知らなきゃ損!? 格安スマホ(格安SIM)の選び方 / 料金・条件の比較一覧とおすすめランキング【保存版】
[公開日]2015/07/05[更新日]2017/03/22
ここ最近、特に耳にすることが多くなった格安のスマートフォン、略して格安スマホ。月額2000〜3000円ほどでスマホを持てるということで、契約者が急増しています。
ただ、安いというメリットがある一方で、やはり安いなりの理由もあるので、正しく理解して自身に合った契約を選択するのが重要です。格安スマホの値段、格安スマホとそうでないスマホの違い、iphoneはあるのか、LINEなどのアプリは使えるのか、格安スマホを使いこなすためのガイドをします。
これまで多くの人にとって、ドコモ・au・ソフトバンクといった大手通信キャリアでスマホ端末購入と通信契約を同時に行い、「ふつうのスマホ」を持つのが当たり前でした。しかし、2015年になり大手のMVNO事業(通信網を借りて携帯電話サービスを提供する事業)参入と、SIMロック解除(通信会社をまたいで端末を使用できる仕組み)の義務付けにより、安価な通信網・安価なスマホ端末の環境が整い、一気に「格安スマホ」の利用者が増えてきています。
ただし、格安スマホにもメリット・デメリットがあります。闇雲に「ふつうのスマホ」「格安スマホ」と選ぶのではなく、スマホを持つ際に3つの選択肢があることを理解し、それぞれの特徴を知った上で選択しましょう。
多くの人がご存知のように、各通信会社のショップや家電量販店で端末と通信プランを選びます。
[メリット]
契約がわかりやすい、選択できるスマホ端末が多い、通信速度がはやい
[デメリット]
毎月の通信料金が高額
ビッグローブ、DMM、マイネオなどのMVNO事業者のサイトから端末セットで申し込み、使える状態で手元に届く
※ページ下部に詳細があります。
[メリット]
毎月の通信料金が安い、端末セットで契約がわかりやすい
[デメリット]
通信速度は大手キャリアと比べると遅め、スマホ端末の選択肢が少ない
ビッグローブ、DMM、マイネオなどのMVNO事業者のサイトからSIMカードを申し込み、SIMフリー端末を別途用意し自身で差し込む。※iphoneを利用したい場合はコチラをご確認ください。
[メリット]
毎月の通信料金が安い、スマホ端末の選択肢が多い
[デメリット]
通信速度は大手キャリアと比べると遅め、SIMと端末を別で用意する必要があり複雑
MVNO各社では、上記で「格安スマホ1」として紹介した、予め接続設定などを済ませたおSIM・端末セット販売、また「格安スマホ2」とした通信用SIMカードの契約を行っています。以下、SIM端末セットの価格を中心に比較一覧化しています。SIMのみの契約は、月額利用料の列で参照できます。
※詳細条件は各社サイトで確認してください。
各社、セット購入できる端末は上記以外にも多数ありますが、代表的な端末とデータ使用量で比較しています。また、同じ機種でも値段が違うことがありますが、端末の割引率の違いやアプリのプリインストールと初期設定の有無などの違いによるもので、端末性能に差があるものではありません。
メリットの多い格安スマホですが、自分に一番ふさわしい機種やプランか選ぶには、どのような使い方を想定しているかを考えることが出発点となります。その上で、容認できるデメリットは受け入れることで限界まで安くすることを考えます。メール程度しか使わないので、とにかく一番安いものでOK、といった具合です。
非常に安い金額で格安スマホを持てるような広告もありますが、実際のオプション料金を加算してみないと、実際の金額はわからないのが実情です。料金比較は広告の最安値を比較するのでなく、自分の利用実態に合わせての金額をチェックしてください。
LINEなど主要なアプリは基本使えます。ゲームなど極端にスペックを求める場合は、クアッドコアでバッテリー容量の多いものにするなど、条件によって端末をチェックしてみてください。
また、同様に動画のような容量の大きいデータをネット上で閲覧する場合、データ容量制限に引っかかってしまうので、現在のスマホの使用容量など確認し上限値のプランを選びましょう。高速回線の場合、データ容量が少ない場合が多いので、回線速度と容量はセットでチェックするようにしてください。
ゲームも動画も見ないなら、とにかく安いプランでよいのですが、外出するときに地図を使う場合は通信速度が早めのものを想定しておくと良いでしょう。データ量も増える可能性があります。大量にデータ通信を使う人はデータ量が増えると割引率も高くなるプランを、メール程度しか使わない人はとにかく安いプランを選ぶと良いでしょう。
