外国人には五円玉が喜ばれる!世界一周した私が伝授する海外旅行の持ち物まとめ集
[公開日]2016/10/27
「久々に海外旅行でもしたい」ということで、旅行の準備をしている人もいると思います。ただ、最後に旅行してから数年も経っていると「何が必要だっけ?」と必要な荷物を忘れてしまうものです。
せっかくの海外旅行、必要以上に多い荷物で「これいらなかった」、必要なものを忘れて「持って来ればよかった」と後悔したくないですよね?荷物選び1つで、旅行の快適度合いは大きく変わってしまうものです。
この記事では、主に旅行での必須アイテムから意外と役立つグッズまでを重要度ごとに仕分けして紹介しています。ぜひこの記事を読んで、久々の旅行を快適で楽しいものにしてください!
海外保険は数百円から加入可!旅行前におさえておくべき4つのポイント
まず海外旅行をする上で必ず必要となるものとしてパスポートと現金、海外旅行保険、衣服についてお話しします。
パスポート
まずパスポートですが、これがないとどんな国にも出入国ができないので必須です。パスポート取得までには、1週間から2週間ほどかかるので早めに取得しておきましょう。場合によっては現金も必要!1万円は常備しよう!
現金がないとホテルやタクシー、飲食店や土産物店などでの支払いができません。クレジットカードでもいいのですが、少なくとも日本円で1万円分くらいの現金は持っておくことをおすすめします。危険な目に遭ってからでは遅い!海外旅行保険も必ず加入!
加入しておかないと万が一旅行先で怪我や病気になった時に、数十万円から数百万円もの治療費を支払うことになるかもしれません。保険自体は、日数に応じて数百円からあるので、出国する前には忘れずに掛けておいた方がいいです。また、加入後に契約証などがメールで送られてくるので印刷して持っていくと安心です。屋内外の気温差に注意!上着1着は常識!
そして最後に衣服ですが、さすがに下着や着替えを忘れる人はいないでしょう。ただ、旅行先によっては室内が異様に寒くされていることがあります。旅行先での急激な温度変化に耐えられるよう、上着を1枚用意しておいた方がいいでしょう。洗面用具はやっぱり日本製が◎!あると助かるジャンル別持ち物紹介
ここでは「持っていかなくても最悪の危機に陥ることはないけどあると便利!」というものをジャンル別にご紹介します。
電子機器類
電子機器の中で持って行った方がいいものは、一眼レフカメラやスマホ、電源変換プラグです。
綺麗に思い出を残したいなら一眼レフ!
まず一眼レフですが、「なんでコンデジとかじゃダメなの?」と思う人もいることでしょう。筆者個人の経験ですが、やはりコンデジと一眼レフでは撮れる写真の質が大きく変わるからです。できれば楽しい旅行の思い出は綺麗に残したいですよね?それなら、より綺麗に撮れる一眼レフカメラをおすすめします。現地の情報収集はやっぱりスマホ!
スマホがあれば、街中のちょっとしたカフェで情報収集ができます。実は、海外ではアジアであっても街中のちょっとしたカフェや美術館、駅などに無料のWiFiが飛んでいることがあります。「あそこに行きたいけど道がわからない」「カフェで休憩がてら目的地の情報を集めよう」など便利な使い方ができるので、忘れず持って行くのがいいでしょう。電圧は国によって違う!電源変換プラグも持参が○
最後に電源変換プラグですが、これがないと一眼レフやスマホなどの電子機器が壊れる可能性があるからです。実は、国によっては日本に比べて電圧が高い場所があり、知らずに充電すると日本製品が壊れてしまうことがあります。実際に筆者が使っていたPCの電源コードは、オーストラリアの電圧に耐えられなくて爆発しました。高価な電子機器が壊れない為にも、電源変換プラグは持って行くのがいいでしょう。
番外編
よく海外でモバイルバッテリーを持って行った方がいいという話があります。しかし、海外の街中で高価な電子機器を頻繁に使用すると狙われる危険性が高まります。一眼レフやスマホなど、旅行中は最低限の電子機器しか使わないのが基本です。ですので、海外旅行ではそれほどモバイルバッテリーの出番はないですよ。
日用品
日用品で持って行った方がいいものは、サンダルや筆記用具、リュックサックや雨具です。
サンダルなら足も守れるクロックスが◎!
まずサンダルですが、サンダルがあればホテル内や町歩きはもちろん、ビーチにだってそのまま行けちゃいます。事実、筆者が海外にいた頃には、現地の人はもちろん欧米諸国の旅行者の多くもサンダルを愛用していました。ちなみに、筆者自身は足全体を守りつつはき心地抜群なクロックスを愛用していました。クロックスなら、ロンドンの街もインドのガンジス川の中だって楽々行けますよ。
強盗やスリ予防に筆記用具!
