/12L | 約81円 | 5,120円〜 (24L使用) |
各社、水の価格に大きな差があります。
最も水が高価なプレミアムウォーターは12リットルで1,960円(税抜)なのに対し、最安の「アルピナウォーター」が12リットルで948円(税抜)で、その差は2倍以上です。
表を見てもわかるように、ウォーターサーバーにおける水の値段の相場は500mlで70円前後です。これを下回る金額の水は安いと判断できます。
ウォーターサーバーは水代が月額費用への影響が大きい
《水代が安いウォーターサーバー ベスト2》
アルピナウォーター 500ml 約39円
アクアクララ 500ml 約50円
アルピナウォーター 500ml 約39円
アクアクララ 500ml 約50円
このランキングを、ウォーターサーバーを設置して1ヶ月にかかるトータルのコスト=月額費用で置き換えると、以下の結果になります。
《月額費用が安いウォーターサーバー ベスト2》
アルピナウォーター 月額 ¥3,468~
クリクラ 月額 ¥3,916~
アルピナウォーター 月額 ¥3,468~
クリクラ 月額 ¥3,916~
水代の差は、ウォーターサーバーのために支払う費用の総額にも大きな影響を与えるので、月額費用の金額の安い順は、ほぼ水代の安い順と同じになります。
「アルピナウォーター」は水が安い分、送料やサーバーレンタル料がかかります。
しかし、それでも大幅に水代が安いので、他社よりも月額費用が安いという結果になっていますね。
つまり、安いウォーターサーバーを選ぶときは、水の価格に注目することが重要です。
水の安さ3位のアクアクララは、なぜベスト3ではなかったのか?
アクアクララは、ウォーターサーバーをレンタルすると「安心サポート料」というメンテナンス料金が別途かかります。この金額が月に1,500円(税抜)と高額であることが原因で、最終的に月額費用がクリクラよりも高くなってしまいました。
水代の影響力は大きいのは確かですが、最終的に月額費用がいくらになるのかを確認することが大切です。
元メーカー員が選ぶ水代の安いウォーターサーバーおすすめ3選
水代と月額費用を比較して選んだ、オススメのウォーターサーバーベスト3を紹介します。
メーカー | 総合評価 | 月額費用 | 水の価格(税抜) |
---|---|---|---|
1位 アルピナ ウォーター | RO水で 直接宅配も 宅配便も有 | 3,468円~ ※24L使用 | 948円/12L |
2位 クリクラ | 業界最大手 レンタル料 送料無料 | 3,916円~ ※24L使用 | 1,250円/12L |
※月額費用とは水代にサーバーレンタル料、メンテナンス料、送料、電気代目安をプラスした金額
各社の月額料金の内訳をグラフに示すと、以下のようになります。
各社の料金内訳グラフ
※水の使用量は24Lで計算水代の安い「アルピナウォーター」が最もお得なウォーターサーバーです。詳しい情報をお伝えします。
アルピナウォーター / トーエル
《アルピナウォーター 月額費用内訳》
水代(24L) 1,896円(税抜) + サーバーレンタル料 572円(税抜) + 電気代 1,000円~ = 3,468円~
水代(24L) 1,896円(税抜) + サーバーレンタル料 572円(税抜) + 電気代 1,000円~ = 3,468円~
500ml約39円!安いRO水のウォーターサーバー
アルピナウォーターで取り扱っているのは、北アルプスの大自然で育まれた天然水をさらに磨き抜いた水です。RO(逆浸透)膜というフィルターに北アルプスの天然水を通し、99.9%の不純物を除去した硬度1以下のピュアウォーターを製造しています。
12リットル948円という手頃な価格で使えるウォーターサーバーです。
ピュアウォーターは赤ちゃんのミルクにオススメ
市販されている粉ミルク調乳用の水の大半はピュアウォーターです。ミネラルの多い硬度の高い水は赤ちゃんの内臓に負担を与えるため、推奨されていません。また、ミネラルの多い硬水を使うと、粉ミルクのミネラルバランスが崩れるという懸念もあります。
アルピナウォーターは硬度1以下の超軟水なので、赤ちゃんのミルクにはぴったりの水です。
関東以外でも安い軽量ボトルの「アルピナ8」
アルピナウォーターで安いのは12Lリターナブルボトルのタイプですが、東京、神奈川、茨城、埼玉、千葉の関東エリアにしか宅配を行っていません。しかし、アルピナウォーターは全国サービスとして「アルピナ8」という8リットル軽量ボトルの宅配サービスも行っています。
