目の下の「たるみ」はなくせるの?自宅ケアと化粧品8選
[公開日]2018/10/05[更新日]2021/05/12
こんな悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?
一度たるんでしまうと改善しずらい目元のたるみですが、目元のマッサージやエクササイズ、化粧品によって、ハリを取りもどすことは十分に可能です。
2019年、化粧品はポーラから「眼輪筋」に着目したアイクリーム、オバジから目の下の脂肪分解アイクリームが発売されていて、進化が目覚ましいジャンルです。
記事下で最新の目元のたるみ化粧品を評価しているので、先に知りたい方はチェックしてみてください。
では、順番に解説します。
・目元がたるむ根本原因
・目の下のたるみケアにおすすめの化粧品
・目の下のたるみに効く簡単エクササイズ
編集者:安藤美和子
スキンケアコンシェルジュ
化粧品開発の実務経験を活かし、執筆/編集を行う。
◆保有資格◆
日本化粧品検定1級、薬学美容検定1級、薬事法管理者、化粧品成分上級スペシャリスト、サプリメントアドバイザー、参照:日本抗加齢学会
スキンケアコンシェルジュ
化粧品開発の実務経験を活かし、執筆/編集を行う。
◆保有資格◆
日本化粧品検定1級、薬学美容検定1級、薬事法管理者、化粧品成分上級スペシャリスト、サプリメントアドバイザー、参照:日本抗加齢学会
何を使ってもダメな方に ポーラ BAベーシックセット
9万円以上のポーラB.Aセットが1万円で試せる
9万円以上のポーラB.Aセットが1万円で試せる
2位 アスタリフト
浸透力が高く、ベタつきも気にならない
浸透力が高く、ベタつきも気にならない
3位 B.A アイゾーンクリーム
高価だが、皮膚の薄い目元でもモチっと弾力が出てくる
高価だが、皮膚の薄い目元でもモチっと弾力が出てくる
目次
もう治らない?目の下のたるみ3つの原因
目の下がたるんでしまう最も大きな原因は「加齢」です。加齢以外にも以下に当てはまる場合は目の下がたるみやすいという特徴があります。
目の下のたるみ3つの原因
1. ハリ、弾力を生み出す真皮の衰え
・・・乾燥や紫外線対策が不十分
2. 目の周りの表情筋の衰え
・・・筋肉のこわばり、エクササイズ不足
3. 涙袋がある、目が大きい
・・・筋肉の衰えに伴い、目の下の眼窩脂肪が飛び出す
1. ハリ、弾力を生み出す真皮の衰え
・・・乾燥や紫外線対策が不十分
2. 目の周りの表情筋の衰え
・・・筋肉のこわばり、エクササイズ不足
3. 涙袋がある、目が大きい
・・・筋肉の衰えに伴い、目の下の眼窩脂肪が飛び出す
ハリ、弾力を生み出す真皮の衰え
目元は顔の中でも非常に薄いため、乾燥しやすく年齢が出やすい部位です。乾燥の原因は化粧水だけのスキンケアや保湿力の弱いプチプラ化粧品を使っていたなど、さまざまです。長年の乾燥や紫外線のダメージを受けた結果、ハリや弾力を生み出す真皮が衰え、目の下がたるんでしまいます。
具体的なたるみ対策化粧品ランキングへ
眼輪筋の衰え
肌のハリは真皮や目の周りの筋肉(表情筋)によって支えられているため、筋肉が衰えてしまうと重力に従いたるみが生じてしまいます。
表情筋を鍛える簡単エクササイズへ
涙袋がある、目が大きい
ここまでは、加齢が主な原因でしたが、もともと目が大きい人や涙袋がぷっくりしている人は目の下が他の人よりもたるみやすくなっています。また、目の下の脂肪(眼窩脂肪)が多い場合は、年齢問わず目の下に黒いクマができたり、目の下のたるみが目立つようになります。
美容クリニックで目の下のたるみを取る方法
今からでも目の下のたるみは改善できるか?