次に筆記用具です。行き先の情報をメモ帳に書き込んでおくのが基本です。なぜなら、あまり街中でスマホやPCなどを取り出していると、強盗やスリに狙われる危険性が高まるからです。実際に、筆者がベトナムホーチミンで出会った旅行者の方は、街中でスマホを取り出していたところ後ろから近づいて来たバイクの2人組にスマホを強盗されたそうです。せっかくの旅行で悲しい思い出を作らない為にも、ホテルやカフェなど落ち着ける場所以外ではあまり電子機器を取り出さないことをおすすめします。
両手空きがやっぱり楽!持ち歩くならリュックサック!
リュックサックは旅行中の町歩きに必要な一眼レフや財布はもちろん、ペットボトルやガイドブックなども余裕を持って持ち運べます。「それなら、ショルダーバックや手提げバックでも一緒でしょ?」と考える人もいるでしょう。しかし、ショルダーバックは片方の肩が疲れてしまいますし、手提げバックではスリや強盗に簡単に奪われてしまう可能性があります。だからこそ、両肩に重さが分散して疲れにくく、なおかつ奪われにくいリュックサックがいいですよ。
雨具は傘よりレインコートが◎
最後に雨具です。雨具を持っていれば、突然の雨でも慌てることなく対処できます。特に、アジアを旅行中は、いつどこでスコールに遭っても不思議ではありません。実際に、筆者がカンボジアを旅行中には、何度もスコールに遭いずぶ濡れになった経験があります。もちろん折りたたみ傘でもいいのですが、できれば両手が自由になるレインコートを用意した方がいいでしょう。
医薬品
医薬品で持って行った方がいいものは葛根湯や消毒液、日焼け止めです。
万能薬はやっぱり葛根湯!
まず葛根湯ですが、これがあれば鼻水や風邪、微熱などちょっとした体調不良は大体良くなります。実は、海外の水や食事、空気さえも日本人には刺激が強く、体調不良の原因になることが良くあります。実際に、筆者自身もアジアはもちろんヨーロッパ諸国にいた時でさえ良く風邪を引いていました。そんな時、葛根湯があればちょっとした体調不良くらい案外すぐ良くなりますよ。
怪我したら即消毒!海外での傷には敏感に!
海外の土や水などには破傷風菌が潜んでいる可能性があります。日本ではあまり馴染みのない「破傷風菌」ですが、キズ口から感染すると高熱やけいれんを起こし、最悪の場合には死に至る可能性もある危険な菌類です。そして、この破傷風菌はしっかり消毒さえしておけばほとんど感染することがありません。だからこそ、海外ではちょっとしたキズでもマメに消毒しておくことをおすすめします。
日差しの強さは日本以上!日焼け止めは必須!
最後に日焼け止めですが、アジアはもちろんその他の国は日本以上に紫外線が強いことが良くあります。実際に筆者がオーストラリアにいた時には、強い紫外線のせいで常に真っ黒になるまで日焼けしていました。日本では美白の方が好まれますよね。笑 日焼けして肌にダメージを残したくないのであれば、忘れずに持って行きたいものの一つですね。
番外編
サングラスを持って行った方がいいとよく言われると思います。しかし本来、サングラスは欧米人のように目の色素が薄く光に弱い人たちを守るためのものです。ですから、日本人である私たちが付けていてもそれほど効果は期待できません。ですので、本当に日差しが強い地域に行くのでなければ、壊れやすいサングラスをわざわざ持って行く必要はないでしょう。
洗面用具
洗面具で持って行った方がいいものは洗顔料と髭剃り、生理用用品です。
肌に合うとは限らない!洗顔料は普段使うものを持参が○
まず洗顔料ですが、海外の製品の中には刺激が強く、日本人のデリケートな肌には合わないものがあります。筆者自身、インドで購入したメーカーのよくわからない洗顔料のせいで肌が真っ赤になったことがあります。洗顔料ならそれほどかさばりませんから、ぜひ自分の肌に合ったものを日本から持って行きましょう。
ちなみに同じ理由から、もし荷物に余裕が有るのならシャンプーやボディーソープなども持って行くこともおすすめします。
髭剃りの刃は日本製が優秀
海外の髭剃りの刃は日本のものよりも粗いことがあり、日本人のデリケートな肌を傷つけてしまうことがあります。これは、筆者自身が日本の髭剃りと海外の髭剃りを使い比べて感じたことですが、海外の髭剃りの方が明らかにカミソリ負けを起こすことが多くありました。せっかくの旅行をボロボロの肌で過ごさないためにも、普段使っている髭剃りを用意した方がいいでしょう。
吸収力はいまひとつ!生理用品も持参しよう
最後に生理用品ですが、これは日本製品と海外製品では吸収力や持続力に大きな差があるからです。筆者自身は男なので使ったことはないのですが、旅行中に出会った女性から「海外のは全然吸わないからダメ!」と力説されていました。旅行中に生理に気を取られるのはもったいないですよね?それなら、少し荷物が増えますが、日本製の生理用品を用意した方がいいでしょう。
番外編
ほとんどの女性の方が旅行に化粧品を持って行くと思います。しかし、海外旅行に行ってまで時間をかけて化粧をする必要はあまりないものです。なぜなら、アジアはもちろんヨーロッパの人からすると、「化粧をしっかりする=水商売」と勘違いされるからです。ちなみに余談ですが、筆者自身が出会ったヨーロッパの男性数人から「なんで日本人女性の肌はあんなにきれいなんだ!」と聞かれるほど、日本人のスッピンは人気が高いみたいですよ。笑
衣類
衣類で持っていた方がいいものは着替えや水着、上着です。
洗濯して使い回す!着替えは3セットが無難!