2台持ちのポイントはガラケーを通話専用機とすることです。引き続き大手キャリアと契約維持しますが、パケ放題は外します。インターネット接続は全て格安スマホのみで行うのです。
キャリアメールアドレス維持のために最低限のインターネット接続サービスには加入したままにします。例えば、docomoならi-modeです。インターネットやPCメールは格安スマホで利用し、通話とキャリアメールのみガラケーで行います。
一つだけ注意点があります。キャリアメールをPCメールに移行する場合、gmailやhotmailなどのフリーメールは避けましょう。相手がガラケーやキャリアメールのみの場合、フリーメールは全て遮断されます。個別に連絡して迷惑メールリストから除外してもらわないとメールが届かなくなってしまいます。
上述のとおり、格安スマホは一概にこれがオススメとは言えません。使い方はライフスタイルで様々だからです。ただし、上記の一覧すべてをチェックすべきかというとそうでもなく、価格競争力のある事業社は限られています。以下、どのような使い方だとしてもチェックして欲しい格安スマホ事業社です。
ここまで説明してきた、セット販売されている「格安スマホ1」。すぐ使ったりサポートを受けることを考えたらとても楽なのですが、もっとも安い入手手段とは限りません。「格安スマホ2」と定義した、SIMとスマホ端末を自身で別で用意するという選択肢があります。
SIMフリー端末は家電量販店やネットショップなどでも販売されており、SIM形状や通信方式が対応していればメーカーを問わず利用できます。最も安い端末をネットで入手し、自分で設定して使えばさらに安く揃えられる可能性があります。中古で手に入れる方法だってあります。
また、既にSIMフリー端末をお持ちならそれが使えます。おすすめ端末機種や格安SIM単体については別の機会にご紹介します。
結論から言うと使えます。ただし、上記のようなMVNO業者のセットにはなっていないので、iphone端末と対応するSIMカードを自身で用意する必要があります。iphone端末はアップルストアにも「SIMフリー」のiphoneが販売されているので、そちらを購入するか、現在使用している大手キャリアのiphoneのSIMカードを入れ替える方法もあります。
気をつけるポイントは、ビッグローブなどMVNO業者側でipohneの動作確認を行っているところのSIMを使う点と、大手キャリアのiphoneをそのまま使用する場合は、同系列のMVNO業者のSIMを使う点です。例えばビッグローブはNTTドコモの回線を利用したMVNO業者なので、ドコモで契約したiphoneのSIMなら入れ替えられる、という考え方です。
iphoneの格安SIM利用に関しては、別記事で詳細を解説します。
結論としては使えます。格安スマホの端末は基本はAndroid(ipohneの場合はiOS)になりますので、バージョンの問題などはありますが主要なアプリは使える環境があると考えて大丈夫です。気をつける点としては、キャリアが提供しているアプリ使い放題等の契約をしている場合、格安スマホのMVNO事業者でそのまま引き継ぐことができません。
格安スマホでアプリ使い放題に類する契約をしたい場合は、スマホ向けアプリ使い放題サービス「アプリ超ホーダイ」/ソースネクスト月額360円など、サードパーティのサービスが候補になります。約100種類のアプリを利用できるので、アプリ使い放題と近い環境を格安スマホに用意することができます。
入手した端末には通信事業者(キャリア)から貸与されるSIMカードを挿して使います。
キャリアショップや家電量販店で売っているものの中にもSIMフリー端末ははあります。
SIMフリー端末に挿して使うSIMカードは、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)のものではなく、月額使用料金が安く設定されているMVNO(仮想移動体通信事業者)提供のものを使用します。安い端末に月額料金の安いSIMカードを挿して使うことで、「格安スマホ」の出来上がりです。
容量制限を超えた分については利用者負担とするか低速化することで、MVNOの負担は増えない仕組みになっています。