目の下のたるみは、表情筋の衰えや眼窩脂肪の影響もあるため、化粧品だけで改善することはできません。ただし、たるみ対策に役立つ美容成分を配合した化粧品であれば、長期的に使い続けることで目もとにハリを与え、たるみを目立たなくさせる効果が期待できます。
目の下のたるみに効果的な化粧品の選び方
では、実際にどんな化粧品が目元のたるみケアに効果的なのか、選ぶときのポイントを3つお伝えします。
目の下のたるみ対策は簡単ではないため、配合成分を重視して選ぶようにしましょう。
目の下のたるみケアに必要な成分
1. ハリを出して、くぼみをふっくらさせる美容成分
2. 保湿力のある美容成分
3. しわ・たるみを予防する美容成分
1. ハリを出して、くぼみをふっくらさせる美容成分
2. 保湿力のある美容成分
3. しわ・たるみを予防する美容成分
ハリを出して、くぼみをふっくらさせる美容成分
目の下のたるみは、皮膚が下の伸びてしまい横から見ると「くぼみ」と「ふくらみ」ができている状態です。そのため、まずは「くぼみ部分」にハリを与える成分を配合した化粧品を選びましょう。以下の成分には、ハリ・弾力に必要なコラーゲンの働きをサポートする効果が期待できます。
特におすすめのたるみケア成分
ビタミンC(表記:アスコルビン酸)、レチノール、ナイアシン、レスベラトロールなど
ビタミンC(表記:アスコルビン酸)、レチノール、ナイアシン、レスベラトロールなど
保湿力のある美容成分
保湿成分の中でも、セラミドやコラーゲンなど肌に存在している成分であれば、浸透したときに長時間肌内部に留まってくれるため、高い保湿効果が期待できます。皮膚の薄い目元が潤うと、目元がふっくらするだけでなく、透明感が出るので目元の印象も若々しくなります。
特におすすめの保湿成分
セラミド(表記:セラミドNP)、コラーゲン(表記:加水分解コラーゲン)、ヒアルロン酸(表記:アセチルヒアルロン酸Na)など
セラミド(表記:セラミドNP)、コラーゲン(表記:加水分解コラーゲン)、ヒアルロン酸(表記:アセチルヒアルロン酸Na)など
しわ・たるみを予防する美容成分
3つ目に、コラーゲンやエラスチンなどの核となる線維芽細胞の働きをサポートする「エイジングケア成分」が配合されているかもチェックしましょう。アスタキサンチンやビタミンCなどのエイジングケア成分によって、肌全体の若々しさをサポートしてくれます。
特におすすめのエイジングケア成分
アスタキサンチン、ビタミンC、フラーレン、EGF、ポリフェノール、ピクノジェノールなど
アスタキサンチン、ビタミンC、フラーレン、EGF、ポリフェノール、ピクノジェノールなど
目元のたるみにおすすめの化粧品比較ランキング
たるみケア化粧品を選ぶポイントと価格を踏まえ、おすすめのたるみ対策化粧品を紹介します。
目の下のたるみケアに必要な成分
1. ハリを出してたるみをカバーする美容成分
2. 保湿力のある美容成分
3. しわ・たるみを予防する美容成分
※価格はトライアルセットで比較
商品 | 総合評価 | 価格・内容 | 配合成分 |
---|---|---|---|
ベタッとするがジワジワ浸透し、たるんだ目袋がスッキリする | 《トライアルセット》 14日分 | ビタミンC コラーゲン アミノ酸 (植物由来100%) >>詳細<< |
|
B.A ベーシックセット | 特にB.Aクリームはくぼんだ目元がふっくらになる | 10,000円 2週間分 全5商品 | 加水分解シルク イガイグリコーゲン クララ根エキス >>詳細<< |
浸透力が高いので肌馴染みがよく、べたつかない | 1,000円 《モニターセット》 5日分 全4商品 | ヒト型セラミド ナノリコピン レスベラトロール アスタキサンチン >>詳細<< |
|
目元全体に塗ると引き上がるような感覚があるが、高い | 18,000円 26g 目元たるみクリーム 約60日分 | シルク,YACエキスなど >>詳細<< |
|
保湿力はあるが、たるみの変化はわかりにくい | 2,682円 本商品一ヶ月分 目元クリーム10g | MGA (ビタミンC誘導体) >>詳細<< |
目の下のたるみ対策おすすめ化粧品3選・安く買う方法
ランキングで紹介した「目元のたるみ対策化粧品」のおすすめの化粧品を詳しく解説します。
濃厚な分ベタッとするが、たるんだ目袋にハリが出てくる