まず着替えですが、そもそも最低限の下着や着替えを持っていかないと旅行で着るものがなくなります。ただ、だからと言って必要以上に着替えを持って行くと、今度はスペースに余裕がなくなってスーツケースにお土産が入らない可能性が出てくるので注意が必要です。筆者自身、旅行中は基本的に下着と着替えは3セット用意し、その都度洗濯して対応していました。
あったら何かと便利な水着
ビーチのあるところに行くのなら、ぜひ水着は持って行きましょう。なぜなら、筆者には水着を忘れたせいで、周りが楽しそうに泳ぐ間、一人ビーチを寂しく散歩した思い出があるからです。もちろん、思い切ってパンツ1枚や裸で泳ぐという選択肢もあります。しかし、下着で泳ぐのには勇気がいりますよね。水着は忘れずに持って行くことをおすすめします。
屋内外の温度差は日本以上!1着あると便利な上着
先述した通り、海外では室内外で温度差が激しいところがあります。特にアジアでは、「涼しい=贅沢」と思われているようで、店内や車内が異様に冷やされていることがよくあります。外は30度以上と暑いのに、中が18度と冷やされていたのでは体調を崩してしまうかもしれません。筆者自身、ベトナムの長距離バスの車内で凍えそうになるほど寒い思いをしたことがあります。1枚上着があるだけで随分と違うので、ぜひ忘れずに持って行ってください。
番外編
稀におしゃれをするためにが衣類を大きなスーツケースに大量に詰めていく人がいます。しかし、先述した通り、大量の衣類は他の荷物を入れるスペースを無くすのでおすすめできません。それならいっそ、旅行先で服を購入してみませんか?現地でしか手に入らない服を着れば、よりその国を楽しめるでしょう。また、日本に帰国した後もその服がいいお土産になりますよ。筆者自身、旅行中に見つけた変わった柄のTシャツをお土産として家族や友人ために購入したところとても喜んでもらえました。
【筆者の体験談】意外と役立った五円玉と十得ナイフの話
筆者自身が旅行中に役立ったものとして五円玉と十徳ナイフがあります。
まず「五円玉」は現地の人に渡すお土産におすすめです。実は世界的に見ても日本のように中心に穴の空いた硬貨は珍しいのです。実際に筆者が旅行先で現地の人に五円玉をあげると「お金に穴が空いてるの!?」と驚かれたことが何度もありました。「日本ではこれを縁結びに使うんだよ」と教えて渡すとさらに仲良くなれますよ。
次に「十徳ナイフ」ですが、これがあればパンやピザはもちろん、果物などを切るのに役立ちます。特に、海外には私たち日本人に馴染みのない果物が数多くあります。「ちょっと食べてみたい」と思った時、十徳ナイフがあればその場で切り分けて食べることができます。筆者自身、ヨーロッパの市場でよく果物を買い、ホテルで切り分けて食べていました。
現地をとことん味わおう!日本食はあえて持ち込まない!