スマホの中でも最も電池を食うのが画面。液晶や有機EL画面の解像度を低くすることで消費電力を抑えられるので、バッテリー容量も小さくすることにも繋がります。LTEを省けば、3G専用設計にできるので、アンテナや回路なども3Gのものだけで済みます。ただ、こうした機能の少なさは、利用制限にもなり得ます。
台湾、韓国、中国などメーカー製のスマートフォンは設計や製造のコストが低いため、日本の大手メーカー製のものよりも安く作れます。但し、ソニーモバイルのXperiaの一部機種のように、日本メーカー製でありながら、機能や性能を絞った格安スマホ機種も登場し始めているので、日本製の機種の中に、格安スマホが無いわけではありません。
どうも国内メーカーは、高機能・高付加価値の呪縛から逃れられないようですが、ソニーモバイルのようなメーカーも現れています。また、端末製造から回線提供までワンストップで手がけるTONEのような国内企業も現れています。
格安スマホの選び方は、使うデータ量によって選ぶべきプランがその人ごとに違うということ、通話もしたいかどうかでMVNO事業者を選ぶということなどがポイントになります。一部のガラケー向けパケ放題プランの中には、解約してしまったら再度契約できないものもあります。また、安いからと低速のものを選んだときに、想像以上に遅くて耐えられないといったことも出てきます。
使い勝手については実際に使ったことのある人に聞くのも良い手です。ネット上の口コミなども参考にしてみましょう。
ただ、安いというメリットがある一方で、やはり安いなりの理由もあるので、正しく理解して自身に合った契約を選択するのが重要です。格安スマホの値段、格安スマホとそうでないスマホの違い、iphoneはあるのか、LINEなどのアプリは使えるのか、格安スマホを使いこなすためのガイドをします。
目次
「格安スマホ」とは?知っておきたいスマホ契約3つの選択肢
これまで多くの人にとって、ドコモ・au・ソフトバンクといった大手通信キャリアでスマホ端末購入と通信契約を同時に行い、「ふつうのスマホ」を持つのが当たり前でした。しかし、2015年になり大手のMVNO事業(通信網を借りて携帯電話サービスを提供する事業)参入と、SIMロック解除(通信会社をまたいで端末を使用できる仕組み)の義務付けにより、安価な通信網・安価なスマホ端末の環境が整い、一気に「格安スマホ」の利用者が増えてきています。
ただし、格安スマホにもメリット・デメリットがあります。闇雲に「ふつうのスマホ」「格安スマホ」と選ぶのではなく、スマホを持つ際に3つの選択肢があることを理解し、それぞれの特徴を知った上で選択しましょう。
【格安スマホは不安な方向け:ふつうのスマホ】ドコモ・au・ソフトバンクで通信契約・端末購入する
[方法]多くの人がご存知のように、各通信会社のショップや家電量販店で端末と通信プランを選びます。
[メリット]
契約がわかりやすい、選択できるスマホ端末が多い、通信速度がはやい
[デメリット]
毎月の通信料金が高額
【カンタンに格安スマホはじめたい:格安スマホ1】安い通信SIM・端末セットで契約する
[方法]ビッグローブ、DMM、マイネオなどのMVNO事業者のサイトから端末セットで申し込み、使える状態で手元に届く
※ページ下部に詳細があります。
[メリット]
毎月の通信料金が安い、端末セットで契約がわかりやすい
[デメリット]
通信速度は大手キャリアと比べると遅め、スマホ端末の選択肢が少ない
【iphoneなど特定機種を使いたい:格安スマホ2】安い通信SIM・端末を別で契約・購入する
[方法]ビッグローブ、DMM、マイネオなどのMVNO事業者のサイトからSIMカードを申し込み、SIMフリー端末を別途用意し自身で差し込む。※iphoneを利用したい場合はコチラをご確認ください。
[メリット]
毎月の通信料金が安い、スマホ端末の選択肢が多い
[デメリット]
通信速度は大手キャリアと比べると遅め、SIMと端末を別で用意する必要があり複雑
上記のとおり「格安スマホ」には大きく2種類の契約の仕方があります。格安スマホを利用するには、SIM(通信するカード)とSIMフリーのスマホ端末が必要で、双方の形状と通信規格が一致している必要があります。そのため、大手の通信キャリアと同様にSIM・端末をセットで申し込めて安価な「格安スマホ1」の方法が人気があります。
「格安スマホ」SIM・端末セットの値段・機能の比較一覧
