【保存版】格安スマホの取り扱い機種一覧 iphoneはあるの?
[公開日]2015/03/17[更新日]2017/03/22
なにかと気になる格安スマホですが、業界の変化同様に機種の進化も激しく、ちょっと目を話すとトレンドや主力メーカーなどどんどん変化していくので、最新動向に付いていこうとすると大変かも知れません。
格安スマホは気になるけど最近のことはよくわからない。そんな皆様に最新機種(2015年7月現在)を一挙にご紹介します。欲しくなる機種が必ず見つかるはず?
「格安スマホ」の最新事情
「格安スマホ」のいまとむかし
格安スマホといえば、一昔前は安かろう悪かろうの代名詞でした。これは当たり前の話で、安く販売するためには安く作らねばならず、そのためにはなにかを削ってコストを下げなければならないからです。機能や性能が劣っていたり、古いバージョンのOSしかインストールできなかったり、LTEなどの最新通信環境に対応していなかったり、デザインがダサかったり、SIMカードを認識しないことがあったりと、制限のとても多い機種でした。今は若干事情がすっかり変わっており、格安だからといって一概に「安かろう悪かろう」とは言えなくなってきています。
昔の格安スマホ
格安スマホが登場したての頃は、「SIMフリースマートフォン」と呼ばれていました。今でもこの呼び名は通用します。かつて、ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアは、自社で発売している端末には「SIMロック」と呼ばれる自社製SIMカードの識別機能を付けていました。SIMロックのある端末ではキャリアを自由に変えることが出来ないようになっています。2015年に法律的にSIMロックの解除が義務化されるまで、ドコモ製端末にはドコモのSIMカードしか使えないといった制限が付けられていました。
昔の「格安スマホ」は、SIMロックがかかっていない海外製のスマートフォンを裏ワザ的に使用するといったものでしかありませんでした。正式なサポートも保証もなく、時には動作しなかったり、壊れてしまうこともありました。性能の低さから、動作ももっさりと遅い機種が多く、電波を上手く掴めないなど、不具合かと思えるような性能しか持たない機種も少なくありませんでした。
今の格安スマホ
昔の格安スマホが、アンオフィシャルな利用法であったのに比べて、今の格安スマホは法的にも認められた正当な利用法です。大手キャリア自らが、他社製SIMカードの利用できるスマートフォンを製造・販売を行っていますし、MVNO(仮想移動体通信事業者)の設立も法律的にも制度的にも問題なくなり、SIMフリー端末も大手を振って使うことが出来るようになりました。スマートフォンを作っているメーカーにとっても、SIMフリー端末はMVNOを含む全キャリアのユーザーに対して売ることができるようになったため、発売されるSIMフリー端末機種は増え続け、それに伴って販売競争も勃発、性能や品質などがどんどん高くなっており、お値段以上の価値をもつようになりつつあります。
OSの性能向上などもあり、かつてあったようなもっさりした動作の端末はごく一部となっています。
こうした機種は、性能やブランド力こそ大手メーカーの最新機種には一歩譲りますが、設計や製造技術の進歩によって、質感や品質は大幅に向上しています。搭載メモリは最新機種に比べて少なめで、CPUのコア数や動作クロックも遅めですが、OSの最適化などソフトウェアのUI技術の進歩によって、ストレス無くサクサク動く格安スマホがほとんどになりました。
今では海外メーカーばかりではなく、以前は大手キャリア向けにしか卸していなかった国内メーカーも、格安スマホを製造・販売するようになっています。
各社の格安スマホ機種一覧
それでは、MVNO各社で取り扱っている格安スマホ機種をご紹介します。以下、格安スマホ端末とMVNO業者が通信SIMまでセットで提供している組み合わせになります。セットのため、SIMフリー端末と通信SIMの相性など気にする必要なく、大手キャリアで購入するスマホと同様に使用できます。
iphoneについては、ページ下部のコチラをご確認ください。
※メモリ容量については種類のある機種もありますので購入時にはご注意下さい。
機種名 メーカー |
画面サイズ 解像度 |
CPU/メモリ | バッテリ容量 | 主な取扱会社 |
---|---|---|---|---|
5.5インチ 1920x1080 |
クアッドコア2.3GHz ROM 32GB RAM 4GB |
3000mAh | ||
5インチ 1280x720 |
クアッドコア1.2GHz ROM 16GB RAM 2GB |
2110mAh | ||
4.5インチ 960x540 |
クアッドコア1.2GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2000mAh | ||
5.0インチ 1280x720 |
クアッドコア1.6GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2000mAh | ||
4.7インチ 1280x720 |
クアッドコア1.6GHz ROM 8GB RAM 2GB |
2000mAh | ||
5.0インチ 1280x720 |
クアッドコア1.2GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2000mAh | ||
6.0インチ 1920x1080 |
オクタコア1.8+1.3GHz ROM 16GB RAM 2GB |
4100mAh | ||
5.0インチ 1280x720 |
オクタコア1.2GHz ROM 16GB RAM 2GB |
2200mAh | ||
5.5インチ 1920x1080 |
オクタコア1.8+1.3GHz ROM 32GB RAM 3GB |
3600mAh | ||
5.0インチ 1920x1080 |
クアッドコア2.26GHz ROM 32GB RAM 2GB |
2300mAh | ||
6.0インチ 2560x1440 |
クアッドコア2.7GHz ROM 64GB RAM 3GB |
3220mAh | ||
4.5インチ 854x480 |
クアッドコア1.3GHz ROM 8GB RAM 1GB |
1700mAh | ||
5.0インチ 1280x720 |
クアッドコア1.2GHz ROM 16GB RAM 1GB |
2300mAh | ||
4.7インチ 960x540 |
クアッドコア1.2GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2370mAh | ||
4.5インチ 1280x720 |
クアッドコア1.2GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2100mAh | ||
5.0インチ 1280x720 |