「リペアジェル」はビタミンCを高濃度に配合した「リペアジェル」は、ビタミンC(たるみケア、エイジングケア)とアミノ酸(保湿ケア)というシンプルな美容成分で作られています。
水あめをゆるく伸ばしたようなテクスチャーではじめはベタつきが気になりますが、使っていくうちに肌に浸透していくので、もちっとやわらかい肌になります。
植物由来成分100%で作られているため、皮膚が薄くデリケートな目の下でも安心して使える点もおすすめポイントで、比較的早くハリと"もたつきのなさ”を感じやすい美容液ですよ。
いまなら8,000円 相当が 1,980円(税抜) の限定モニター価格リペアジェル本商品はリペアジェル(美容液)のみで13,500円なので、気軽に試してみようと思いづらい価格ですが、今ならリペアジェル(8ml/5,000円相当)とリペアウォーター(3,000円相当のローション)のモニターセットで、1,980円という価格で試すことができます。
オールインワン美容液なので洗顔後これひとつで済むので、じっくり丁寧なスキンケアが苦手な人にもおすすめします。
有効成分を独自技術で配合したリペアジェルは、安全性も確かなので1,980円のモニターキットがあるうちに、以下から試してみてください。
お勧め度 価格 容量 ジャンル 備考 ★★★★★ 16,650円 → 1,980円 約14日分 美容液、
ローションモニターセット
リペアジェル公式ページへ
【限定】9万円以上のポーラB.Aセットが1万円で試せる「B.Aベーシックセット」
ポーラのB.A一式が1万円で試せる(14日分)
「B.Aシリーズ」は世界トップクラスのポーラの開発力でつくられた"たるみ"や"ほうれい線"に効果が期待できる化粧品です。
B.Aクリームは濃厚ですがベタつくことはなく、まろやかな使い心地で、わずか2週間でも肌の押し返す力を実感でき、鼻の横のほうれい線(溝)が浅くなった印象があります。
B.Aシリーズはどれも決して安い価格ではなく、B.Aクリームは1,152円/g、ライン使いすると92,000円(税抜)もするので、10,000円で試せるこのベーシックセットはとてもお得です。(※2週間分ですが、実際には16日間使えたのでコスパも良いと思います)
お勧め度 | 価格 | 容量 | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|
★★★★★ | 10,000円 | 2週間分 | クレンジング・洗顔・化粧水・乳液・クリーム | トライアルキット |
B.Aベーシックセットは、公式オンラインストア限定です。公式オンラインストアで購入すると、無料サンプルも好きなものを2つ選べますよ。
公式サイトで購入
※百貨店では購入できないので、ご注意ください。
浸透力が高いので肌馴染みがよく、べたつかない
アスタリフトは、たるみケア成分(ビタミンC誘導体)と保湿成分(ヒト型セラミド)たるみ予防成分(アスタキサンチン)がすべて配合されています。
化粧水や美容液はとろみのあるタイプですが、肌につけるとジワーッと浸透していき、肌表面がべたっとすることもありません。おそらく、紹介した中で最も浸透力が高く、使った次の日に肌のもちっと感がわかりやすい化粧品です。
トライアルセットは公式サイトだと500円安く買える
アスタリフトのトライアルセット(5日分)は、ドラッグストアや店頭で買うと1500円ですが、公式サイトで購入すると1,000円で購入できますよ。お勧め度 | 価格 | 容量 | ジャンル | 備考 |
---|---|---|---|---|
★★★★★ | 1,000円 (送料無料) |
5日分 | 先行美容液、ローション、クリーム、美容液ほか | モニターキット |
アスタリフト公式ページへ
高価だが、皮膚の薄い目元でもふっくらしてくる
2018年10月に発売されたポーラのB.A アイゾーンクリームは、B.Aクリームよりもやや固めのテクスチャーで(それでも伸びはいいほうです)目頭からこめかみに向かって塗るという使い方があります。
1日目ではわかりにくいのですが、3日使い続けていくと、少し引き上がったような、ピンとしたハリが出てきました。特に目袋が大きい人ほどキュッと引き締まる感覚が実感しやすいアイクリームです。
安い金額ではありませんが、どんよりしていた目元の印象がガラッと変わるので、本格的に対策したい方におすすめします。