MVNO各社では、上記で「格安スマホ1」として紹介した、予め接続設定などを済ませたおSIM・端末セット販売、また「格安スマホ2」とした通信用SIMカードの契約を行っています。以下、SIM端末セットの価格を中心に比較一覧化しています。SIMのみの契約は、月額利用料の列で参照できます。
※詳細条件は各社サイトで確認してください。
事業者名 | 代表機種 端末価格(税別) |
月額利用料(税別) | 通信速度 データ量/月 |
通話機能 |
---|---|---|---|---|
ビッグローブ | LG G2 mini 月額に含む |
2,980円 3GB/月 通話付 |
LTE 3GB,6GB, 10GB/月選択 |
3Gオプション ※表記は込み料金 |
マイネオ | 京セラLUCE 33,600円 |
1,460円 1GB/月 通話付 |
LTE 500MB,1GB, 3GB,5GB/月選択 |
3Gオプション ※表記は込み料金 |
NifMo | HUAWEI P8lite 31,112円 |
1,400円 3GB/月 通話付 |
LTE 1.1GB, 3GB,5GB, 10GB/月選択 |
3Gオプション ※表記は込み料金 |
DMMmobile | HUAWEI Ascend G620S 22,222円 |
1,260円 1GB/月 通話付 |
LTE 1GB〜20GB/月選択 |
3Gオプション 表記は込み料金 |
U-mobile | ZenFone 5など 月額に含む |
3,830円 データ制限無 通話付 |
LTE 制限なし |
3Gオプション ※表記は込み料金 |
Y!mobile | DIGNO C 404KC 31,104円 |
3,218円 1GB/月 通話付 |
LTE 1GB,3GB, 7GB/月選択 |
3Gオプション ※表記は込み料金 |
b-mobile | VAIO Phone VA-10J 月額に含む |
2,980円 1GB/月 通話付 |
LTE 1GB/月,制限なし選択 |
3Gオプション ※表記は込み料金 |
o'zzio Phone | Flea Phone CP-F03a等 0円 |
2,490円 3GB/月 通話付 |
3G 3GB/月 |
3Gオプション ※表記は込み料金 |
So-net | Xperia J1 Compact 月額に含む |
3,888円 約4.2GB/月(140MB/日) 通話付 |
LTE 約4.2GB/月(140MB/日) |
3Gオプション ※表記は込み料金 |
楽天モバイル |
HUAWEI P8lite 28,600円 |
1,600円 3.1GB/月 通話付 |
LTE 3.1G,5GB, 10GB/月選択 |
3Gオプション 表記は込み料金 |
スマOFF | Acer Liquid Z200 10,000円(一括のみ) |
980円 4.2GB/月 |
3G 4.2GB/月 通話無(IP電話) |
通話なし IP電話アプリ |
UQmobile | 京セラ KC-01 29,760円 |
1,680円 3GB/月 通話付 |
LTE 3GB/月※無制限低速あり |
3Gオプション 表記は込み料金 |
トーン |
TONE(専用機種) 24,000円 |
1,000円 通話付 |
3G 無制限 |
IP電話 |
イオンスマホ | ARROWS M01など 36,720円 |
1,350円 1GB/月プラン 通話別 |
LTE 1GB,6GB, 12GB/月選択 |
3Gオプション |
ゲオスマホ | freetel priori2 9,800円 |
1,600円 2GB/月 通話付 |
LTE 2GB/月 |
3Gオプション ※表記は込み料金 |
gooのスマホ | ZTE Blade L3 10,000円(一括のみ) |
1,600円 約3.3GB/月 通話付 |
LTE 3GB,5GB, 15GB/月選択 |
3Gオプション ※表記は込み料金 |
IIJmio | HUAWEI Ascend G620S 未定※7月より |
2,880円 2GB/月 通話付 |
LTE 2GB/月〜 |
3Gオプション ※表記は込み料金 |
事業者名 | 機種名 端末価格 |
月額利用料 | 通信速度 データ量/月 |
通話 |
「格安スマホ」を選ぶポイント
メリットの多い格安スマホですが、自分に一番ふさわしい機種やプランか選ぶには、どのような使い方を想定しているかを考えることが出発点となります。その上で、容認できるデメリットは受け入れることで限界まで安くすることを考えます。メール程度しか使わないので、とにかく一番安いものでOK、といった具合です。
