医師が教える!デトックスダイエットの効果とすぐに実践できる方法

[公開日]2017/07/14[更新日]2018/05/23

デトックス ダイエット
デトックスで老廃物を排出し、身体の不調を改善させ、ダイエットにつなげるのが「デトックスダイエット」です。

デトックスは難しくありません。日常生活に簡単に取り入れることができるものも多くあります。

そこで、この記事では、今日からすぐに実践できるデトックスダイエットの方法なぜ効果があるのか、医師でありファスティングに詳しい筆者がお伝えします。


《執筆:医師 中村裕恵》
日本内科学会認定内科専門医であり、自然療法を実践するホリスティック専門家。メディカルビューティー酵素ファスティング協会代表、予防医学を取り入れる「トータルヒーリングセンター」を開院。


デトックスはなぜダイエットに効果があるのか


体に老廃物を溜め込むことは、様々な不調の原因となります。

デトックスを行って老廃物を排出し、本来の体の機能を取り戻すことがダイエットに重要です。

どんな不調を持つ人がデトックスを必要なのでしょうか。まずはそこから解説していきますね。

デトックスは身体を痩せやすい体質に戻してくれる

デトックスがうまくできておらず、体内に老廃物を溜め込むと、内臓の仕事効率が落ちて様々な不調が出てきます。

以下のような不調がある人は体内に老廃物が溜まっています。

《体内に老廃物が溜まっているサイン》
体が重い
やる気が出ない
疲れが取れない、疲れやすい
肌の調子が悪い、肌がくすむ
胃がもたれる、スッキリしない
お腹が張る、ガスが張る
睡眠の質が悪い、寝起き爽快でない
痩せにくい、以前より太った、むくんだ
イライラする、落ち込む
体が冷える、顔がのぼせる
体臭や口臭が気になる

こうした不調が多い方は、デトックスに取り組むと不調の改善が期待できます。

デトックスダイエットは、体内に溜めこんでしまった老廃物の排出機能を高めることで、心身を爽快にしながら痩せやすい体質に戻していく方法です。

デトックスを行わずに老廃物を排出できずに溜め込んでしまうと、新陳代謝が低下してどんどん太りやすくなってしまいます。

意識してデトックスをすべき人が増えている

「デトックス」は全く特別なことではありません。

人間には排尿・排便・発汗により、日頃から当たり前に余分なものを体外へ押し出しています。

しかし、現代人には意識してデトックスをしなければならない人が多くなっています。

どうして日常の排泄行為だけでは、老廃物や毒素の排出が追いつかなくなってしまったのでしょうか?

それは、現代人が取り入れる水、食物、空気に昔と違ってたくさんの化学物質が含まれるようになり、老廃物を溜め込みやすくなったからです。

取り込む化学物質の例としては、以下のようなものがあります。
《現代人が取り込む化学物質の一例》
空気・・・排気ガスや大気物質で汚染
水・・・河川や海の水が汚染
野菜や果物・・・化学肥料や農薬を使用したことによる残留農薬
肉や魚・・・エサから残留農薬などの影響を受けている
スーパーやコンビニの食品・・・食品添加物が含まれている

筆者のデトックス体験談:学生時代の心身の軽さを取り戻す

デトックス ダイエット 排泄や発汗といった自然なデトックス行為を促してくれるのが、運動と快活な心です。

私たち医師は典型的なデスクワーカーです。身体を動かすことが少なく、頭を使って皆様の診断と治療を考えているような立場ですから、自律神経も交感神経が優位になりやすい状況もあります。

だからこそ、医師である筆者は危機感を持って意識的にデトックスに取り組みました。

筆者が学生の頃は、便秘知らずで肌ツヤも良く、快眠で、食べても太りませんでした。

24歳で医師となり、責任ある仕事に伴って、不規則な生活が続きました。

食べられる時にお弁当や定食を早食いし、夜遅くに医師仲間と焼肉屋や居酒屋に行ったりしているうちに、すっかり便秘症で肌荒れが目立つ体になっていたのです。

その折、当時流行り始めたアロマテラピーマッサージと、額にゴマ油を15分以上垂らしていく、アーユルヴェーダ(インド伝統医学)の「シロダーラ」というデトックスを受けました。