お勧め度 | 価格 | 容量 | ジャンル | 備考 |
---|---|---|---|---|
★★★★★ | 18,000円 (送料無料) |
26g 約100回分 |
目元クリーム | 本商品 |
いきなり筋トレは逆効果!目元のたるみ解消はマッサージから
さっそく表情筋を鍛えるエクササイズを始めたいところですが、たるみは筋肉がフリーズすることが原因です。
身体のエクササイズと同じで、手っ取り早く効果が欲しい人ほど、まずは緊張した筋肉をマッサージでほぐすようにしましょう。
なぜ筋肉をほぐさないといけないのか
顔の筋肉は他の部分と違い、肌と皮膚が直接つながっています。年齢を加齢により弾力が衰えた皮膚を固まった筋肉が強く引っ張ってしまうため、たるみ改善には、筋肉の緊張をほぐすことが有効になるのです。
こわばっている筋肉をほぐしてあげることで、その筋肉を傷めずに、可動しやすくしてあげられます。筋肉をほぐすことは目の下のたるみだけでなく、しわ・クマ・くすみ改善にも効果が期待できます。
頭皮マッサージで筋肉をほぐす
筋肉をほぐすといっても、デリケートな目の周りを直接マッサージするわけではなく、頭皮のマッサージで顔の筋肉全体をほぐします。頭皮がこわばっている方ほど、顔の筋肉への効果も期待できます。髪の毛の生え際から気持ちいいと感じる強さでマッサージをしてみてください。
リンパマッサージも目の下のたるみに効く
この時注意したいのが、強く押さないことです。やさしく流すだけで効果が得られます。さわって痛いな、と感じるポイントを通りながら、鎖骨まで流すことで効果が出ます。また、摩擦にならないようクリームなどをつけて行ってください。
目の下のたるみに効く表情筋エクササイズ
顔には30以上の細かい筋肉があり、身体の筋肉と同じく、使っていないと衰えるばかりか、普段よくしている表情が歳とともに形状記憶されてしまい、こわばって動かなくなってしまいます。
そこで、目の下のたるみ・目元のしわ・ゴルゴライン(目頭から鼻のわきの方へ延びるハの字のライン)に効くエクササイズを紹介します。
表情筋エクササイズをするときは、「特定の筋肉だけを鍛えない」ようにしましょう。また、左右のバランスをとるため、左右両方同じ回数で行うことをおすすめします。
ウィンクエクササイズ
そんな単純なもの、と思われるかもしれませんが「ウィンク」は筋肉が衰えている方ほどやりにくいはずです。特に、頬骨の上を人差し指で軽く押さえながらすると、左右で弱い方がよくわかります。弱い側がたるみやすい可能性がありますので、回数を少し多めにするとよいでしょう。
眉毛上げエクササイズ
姿勢を正して正面を向き、ぎりぎりまで目を細めます。その状態のまま眉毛を上げます。自然呼吸で10秒程キープします。ゆっくりと元の状態に戻します。ピースエクササイズ
姿勢を正し、まぶた側の目がしらに中指、目じりに人差し指のピースを優しくあてます。この状態で白目をむくように黒目をできるだけ上に上げます。目を細めた状態で10秒程キープします。
ゴルゴラインエクササイズ
ゴルゴライン(目頭から鼻のわきの方へ延びるハの字のライン)の脇にある頬の筋肉を優しくほぐしてみてください。ゴリゴリする方は、凝っている証拠なので、定期的におこないましょう。
筋肉を優しくほぐした後、最大限に口を「お」の字に開き、その後「い」の字に開きます。
これを繰り返すことで、ふっくらとした頬を取り戻し、目の下の老け感解消につながります。普段頬の筋肉を使い慣れていない方は、なかなか「い」の口で頬が上がらないくらい難しいエクササイズです。
以上のエクササイズを無理のない程度に続けてみてください。また、終了後やきついと感じた時には、下目使いなどでゆっくり筋肉を休ませてください。固い筋肉にならないよう、やりすぎには注意しましょう。
たるみを改善する目元のツボ
目元は皮膚が薄いので強くマッサージをしてはいけません。おすすめしたいのがツボ押しです。血行促進でしわを改善するツボは以下になります。
1ヵ所につき5秒ほど押してあげるだけなので、とっても簡単ですよ。目が疲れた時にするのもおすすめです。
入浴中など温まっている状態でするとより効果的ですよ。
花粉症やアイメイクが目のたるみに?20代でも老け顔に
若くても目の下がたるむ原因
1. 目をこする