料金比較は慎重に!同条件での比較が難しいので最安値を見てもダメ
上記の一覧では、一般的に使われるデータ容量(1〜3GB/月)、通話付など、できるだけ条件を揃えて月額料金を比較していますが、各社のメニューが異なるので完全に同条件比較はできません。非常に安い金額で格安スマホを持てるような広告もありますが、実際のオプション料金を加算してみないと、実際の金額はわからないのが実情です。料金比較は広告の最安値を比較するのでなく、自分の利用実態に合わせての金額をチェックしてください。
使用可能なスマホ端末をチェック
端末のSIMフリーの義務化により、今後使用可能な端末はどんどん増えてくると予想されますが、使える端末を確認する必要があります。特にSIMと端末をセットで購入する場合は、各社のセットメニューの中から端末を選択することになります。LINEなど主要なアプリは基本使えます。ゲームなど極端にスペックを求める場合は、クアッドコアでバッテリー容量の多いものにするなど、条件によって端末をチェックしてみてください。
動画ヘビーユーザーはLTE回線(高速回線)と大きなデータ容量は必須
大手通信キャリアと比べて、MVNO業者は低速でサービス提供している場合がほとんどです。3Gの通信速度でYoutubeなど動画を見ようとすると、大きなストレスになるので動画を見る機会が多い場合はLTE回線は必須と言えます。また、同様に動画のような容量の大きいデータをネット上で閲覧する場合、データ容量制限に引っかかってしまうので、現在のスマホの使用容量など確認し上限値のプランを選びましょう。高速回線の場合、データ容量が少ない場合が多いので、回線速度と容量はセットでチェックするようにしてください。
ゲームも動画も見ないなら、とにかく安いプランでよいのですが、外出するときに地図を使う場合は通信速度が早めのものを想定しておくと良いでしょう。データ量も増える可能性があります。大量にデータ通信を使う人はデータ量が増えると割引率も高くなるプランを、メール程度しか使わない人はとにかく安いプランを選ぶと良いでしょう。
データ容量をシェアできるSIMという選択肢
MVNO業者のなかには、BIGLOBEのようにデータ容量をシェアできるプランを提供しているものもあります。たとえば、12GB/月を契約して家族4人でその容量を分け合えるというものです。これは、分け合う分安く契約できるので、家族で格安スマホを検討している場合は検討すべき項目と言えます。電話番号はそのままに!MNPで移行できる3G電話オプションに加入を
「@docomo.ne.jp」などキャリアに紐づくメールアドレスは、MVNO業者で契約した場合持っていくことができません。しかし電話番号はMNP(Mobile Number Portability)を使用して持っていくことができます。その場合は、3G通話のオプションに加入するようにしてください。キャリアメールを捨てられない・・そんな時はガラケー&格安スマホの「2台持ち」
キャリアメールは格安スマホに移行できない、と上述しましたが、やはり持って行きたい方も大勢いらっしゃるでしょう。そんな方は、ガラケーと格安スマホの2台持ちという手があります。2台持ちのポイントはガラケーを通話専用機とすることです。引き続き大手キャリアと契約維持しますが、パケ放題は外します。インターネット接続は全て格安スマホのみで行うのです。
キャリアメールアドレス維持のために最低限のインターネット接続サービスには加入したままにします。例えば、docomoならi-modeです。インターネットやPCメールは格安スマホで利用し、通話とキャリアメールのみガラケーで行います。
2台持ちからの、格安スマホonlyへ
最終的にキャリアメールも使わなくてよくなるなら格安スマホ1台に統合できます。徐々にキャリアメールの利用を減らし、完全にPCメールなどへ移行します。次に、MNPで格安スマホの通話プラン付きのものに移行し、ガラケーを解約します。一つだけ注意点があります。キャリアメールをPCメールに移行する場合、gmailやhotmailなどのフリーメールは避けましょう。相手がガラケーやキャリアメールのみの場合、フリーメールは全て遮断されます。個別に連絡して迷惑メールリストから除外してもらわないとメールが届かなくなってしまいます。
「格安SIM」にも「2年縛り」はあるの?
Q.大手キャリアで端末を買ったときのように、「格安SIM」にも2年縛りはありますか?