こちらでも、リターナブルボトルに匹敵する安さでウォーターサーバーを使えます。
《アルピナ8 月額費用内訳》
水(24L) 2,058(税抜) + サーバーレンタル料 572円(税抜) + 電気代 1,000円~ = 3,630円~
水(24L) 2,058(税抜) + サーバーレンタル料 572円(税抜) + 電気代 1,000円~ = 3,630円~
良い口コミの傾向:安さを喜ぶ声が多い
・水が安くて助かる
・赤ちゃんに安心して使っている
・欲しい時にその都度注文できるのが良い
・赤ちゃんに安心して使っている
・欲しい時にその都度注文できるのが良い
悪い口コミの傾向:ボトル交換やデザインを気にする声も
・ボトルの交換が重くて大変
・空のボトルの置き場所に困る
・ウォーターサーバーのデザインが無機質すぎる
・空のボトルの置き場所に困る
・ウォーターサーバーのデザインが無機質すぎる
赤ちゃんのいる家庭にぴったりのウォーターサーバー
アルピナウォーターは相場よりもかなり安いので、値段への喜びの声が目立ちました。天然水をさらに磨き抜いた水が500ml換算約39円というのは嬉しいですね。
また、水の硬度が低く、赤ちゃんのミルクにぴったりの水を探しているという方には最適です。安くて水質も良いのであれば、お母さんも安心できます。
コスト重視のウォーターサーバーなので、機能面やデザイン面ではどうしても劣る部分はありますが、赤ちゃんのいるファミリー世帯にオススメできるウォーターサーバーです。
《アルピナウォーター 補足情報》
取扱いの水 | 宅配エリア | 支払方法 |
RO水 | 全国 ※北海道・四国・九州は送料459円(税抜)/1箱 | クレジットカード, 口座引き落とし ※アルピナ8はクレジットカードのみ |
アルピナウォーター公式サイトへ
クリクラ / ナック
《クリクラ 月額費用内訳》
水(24L) 2,500円(税抜) + サーバーメンテナンス料 416円 + 電気代 1,000円~ = 3,916円~
※サーバーメンテナンス料は年間5,000円(税抜)を月額換算したもの
水(24L) 2,500円(税抜) + サーバーメンテナンス料 416円 + 電気代 1,000円~ = 3,916円~
※サーバーメンテナンス料は年間5,000円(税抜)を月額換算したもの
500ml52円のRO水を無料で宅配
クリクラは不純物の含まないRO水(ピュアウォーター)にミネラルを加えたデザインウォーターを宅配しています。全国に営業所があり、最寄りの営業所からスタッフが直接無料で宅配してくれます。
月額費用は安いがサービス面はスタッフがいるので安心
クリクラは年間5,000円(税抜)のサーバーメンテナンス料以外は電気代のみなので、トータルの月額費用が安く抑えられます。専属のスタッフがついてくれるので、何かあればいつでもスタッフに相談できる体制があるのも安心です。
費用は安いですが、しっかりとしたサービスを受けることができるのは大手ならではと言えますね。
無料お試しサービスで実際に使ってみることができる
クリクラは積極的に「無料お試し」を行っているため、無料で自宅への設置を試してみることができます。無料お試しのメリットは大きく、クリクラがどうなのか?という確認ができることはもちろん、ウォーターサーバーを置いたことがない人にとっては「ウォーターサーバーがあると本当に便利なのか?」という根本的な部分の確認もできるのです。
気になったらまずは試してみるのをオススメします。
良い口コミの傾向:安さとスタッフの対応の良さを喜ぶ声が多数
・水が安いのにレンタル料も無料
・宅配に来てくれるスタッフの感じが良い
・お試しをしてから安心して契約できた
・宅配に来てくれるスタッフの感じが良い
・お試しをしてから安心して契約できた
悪い口コミの傾向:空ボトルの置き場所が困るという声も
・空ボトルを回収してくれるまでの置き場所に困る
・ウォーターボトルの交換が重くて大変
・ウォーターサーバーの機能が少ない
・ウォーターボトルの交換が重くて大変
・ウォーターサーバーの機能が少ない
大手なので安心!気になったら無料お試しがオススメ
クリクラは大手で全国に営業所があり、スタッフがついてくれます。水代が安いのに、メンテナンス料以外の料金が電気代しかかからないのも大きなメリットですね。
ウォーターサーバーが本当に便利なのかどうかということは、実際に使ってみなければわかりません。少しでも気になっている人は「無料お試し」をしてみることをオススメします。
「無料お試し」は公式サイトから簡単に申し込むことが可能です。