筆者自身の経験上、旅行でいらなかったものに日本食と常備薬があります。
まず「日本食」ですが、海外旅行の醍醐味の1つが現地の食事だからです。確かに、衛生面や味付けなど、私たち日本人には合わない食事もあるかもしれません。また、長期の旅行中では、たまに日本食が食べたくなることもあるでしょう。
しかし、現地の食生活は旅行中でなければ食べれないものです。わざわざ日本で食べれるものを持って来るよりは、少し冒険して現地の食生活に触れてみることをおすすめします。
次に「常備薬」ですが、これは海外の病気になった場合は日本の薬では通用しないと言う意味での話です。免疫力の弱い日本人にとって海外の病気はとても強力なので、日本の常備薬があまり効果を発揮しません。それならむしろ、体調が本当に悪くなったのであれば、すぐ現地の病院を受診することをおすすめします。
筆者が出会った旅行者の中には、日本の薬では全く効果がなかったのに、現地の薬を試したらすぐよくなったという話を何度か聞いたことがあります。やはり、現地の病気には現地で使われている薬がいいのでしょう。
液体物には制限あり!海外旅行での機内持ち込み物まとめ
ここでは、海外旅行の場合機内に手荷物として持ち込めない物から機内に持ち込んでおくと助かる物を紹介します。
刃物やヘアスプレーのうっかりに注意!預け入れ○でも持ち込みは×
機内に持ち込めないものは刃物や工具、スプレー類などです。よくあるのが筆記用具にハサミを入れっぱなしにしていて、手荷物検査に引っ掛かるということです。
また、女性の中にはヘアスプレーを持ち込もうとして引っ掛かることもあります。ちなみに、これらはどれも預け入れできるので、持って行く際には預け用の鞄に入れておきましょう。
持ち込みも預け入れもNGのもの
機内持ち込みも預け入れもだめなものとしては、ガスボンベや花火などの可燃物、漂白剤や殺虫剤などの毒性のある薬物などです。
基本的に、どれも海外旅行で必要となるものではないので心配する必要はないでしょう。ただ稀に、旅行先のビーチで花火をしようと鞄に入れていて、検査に引っ掛かるということがあるので注意した方がいいでしょう。
液体物はジップロック&100ml以内で持ち込み可!
液体物の中には、持ち込めるけれど制限のあるものがあります。それは、ワックスや化粧水、歯磨き修正液などです。これら液体物は、100ml以下の容器に入れて、縦横40cm以内のジップロックに入れることで1人1袋だけ持ち込むことができます。
ちなみに、液体物であっても液体薬やコンタクト液などの医薬品、ミルクや離乳食などの幼児食品などは制限なく持ち込むことができます。ただその際、検査官に事情を説明したり、診断書の提示を求められることがあるので注意しましょう。
カバンのサイズや重さ制限について
航空会社によって微妙に違うのですが、機内に持ち込める手荷物の大きさや重さには制限があります。それは、手荷物のサイズは3辺が115cm以内、重さは10kg以内というものです。ちなみに、一般的な航空会社であれば、手荷物の他に小さいハンドバックを1つ持ち込むことができます。
ただ、正直なところこの基準は航空会社によって非常に曖昧なものです。実際に、筆者は日本からフィリピン、インドからヨルダン、スペインからアメリカなど様々な区間で様々な航空会社を利用してきましたが、どこも上記以上の荷物でも問題なく通れました。ですので、あまりにも大きくなければそれほど神経質になる必要はないかもしれませんね。
機内に持ち込むと便利なもの
機内に持ち込むべきものとしては、パスポートはもちろんですが、マスクと飲み物がおすすめです。まずパスポートですが、これがないと出国できませんし、手荷物検査を通ることもできません。また、パスポートは海外における大事な身分証ですから、決して無くさないためにも、肌身離さず持っておくことをおすすめします。
筆者が出会った旅行者の中には、パスポートの入った預け荷物がロストバゲージに遭い、旅行先の空港内で1日まるまる立ち往生した人がいました。
マスクで乾燥・菌予防
飛行機の中は高度と空調の関係で非常に乾燥しています。それに加え、大勢の人が集まる場所ですから風邪の菌を貰ってしまうかもしれません。せっかくの旅行を体調不良で過ごさないためにも、マスクを用意しておくことをおすすめします。
機内は高い!飲み物は搭乗前に購入が◎!
飛行機の中は飲み物が異様なほど高いです。それに、先述した通り飛行機の中は乾燥しているので、いつも以上に喉が乾きます。
もちろん、空港内の飲み物も高いのですが、飛行機の中に比べればまだ安いものです。数時間もの空の旅を少しでも快適に過ごせるよう、飛行機に搭乗する前には飲み物を何か用意しておきましょう。
不安でも持って行き過ぎには気をつけて
久々の海外旅行、張り切って準備したのに「これいらなかった」「あれ持って行くの忘れた」と困ることはあると思います。まだ持って行くのを忘れたくらいなら現地で買えばいいのですが、不必要な荷物は持ち運びが大変になるだけです。
実際、筆者が旅行していた際に絶対に必要だと感じたものは、パスポートと現金、最低限の衣服だけでした。つまり、突き詰めれば荷物を限界まで少なくしても旅行は十分楽しめるということです。
ただそれでも、日本製の生理用品や五円玉のように日本でしか手に入らないものもあります。これから旅行の準備をするのであれば、まずは絶対必要なものだけを揃え、余裕があればその他の荷物について考えてみるのがいいでしょう。