A.殆どのMVNOで、2年縛りはありません。
2年縛りは、高額な端末開発費やハイレベルなサービスを維持していくために考えだされたものです。元からコストも低く、端末の開発も行っていないMVNOにとって、2年縛りを行う必然性はありません。また、MVNO間の競争激化によって、2年縛りなど導入すれば契約前から避諱されてしまいます。
ただし、時々刻々とサービス内容は変化しているので詳細は各MVNO事業者のサイトで確認してみてください。
格安スマホ 比較ランキング
上述のとおり、格安スマホは一概にこれがオススメとは言えません。使い方はライフスタイルで様々だからです。ただし、上記の一覧すべてをチェックすべきかというとそうでもなく、価格競争力のある事業社は限られています。以下、どのような使い方だとしてもチェックして欲しい格安スマホ事業社です。
au 4G LTEスマホにSIMを挿すだけ700円/月〜、端末セットもありmineo(マイネオ)スマホ / ケイ・オプティコム格安スマホ:
au 4G LTEスマホにSIMを挿すだけ700円/月〜
LTE通信で500MB,1GB,3GB,5GB/月からデータ容量を選択可能
通話はオプションで色んな用途に利用可能
最低月額 種類 内容 700円(税抜) 端末SIMセット
SIMのみ格安スマホ 端末代金込み2,280円/月でLTEスマホを持てるBIGLOBEスマホ / ビッグローブ格安スマホ:
データ通信であれば端末代込で月額2,280円(税別)/月
LTEで3GB,6GB,10GB/月からデータ容量を選択可能
データ通信のみ、通話オプション付きを選べる
最低月額 種類 内容 2,280円(税抜)
端末代込端末SIMセット
SIMのみ選択格安スマホ LTEデータ制限なし・通話付きで月額2,730円U-mobile / U-NEXT格安スマホ:
通話付・データ制限なしで月額2,730円でスマホを持てる
業界水準を破壊するLTEでデータ容量制限無し
データ通信のみ、通話オプション付きを選べる
最低月額 種類 内容 790円(税抜)
端末別・通話無端末SIMセット
SIMのみ選択格安スマホ
「格安スマホ2」SIMとスマホ端末別で用意する
ここまで説明してきた、セット販売されている「格安スマホ1」。すぐ使ったりサポートを受けることを考えたらとても楽なのですが、もっとも安い入手手段とは限りません。「格安スマホ2」と定義した、SIMとスマホ端末を自身で別で用意するという選択肢があります。
SIMフリー端末は家電量販店やネットショップなどでも販売されており、SIM形状や通信方式が対応していればメーカーを問わず利用できます。最も安い端末をネットで入手し、自分で設定して使えばさらに安く揃えられる可能性があります。中古で手に入れる方法だってあります。
また、既にSIMフリー端末をお持ちならそれが使えます。おすすめ端末機種や格安SIM単体については別の機会にご紹介します。
「格安スマホ」でiphoneは使えるのか?
結論から言うと使えます。ただし、上記のようなMVNO業者のセットにはなっていないので、iphone端末と対応するSIMカードを自身で用意する必要があります。iphone端末はアップルストアにも「SIMフリー」のiphoneが販売されているので、そちらを購入するか、現在使用している大手キャリアのiphoneのSIMカードを入れ替える方法もあります。
気をつけるポイントは、ビッグローブなどMVNO業者側でipohneの動作確認を行っているところのSIMを使う点と、大手キャリアのiphoneをそのまま使用する場合は、同系列のMVNO業者のSIMを使う点です。例えばビッグローブはNTTドコモの回線を利用したMVNO業者なので、ドコモで契約したiphoneのSIMなら入れ替えられる、という考え方です。
iphoneの格安SIM利用に関しては、別記事で詳細を解説します。
格安スマホでLINEなどのアプリは使えるの?
結論としては使えます。格安スマホの端末は基本はAndroid(ipohneの場合はiOS)になりますので、バージョンの問題などはありますが主要なアプリは使える環境があると考えて大丈夫です。気をつける点としては、キャリアが提供しているアプリ使い放題等の契約をしている場合、格安スマホのMVNO事業者でそのまま引き継ぐことができません。
格安スマホでアプリ使い放題に類する契約をしたい場合は、スマホ向けアプリ使い放題サービス「アプリ超ホーダイ」/ソースネクスト月額360円など、サードパーティのサービスが候補になります。約100種類のアプリを利用できるので、アプリ使い放題と近い環境を格安スマホに用意することができます。
《参考》スマートフォンの基本についておさらい
「これまでのスマホ」について
スマートフォン端末の入手方法は、キャリアショップの店頭や家電量販店で購入するのが一般的です。24回分割払いや通話料などと一緒に引き落とされるので意識しづらいのですが、5万円~10万円程度の値段がするものです。入手した端末には通信事業者(キャリア)から貸与されるSIMカードを挿して使います。
「格安スマホ」とは?
