薬の前に！あご・口の周りの吹き出物対策の基礎化粧品 比較ランキング

ニキビや吹き出物対策の化粧品を選ぶ前に、まず知っておくべきことがあります。それは、２０代以降にできるいわゆる吹き出物（大人ニキビ）と１０代の思春期ニキビは原因と対策が異なるということです。

以下の表で、自身のニキビ・吹き出物の分類を確認してください。

	できる部位	原因	特徴
大人ニキビ 吹き出物	アゴや口の周りといったフェイスライン（Ｕゾーン）	ホルモンバランスの乱れ 肌の乾燥 ストレス 睡眠不足 偏った食生活	硬いしこりのようなニキビ 繰り返しできやすい 跡が残りやすい
思春期ニキビ	皮脂の多いおでこから鼻先部分（Ｔゾーン）	皮脂が過剰に分泌されるため	ホルモンバランスが安定する２０歳までに治ることが多い

口の周りに吹き出物ができる原因は、上記にあるようにホルモンバランスの乱れ、肌の乾燥、睡眠不足、ストレス、偏った食生活など様々な原因が複雑にからみあっています。この中でも大きくニキビに関係しているといわれているのが「ホルモンバランス」と「肌の乾燥」です。

このような原因から肌のターンオーバーが乱れ、毛穴の出口の角質が厚くなり、詰まってしまうためニキビができはじめます。つまり口の周りの吹き出物を治すためには、日頃の生活習慣を見直し規則正しい生活を心がけることが最重要です。併せて、保湿を中心としたスキンケアで吹き出物のできにくい、繰り返さない肌に変えていきましょう。

あご・口の周りの吹き出物対策の基礎化粧品を選ぶ前に知っておくべきポイントは次の３つです。

口の周りの吹き出物の大きな原因のひとつが「乾燥」です。ニキビといえば過剰な皮脂が原因と思いがちなので意外かもしれません。しかし、肌が乾燥した状態だと肌のバリア機能が低下し外部からの刺激が入り込みやすい、すなわちニキビができやすい状態になってしまいます。また乾燥により肌の角質が硬くなればかえって毛穴を塞ぎやすくなります。

しかも、乾燥で低下したバリア機能を回復させようと、肌は余計に皮脂を分泌しニキビが悪化してしまうという悪循環におちてしまいます。肌の乾燥対策はずばり「保湿」です。保湿効果の高い化粧品で十分な保湿をおこない肌のバリア機能を高め、吹き出物ができにくい肌にしていきましょう。保湿効果が高い有効成分はまず「セラミド」です。ほかには「ヒアルロン酸」「ライスパワー」などにも高い保湿効果があります。

口の周りの吹き出物の悩みのひとつは「跡が残りやすい」ということです。これは年齢とともに肌のターンオーバーの周期が長くなっていくため、ニキビの炎症は治っても跡がシミになって残ってしまうことがあるためです。そんなニキビ跡に有効な成分が「ビタミンＣ誘導体」です。

「ビタミンＣ誘導体」にはメラニン色素を抑えて色素沈着を防ぐ効果があるので、赤くなったニキビ跡を薄くする作用も期待できます。また「ビタミンＣ誘導体」には皮脂を抑える効果や炎症を抑える働きもありニキビ予防には効果的といえるでしょう。

思春期のニキビとは違うといえ、ニキビの原因となるアクネ菌は油分を栄養として繁殖するため油分は控えめのスキンケアが吹き出物においても大切です。油分を完全に取り除いてしまえば肌は乾燥しニキビを悪化させる原因となるので、適当な油分で肌を柔らかく保つことが重要です。最近ではニキビになりにくい成分、油分でつくられたノンコメドジェニック化粧品などもたくさん出てきています。

薬の前に！あご・口の周りの吹き出物対策の基礎化粧品　比較ランキング

以下、上記を基準にアンチエイジングの神様で評価した「あご・口の周りの吹き出物対策の基礎化粧品」比較ランキングです。