心地よさと一緒に感じた疲労感で、その日は熟睡でした。

快適な目覚めと一緒に心身の軽さを覚えてウキウキだったのですが、手首と足首に真っ赤な発疹が出ていて、ビックリ驚きました。

尿や便で出しきれなかった老廃物を皮膚から出そうと努力している自分の体に気づいたのです。

そのデトックス体験が発端になり、色々なデトックスダイエット法を見つけては試すようになり、現在ではファスティング方法を教える講師を務めるまでになりました。


医師が教える!すぐ実践できるデトックスダイエットの方法3選


デトックスダイエットには、様々な方法があります。その中でも医師の視点からおすすめできて、すぐに実践できるデトックスダイエット方法を3つ紹介します。

どれも簡単に日常生活に取り入れることができるので、自分の生活スタイルと合うものから取り組んでみましょう。

《すぐに実践できるデトックスダイエット》
リンパマッサージ
白湯を飲む
半日断食(ファスティング)

これらの方法を詳しく解説していきますね。

老廃物の回収・排出を促す「リンパマッサージ」
リンパ節 マッサージ
老廃物を回収し、排出してくれる「リンパ」は、リンパ管とリンパ節で成り立っています。

全身の細胞から心臓に向かって張り巡らされているのがリンパ管で、脇の下や足の付け根にあるリンパ管の中継地点がリンパ節です。

リンパ管に流れた老廃物が、リンパ節から心臓に向かって流れて排出されていきます。

しかし、この時にリンパ節で老廃物が詰まってしまうと、血行不良・むくみ・代謝の低下などの原因になります。これを防いでリンパの流れをスムーズにするのがリンパマッサージです。

美容と健康に重要なリンパ節は、5箇所あります。それぞれのリンパ節には役割と意味があるので、リンパ節の場所をしっかり把握してマッサージするようにしましょう。

《美容と健康に重要なリンパ節》
首のリンパ節(首の付け根とアゴの部分)
流れが良ければ、偏頭痛や顔のたるみの予防になる。
鎖骨部のリンパ節
流れが良ければ、肌荒れ、倦怠感の予防になる。
わきの下のリンパ節
背中の老廃物との関わりが強い。
足の付け根のリンパ節
内臓の冷えや便秘・生理痛との関連が深い。
膝の裏のリンパ節
冷えと足のむくみに関わる。

また、運動不足や塩分の摂りすぎもリンパの流れが滞る原因となるので、一緒に改善していくのがオススメです。

3つのデトックス効果がある「白湯」
デトックス ダイエット 白湯ダイエット
白湯を飲む習慣は、インドの伝統医学(アーユルヴェーダ)にあります。筆者がクリニックで研修していた頃、白湯を少しずつ飲むと、体がとても温かくなることを体感しました。

芸能界や美容界で実践されている方が多く「白湯ダイエット」と話題にもなったデトックス方法です。

白湯を飲むことのデトックス効果
脂肪燃焼アップ
基礎代謝が上がり、脂肪燃焼効率が良くなる。
老廃物排出アップ
内臓が活発に働き、消化作用が促進されることで、デトックス作用が強まる。
水分排泄力アップ
血流、リンパの流れがよくなり、尿の排泄も多くなる。

白湯の作り方
インドの伝統医学(アーユルヴェーダ)に沿った正式な白湯の作り方をお伝えします。

やかんに火をかける
沸騰しても火を止めず10分以上待つ
カップにお湯を注ぐ
50℃前後に温度が下がったら飲む

インドの伝統医学(アーユルヴェーダ)における白湯の意味
アーユルヴェーダの白湯は「浄化と解毒の作用を併せ持つ、素晴らしい湯水」を飲むことに意味があるので、火を使ってつくるのが正式なつくり方です。

アーユルヴェーダで「火(ピッタ)」の質は、人が生きる大切な要因と考えているため、純粋な水(カパ)に火の要素を加えます。

さらに、自然界の大事な質である「風(ヴァータ)」の要素を加えることが、白湯ダイエットを成功させるために大切です。

沸騰させたまま、ヤカン中で対流を起こさせ、10分経過させることで「風(ヴァータ)」の質が白湯に定着します。やかんの蓋を開け、小さい気泡がプツプツとお湯の表面に湧き出てくれば対流の起こっている証拠です。