一方、格安スマホでは、端末として「SIMフリー」と呼ばれる端末が必要です。SIMフリーでない端末では、端末を購入したキャリアが提供したSIMカードしか使えませんが、SIMフリーの場合、通信方式さえ対応していればキャリアを選びません。キャリアショップや家電量販店で売っているものの中にもSIMフリー端末ははあります。
SIMフリー端末に挿して使うSIMカードは、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)のものではなく、月額使用料金が安く設定されているMVNO(仮想移動体通信事業者)提供のものを使用します。安い端末に月額料金の安いSIMカードを挿して使うことで、「格安スマホ」の出来上がりです。
通話も出来る!
登場した当初はデータ専用プランしか用意されていなかった格安スマホですが、現在では通話プランやSMSに対応したMVNOも数多くあります。通信方式にもよりますがMNPにも対応しているものもあります。キャリアメールは利用できませんが、スマートフォンはPC向けwebメールサービスも利用できるので、デメリットとは言えなくなってきています。「格安スマホ」の裏側をもっと知りたい!
格安スマホの通信料はなぜ安いのか
宣伝広告費を使わない
大々的にTVCMを打たずにネット広告やわずかな雑誌広告を行う程度で抑えることで、莫大な広告宣伝コストや営業コストをかけません。その分、値段を下げることが出来ます。通信速度やデータ容量を抑えることで、設備投資を抑制
MVNOは自前の基地局や通信回線などの設備を持たず、3大キャリアのインフラを借りることで営業しています。通信するデータ量が増えると3大キャリアに対して払う回線使用料も増えるため、月々の通信可能データ容量を制限する事でキャリアへの支払いを抑え、利用者に対して還元出来ます。容量制限を超えた分については利用者負担とするか低速化することで、MVNOの負担は増えない仕組みになっています。
店舗を持たない
MVNOでは実店舗を持たず、全てオンラインのみでの販売です。店舗の家賃や物品コスト、人件費を抑制することができ、その分を利用者へ還元しています。端末とSIMカードのセット販売
MVNOが端末とSIMカードをセット販売しているケースがあります。個人とは違って大量に端末を仕入れるため安く出来ますし、端末販売での利益を抑える代わりに契約に繋げるという営業戦略でもあります。格安スマホの端末は、なぜ安くできるのか?
なぜ格安スマホの端末は安く提供できるのでしょう?それには理由がいくつかあります。まずは端末が安い理由から。機能が限定されている
1つめの理由は、機能を抑えているからです。おサイフケータイやワンセグテレビなどを省くことで、部品点数を減らし、安く製造することが出来ます。控えめな性能
2つめの理由は、性能を抑えているから。スマホの中でも最も電池を食うのが画面。液晶や有機EL画面の解像度を低くすることで消費電力を抑えられるので、バッテリー容量も小さくすることにも繋がります。LTEを省けば、3G専用設計にできるので、アンテナや回路なども3Gのものだけで済みます。ただ、こうした機能の少なさは、利用制限にもなり得ます。
海外製
3つめの理由は、海外製の端末であるということ。台湾、韓国、中国などメーカー製のスマートフォンは設計や製造のコストが低いため、日本の大手メーカー製のものよりも安く作れます。但し、ソニーモバイルのXperiaの一部機種のように、日本メーカー製でありながら、機能や性能を絞った格安スマホ機種も登場し始めているので、日本製の機種の中に、格安スマホが無いわけではありません。
どんなメーカーが格安の端末を作っているのか?
前述した通り、格安スマホを製造しているメーカーは主に海外メーカーとなります。日本で取扱のあるメーカーとしては、ASUS、freetel、LG、HUAWEI、Googleなどがあります。Googleは他のメーカーと共同開発しており、厳密にはメーカーというよりもブランド名です。どうも国内メーカーは、高機能・高付加価値の呪縛から逃れられないようですが、ソニーモバイルのようなメーカーも現れています。また、端末製造から回線提供までワンストップで手がけるTONEのような国内企業も現れています。
格安スマホの選び方 まとめ
格安スマホの選び方は、使うデータ量によって選ぶべきプランがその人ごとに違うということ、通話もしたいかどうかでMVNO事業者を選ぶということなどがポイントになります。一部のガラケー向けパケ放題プランの中には、解約してしまったら再度契約できないものもあります。また、安いからと低速のものを選んだときに、想像以上に遅くて耐えられないといったことも出てきます。
使い勝手については実際に使ったことのある人に聞くのも良い手です。ネット上の口コミなども参考にしてみましょう。