2. アイメイクが濃い
3. メイク落としが雑
1. 目をこする
2. アイメイクが濃い
3. メイク落としが雑
目をこする
意外と知られていないのが、目をこすることとたるみの関係です。目をこする回数の多い人は、まぶたの筋肉が伸びてしまいやすいことがわかっています。花粉症や夜更かしなど目をこする回数が多いと結果的にまぶたが下がりやすくなるため、10代や20代の若い人でも目の下がたるんでしまうのです。
目をこする自覚のある人は、なるべくこすらずに済むよう対策をたてることをおすすめします。
アイメイクが濃い
かゆみや涙などの原因以外にも、アイメイクが濃い方も要注意です。アイライナーやアイシャドウなどが直接、目の下のたるみに繋がることはありません。
しかし、目尻を引っ張ってアイライナーを描いたり、涙袋をメイクでつくるときなどは目元にとって負荷となるということを頭に入れておきましょう。
メイク落としが雑
目をこすらないようにしたり、メイクでの摩擦を少なくしてもメイク落としをするときにゴシゴシとこすってしまうと、たるみの原因になってしまいます。特に、クレンジングオイルやクレンジングリキッドは液体状で、目元と手の指の間にクッションとなるものがほとんどありません。
面倒になりますが、目元・口元はポイントリムーバーで先に落とすことをおすすめします。
アイクリームの正しい塗り方
特に目の周りは皮膚が薄くデリケートです。アイクリームを塗る時はやさしく塗布しましょう。ポイントは指の中でも力が最も入りにくい「薬指」で塗ることです。
心配な方は、液体タイプよりも濃厚なクリームタイプのアイクリームのほうが目元へのダメージを軽減できます。
むくみやすい人は目の下のふくらみを冷やしてたるみケア
顔がむくみやすい人は、目元もたるみやすくなります。ただし、リンパの流れや滞った血流を整えることで、すぐにむくみを解消することができます。
上に乗っかっているものが少なくなれば、たるむ量も当然減り、手っ取り早くすっきりするので顔がパンパン中田は試してみてください。
むくみ解消のマッサージは目の下のたるみを悪化させる
このむくみの除去ですが、なるべくこすらないようにという前述通り、あまり強いマッサージはおすすめできません。先ほどの顔回りのリンパを流すことでもむくみを除去できるので試してみてください。むくみはそのままにしておくと、どんどん溜まりたるみの原因になるので、その日の内にケアするようにしましょう。
冷やしてむくみを解消する
むくみ解消には、身体を温めて血流を良くすることも大切ですが、ここでは、冷やしてむくみを改善する方法を紹介します。細胞にたまった余分な老廃物は、血流によって運ばれますが、血流の流れが悪いと余分な老廃物が蓄積てしまいます。
血行不良を改善するために通常は温めようとしますが、実は逆に冷やすことでよりむくみ改善効果が得られるのです。
冷された部位は脳がそこを温めなければと判断し、血流を流そうとしますが、この状態で今度はその部位を温めると、毛細血管まで血流が大量に流れ、溜まっていた老廃物を流しだすのに非常に効果的です。
この冷やして温めることによる老廃物除去効果は、温めるだけの血流改善では得られにくいものです。
デリケートな目の周りはあまり激しく冷やせませんが、首回りは冷温を行いやすい箇所で、顔のリンパにも効果があります。
冷水洗顔という方法があるように、冷やす効果はこんなところにもあったのですね。
たるみ対策に効果的な美容成分
どんなに高価な化粧品を使っていても、たるみケアに役立つ美容成分が配合されていないとお金を無駄遣いすることになります。
「目の下のたるみ対策」に主眼を置いた場合、以下のような美容成分が配合されているものを選びましょう。
セラミドなどの保湿成分
巷には様々な自称保湿成分を含んだ化粧品が溢れていますが、スキンケアとして保湿能力が最も優れているのは「セラミド」をはじめとする細胞間脂質の保湿成分です。セラミド、もしくはコラーゲン・エラスチンなどの保湿成分は、まだ浅いシワである「ちりめんじわ」に有効です。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体(リン酸型アスコルビン酸)は、ビタミンCを肌に吸収しやすい形に変えたものです。ビタミンCにはハリ・弾力アップ効果、抗酸化効果、保湿効果、美白効果があるので「しわ、たるみ対策」には重要な成分となります。