クアッドコア1.2GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2460mAh | ||
5.2インチ 1920x1080 |
クアッドコア2.3GHz ROM 32GB RAM 2GB |
3150mAh | ||
4.0インチ 800x480 |
デュアルコア1.5GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2080mAh | ||
5.5インチ 1920x1080 |
クアッドコア2.3GHz ROM 16GB RAM 2GB |
2610mAh | ||
4.5インチ 1920x1080 |
クアッドコア2.2GHz ROM 16GB RAM 2GB |
2120mAh | ||
5.5インチ 960x540 |
クアッドコア1.3GHz ROM 4GB RAM 1GB |
2500mAh | ||
4.3インチ 1280x720 |
クアッドコア2.2GHz ROM 16GB RAM 2GB |
2300mAh | ||
5.0インチ 1280x720 |
クアッドコア1.2GHz ROM 16GB RAM 2GB |
2500mAh | ||
4.5インチ 960x540 |
クアッドコア1.2GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2300mAh | ||
4.5インチ 960x540 |
クアッドコア1.2GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2000mAh | ||
5.0インチ 1920x1080 |
クアッドコア2.2GHz ROM 32GB RAM 2GB |
2600mAh | ||
5.0インチ 960x540 |
クアッドコア1.2GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2300mAh | ||
4.5インチ 960x540 |
クアッドコア1.2GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2000mAh | ||
4.5インチ 960x540 |
クアッドコア1.2GHz ROM 8GB RAM 1.5GB |
2000mAh | ||
4.5インチ 1280x720 |
クアッドコア1.2GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2500mAh | ||
5.0インチ 1280x720 |
クアッドコア1.2GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2150mAh | ||
5.0インチ 1280x720 |
クアッドコア1.2GHz ROM 8GB RAM 1GB |
2150mAh | ||
機種名 メーカー |
画面サイズ 解像度 |
CPU/メモリ | バッテリ容量 | 主な取扱会社 |
iPhoneを格安SIMで使いたい
格安スマホと一線を画すAppleのiPhone。このiPhoneを格安SIMで使いたいと思う人は多いはず。結論から言えば、キャリアで購入したiPhoneは、そのままでは格安SIMを使えません。
iPhoneを格安SIMで使うには、端末にかかっているSIMロックを外すか、SIMフリー版iPhoneを購入する方法があります。iPhoneのSIMロックは、キャリアから出荷時に各キャリアのSIMしか使えないようにロックがかかっています。これを外すのが「ファクトリーアンロック」という方法。
特殊なツールや手順を必要とするため、自力では難しいのですが、代行してくれる業者があります。
ファクトリーアンロックの注意点としては、失敗する可能性があることと、キャリアの保証が受けられなくなってしまうことです。但し、Appleの保証は引き続き受けられるようです。
最もシンプルなのが、SIMフリー版のiPhoneを入手することです。但し、SIMフリー版のiPhoneは円安のために値上がりが続いており、格安SIMを使うメリットが減殺されてしまっています。
格安スマホ 比較ランキング
上述のとおり、格安スマホは一概にこれがオススメとは言えません。端末スペックとMVNO業者の料金プラン・通信スペックを比較して検討してください。もし、迷うようであれば通信料金の価格競争力のある事業社をピックアップしましたので参考にしてください。
au 4G LTEスマホにSIMを挿すだけ700円/月〜、端末セットもありmineo(マイネオ)スマホ / ケイ・オプティコム格安スマホ:
au 4G LTEスマホにSIMを挿すだけ700円/月〜
LTE通信で500MB,1GB,3GB,5GB/月からデータ容量を選択可能
通話はオプションで色んな用途に利用可能
最低月額 種類 内容 700円(税抜) 端末SIMセット
SIMのみ格安スマホ 端末代金込み2,280円/月でLTEスマホを持てるBIGLOBEスマホ / ビッグローブ格安スマホ:
データ通信であれば端末代込で月額2,280円(税別)/月
LTEで3GB,6GB,10GB/月からデータ容量を選択可能
データ通信のみ、通話オプション付きを選べる
最低月額 種類 内容 2,280円(税抜)
端末代込端末SIMセット
SIMのみ選択格安スマホ LTEデータ制限なし・通話付きで月額2,730円U-mobile / U-NEXT格安スマホ:
通話付・データ制限なしで月額2,730円でスマホを持てる
業界水準を破壊するLTEでデータ容量制限無し
データ通信のみ、通話オプション付きを選べる
最低月額 種類 内容 790円(税抜)
端末別・通話無端末SIMセット
SIMのみ選択格安スマホ
格安スマホ・ちょっと裏話 安くスマートフォンを製造する背景
安く販売するためには安く製造できねばならないと述べましたが、ではどうやって安いスマートフォンを製造しているのでしょう?まず、部品は最先端のものを使わず、汎用品を極力採用します。カメラ、タッチパネルセンサー、CPU、メモリ、スピーカー等々、出来るだけ安い部品を使用します。
素材もプラスチックを多用し、フラットなデザインを採用することで、金型設計や使用する素材の量を減らします。そして機能の削減です。おサイフケータイやワンセグは日本限定の機能なので搭載されず、赤外線などもありません。カメラもデジタルズームのみなど機能を絞ることで部品単価や部品点数を抑え、値段の抑制に繋げています。
まとめ
格安とはいえ、高性能なものが随分と増えてきたように思えます。本ページの表中には格安の枠を超えた機種も混在していますが、MVNOが販売しているSIMフリー端末は、格安スマホと同じ使い方が出来る機種、ということで載せてあります。
国内メーカーも散見されるようになってきており、大手キャリアの牙城が崩れつつあるのが見て取れます。