沸騰させたまま、10分経過すれば、水(カパ)、火(ピッタ)、風(ヴァータ)の三大要素の加わった白湯の完成となります。

飲む時に、冷ますために水で薄めるのはエネルギーのバランスが崩れるのでNGです。毎回作るのは大変なので、朝まとめて一日分作ることをおすすめします。

簡単な白湯の作り方
電子レンジを活用するやり方が簡単です。

電子レンジにマグカップに入った常温の水を入れ、2分程度温めてください。

水の量や、電子レンジの性能で温める時間は調節してください。

重要なのは熱すぎず、冷たすぎない50度前後のお湯を作ることです。

手軽に実践できるファスティング「半日断食」
デトックス ダイエット ファスティング 断食
朝食を抜くだけの「半日断食」は、忙しい私たちでも実践しやすいデトックス方法です。

半日断食(1食置き換え)をご自身のライフスタイルに合わせて無理なく組み込んでいくと、デトックスには強力な武器になります。

医師である私自身も、半日断食を取り入れました。すると以下のようなことが起こったのです。
顔の血色が良くなった
味覚が変わって食べ過ぎなくなった
鼻水やくしゃみが減った
肩こりしなくなった
これらの体験を通じ、「これこそデトックスダイエットだなー」と感じます。

手軽に取り組める「半日断食」の方法
朝食を断食に置き換えることで、18時間くらいは固形物が入ってこない状態をつくります。

ただし、朝食の代わりにミネラル・ビタミン・アミノ酸などを含んだファスティング用ドリンクを飲むようにしましょう。

半日断食は固形物を摂らずに胃腸を休めることが目的なので、栄養補給は必要です。

「半日断食」の効果
胃が空っぽになり、腸も消化吸収を終えて休息させる時間になるため、胃腸がリフレッシュされます。胃腸がリフレッシュされることで、本来の消化吸収機能を十分に果たせる力が蘇るのです。

また、食の回数が減ることによって、肝臓や膵臓の作業量が減り、内臓の休息にも役立ちます。

胃腸と消化吸収に関わる内臓を休めているにも関わらず、体に与える影響は飢餓状態と思わせないで代謝力を上げていくので、簡単に実践できるデトックスといえるでしょう。

断食は「朝食」以外でも良いのか?
朝起きての朝食の時間帯は「排泄の時間」と言われているので、朝食を断食するのは生物学的にベストと言えます。やってみると、「朝にお腹が空きづらくなった」という人も多くいます。

ただ、どうしても難しい場合は朝食以外でも構いません。一日二食のデトックス効果は高いので、自分に合った方法で実践してください。

最低5日間以上、可能なら7〜10日間の半日断食をお勧めします。5日以上実践すると、筆者は体の重たさが抜け、肌のトーンが明るくなり、思考のクリアさが戻りました。

デトックスダイエットは体調改善も期待できる


デトックスをすると、ダイエット効果はもちろん頭がスッキリしたり、睡眠の質も改善することを実感できます。

また、肌の調子が良くなったり、味覚などの五感も研ぎ澄まされるという効果も期待できます。そのため、筆者の場合はダイエットが必要なとき以外にも、自分自身をリセットしたい時に実践しています。

「リンパマッサージ」「白湯を飲む」「半日断食」の中から、自分の生活スタイルに合った取り入れやすいデトックスを実践してみてくださいね。

《編集:アンチエイジングの神様チーム》

※記事中の商品「アヤナストライアルセット」は販売終了し、「ディセンシア」にリニューアルされています。


◇参考文献・WEBサイト一覧
厚生労働省 統合医療情報発信サイト
日本化粧品技術者会
日本抗加齢学会
公益社団法人 日本皮膚科学会
※本サイトの薬事法に対する考え方、商品ランキング・点数付けの根拠は「アンチエイジングの神様とは」をご確認ください。


簡単なアンケートに答えてくださった方全員に、無料で "特典" 差し上げます!詳しくは >>特典情報<<





「シワ・たるみを取る秘訣」無料配布中!


「10年前はよかったな」シワ・たるみを取る方法 なんて後ろ向きな生き方には、今日で別れを告げましょう。お金を掛けて特別な治療法を試みるよりも正しい情報からアンチエイジングのコツを手に入れて、日々実践するほうが効果的です。
もちろん、早い時期から取り組むのが良いですが遅すぎることはありません。 いつまでも若々しくいるためにここで紹介しきれない秘訣を差し上げますので、メルマガ登録し無料ダウンロードしてください。


氏名* 
メールアドレス* 
確認メールアドレス* 



購読

アンチエイジングの神様はtwitterでキレイになる秘訣をつぶやいています。twitterだけのお得なプレゼント情報もありますので、お見逃しなく。





Google+