《クリクラ 補足情報》
取扱いの水 | 宅配エリア | 支払方法 |
RO水 | 全国 | 水納品時に集金・他要相談 |
クリクラ公式サイトへ
3人家族で24リットル!我が家の月額費用を計算してみよう
主要メーカーのウォーターサーバーの中から水の安いものを紹介してきました。ウォーターサーバーを導入すると実際いくらかかるのかを、一人ひとりに合わせて解説します。
家族人数別使用量シミュレーション
ウォーターサーバーを使用する人数によって異なるのが、使用する水の量です。家族の人数に合わせて、使用量の目安をお伝えします。1人世帯・・・12L
2人世帯・・・12~24L
3人世帯・・・24~36L
4人世帯・・・36~48L
家族全員が1ヶ月間毎日欠かさずコップ1〜2杯の水を飲むと、このような使用量になります。注文する水の量を試算する参考にしてください。
ウォーターサーバーにかかる水代以外の費用
《ウォーターサーバー月額費用の内訳》
サーバーレンタル料:メーカー毎の差が大きい
宅配料:水代に含まれていることもある
電気代:月の電気代目安に注目
サーバーレンタル料:メーカー毎の差が大きい
宅配料:水代に含まれていることもある
電気代:月の電気代目安に注目
最も月額費用に影響を与えるのは水代ですが、その他の料金も忘れずにチェックする必要があります。
たとえば、サーバーレンタル料は0円のところもあれば1,500円のところもあり、意外と大きな差があるのです。水代を見て安いと思っても、サーバーレンタル料を加えると大したことがない、ということもよくあります。
また電気代は盲点です。
ウォーターサーバーは常に電源ONにしておく電化製品なので、使用量が少なくても一定の電力が必要になります。ウォーターサーバーによって、電気代も全く違うので、月額費用に加えて考えることが大切です。
ウォーターサーバーの「レンタル料無料」はお得ではないのか?
ウォーターサーバーのレンタル無料はお得とは限りません。水代にサーバーレンタル料や宅配料が含んだ価格設定をしているからです。
この記事で紹介している「アルピナウォーター」は水の送料を徴収しますが、宅配料が無料のクリクラよりも月額費用は安く抑えられる結果となりました。
サーバーレンタル料無料のウォーターサーバーでは月間の最低注文本数(注文ノルマ)を設けているメーカーが多くあります。水代にサーバーレンタル料や宅配料を含んだ場合は、水を買ってもらわないと貸しているウォーターサーバー代金が捻出できないからです。
天然水とRO水はどう違うの?
自然の水か人工の水かの違いがある
ウォーターサーバーで取り扱われている水は大きく分けて「天然水」と「RO水」の2種類があります。簡単に説明すると、天然水は自然が生み出したおいしい水、RO水は人工的に製造したおいしい水という違いがあります。
RO水は逆浸透膜により製造した純水を加工して製造します。天然水と遜色なくおいしい水がつくれる画期的な技術です。
ワンウェイボトルとリターナブルボトルはどう違う?
ワンウェイボトル・・・潰して捨てられる使い捨てのボトル。宅配便で配送されるウォーターサーバーに多く用いられる。
リターナブルボトル・・・使ったら回収して、洗浄・殺菌して再利用されるボトル。主にRO水で使用される。
リターナブルボトル・・・使ったら回収して、洗浄・殺菌して再利用されるボトル。主にRO水で使用される。
ワンウェイボトルにはゴミが出るというデメリットがありますが、ボトルを潰して捨てられるので、あまり場所が取られるということはありません。
一方でリターナブルボトルにはゴミが出ずにエコであるというメリットはありますが、回収されるまでの間に空ボトルが場所を取る点がデメリットとなります。
自宅にあまりスペースがないと感じる方は、空ボトルの保管場所に困るので「リターナブルボトル」はオススメしません。ボトルだけで考えると、ワンウェイボトルの方が取り扱いやすくてオススメです。
安いウォーターサーバーを選べば、年間2万円以上も得する
ウォーターサーバーは「水代の安さ」が「全体の安さ」に大きく関わっています。
まずは水代の安さに注目する必要があり、月額費用が実際にどうなっているのかを確認して比較しなければなりません。
この記事で紹介した「アルピナウォーター」は、水代が安く、月額費用が安く抑えられるウォーターサーバーです。「アルピナウォーター」と「プレミアムウォーター」の月額費用には約2,000円もの差があり、年間費用で比較すると2万円以上の差となります。
ぜひこの記事を参考に、家計に優しいお得なウォーターサーバーを選んでくださいね。