また、最新技術により、不安定なビタミンCをそのまま配合することに成功した美容液なども見られるようになってきています。
レチノール
ビタミンAの一種でもともと人間の体内にあるもので、線維芽細胞にはたらきかけて真皮のコラーゲンを増やす効果があります。しわ、たるみの根本の原因はコラーゲンの減少なのでレチノールを含有している化粧品はポイントが高いと考えてよいでしょう。
AHA
ピーリングコスメに配合されている成分で、肌の新陳代謝を活性化し結果としてコラーゲンを強化します。ただし、毎日使うと肌にとって負担となるため、週に1回程度に留めるようにしましょう。
ナイアシン(ビタミンB3)
肌代謝を活性化し、肌にハリを出します。刺激が少なく使いやすいので、肌が弱い方でシワ・たるみをケアしたい方に有効な成分です。抗酸化成分
しわ・たるみだけでなく、人の老化の根本原因は活性酸素にあります。これは鉄が錆びるのと同様に、人の身体も酸化し衰えていくと考えるとイメージしやすいのですが、その最大の要因が活性酸素です。
抗酸化成分はこの活性酸素を体内から除去する物質として、美容だけでなく医療業界でも注目されています。
主な抗酸化成分は、ポリフェノール、アスタキサンチン、ピクノジェノール、フラーレンなどが挙げられます。
アイクリームで目元のたるみを集中ケア
上記の美容成分を配合したアイクリームを紹介しておきます。決して安い金額ではありませんが、目元用に特化してつくられているので、集中的に目元のケアをしたい方は検討する価値のあるアイクリームです。■クラランス/「グラン アイセラム」/6,480円
クラランスのグランアイセラムは、目元引き締め美容液です。グランアイセラムは、目の下のリフトアップをサポートしたり、糖化ケアにも役立ちます。
寝不足時など目もとが重い時にも救世主となる美容液です。
■アンプルール/「ラグジュアリー・デ・エイジ ラインセラム アイ」/8,400円
目元のエイジングに対し、最先端の美容成分を配合した濃厚なアイクリームです。使い続けることで涙袋のたるみにも実感できたという口コミもあります。
ドクターズコスメということもあり、リフトアップだけでなく乾燥ケアもしっかりできるところがポイントです。
■シスレー/「スプレミヤ アイ」/29,400円
高級スキンケアブランドシスレーの中でもプレミアラインである「スプレミヤ」のアイクリームは高額な分、確かな効果を実感しやすい商品です。
これだけの値段だとエステなども考えるかもしれませんが、おうちで手軽に高い効果が、しかも寝ている間に、実感できるところがポイントです。
気軽に購入できる化粧品ではありませんが、目元の印象をパッと明るくしたい方は検討する価値があるでしょう。
目の下のたるみに優秀なアイケア化粧品は数多あり、紹介しきれませんが、何か投資を、とお考えならばアイケア化粧品は手の出しやすいところとしておすすめです。
もちろん、化粧品カウンターで、保湿が必要なのか、ハリなのか、血流なのか、ご自身の力を入れるべきポイントを知った上での購入をおすすめします。
笑う人ほどたるみにくい?表情筋と目の下のたるみの関係
表情豊かだと筋肉は衰えにくい
普段無表情で過ごす時間が多い人は、表情筋が衰え、歳とともにそのまま筋肉がフリーズしてしまいます。 無表情や不機嫌な顔でいると、50歳頃からそれらの線があなたの「顔」になってしまうわけです。ココ・シャネルの有名な言葉に「20歳の顔は自然の贈り物。50歳の顔は自分の功績」というものがあります。
厳しい言葉ですが、これは生理学的にも理にかなったものといえます。逆によく笑う人、表情がくるくる変わる女優さんなどは、歳を重ねてシワが増えても、なんとなく若々しく見えますよね。
顔に下に向かう線があると老けて見え、同じシワでも上に上がる線だと、若々しく見えるのです。
ためしに顔の絵に、目じりや口角に上に伸びる線を足してみてください。表情をよく動かすか否かは目の周りのたるみにもつながります。表情筋は全てつながって連動して動いています。
無表情になりやすいスマホに注意
目元のたるみに関しては、特にパソコンやテレビなど何かをじっと見ている時間が長い人は目の周りの筋肉が衰えやすいため注意が必要です。表情筋は皮膚の下にあり、皮膚の屋台骨となっています。表情筋が衰えると、その上にあるハリの失われた皮膚が崩れ、たるみが起こります。
目の周りのたるみに関して、もちろん皮膚自体の老化も一つの原因ですが、まずはこの屋台骨である表情筋へのアプローチが必要になります。
表情筋は何歳まで鍛えられるのか
歳とともに肌が衰えるのは悲しいことです。なかなか消えないシワや、増えるシミに対し、リカバリーのスピードが落ちていくことを実感することもあるかもしれません。しかし、表情筋に関しては、歳だからとあきらめる必要はありません。筋肉は何歳になっても鍛えることができます。
確かに、若いころよりも筋肉が衰えるスピードは速くなります。筋肉のつきやすさも若いころよりはいくばくか劣るかもしれません。
でも、お肌のハリを取り戻すことや、シワを消すことに比べると、筋肉を活性化することは、はるかに簡単です。
大事なのは、効果的に、そして地道に続けることです。
表情筋のエクササイズ方法へ(上部)
《参考》美容クリニックで目の下のたるみを取る方法
今すぐ目の下のたるみを改善したい方や、眼窩脂肪が多い方は化粧品やエクササイズよりも美容クリニックでの治療が効果的です。
美容クリニックでのたるみ取り治療は身近なものになってきていますが、信頼できる医師を探すのは難しく、仕上がりが不自然になることもあるため、慎重に検討するようにしましょう。
レーザーによる真皮の活性化
価格:1回あたり80,000〜200,000円
レーザー治療は、ジェネシスなど機械の名前で呼ばれることもあります。レーザー治療では、レーザーを照射することで真皮にある線維芽細胞の働きを促すことができます。美容皮膚科によって価格が異なりますが、1部位80,000円前後と高額です。治療時間は短時間ですが、通院する必要があります。
レーザー照射で期待できる効果
・ターンオーバーを促す
・目の下の皮膚の血行促進
・目の下の皮膚のコラーゲン産生を促す
・ピーリング作用があるので、古い角質オフができる
・目の下の皮膚の血行促進
・目の下の皮膚のコラーゲン産生を促す
・ピーリング作用があるので、古い角質オフができる
ヒアルロン酸注入によってくぼみを目立たなくできる
価格:1回あたり50,000〜70,000円
ヒアルロン酸を目の下のくぼみ部分に注入することで目元をふっくらさせ、目の下の影をとることができます。ただし、ヒアルロン酸注入の効果は一時的なもので、半年ほど経つと元に戻るので定期的なヒアルロン酸注入が必要になります。また、両方のバランスをとるのも難しいため、治療法の中では安い金額ですが、クリニックは慎重に選びたいところです。
脱脂術(外科的手術)
価格:1回270,000円〜350,000万円
脱脂術は、目の下のたるみ原因である眼窩脂肪を取り除く根本的な解決方法です。メスをいれるので、手術後しばらくは目元が赤くなったりしますが、うまれつき涙袋がぷっくりしている部分を取るには効果的な方法といえます。目の下の脂肪を切除する方法はメスを使うものが一般的ですが、目元に傷をつけず高周波で脂肪を分解して黒クマを改善させる治療法なども増えてきています。
とはいえ、美容医療は保険適用外で治療費も高額です。まずは自分でできるエクササイズやスキンケアからはじめて、そのあとで、美容医療を検討してみても遅くはないでしょう。
目の下のたるみを解消する方法6選 まとめ
人間の顔は面白いもので、下へ下がる線が多いほど、老けて見えます。 試しに、丸い輪郭に、4本の線で目鼻口を書いてみてください。そこに口元のほうれい線を加えます。目の下にゴルゴラインも加えてみます。
どうですか?一気に老けた顔に変わりますよね。歳とともに、それ相応顔にも加齢が現れるのは仕方のないことですが、やはり「老けたな」という印象にはなりたくないもの。年齢なりの若々しさ、活き活きとした雰囲気を保つことが理想だと思います。
ここで紹介した、目元対策が若々しく生きていく皆様の一助になれば幸いです。
「女は40を過ぎて始めておもしろくなる」
このシャネルの言葉を体現するような、いきいきとした歳との付き合い方ができれば良いですね。
◆参考文献
吉木伸子『スキンケア美容医学辞典』
朝田 康夫『美容の医学 美容皮膚科学辞典』
鈴木 一成『化粧品成分用語事典2012』
高瀬聡子/細川モモ『いちばんわかるスキンケアの教科書』
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